▼資金の使い道
支援金はエベレストからのインターネット生中継また動画配信(『冒険の共有』)のための費用に、全て充てさせていただきます。
通信インフラを整え、衛星通信機器を3機使用して生中継を行います。この『冒険の共有』プロジェクトは、衛星回線費、機材レンタル費、日本からのエンジニア人件費、エンジニアとカメラマンをサポートする為の現地スタッフの人件費、その他の許可料と中継の配信技術会社への依託費、ベースキャンプの滞在費用1ヶ月半分などを含め、総額5200万円以上になります。今回は、そのうちの1800万円をクラウドファンディングで募らせていただきます。(栗城自身の遠征費用250万は栗城個人が負担します。)
応援どうぞよろしくお願い申し上げます。
22.790 BTC(約1,604,735円)
(10) (限定1個)エベレストで使ったピッケルプレゼント!&エベレストBCからあなたに生中継!&スポンサー&講演会&ギフト(6)以下の全てのリターン
エベレストで使ったピッケルプレゼント!
●エベレストベースキャンプからあなたに向けて生中継します。
●エベレストで使ったピッケルをプレゼントします。
● 栗城の公式サイト内に「スポンサー」としてロゴ掲載いたします。
● 栗城がエベレスト遠征から帰国後、特別講演を1回実施いたします!
8月16日に日本を出発して、秋季エベレスト(中国)に向かいます。
出発まで残りあと一カ月。秋季エベレスト(中国側)に向けて、準備をしてきました。
今年は念願の、中国側からの秋季エベレスト挑戦となります。
皆様に一つご報告があります。出発を8月16日としておりましたが、8月26日に変更させて
頂きました。
現在、資金的な問題やスタッフの調整などあり、ベストな準備を整えたいと考えて日本出
発を変更しました。
コンディションはとてもいいですのでベストな登山ができると思います。
ちなみに出発日ですが、当初8月16日を予定しておりましたが、現地に向かうスタッフの調整で26日に出発となりました。
今日まで休みが全く無しでしたので、逆に万全な体調が整えて出発できます。
登るルートは北側(中国)のグレート・クーロワールをアドバンス・ベースキャンプ(通称ABC)から氷河を登りつめ、傾斜の緩い壁に入り、そこにからダイレクトに山頂を目指します。
今まで中国側のエベレスト(別名・チョモランマ)を「念願」と言い続けてきました。
それはネパール側よりも条件が良いからです。
ネパール側はベースキャンプが5300m、中国側の今回のABCは6000m近くで700mの標高差があり、ネパール側特有のセラック地帯(巨大な氷河の塊や、クレバス)が無いからです。
700mあると、それだけの距離をラッセル(深い雪を踏み固めて進む)が必要になり、1日分登山日数が多くなります。
近藤 謙司
ほへ?
グレートクーロワール行くのかよ…´д` ;
いったい誰がアドバイスしたんだ?
とにかく雪の量をよく見極めて!
モンスーン後の壁は要注意だぞ!
今日は標高7000mまで順応で登ろうと壁に取り付きましたが、少し熱が出てしまいました。ここは無理しないで、引き返します。
SpO2(体内酸素飽和度)は90近く、順応はうまくいっていますし、十分、無酸素でいけるかなと思っています!
