特命戦隊ゴーバスターズ

情報

  • 放送開始日:2012年2月26日
  • 放送終了日:2013年2月10日
  • メインプロデューサー:武部直美
  • メイン脚本家:小林靖子
  • サブ脚本家:毛利亘宏下山健人など
  • 売上:約96億円(前年-34億円)<12.04~13.03>
  • 平均視聴率:4.07%(前年-0.88%)

概要:

  • 当初「戦隊革命」「戦隊のニュースタンダード」を提唱し、ロボ戦とチームワークに注力したリアル路線を目指していた。
    • これに伴い「~ジャー」ネーミング廃止、変身バンクの廃止、近年では珍しいオープンセット撮影、スーツアクター福沢博文をAC監督に起用してのリアル系アクションなど様々な試みが行われた。
    • 内容的にも従来の戦隊で「リアルではない」と指摘されることが多かったツッコミ所を補填するような描写が見られた。(例:エンターがエネトロンを奪わないと怪人が生まれない設定(敵が総攻撃してこないことに対するフォロー)、基地内の「シューター」を使うことで所定の場所にワープできる設定(ヒーローが怪人が出現した場所に瞬時で駆けつけることへのフォロー)、ヒーローの変身中に攻撃する敵、スーツ姿の戦隊を見て泣き出す子供など。)ただしこの中には1話限りに終わったものも含まれる。
  • 初回視聴率の不振、サブPの異動など混乱が続き、事情は定かではないが第16話以降からテコ入れとも目される大幅な路線変更が行われた。これにより当初のシリアス路線は封印され、明るくコミカルで子供向けな例年通りの戦隊のテイストに大きく軌道を変えた
  • 当初大々的に「戦隊革命」を謳っていたため、また正反対のテイストへの強引な方向転換を行ったため、作品としての粗が非常に目立つことになった。
  • 3人の戦隊メンバーとコンビを組むチーター・ゴリラ・ウサギ型のパートナーロボット「バディロイド」、敵組織「ヴァグラス」は自我を持ったコンピューターが元となったものという基本設定。玩具は一部前作海賊戦隊ゴーカイジャーを引き継ぐ。
    • 作品世界もパラレルワールドの日本風の地域を舞台にするなど実験的な要素も多く盛り込まれている。
  • 変身アイテムは久しぶりに登場したブレスレット型。ボタンを押すことで収納されているサングラスが展開→目にあてることで変身という一風変わった作り。
    • 鈴木専務や武部Pの意向もありメカや巨大戦重視になり20年ぶりにロボ戦用のオープンセットを制作、従来のパターン破りもある予定だったらしい。
  • 武部直美の戦隊メインPデビュー、今まで戦隊メンバーのスーツアクターを多く務めた福沢博文のアクション監督デビュー作、ライダーを多く担当していた柴﨑貴行のパイロット監督デビュー作となる。

セールス:

  • 収集系アイテムの廃止の影響もあるだろうが、ロボ販促の比重をゴーバスターエースに集中させる方針が裏目に出る形となり玩具セールス面も伸び悩んだ模様。売上目標も企画当初の130億から90億に大幅下方修正された。
    • エースがあってもゴリラ・ラビットのどちらかが欠けるとゴーバスターオーには出来ない(セット販売は限定のみ 基本は別個売り)
    • ロボに変形出来るゴーバスタービートならまだしも、ゴリラ・ラビットと同程度の遊びしか出来ないスタッグビートルなど拡張性を完全に殺してしまっている。
    • 終盤で登場したタテガミライオーはこれまでのロボの比を超えるボリュームだが単独で遊ぶには限界があり、合体させるならばゴーバスターエース以外が必要になるという資金に余裕のある大人向けの展開になってしまった。
  • ただし、これでもタイムレンジャー響鬼よりはまだかなりマシでという結果である。

テコ入れ説:

  • 上記のように今までの戦隊と違うスタイルを作り上げていくものかと思われたが、赤・青・黄の強化形態やコアロボであるゴーバスターエースの後継機や新武器など通常の戦隊と変わらない展開となった。
  • 当初は「巨大ロボがそこにいるリアルな世界」標榜し、巨大戦や個人機戦に比重を置く方針を掲げていたが、バスターオー登場以降は合体ロボが必殺技で一閃して終結という従来通りの展開も増えていった。
  • 22話より顔出し女性幹部「エスケイプ」が追加された。しかしわざわざ追加した割には出番が少なく、テコ入れ要員だったのではないかという疑問が持たれている。
  • 30話で展開リセットと銘打ってラスボスであるはずのメサイアが急遽倒された(後に不完全ながら復活)。最終話までは幹部のエンターを相手に戦うことになった。
  • 28話よりOPが変更。スーパー戦隊においては史上初である。
    • 前期OPでは廃止されていたメンバーによるタイトルコールも新録で復活。なお従来の作品のようにOP冒頭ではなく、OPラストに移動している。この方式は2年後のトッキュウにも継承されている。
  • 31-32話で「宇宙刑事ギャバン」とのコラボレーションが行われる。
    • もちろん映画公開の宣伝のためでもあるが、視聴率回復のための一策である可能性は否めない。
  • 35話でアニメ・特撮界の大御所歌手として知られる水木一郎氏が唐突にゲストとして登場した。
  • 37話にて、「けいおん!」の平沢唯役等で知られる豊崎愛生氏がティアラロイド役で出演
    • 劇中にて陣「痛ぇな!声は可愛いのにな…」と明らかに狙ったようなセリフも。

