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217 名前:ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン[sage] 投稿日:2009/05/11(月) 03:58:34 ID:J8GT5Ayp 大剣ぽん 「よろしくおねがいしまーす」 ゆみぽん 「よろしくです^^」 ??G   「こちらこそよろしくです」 ??B   「しゃーっす!よろしくです~」 クエ開始 大剣ぽん 「改めてよろしkッ!!!お前は!!」 ゆみぽん 「!」 ??A   「クックック…。見覚えある名前が募集してやがるから飛んできたが…(ニヤニヤ)」 ??B   「案の定って奴ですね」 大剣ぽん&ゆみぽん 「ナインアーマーズ!!」 フルギザミ  「相変わらずチンケなクエ受けてんだなあ?あん?」 大剣ぽん   「なんだと!」 ゆみぽん   「大剣ぽん止めて!今はクエスト達成が優先よ!」 フルギザミ  「こいよ!オラッ!おめらーがチンタラ溜めてる隙に乳くせえガキと暑苦しいデクの棒の顔面速射で          部位破壊サブターゲット達成してやんよ!おう!B!バールもってこい!バールゥう!!!」 大剣ぽん   「やれるもんならやってみやがれ!」 218 名前:ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン[sage] 投稿日:2009/05/11(月) 03:59:58 ID:J8GT5Ayp ナインB    「ん…?」 ゆみぽん   「ああ…もうリオレウスが…」 ナインB    「う!うわあああああああああああ!!」 フルギザミ  「ッチ!馬鹿が!何やってやがる!!」 ナインB    「ひいいいい!!乙りたくない!乙りたくない!!!!せっかく結婚が決まったのに!!」 大剣ぽん   「おい!そっちじゃないこっちだ。真下に来い!!!乙りたいのか!」 フルギザミ  「しゃーねえ…粉塵でも飲んで…!!糞が!!切れてやがる!!!」 大剣ぽん&フルギザミ 「間に合わねえ!」 ゆみぽん   「もう!」 219 名前:ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン[sage] 投稿日:2009/05/11(月) 04:00:51 ID:J8GT5Ayp ピカーン ナインB    「い、生きてる?乙ってない!」 大剣ぽん   「閃光玉か!」 ゆみぽん   「今の内よ!早く回復して!」 フルギザミ  「…なんだよ」 大剣ぽん   「いや…意外だなと思ってな…」 フルギザミ  「ふん…お前らのとことは違ってなウチじゃフルセットも着れねえ下っ端も多い…」          「なんでも揃ってるエリート坊ちゃんチームじゃねーんだよ…」 大剣ぽん   「…なあ。」 フルギザミ  「なんだよウッセーナ…。てめーとの決着は後回しだ…」 大剣ぽん   「っふ!。足ひっぱるなよ!」 フルギザミ  「オメーがな!!!!」 ゆみぽん   「しょーがない奴らね…(笑)」 ---- 237 名前:ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン[sage] 投稿日:2009/05/11(月) 11:46:37 ID:YpYzxTSg ガンぽん「太刀ぽん、双剣ぽん、生きてるかぁ?」 太刀ぽん「ああ、なんとかな・・・」 ガンぽん「上から来るぞ!気をつけろ!」 ガンぽん「なんだこの階段は!」 双剣ぽん「とにかく入ってみようぜ・・・!」 238 名前:ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン[sage] 投稿日:2009/05/11(月) 11:50:50 ID:YpYzxTSg ガンぽん「せっかくだから俺はこの赤のセンショク草を選ぶぜ!」 こうしてガンぽんはヘビィボウガン「クリムゾンデビルSP」を手に入れた。 