2日前に5800mのC1に入りましたが、雪が多くなり、一時アドバンス・ベースキャンプ(ABC)に戻ってきました。
昨日から一晩中ABCには雪が降り続き、ABCは気温が高いためすぐに雪が溶けますが、C1以上ではかなり積もっていると思います。
今回ABCに一旦戻る決め手は、この雪による雪崩を避けるため、そして23日から「ジェットストリーム」が近づいているからでした。
秋季エベレストで最もやっかいな敵は、この「ジェットストリーム」と呼ばれる風の周期。
何度かこの風にあっていますが、行動が全く不可能になります。
予定では23日にはエベレストの上部に入る予定でした。
今年、もともと登る予定にしていたグレート・クーロワールは確実に雪が深いです。
しかし、その雪があるからこそ登りやすくなるルートを今回、探ることにしました。
登るルートは、ホーンバイン・クーロワールです。
8日から悪天候になるということと、今の体調の様子、そしてモチベーション、色々なことを考えて、今日18時(日本21時過ぎ)からアタックすることにしました。
今日ファイナルキャンプに荷物を上げても、そのまますぐにアタックすることになり、それであればここから水と食料を持って上がって行きたいと思っています。
風が弱いのでチャンスだと思います。
きちんと慎重になりながら、進んでいきます。
明日(7日)の日本時間午後~夕方にかけて、登頂する予定になります。
「冒険の共有」生中継、今年はAbemaTVやFacebook、LINEでも放送します。
番組概要
登山家・栗城史多がエベレスト6度目の挑戦へ!これまで、2009年9月、2010年10月、2011年10月、2012年10月、2015年10月と5度にわたってエベレストに挑戦するも登頂には至っておらず、2012年の下山途中で両手、両足、鼻が重度の凍傷となり、両手9本の指を失っている。6度目となる今回は、果たして登頂成功なるか!? 栗城氏コメント「僕を初めてご覧になる方もいると思いますが、僕の本当の夢は「冒険の共有」です。「冒険」「チャレンジ」を、インターネットを通してリアルタイムでみんなで共有するということをやってきました。今年はエベレストの頂上を目指していきますが、AbemaTVでその様子を生中継するのでぜひみなさん見ていただければと思っています。冒険の共有の本当の目的は、否定という壁を少しでもなくすことができたらと思っています。何かにチャレンジする時には必ず否定的な言葉とか、失敗が怖いとかいろいろあると思うけども、失敗も含めてすべてリアルタイムで共有して登ってきたいと思います。がんばって登ってきます。必ず生きて帰ってきたいと思っています!みなさん応援よろしくお願いします!またお会いしましょう!」 ※天候や体調により、登頂挑戦を断念する場合がございます。その場合は放送延期となりますので、ご了承ください。
キャスト栗城史多(登山家) 解説:大蔵喜福(登山家) 進行:上杉桜子
栗城より無線が入りました。
進みたい気持ちはありますが、雪と体調のコンディションから判断して下山を決めました。
昨晩キャンプ3(6800m地点)を出発し夜通し登り続けていましたが、7400m地点から下山します。
417 名前:底名無し沼さん (ワッチョイ fce4-N1fj [153.195.24.216])[sage] 投稿日:2016/10/08(土) 12:15:08.11 ID:zxBOMxfH0 [2/2]
>414
AbemaTVで放送予定だったch3は予備チャンネルというか基本的にはほとんど放送がなく空けてある
偶に映画、生放送をやったりで、元から当日の放送変更とかに対応できるchだと思われる
この2日間、再びアタックを目指してキャンプ1に上がっていました。
しかし今日届いた天気予報を聞き、すでにジェットストリーム(偏西風)がヒマラヤに下りてきており、風速25m/s以上の風が吹き続く中での行動は不可能と考え、先ほどアドバンス・ベースキャンプ(ABC)に戻りました。
キャンプ1に向かう前日に、週間予報でジェットストリームの予報を知りました。
ジェットストリームは人間が行動できるような環境ではなく、標高8000m以上での行動は確実に死につながるため、その予報を知った時は、キッチンテントで泣き崩れていました。
モンスーンによる大量の降雪後、あまりに早いジェットストリームの訪れでしたが、少しでも風が弱くなる日を狙うためキャンプ1に移動して、再アタックに備えました。
ただ今日届いた予報では風が弱くなることがなく強風が続き、登山許可の期限ギリギリまで登山を試みましたが、ジェットストリームの期間がそれ以上に続くという予報のため、残念ながらここで秋季エベレストの登山を終えたいと思います。