設定上の齟齬:

説明を必要とする様々な設定を用意したにも関わらず、設定上の齟齬が存在する。
  • ヒロムは「両脚による超スピード瞬間移動」(テレビ朝日公式より)という能力を備えているはずだが、敵に逃げられた際にこの力を使わず、小走りで追う、または見逃すという描写が多く見られた。
  • ヒロムやニックを初めとしたゴーバスターズは、体内のワクチンプログラムを打ち込まれている。このワクチンプログラムはヒロムの父が開発し、13年前のヴァグラス襲来時に注入されたものである。ワクチンプログラムの効能は「人間でも生身での転送に耐えられるようになる」「超人的な能力が身に付く」「ヴァグラスのメタウィルスに侵されずに戦闘ができる(よってヴァグラスと戦えるのは世界にゴーバスターズしか存在しない)」という3点であり、その代償として「弱点を負う」という設定だった(バディロイドに関してはワクチンプログラムにより意志を持つようになったが、弱点を負ったような描写は特にない
    • しかし追加戦士の陣とJにはこのワクチンプログラムを保持しているという明確な描写が最後までなされなかった。
      • ワクチンプログラムを持っていないならヴァグラスとの戦闘時にメタウィルスに感染するはずである(陣はアバター態であるためメタウィルスの浸食を受けないとの推測もある)
    • またJ以外のバディロイドには「ワクチンプログラムを持つバディがバスターマシンと合体することでマシンへのウィルス感染を防ぐ」という役割が設定されているが、Jに関しては説明がない。
      • 仮にJがワクチンを持っていたとしても、Jは陣のバスターマシンであるBC-04ビートルには合体していない。バディロイドであるJ=スタッグバスターが直接乗り込んでいるSJ-05スタッグはまだしも直接関与していないビートルは感染してもおかしくない筈である。
  • ヒロムの「ニワトリを見るとフリーズする」という弱点は「ワクチンプログラムを注入され、超人的なスピードを手に入れた副作用」として設定されていたが、終盤ではフリーズする前に仲間に攻撃してもらうことで回避できると描写された。ゴーバスターズの能力の代償としての不可避の弱点のはずが「1人で抱え込む性格のせいでパニックになりフリーズしていたのかもしれない」言及され、心の持ちようで解決する問題として扱われた。
    • またヒロムの弱点は心の持ちようで解決するとされたが、凄まじいパワーを持つが両腕の熱が上昇し過ぎると暴走するリュウジ・跳躍力に長けているがこまめにカロリーを摂取しないと動けなくなるヨーコの弱点の解決策は最後まで示されないまま放置された。

特撮!板での扱い:

  • やや今までの戦隊の恒例から離れた路線のスーツデザインや玩具はオンエア開始前は比較的好評であったが、後述の視聴率の不振を受け「やっぱ地味だったんじゃね?」という意見も噴出した。
    • 小林戦隊が確定した後はネタバレスレが荒れ気味となった。
  • ロボ戦の評判はそれなりに悪くないが、初回が視聴率的に苦しいスタートとなったこともあり、本スレでも手厳しい意見が多くなってきており、第2話の視聴率判明後は視聴率スレが祭り状態となった。
    • 今後何らかのテコ入れは不可避との見方が増えている。
    • 視聴率スレではフォーゼが低いことも槍玉に挙げられているが、番組が終わりに近づきつつあるフォーゼとまだまだ中盤のゴーバスターズを比べるのは野暮なことは明確である。なお、提供元のビデオリサーチ社の意向により2013年2月一杯でニチアサを含めたTV朝日番組のの視聴率が全て一般視聴者に開示されなくなったため最終回分のみが不明である。
  • 最終回の実況スレが最終話としては異例の過疎っぷりを示した。
  • プロデューサースレなどでは雑誌インタビュー等の発言から、上記のような状態になった原因は小林・武部だけのせいではなくメカ戦を推し過ぎた上層部の判断ミスの可能性も指摘されている。