しかし今、ドスギウラスの放った糞肉質モンスターがガンぽんに襲い掛かる・・・ ---- 250 名前:ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン[sage] 投稿日:2009/05/12(火) 06:00:16 ID:jcqRWYpL ついにセブンウエポンズが揃った その時1に明かされた真実・・・そしてセブンウエポンズ最後の戦いが始まる。 1「マスター。遂に揃いました・・・我々セブンウエポンズが」 マ「長かったな。だが、これで終わりではない」 1「もちろんですとも、我々の狩りはまだまだこれからですよ」 マ「いや、申し訳ないが我々が集うことはあと一回を残すだけだろう」 1「やはり・・・薄々は気づいていましたよ。セブンウエポンズが何故4人しかいなかったのか、何故PSを隠し双剣を使い続けたのか。”あれ”の再来を感じる今ではわかります」 マ「ああ、おそらくは君の考えていることはおそらく正しいだろう、だが、私の口から・・・それを・・・事実として話した瞬間、君は否応なく”あれ”との戦いに巻き込まれる・・・そして多くのものを失うだろう」 1「覚悟はしていますよ。何よりセブンウエポンズが揃う一瞬のために全てを投げ打つことに悔いはありません」 251 名前:ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン[sage] 投稿日:2009/05/12(火) 06:01:17 ID:jcqRWYpL マ「もはや時間はない、何より君の覚悟はわかっている。ただ、君に今まで伝えなかったのは私の罪悪感を少しでも薄めたかったせいかもな」 1「悔いはありませんよ。例え全てを失おうと、私の命でも、例え・・・」 マ「最後は聞かせないでくれ、この先に待つものを理解はしているが、それでも私は抗うつもりだ」 1「もちろんですよ。私もです、そして話とはワールドドラゴンのことですね?」 マ「・・・そうだ。奴らは再び目覚めた。かつて我々が撃退した奴らがな」 1「なんですって!?確かにワールドドラゴン復活の気配は私も感じます。ですがワールドドラゴンはあの終末戦争以来封印されていたはずでは!?」 マ「ああ、かつての機械文明を滅ぼし、我々を原始へと戻したワールドドラゴン、だが、奴らは既に目覚めていたんだ。そして我々セブンウエポンズは立ち向かった、禁忌を犯してまでもな」 1「禁忌・・・それがあなた方が4人となった理由でしょう?」 252 名前:ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン[sage] 投稿日:2009/05/12(火) 06:01:41 ID:jcqRWYpL マ「そうだ、かつてココットの英雄が5人PTを組んで以来の禁忌、無論我々も理解している。だがワールドドラゴンはあまりにも強大だった。そのためには我々の身に災厄が降りかかろうとも禁忌を破るしかなかった。」 1「そして言い伝えどおりあなた方は・・・」 マ「そう、我々の内3人は倒れ、4人PTとなり4人だけが生き残った」 1「それでも討伐は出来なかったと?」 マ「ああ、撃退とはいえ、ワールドドラゴンには歯が立たなかったのが正直な話だ、まるで遊び疲れて帰るようだったな。奴の最後の姿は」 ---- 258 名前:ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン[sage] 投稿日:2009/05/12(火) 11:30:05 ID:F5L9bSZL 双ぽん「俺…この狩りが終わったら結婚するんだ… 片手ぽん「俺も結婚するんだ ランスぽん「じゃあ俺も ガンぽん「俺も俺も 双ぽん「真似すんなよ! ランスぽん「死亡フラグとかかっこつけんなよ 後のウェポン大分裂の引き金となった忌まわしい事件である ---- 259 名前:ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン[sage] 投稿日:2009/05/12(火) 12:19:43 ID:3GyqENSm 1「それでも我々は逃げることは許されない」 マ「そうだ、奴らを撃退しなければ我々に真の平和は来ない。そのために相応しい人物を集めていた、お前の邪気眼なら見えただろう?