persistent機能:LiveUSBでユーザデータが継続保存されるようにする

通常Liveモードではすべてのデータは再起動時に破棄されますが、persistent機能を使用することでユーザーデータを継続することができます。※ここで言うユーザデータとは/以下のファイルシステム、つまり設定の変更やアプリケーションの追加などを含めたシステム全体を指します

  1. USBメモリから起動後、システムツール>Gpartedを起動してUSBメモリを覗くと以下の画像のように後部に大きな「未割り当て」領域があることが確認できます。


  2. 「未割り当て」領域を新規パーティションとして作成します。ファイルシステムはext2、ラベルはlive-rwとします。※この二つが重要です。他の設定はデフォルトのままで構いません。


  3. 作成完了して以下のようになっていればOKです。次回再起動時以降からpersistentが有効になります。

メモ:persistent機能のオン/オフの切り替えはブート時のカーネルオプションラインにキーワード”persistent”があるかなしかで決まります。デフォルトではオン設定です。



アプリケーションのインストール例

apt-getコマンドまたはsynapticパッケージマネージャで


■Flashプラグイン

sudo apt-get install flashplugin-nonfree

■Adobe Reader

sudo apt-get install acroread-l10n-ja acroread-dictionary-ja acroread-doc-ja mozilla-acroread

■高品質な日本語フォント(ゴシック&明朝)

sudo apt-get install ttf-ipafont ttf-vlgothic

メモ:persistentが有効であれば、インストールしたアプリは再起動時にも継続されます。



無線LAN 例:Lenovo Ideapad s10e

  1. 無線LANアダプタBCM4312のドライバをSynapticで検索してインストール


  2. wicdネットワークマネージャの設定でWlanインターフェイスの識別名(ここではwlan0)を入力する


  3. 有線LANを切断してRefreshすることで無線LANがアクセスポイントをスキャンするので、後はパスワードなどを入力して接続


メモ:Linuxでは無線LANは鬼門です。例のように運がよければ簡単に設定できますが、そうでない場合はソースコードからビルドする。またはndiswrapperを使用する代替方法があります。
最終更新:2011年02月12日 18:57