検証1 EMフェスタ2004での発表-専門分科会「EM基礎技術」


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検証1 EMフェスタ2004での発表-専門分科会「EM基礎技術」

このページは、2004-11 EMフェスタ2004 専門分科会 EM基礎の内容を検証しています。
全文引用したかったところですが、ボリュームが多くまたスライドも添付されていますので、リンクを貼り必要箇所のみ引用することとします(元ページがリンク切れとなる可能性もありますが)。

検証1-EMに含まれる光合成細菌とは?

上記ページの専門分科会では、EM研究機構の松本潤さんが、EMにおける光合成細菌の働きについて説明しています。
光合成細菌(ここでは主に紅色非硫黄細菌)の利用されている分野として、水(浄化)処理における有機物の分解と生分解プラスチックの回収、悪臭の除去、水素生産といったものを挙げています。
水浄化処理その他における光合成細菌の働きについては、資源環境技術総合研究所のページに詳しく書いています。
これらを見る限り、「嫌気条件で光が照射されれば、光合成細菌が増加して水質浄化に役立つ」ということは何となくわかります。
しかし、EM研究機構のEMを構成する菌群のページには、
光合成細菌はEMの中でも中心的な役割を果たしており、不可欠な存在といえます。
とありますが、EM農法に紹介した1996年8月23日の日本土壌肥料学会のシンポジウムにおいては、異なった研究機関からそれぞれ「光合成細菌は検出されなかった」との報告がなされています。
また、EM研究機構のQ&Aのページには、
Q:
「EMから光合成細菌は検出されない」という報告を聞いたことがありますが、実際にEMに光合成細菌は含まれているのですか?
A:
EMが含有する光合成細菌については、弊社が行っております品質管理におきましてもその存在を確認しております。また、1996年度日本土壌肥料学会に於いて、「土壌改良剤『EM』に関する微生物性の検討(その1)」として検出方法や種名も既に発表済みでございます。
とありますが、日本土壌肥料学会において発表されたのは「特定された微生物種に関する検出方法」であって、「光合成細菌の存在を検出」したことではありません。
また、EM研究機構が行っている品質管理において存在を確認した、とは言っても、上記学会において発表された方法で検出されたとは言っていないし、その量も特定されていません。
なお、この専門分科会の中で、松下さんの発表に対してEM研究機構の新谷正樹さんが下記のように補足されていますが、
 それと、松下さんから発表がありましたように、光合成細菌単独でもかなりの報告が出ているのですけれども、実際、河川の浄化などの現場では光合成細菌単独の商品はなかなか伸びていないのです。これは松下さんの報告にもありましたように、光合成細菌単独で施用すると、どうしても他の菌に負けたり、光合成細菌はもともとメタン細菌などと相性がよいので、他のちょっと悪い菌と組んでしまうというところがあります。
 また、光合成細菌自身が動物性プランクトンのえさになってしまうので、なかなか密度を高められないということもあります。
というところまではいいとして、
 普通、この光合成細菌はpHの低いところでは生存できないというのが今の一般的な理解ですが、私どもが研究している中で、実は光合成細菌にとってはpHが低いというのはかなり厳しい状況ですけれども、このパルステルスの仲間はちょっと強い形になって、形態を強い形態に変えて、つまり、生き残るようになるということがわかってきました。
 また、EMの中では光合成細菌は形態を変えて存在しているので、通常の方法でやると取り出しにくいということも分かってきました。
とありますが、「強い形態」がどのようなものなのかも不明ですが、形質転換したわけではない同じ菌が、取り出しにくい(検出しにくくなる)とはどういうことか不明です。逆に、存在すると主張するならその検出方法を示すのが義務であろうと思います。
なので、それに続く、
 EM中で光合成細菌を強くなった状態にして、それを海や河川にまくことによってほかの微生物に負けてしまわないようにするとか、かなり環境の厳しいところにも光合成細菌を送り込むということができるようになるとかが、EMの利点ではないかと考えております。
という表現は、実証されていない作業仮説として見ざると得ないと考えられます。
とりあえず、「EMに光合成細菌が含まれる」という表現は、現時点では否定的に見る必要があると思います。
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