我々が双剣を持ちながら何をしていたのかが」 1「ええ、あなた方の動きは双剣の物ではなかった、3対の双剣と笛、セブンウエポンによる一撃でしたね」 マ「ああ、ワールドドラゴンにはそのような攻撃でないと通用しない、奴らから見れば人の力もモンスターから作られた武具もゴミのようなものだ」 1「しかし一本では無理でも合わせれば」 マ「必殺の攻撃となり得る、それがセブンウエポンズを集めた目的でもある、真の勇者達による一撃以外奴には通用しないからな」 1「はい・・・ですがワールドドラゴンの再来はいつになるのでしょう?」 260 名前:ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン[sage] 投稿日:2009/05/12(火) 12:20:25 ID:3GyqENSm マ「もはや猶予はないだろう、奴は既に目覚めている、人との接触は時間の問題だろう。観測所からは既に痕跡も報告されている」 1「ではすぐにでも向かわなければ行けませんね」 マ「心残りは無いのか?」 1「・・・いえ」 マ「・・・そうか、私からは何も言えないが・・・ただ、自分に嘘はつくなよ」 1「もちろんですよ、もう何も無いです。」 マ「ならいいんだ・・・最後にこれを渡そう」 1「これはガチャチケット?いや・・・違う」 マ「ああ、それを渡せば真の封印武器をもらえる、私のシューティングスター同様、見た目はただのガチャ武器だが、中身は別物だ、ガチャ武器はただの目くらましのレプリカ、これは終末戦争の時代の遺品だ、変えてきな。鍛冶屋のおっさんに話は付けてある」 1「はい・・・これは!sgur神の加護を持ったあの伝説の笛・・・」 マ「ああ、これで準備は整ったな、行くとしようか!」 262 名前:ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン[sage] 投稿日:2009/05/12(火) 12:21:36 ID:3GyqENSm 色々あってワールドドラゴンとの死闘も終盤へ・・・ 龍「グオワアアア!」 1「太刀さん!」 太刀「ふっ・・・この死神の代行人にも焼きが回ったようだな・・・もうアイスリーパーもボロボロだ、貢献できないんだから俺のことなんざ気にするな 1「何を言ってるんですか!貴方が欠けたらセブンウエポンズではないんですよ!」 太刀「俺のことなんざ気にするな・・・わかってたことだ、俺には裁きが来るってのはな・・・このスカルフェイスは頼んだぜ・・・あいつの・・・存在した証なんだ・・・」 1「諦めてたまるか!セブンウエポンズが無くなるなんて俺は認めない!」 ?「いや、セブンウエポンズはもう終わりだ」 1「!?貴方は!?」 ?「俺が・・・ミッシングウエポンだ!」 マ「生きていたのか!ミッシング!」 267 名前:ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン[sage] 投稿日:2009/05/12(火) 12:54:16 ID:3GyqENSm ミ「ああ、すまなかった・・・傷を癒すのに手間取ってな・・・だが間に合った!もう誰も欠かせやしない!」 1「これでエイトウエポンズになった!」 ミ「そうだこれなら4×2のパーティー、運命様も満足だろう?」 マ「そして!」 1「今こそ放とう!」 ミ「オクタゴンスラッシュ!」 龍「ウボァー!」 そして8人の中二病患者の奮闘で世界は平和になりました、めでたしめでたし。
後に『ガチャぽんの乱』と呼ばれる事件からちょうど10年前。ランスぽんは朝から街の酒場で飲んでいた。 (くっ―――――今日も古傷が痛むな) こういう時はよくないことが起きる前兆だ。グラスの中で氷がからりと音を立てる。 「マスター、ブレスワインをもう一杯頼む」 もう何杯飲んでいるかは覚えてはいない。 「・・・お客さん、そのくらいで止めておいたらどうです?それじゃあランポスにだってやられちまいますよ」 「構わん―――今日は狩りに行く予定はないんだ」 「そうですかい、そういうことなら・・・」 酒場のマスターは棚から新たなブレスワインを取り出しにかかった。 突然、ドタドタと階段をせわしなく降りる音が聞こえてきた。しかもどうやらこっちに向かって来ている。 (―――ふぅ) いやな予感が的中したなとランスぽんはため息をついた。 「先輩っ!やはりここにいましたか!!」 数年前にランスぽんのパダワンだったドンちゃんという名前の男だった。 