第11話「帝国の逆襲」

899 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2011/09/07(水) 18:38:09.72 ID:zUUNuSIH0
勝春「よし、じゃ改めて仕切りなおしだな!覚悟しろムーア!」

ムーア「フフン。望むところだ」

スノーフェアリー「私の大鎌をなめるなぁぁぁ!」

ヨー子「どひゃー」

宏司「鎌を振った風圧だけでこの威力…!」



牧「はわわ…。ど、どうしましょう藤沢さん。このままじゃ2頭とも…」

藤沢「ぐふふ…」

牧(あ、この人また何か企んでるな)



900 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2011/09/07(水) 18:43:00.24 ID:zUUNuSIH0
スノーフェアリー「さぁて、まずはアナタからね♪」

ラドラーダ「ううっ」

スノーフェアリー「大丈夫、一瞬で終わるから…」

宏司(ここまでか…)

ラドラーダ「…」ピカー

スノーフェアリー「な、何?」

ムーア「何だこのまばゆいばかりの光は…」

宏司「ラドラーダ…?」

ラドラーダ「…」ピカー



藤沢「ぐふふ。藤沢帝国の逆襲が始まるぜ…」

牧(厨二病か?この人)



901 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2011/09/07(水) 18:45:46.66 ID:zUUNuSIH0
~藤沢厩舎~

ペルーサ「ん?」ピカー

リリエンタール「お?」ピカー

ペルーサ「何かお前光ってるぞ?」ピカー

リリエンタール「お前こそ光ってんぞ」ピカー


杉原くん「た、タモさん!」

田面木「うむ。いよいよこの時が来たようだな…」



902 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2011/09/07(水) 18:52:05.78 ID:zUUNuSIH0
四位「あ!藤田さん、何かこっちに向かって来てますよ!」

藤田「んー?なんやねん、アレ」

田辺「せ、戦闘機…!?」



三宅「あーっ!戦闘機モードのペルーサとリリエンタールの乱入だ!」

三宅「初めて見ている人には理解しがたいでしょうが、藤沢厩舎ではこれが常識なのです」

ヒロシ「すげえ!かっけぇ!」

三宅「ヒロシさん落ち着いて、そんなに乗り出したら落ちちゃいますよ」

ヒロシ「うわー」

三宅「言わんこっちゃない。まぁいいや」



903 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2011/09/07(水) 18:57:24.22 ID:zUUNuSIH0
宏司「ペルーサ!リリエンタール!どうして…?」

ペルーサ「行くぜおまえら!」

リリエンタール「まかせろ!」

ラドラーダ「いつでもいいわよ!」


田面木「北村!青いボタンを押すんだ!」

宏司「タモさん!?」

杉原くん「見せてやりましょう!俺たちの力!」

ペルーサ「うおおおおお!」

リリエンタール「超・藤沢合体!」

ラドラーダ「ハイパーメカラドラーダ!!」



904 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2011/09/07(水) 19:03:15.86 ID:zUUNuSIH0
三宅「おおお!ペルーサとリリエンタールが右翼と左翼になってラドラーダと合体!!」

三宅「わたくし、今とても興奮しています!!興奮しすぎて阿波踊りしております!!」

ヒロシ「俺も興奮して和太鼓叩いてるぜ!!」ドンドコ ドントデコ ドンドコ ドンドコ

周りの実況席(うるさいなぁ…)


藤沢「ぐふふ…牧よ、これが俺の切り札だ」

牧「は、はぁ…」

藤沢「ぐふふ…ぐふふふ…ぐははは!ぐっはははは!ぐは…ブハッ、ゲハッ、ゴホゴホッ!オエッ!」

牧「笑いすぎてむせないで下さいよ…」




905 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2011/09/07(水) 19:11:01.44 ID:zUUNuSIH0
ムーア「ぐぬぬ」

スノーフェアリー「ふ、ふんっ!あんなポンコツ、簡単に真っ二つよ!」

ガキィィィン

スノーフェアリー「鎌が…折れた!?」

ラドラーダ「フフッ。終わりかしら?」

田面木「なら、今度はこっちの番だな」

宏司「タモさん!杉原くん!ハイパーラドラーダ砲だ!」

杉原くん「了解!」

田面木「標準セェーット!!」ピピピピッ

杉原「エネルギー充電70%。…80…90……北村先輩、行けます!!」

宏司「ハイパーラドラーダ砲……」

ギュイィィィィィィィィィン…

宏司「発射ぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!!」

ドッゴォォォォォォォォォォォォン!!

ムーア「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ」



906 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2011/09/07(水) 19:14:39.76 ID:zUUNuSIH0
勝春「こうして世界の平和は守られたのであった!」

ヨー子「正義は必ず勝つ!」

宏司「いや、あんたら何もしてないでしょう」

蛯名「呼んだか?」

ヨー子「いいや」

蛯名「そうか。じゃ行くわ」

マルセリーナ「じゃねー」



宏司「よし、俺たちも行くか」

ラドラーダ「そうね」



ムーア「おい、あっさりしすぎだろ」



907 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2011/09/07(水) 19:24:14.57 ID:zUUNuSIH0
三宅「という件がありつつ、改めて隊列を見ていきましょう」

ムーア「おい、件の一言で片付けるな」

三宅「先頭は以前としてコロンバスサークルとミオリチャン、続いてカレンチャンとエリンコートです」

太一「何か後ろが騒がしかったけど、何かあったんですかね?」

丸田「色々あったみたいですけど、この間、約10秒ですからね」

後藤「なるほど!それならあいつらがドンパチやってるうちに、
    先頭はすでにゴールしてるだろ、ってツッコミも入らないな!」

エリンコート「え…まだ10秒しか経ってなかったの?」

コロンバスサークル「キャプテン翼かよ」



908 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2011/09/07(水) 19:35:40.67 ID:zUUNuSIH0
三宅「そして中団にはオルフェーヴル子とインバル子!」

ヒロシ「いやぁー!あの2頭は牝馬らしからぬ筋肉してますね!」ドンドコ ドンドコ ドンドコ ドンドコ

三宅「そうですね~。まさに今回のダークホースと言ったところでしょうか」


三宅「あ、あとヒロシさん、いい加減ふんどし一丁で太鼓叩くの止めてください」


ヴル子(やべぇ…こりゃ楽勝だな…)

豊(こ、この牝馬やっぱ凄いぞ!こいつ本当に牝馬か…?)

