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天焦がれ、地凍てつく。命枯れ尽き虚に帰す。滅びは避けられぬ運命。やがて世界は無に還る。 |
『貴様程度では我を楽しませる事すらできまい、そうだな、運命を操る男が居ると聞いた。貴様を殺した後はその男を・・・』
「ククク・・・」
『・・・何が可笑しい、気でも狂ったか』
「勘違いするな、お前はアイツの所まで行けねえよ。」
『・・・その貧弱なフォースで何ができる。”カイザーフォース”?片腹痛いわ!』
刹那、暗黒の衝撃が迸り、赤き鎧の男に襲いかかる---しかし
『・・・!!何故だ、何故…ッ』
黒い奔流は四散した・・・その中心に立っていたのは大剣を地面に突き刺した無傷の男だったのだ。
「確かに俺はカイザーフォースに完全同調出来てねえ…なんつったってウェポンズのフォースと併わせ持ちしてるからな」
龍は男の放つ異様な圧力に一歩無意識に退く。
(『!?…我が・・・恐怖しているのか?否、有り得ぬ…こんな人間一匹に…ッ!』
「覚悟しろよ世界龍。フル=カイザーの名にかけて貴様を殺すぜ…!!」
それからお前の勘違いについてだが…
俺の剣はその「運命」を切り裂くんだよ・・・ッ!---
to be continued・・・
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「テオ=カタストロフィ」
二つのフォースを宿す者にのみ扱う事が出来る魔剣。
その刃は運命を裂き、次元を貫く。
因みに次元アリはカイザーの天敵である。絶対勝てない。
大事な事なので2回言いました。
最終更新:2015年01月29日 22:24