ランスぽんは億劫そうに振り返った。 「っ―――何だ、騒々しい」 「っはぁ・・はぁっ・・・それが大変なことになってしまって」 よく見たらドンちゃんは傷だらけだった。 「最近入団したばかりの二人組みが森丘へ鉱石を採掘しにいったらしいんですが、どうやら欲を出して飛竜の卵を持ち帰ろうとする途中で運悪くレイアに見つかってしまったようで・・・」 「レイアだと!?新人にはまだ倒せないな・・それでどうなった?」 「はい、古龍観測所の気球がレイアに連れ去られている二人を見かけたそうです」 「―――いつのことだ?」 「それが3日前のことらしくて・・・二人はマスターに無断で出発していたので発覚したのが今朝だったんです」 ランスぽんはそれを聞いて一気に酔いが引いていくのが分かった。 「3日前か―――まずいな」 ここから二人が捕らえられているであろうレイアの巣まで行くのに最短でも丸一日はかかる。 「急いで救出隊を編成するぞ。今は何人くらいパダワンが待機している?」 それを聞いてドンちゃんの顔が目に見えて曇った。 「すみませんっ・・・実はガチャぽんさんの歓迎パーティーでみんな出払っていまして」 「何だとっ!それでは動けるのは俺とドンちゃんだけか!?」 「そうなります」 「くっ―――仕方ない急ぐぞ!!マスター、そのブレスワインは帰ってきてからもらおうか!」 急いで荷物をまとめる作業に入るランスぽんであった。 「思ったよりも大分早く着いたな」 「はいっ、私も初めて気球ってのに乗りましたが思っていたよりずっと早くて驚きました!」 ランスぽん達は当初、徒歩とカヌーを使って行く予定であったが、途中に出会ったキャラバン一行に力を貸して貰ったのだった。 「ここからは徒歩になる。世話になったな、カシラ」 「なぁに、セブンウェポンズの手助けが出来たんならそれだけで自慢できるってもんさ」 カシラはそう言うと再び空へと旅立っていった。 そして歩くこと数時間、目的の場所に近づいてきた。この辺りまで来るとほとんど植物も生えていない。 「それにしてもあの二人・・・生きていますかね?」 「生存している確率は五分五分ってとこか―――レイアは獲物が十分弱ってから子供に生きたまま食べさせる習性があるからな」 「二人の体力次第ってことですね」 「そういうことだ。―――着いたぞ」 二人はレイアの巣がよく見渡せる断崖に到着した。ここの地形ならあちらからは見えにくいであろう。 早速、持ってきた双眼鏡を使って巣を見てみるがレイアの子供しかいない。 「―――ん、いないな。そっちはどうだ?」 同じく隣で双眼鏡を覗いているドンちゃんに話しかけてみる。 「んー・・・いないでsっ!!いました!!」 「どこだ!?」 「ほらあそこっ!東の崖を降っている・・っ!リオレウスに襲われているようです!」 それは降っているというより半ばころげ落ちているようだった。 しかし、人影は一つでもう一人の姿は見えない。 「お前は巣に行ってもう一人が残っているか確かめてきてくれっ!」 「っ!?分かりましたっ!!」 ドンちゃんはそう言うと巣へと全速力で走っていく。 (―――さて、ここから新米のところまで直線距離にして500Mってとこか) ランスぽんは余計な荷物を捨て去り全速力で駆け出した。足場が不安定な地形とは思えないほどの速度である。 (―――――――あと300M) ウォォォォオオオオオン!! もう新米は体力の限界のようだ。リオレウスもそれが分かっているのであろう、挑発するように咆哮を上げる (――――あと200M) ついに新米はスタミナが尽きたようだ。その場に止まって息を整えている・・・しかしそれをリオレウスが見逃すはずもなく、一気に上昇して狙いを定める。 (――あと180M――限界かっ―――!) すでにリオレウスは急降下を開始している。ランスぽんの決断は素早かった。走るのを止めずにそのまま角笛を吹く。 パ~プー♪パ~プー♪ その音にリオレウスは自分の意思とは関係なしに野生の本能からか反応してしまった。一瞬リオレウスの動きが止まる。 その刹那、ランスぽんは凄まじいスピードで走ってきたにもかかわらず右足一本でその勢いを止め、そのエネルギーを左腕一本に注ぎ込み、さらにランスぽんの恐るべき筋力が全て左腕のランスに込められた。 そのエネルギーが頂点に達した瞬間、ランスぽんは力を解き放った。 ――投擲。 