今年は序盤からモンスーンによる雪が非常に多く、雪崩を避けながらの7000m以上での行動は厳しかったです。
437 名前:底名無し沼さん (ワッチョイ f369-FdLa [180.200.53.185])[sage] 投稿日:2016/11/26(土) 13:54:13.89 ID:xdTMk36u0 [3/5]
暇なものなので見ちゃったよ。
1)6800mからのアタックは、雪の降らない日は2~3日間しかないので、スピードアタック
が必要だったから。
2)1986年に同じ秋期に同じ程度の標高からスピードアタックしたパーティ(*18)が登頂成功している。
そのパーティもテントを持たず雪洞を使って軽量化したとのこと。
3)自分にそれができる体力があるかどうかについては言及せず。
4)SPOTについてはもちろん、北壁から西稜にいつの間にかルートがずれていったことにも言及せず。
5)最初から6800mからアタックすると決めていた。
6)次の生放送には大蔵氏を呼びたい(来るとは決まってない)。
【2016年 栗城エベレスト遠征スケジュール(予定)】
8月26日 日本出発
8月27日 ネパール首都カトマンズ入り
8月31日 チベット入り
9月 2日 チベットBC入り(4500m)
9月 4日 エベレストABC入り(6000m)(*19)
9月 7日 プジャ(安全祈願)
9月 8日 高所順応開始
9月20日 登頂
日付 | 行程 | 備考 | 他隊の動向 |
---|---|---|---|
8月26日 | 日本出発 | ||
8月27日 | |||
8月28日 | |||
8月29日 | カトマンズ | 機材チェック、ルート公表「明日から動画配信します」 | |
8月30日 | カトマンズ | 「最後の買い出しなどがあり配信できない」 | |
8月31日 | カトマンズ→ラサ→シガツェ(3850m) | ||
9月1日 | シガツェ→ティンリ(4300m) | ||
9月2日 | ティンリ | 休養 | |
9月3日 | ティンリ→チョモランマBC(5000m) | ||
9月4日 | BC | 停滞 | |
9月5日 | BC→ABC(5600m) | 「荷運びのヤクが進めず予定よりも手前にABC設営」 | |
9月6日 | ABC | ||
9月7日 | ABC | ||
9月8日 | ABC | 生中継 音声の混乱でよく聞き取れず | |
9月9日 | ABC | プジャ | |
9月10日 | ABC | 高所順応開始の予定だったが「濃霧による視界不良のため」中止 | |
9月11日 | ABC | 高所順応開始の予定だったが「体調不良のスタッフの標高を下げる調整のため」停滞 | |
9月12日 | ABC→5800m地点 | 「ローラフェイス7300m地点(*)で順応」の予定だったが、濃霧のため5800mで停止 | |
9月13日 | 5800m地点→6130m地点 | 壁を登る予定だったが「濃霧によるホワイトアウトのため」6130m地点で停止 | |
9月14日 | 6130m地点 | 壁を登る予定だったが「好天だが前日までの積雪で雪崩の危険があるため」停滞。ABCからの映像に乗せた無線交信の動画をUP | |
9月15日 | 6130m地点→6480m地点→ABC | 「発熱で本調子が出ないため」350mほど登高したところで引き返す | 北壁ルートで挑戦中のキリアン・ジョルネが撤退を表明 |
9月16日 | ABC | 停滞 | |
9月17日 | ABC | 停滞 | |
9月18日 | ABC | 停滞 | |
9月19日 | ABC→C1(**) | 壁の取り付きまでアプローチの予定だったが5800m地点で停止 | |
9月20日 | C1→ABC | 当初の登頂予定日。降雪のためABC帰還 | |
9月21日 | ABC | 停滞 | |
9月22日 | ABC | 変更一回目の登頂予定日。停滞 |
日付 | 行程 | 備考 | 他隊の動向 |
---|---|---|---|
9月23日 | ABC→C1 | 4時間程度で行動終了 SPOT表示なし | |
9月24日 | C1→壁の取り付き(*) | 「ホワイトアウトのため」取り付きで停止 | |
9月25日 | 壁の取り付き | 降雪のため停滞 | |
9月26日 | 壁の取り付き→ABC | 「降り続いた雪が固まらないと雪崩を起こす危険性があり」「昼過ぎから再び降雪があったため」ABC帰還 | |
9月27日 | ABC | 停滞 | |
9月28日 | ABC→C1 | ||
9月29日 | C1→C2(**) | 最終使用日より1週間経過しSPOTのログが消滅オフィシャルサイトの登頂予定日が「10月上旬」に変わる | |
