戦争があってから数日後、クラスが湧く出来事があった。

なんと転入生がやってきたのだ。 

神速「なぁなぁ、聞いたか?今度来る子はなんとなんと。」

パシ&ルムマス「「なんとなんと?」

神速「女子のようだぞ。」

パシ&ルムマス「へぇ~。」

神速「なんだその関心の薄さ、女子だぞ女子、新しい女の子が来てキャキャウフフなことが・・・。」

ルムマス「その女子がブスだったら?」

神速「お前最低だな。俺等の夢を一瞬で崩しやがった。」

ルムマス「お褒め頂いて有難う御座います。でその俺等の等って誰のこと?」

神速「それはもちろん、俺とぱしだろ。」

パシ「えぇ!! 俺もそれに含まれてるの?!」

神速「えぇ!! ちがかったのか?!」

フランソワ「また男子がなにかやってるよ。」

アイス「賑やかでいいじゃないですか。」

フランソワ「それはそうと、やっぱり転入生は気になるね。」

アイス「女子だっていう話ですからね。」

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴り響いた。

朝の会の始まりだ

s・f「え~ 今日はみんな知ってる人も多いだろうけど、我がクラスに転入生が来ます。」

神速「それは可愛い子ですか~~」

s・f「それは自分の目で判断しなさい。入ってきなさい。」

ガラガラ 

教室の扉が開いた。

「初めまして皆様、私はモデラートといいます。」

うぉぉぉぉぉぉぉぉ

クラス中の男子が叫んだ。

神速「え、マジで、レベル高くね、俺のドンピシャなんですけど。」

神速もテンションが上がっていて言葉がぶつ切りになっている。

フランソワ&アイス「・・・・・・・・・・・」

そんな神速を見て女子達は言葉を失っている。

アイス「もうちょっとましな人かと思ったのに・・・」

フランソワ「サイテー」

神速「キタ━(゚∀゚)━!マイエンジェルモデラートたん。やばすぎる。」

そんな女子など目に入らない様子で興奮する神速。

s・f「ちょっと時間をとって転入生に質問したい奴はいるか。」

男子のほとんどが手を上げた。

その中でも・・・

神速「ハイハイハーーーーーーーイ」

s・f「なんだよ朝っぱらからテンション高えな、神速。」

神速「前の学校に彼氏とかいたんですか?」

モデラート「なっ、いきなりそんな質問ですか。ここの男子は皆こんな感じなのでしょうか?」

パシ&ルムマス「「断じて否定する。」」

モデラート「そうですか、失礼しました。さっきの質問の答えですが、いません。」

男子「「「「「よかった・・・」」」」」

フランソワ「はぁ~ なんでこんなに男子ってバカなのかね。」

アイス「神速さん・・・破廉恥です・・・」

そんなこんなで朝の会が終わった。


休み時間

神速「やっぱりやべ~よ、これが一目ぼれってやつか、やべ~よ。」

さっきから神速は「やべ~よ」を連呼している。

ルムマス「あのさぁ~お前もうちょっと落ち着かないか?」

パシ「なんならモデラートさんをここに連れてきましょうか。」

神速「ナイスアイディア、パシ。よし、モデラートたんをここに連れて来い。」

ルムマス「どうやって?」

モデラートの周りには既に人だかりができている。

パシ「ルムマス様が俺を虐めてそれを神速が助ければいいと思います。」

ルムマス「それいいな、自分からいじめられに来るとはいい度胸だ。」

パシ「お手柔らかにお願いします。」

                  作戦開始

ルムマス「おい、パシてめーよ、なに?なんでいきなり転入生のケツさわろうとしてるの?」

パシ「うわー そんなことしてない。」

パシは身近にある物を手に取り攻撃してきた。

神速「虐めはやめるんだ・・・ってどっちがどっちを虐めてる?」

ルムマス「おい って あぶな ぱしやめろ・・・うわぁぁぁ」

ルムマスは帰らぬ人になるところだった。

                  作戦失敗

ルムマス「っということで次の作戦何にする?」

神速「何てめーは悪くないですよって感じでいるんだよ。」

パシ「神速はいいじゃないか、ちょっとおかしい奴だと思われたぐらいで。俺なんか変態だぞ。」

ルムマス「まぁー初日で変態の印象がつくのはまずいよな。」

パシ「誰のせいだと思ってるヽ(`Д´)ノ」

ルムマス「う~ん?俺のせいかな?」

パシ「すいません、自重ください。」

神速&ルムマス「パシ・・・それを言うなら、自重してくださいだろ。」

パシの顔がドンドン赤くなっていく。




それを遠目に見ていたモデラートは、静かに、クスッ っと笑った。

男子「何で笑ったのですか?モデラート様。」

モデラート「いや、あの三人組が愉快だなっと思って。あと様はやめてください。」

男子「わかりました。あの三人組はいつもあんな感じですよ。いつもはもう二人女子がいつけど。」

モデラート「ふ~ん・・・」



キーンコーンカーンコーン

二回目のチャイムがなり一時間目の始まりだ。

モデラートは勉強が得意だった。ここぞとばかりに神速はモデラートに勉強を聞き始めた。

神速「ねぇねぇモデラートちゃん、こことここ教えてくれない?」

モデラート「こんなのも解けないのですか。人に聞いてばっかりいたらダメですよ。」

神速「は~~い。少しは自分で考えま~す。」

フランソワ「あいつの脳内溶けきってるぞ。」

アイス「神速さん・・・人が違います・・・」

ルムマス「面白いことになってるじゃん、乱入してこようぜ。」

パシ「乱入?」

ルムマス「俺らが神速に勉強教えてやればいいじゃん。」

パシ「ダメだよそん」

アイス&フランソワ「「賛成。」」

パシの声は女子の声によってかき消された。

神速「ねぇねぇモデラートちゃん、やっぱり考えたんだけどここがわからないんだけど。」

ルムマス「神速、そんなのもわからないのか。教えてやるよ。」

神速「・・・」

神速は恨めしそうにこっちを見てくる。

神速「ねぇねぇモデラートちゃん、ここもわからな」

アイス「神速さんそこなら私が教えますよ。」

神速は怨めしそうにこっちを見てくる。

神速「ねぇねぇモデラートちゃん、こ」

フランソワ「神速、モデラートちゃんにも勉強させてあげなよ。私が教えるから。」

神速は遂にキレタ。

神速「うわぁぁぁぁ、 なんなんだよもう、俺に恨みでもあるのか?」

アイス「そんなものはないですよ。」

フランソワ「私たちはただ。」

ルムマス「神速の幸せそうな顔がうざくて。」

アイス&フランソワ&ルムマス「「「邪魔したいだけ。」」」



そんな四人の姿を見てモデラートは、また クスッ っと笑った。







  • ルムマスsm死亡フラグ・・・・ -- 管理人 (2011-02-15 21:31:20)
  • 身近な物・・・はさみ カッター -- 名無しさん (2011-02-16 15:23:45)
  • 消えてなくなれ -- カンムル (2011-02-16 15:37:57)
  • 小説大好きー -- アイス (2011-02-16 17:36:35)
最終更新:2011年07月21日 16:00