ギャギュギュギュギュンッ!! リオレウス目掛けて大気を切り裂きながら凄まじい勢いでランスが飛翔する コンマ数秒で目標に到達し、爆発的な運動エネルギーと衝撃波で内部から破壊を撒き散らしてレウスを貫いた。 ――ドドォン! 凄まじい音と土煙をあげながらその巨体が地上へと落下していった。 九死に一生を得た新人――――名をヒロノリと言う。彼は呆然とランスぽんを眺めていた。 彼はスタミナが尽きた時点で自分の死を悟っていた。相棒は巣に運ばれたときにはすでに事切れていた。レイアの幼体に食べられているのをぼんやり眺めながら自分もいずれこうなる運命だと感じていた。 レイアが新たな獲物を探しに行くのを見計らって最後の力を振り絞って脱出したのはいいものの、上空で縄張りを監視していたリオレウスに見つかってしまったのだ。 「―――大丈夫か新人君?」 「・・・・・・・・っ!?あのっ、あなたが助けてくれたんですか?」 「ああ、危ないところだったな」 「それにしても一撃でリオレウスを倒すなんて・・・・ハッ!?まさか貴方は!!」 「―――巷ではランスぽんって呼ばれている」 「貴方があの有名な・・・」 「―――もう一人はどうした?」 「・・・彼はもう骨も残っていないでしょう・・・」 「―――――――そうか」 助かったと分かって安心したのかヒロノリは座り込んで泣き出してしまった。 「うぇっうぇっ・・・・ボクが卵を持ち帰ろうって言わなければ!!」 「どうして持ち帰ろうとしたんだ?」 ヒロノリはポツポツと語りだした。 「実はボクの家は貧しくて・・・それが嫌でハンターになろうって両親の静止も聞かずに家を飛び出してきたんです・・・。だから飛竜の卵を持ち帰れば少しは見直してくれるかと思って・・・」 「―――――そうか」 「でも・・・もうハンターは辞めて・・・・村に帰ろうと思います」 うつむきながら・・しかしハッキリとそう述べた。 「また元の生活に戻るがいいのか?」 「もう貧乏はいやだけど・・・死んだら何にもならないから・・・」 「――――手を出してみろ」 ヒロノリは訳の分からないまま手をおずおずと差し出すと、手のひらに見たことのない・・だが伝説を感じさせるモノが置かれた。 「・・・これは?」 「リオレウスの逆鱗だ」 「!?」 「それを持って帰り両親を喜ばすといい。そしてまたハンターに成りたいと思ったら俺の所まで来い。パダワンとして鍛えてやる。」 「・・でも、いいんですか?こんなに高価な素材」 「構わん、今日は狩りをする予定はなかったからな。貰っておけ」 ヒロノリはしばらく思案しているようであったがやがて立ち上がった。 「あ、あの!」 「どうした?遠慮しなくていいんだぞ」 「・・・これはありがたく受け取ります。でも、いつか何十倍にして返しますからっ!い、いつかランスぽんさんみたいになってみせますからっ!それまで待ってて下さいっ!!」 「フッ―――分かった、楽しみにして待っているぞ」 「は、はい!!」 後日、ドンちゃんから聞いた話ではヒロノリは故郷の村に帰って元の生活に戻ったらしい。ただし、少し裕福になったようだが・・・。 ―――――――時が流れること5年後。 ランスぽんは酒場で飲んでいた。 「うぃーひっくやってられるかーー!」 昨日のことである。 ランスぽんは金と銀の飛竜が暴れているとの報告を受け討伐に行ったのだが、到着した頃には尻尾の切断された死体しかなかった。 徒労に終わった事より、久々に戦いがいのある敵を奪われたことのほうが頭にきていた。 何やら聞き覚えのある階段を降りる音が聞こえてきた。 「センパ~~イ!」 ドンちゃんである。 「何やらデジャブが―――何の用だ?」 「はぁっ・・はぁっ・・それがすごい新人が入団したらしくて、しかも先輩のパダワンになりたいとかで」 ―――古傷が痛んだ。しかしこれは良いことがおきる前兆だ。 「もうすぐココにくるらしいです!」 誰かが階段を降りてくる、なにか重いものを担いでいるようだ。 ―――――ドドォォン!! 酒場の床に二本の光り輝く飛竜の尻尾が置かれ、その持ち主であろうハンターはこう言った。 「貴方のパダワンになりに来ました!!」 後の2代目ランスぽんである。 [[次へ>古龍迎撃戦]]

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