9月30日 | C2 | 「積もった雪が溶け始めて雪崩そうな場所があるため、雪が安定するのを待って」停滞 | |
10月1日 | C2→C3(6700m) | 好天が続きエベレストの隣のチョ・オユーで登頂ラッシュ | |
10月2日 | C3→C1 | 「再検討してルート変更する」「壁の取り付き場所を変えるため」C1に撤退 | |
10月3日 | C1 | 「雪が安定するのを待っていました。明日から登ります」停滞 | |
10月4日 | C1 | 「体調が万全でないため」停滞 | |
10月5日 | C1→C3(6800m) | 「6800mのC3に上がってきました」 | |
10月6日 | C3→ | 「今日18時(日本21時過ぎ)からアタックすることにしました。」 | |
10月7日 | C3→7400m地点→C1 | 「昨晩キャンプ3(6800m地点)を出発し夜通し登り続けていましたが、7400m地点から下山します。」 | |
10月8日 | C1→ABC | ||
10月9日 | ABC | ||
10月10日 | ABC | ||
10月11日 | ABC→C1 | 「悪天候の周期により風が強烈に強くなるため、少しでも風が弱まるところを狙って今日から上がっていきます。」 | |
10月12日 | C1 | 「強風のため」停滞 | |
10月13日 | C1→ABC | 撤退宣言 | |
10月14日 | |||
10月15日 | |||
10月16日 |
*1 手数料5%が引かれるため、達成した場合の栗城側取り分は最低1710万円となる
*2 (10) (限定1個)エベレストで使ったピッケルプレゼント!&エベレストBCからあなたに生中継!&スポンサー&講演会&ギフト(6)以下の全てのリターン
*3 著名アウトドアブランドのシートゥサミット創業者。1990年にもベンガル湾岸標高0m地点からの人力移動の末に無酸素登頂している
*4 1998年に戸高雅史氏がアルパインスタイルで8500mまで到達するも撤退
*5 グレート・クーロワールを基部から登って登頂したのは1984年のオーストリア隊のみだが、上部はそれ以前にも登られている。最初の記録は第二次大戦前に行われた遠征で、エドワード・ノートンが北壁8500m付近をトラバースすることでクーロワールの8570m地点に到達している。その後、メスナーが北壁トラバース後に8100mから取り付き、単独登頂している。
*6 エベレスト冬季北壁到達高度記録保持者。登頂回数6回を数え倉岡裕之氏と共に日本人のエベレスト登頂回数で2位につける高所登山ガイドである。
*7 everest share(kurikiyamaアカウント)ではなく個人アカウント(kuriki nobukazu)のもの
*8 CAMPFIREでは「ベースキャンプ設営後にはほぼ毎日動画配信を行い、山頂登頂前から中継を行います。」と謳っている。
*10 もっとも、一気に7000mを越えた地点で順応しようという当初の予定のほうが虫が良すぎるのであって、6400m付近で宿泊した後には一旦高度を下げて体力回復に努める方が普通である。栗城は2012年の挑戦で7000mに一気に登った後に数日停滞して順応とした際には、後に体調不良による高所での停滞を余儀なくされ、結果的に遭難している。
*11 ただし海外の天気予報サイトによると8000m付近でも風速30㎞/h(8.3m/s)程度であり、「ジェットストリームの襲来」は疑わしい。mountain weather forecastの9月22日時点での予報(魚拓)
*13 ホーンバイン・クーロワールは8000m~8500mにある岩溝を差し、取り付きからその手前までの岩溝部分はジャパニーズ・クーロワールである
*14 中央ロンブク氷河からノースコルに転進しノーマルルートに合流する方法は1999年の戸高雅史や2005年の竹内洋岳などが行っている
*15 当初の予定を考えると、最初から2ヶ月間の登山期間で申請しており、間際になって出発を延期したせいで10日近く無駄に浪費し時間切れを招いた可能性も高い。
*16 メーカー動作保証が標高6500mまでというだけで、6500m以上で使用できないということではない。実際、竹内洋岳のダウラギリや鈴木裕久のマナスルでは頂上まで異常なく作動している。なお、他メーカー(ガーミン)のものでも、春にエベレストにアタックしたThomas Lämmleや南谷真凛の航跡が山頂まで大きな破綻もなく表示されている。
*17 現在ではAppStoreから削除されている
*18 エアハルト・ロレタンとジャン・トロワイエ
*19 ルート公表時の動画では5700mになっている