インバル子(牝馬相手なのに苦戦しそうな俺の立場…)

田辺()

豊「おい、何か思えよ」

田辺「『何か思え』って何すか。つか心読まないでくださいよ」

豊「読むも何も、お前今何も思ってなかったろ」

田辺「つまり読んでたんじゃないですか」



909 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2011/09/07(水) 19:45:10.44 ID:zUUNuSIH0
三宅「2馬身あいてアヴェンチュラと武幸四郎!」

ヒロシ「世界のドラムマンたちよ見てくれ!これが松本ヒロシの奏でる和太鼓の響きだ!」ドンドコ ドンドコ

三宅「汗を撒き散らさないでください。汚いです」


幸四郎「アカン。思ってたより後ろになってもーた」

アヴェンチュラ「気にしなくていいよ、幸四郎さん!」

幸四郎「アヴェンチュラ…」

アヴェンチュラ「ふふっ。全力で走る私はどうですか?アヴェンチュラin全力坂って感じですか?」

幸四郎「んー…」

ラドラーダ「お先~♪」ギュイーーーーーン

幸四郎「ん?」

アヴェンチュラ(お、おのれ…邪魔しやがって…!) メラメラ

幸四郎「熱っ。燃えとるやん自分」





910 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2011/09/07(水) 20:08:41.15 ID:zUUNuSIH0
次回予告

さぁ~て、来週のヴル子さんは?

蛯名です。
いや~、まさかヴル子さんが出走していたなんて気付きませんでした。
これはチャンス!
愛しの彼女を射止めるためなら、俺は世界の果てまで行ってQです!


という訳で次回は、
 「恋にときめけ!ファンタスティック眉毛スーパードリーム」
 「愛にきらめけ!ベリーワンダフル眉毛ドリーマーズアゲイン」
 「愛、愛って何だ!?そんな事は宇宙刑事にでも聞いてろ」
の3本です。


蛯名「じゃーんけーん、ぽん!うふふふふふ~♪」





911 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2011/09/07(水) 20:26:46.35 ID:zUUNuSIH0
オルフェーヴル子「ヴル子でございまーす!」


 デン デデデン♪


 浜中くわえたアパパネ おーおっかけーて♪ テーテテッテー♪


 裸足でかけてく ゆかいなミオリチャン♪


 豊が笑ってるー 幸四郎も笑ってるー♪


 オルフェーヴルッルー♪


 今日もインバルコー♪




田辺「何すかこれ。これ何すか」






912 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2011/09/07(水) 20:31:15.48 ID:zUUNuSIH0
「恋にときめけ!ファンタスティック眉毛スーパードリーム」



豊「よーし、ようやく先団に取り付いたぜ」


蛯名「ん? お! 貴女はいつぞやのヴル子さん!!」


ヴル子「ど、どうも…」(何だこの眉毛)


マルセリーナ「ギロリッ」


ヴル子「ひぃっ」


豊「ぎゃあぁぁぁ」



三宅「おおっとー!何かに怯んだ様子のオルフェーヴル子から、武豊落馬!」








913 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2011/09/07(水) 20:38:59.48 ID:zUUNuSIH0
「愛にきらめけ!ベリーワンダフル眉毛ドリーマーズアゲイン」



田辺「えっ!さっきの話あれで終わりかよ!」



豊「ふぅー。あの後、俺は自分探しの旅に出たのはいいけれど、
   アマゾンの奥地で食人族と出くわし、死闘の果てに俺は族長となった。
   そんな俺の夢は無限大の空へ。そして宇宙へ…。
   ダースベイダーとの戦いの中、奴が俺の父だと知り絶望に陥るも、
   俺は伝説の指輪を火山に捨てる覚悟を決める。
   そして長かった旅路の果てに、俺はようやくここに戻って来た…。
   そう、オルフェーヴル子の背中にな!!」



田辺「えっ!この短い間にそんなバカみたいな事やってたんすか!?」



蛯名「好きだ!俺と結婚しろ!」


ヴル子「断る!」






914 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2011/09/07(水) 20:43:19.98 ID:zUUNuSIH0
「愛、愛って何だ!?そんな事は宇宙刑事にでも聞いてろ」



蛯名「愛って何だ!」


ヴル子「知らねえよ!んな事、ステッキで俺の尻つつきながら聞くな!」



豊「若さって何だ!」


マルセリーナ「あんたには無いもの」


豊「ですよねー」






915 :名無しさん@実況で競馬板アウト:2011/09/07(水) 20:49:12.17 ID:zUUNuSIH0
次回予告


いろいろと茶番がありつつも、気付けばレースは第4コーナーに差し掛かっていた。
この混沌としたエリザベス女王杯を制するのは、果たして…。
そしてゴールの先に、彼女たちは一体何を見るのか。




次回、「弟よ」


田辺「…」


蛯名「何だよ」


田辺「ホント変な眉毛してますよね」

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最終更新:2011年09月21日 00:03