小林信者からの扱い:

  • スタッフやキャストが判明するまでは一応大人しくしているが、来年の期待を述べるのにかこつけて強引にゴセイをこき下ろす者もちらほらと。
  • メインライターに小林が確定したため、既にネタバレスレで過去の小林作品に対するわずかな批判すらも許さず噛み付く暴挙を行っており、放送開始直後は本スレで前作をこき下ろすものも早速登場。
  • オーズから半年も開いていないため、比較的理性のある信者は「靖子にゃんを働かせ過ぎじゃないか」と心配しているが、狂信的な層は「これで勝つる」と絶賛ドヤ顔、ついでに「最高傑作だったシンケンを越えられるか」などと今頃シンケンageの出汁としてもちゃっかり利用している。
    • 中にはサブの話題が出る事を嫌がり「シンケン並みの話数は担当してほしい」とまで言い出す者も。ご本尊の過労すら厭わないらしい。
  • キャストの映像が予告で出始めると、早速紅一点のイエローを叩き始める腐信者も登場。
  • サブPに若松豪が確定したため、もし失敗した時は武部・若松両人のせいにすべく放送前より工作を行っており、放映後アンチスレでもP2人を叩きまくりどさくさにまぎれてゴセイ叩きをはじめており、低視聴率スタートが発覚してからはとにかく若松降板すればなんとかなる!で押し通すつもりのようである。
    • 東映番組オフィシャルサイトの担当が若松であることが確定したとたん既に発狂する者も現れており、若松アンチスレを早速立てたりしている。
    • そしてついに小林信者you7030の手により本当に降板させられてしまう
      • 若松が降板して以降、「これでゴーバスターズは人気作になる!」と息巻いていた信者だが結果は見ての通りである。
      • 若松降板後に登場した追加戦士が比較的好評で番組が若干持ち直したため、これを持って若松戦犯説を確定してきている。
  • スタートの視聴率が苦しかったことについて無理のある言い訳をはじめている。
    • 「(横の)バトスピの現行作品のせい」「ポケモンの新作の情報が出たから」「がっちりマンデー(TBS局の経済情報番組)のせいだ」「東京マラソンが開催されるから」など。勿論、全く関係無い。
    • 事実、横のフォーゼや「スマイルプリキュア」は同日6%台を叩きだしており、ポケモンの発表時間帯は8時25分からであり、ゴーバスに影響は全くなかった(加えて7:30~8:00はアニメポケモンの再放送)。
    • 前作の視聴率が低かったせいだと言い出すもの、もはや全く関係ないゴセイを叩きだすものと発狂の度合いを増している。
  • アンチスレに乗り込み、ゴセイやゴーカイ、若松を叩きまくりなんとか小林に塁が及ばない様必死である。
  • キョウリュウジャーも案の定叩きまくる。武部が鎧武に決定したため、八つ当たり的に鎧武を叩きにいく危険性が高い。
  • 上記のようにセールス面で厳しい結果を突きつけられたため、信者にとってはタイムレンジャー以来の屈辱を負わされるネタとなってしまった。
  • 信者の巣窟小林靖子ファンスレにおいても決して評判のよい作品ではないが、「スーパー戦隊全体で見れば決して劣っているわけではない」と擁護する意見が目立つ。
    • ついでに他のメイン作品にも言及し「でもやっぱり靖子にゃんはこんなにすごい。そうだ、武部が悪いんだ!」とPのせいにする。
    • 「ゴーバスターズがひどいんじゃなくて他がすごすぎただけなんだ」「あんなにすごいのばかり書いたんじゃさすがにネタ切れか?」というこれをダシにして他を持ち上げる意見も。
    • ただし肉親もろとも敵のボスを消す決断をしたり、仲間を犠牲にすることで敵のボスを倒す作戦を実行したりと信者好みのシリアスな展開については「さすが靖子にゃん、戦いの厳しさをきちんと描写する!」と好評なようである。
    • バンダイの「お子さまの好きなキャラクターに関する意識調査」においてキョウリュウジャーの年よりも支持が高かったと言って決して不人気作ではないと主張する。
  • 自分達の過去の行為を揉み消す為か、「ゴーバスターズはゴセイジャー以上に叩かれた!(だから俺達は被害者だ!)」と喚く姿も。
  • 2015年にPowerRangers化すると思いきや、ゴーバス飛ばしてキョウリュウベースと思われる「Power Rangers Dino Charge」が2015年放送と判明したため「なんでゴーバス飛ばすんだ!」と発狂する可能性が高い。
    • しかし、なぜか2019年になって「パワーレンジャー・ビーストモーファー」として制作されることが決定。安堵している。

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最終更新:2021年09月28日 12:37