検証2 EMオープンワールド'07での比嘉氏の講演


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検証2 EMオープンワールド'07での議員行政・教育懇談会での講演

このページは、EMオープンワールド'07議員行政・教育懇談会(2007.7.15)での、名桜大学教授(元琉球大学教授)比嘉照夫氏の講演の内容を検証しています。
既にご存知の方は多いと思いますが、EMに関する比嘉氏の説明は、科学的にぜんぜんまともではありません。あまりにまともではないため、どこがどうまともでないかを一々挙げることは、労多くして益少ない作業です。しかし、それをいいことに、比嘉氏は自分の説明に対する批判に対し、「何も検証しようとせず頭ごなしに否定する、検証してから批判しろ」と、さも自分が科学的に正しい態度を取っているかのような印象を与えようとします。
このため、今回入手した比嘉氏のまとまった主張について、全文引用のうえ、ツッコミを入れてみたいと思います。おそらく比嘉氏の主張は20数年前から変わっていないでしょうし、今後大幅に変わることもおそらくないでしょうから。
なお、私が科学的に間違った、あるいは下手くそな批判をすることによって、比嘉氏を擁護する働きを助けることは本意ではないので、ツッコミについて科学的におかしいところがあれば、遠慮なくご指摘ください。新しい視点でのツッコミ意見も歓迎します。
ただし、批判することそのもの、あるいは批判の内容ではなく「やり方」への批判については、お答えしかねる場合があります。

はじめに

EMとは有用微生物群(Effective Microorganisms)の英語の頭文字を略省し命名したもので、今では世界に通用する固有名詞となっている。EMの本質的な特性は人間や自然界に対し蘇生的に作用し阻害的な作用が全くない微生物の集団であるということである。
固有名詞というからには、特定の商品名を指すんですよね(ここ重要。一般名詞でないから、「何となく集団」ではなく、きちんと組成が明らかになっている必要あり)。
それはさておき、「蘇生的」って一体何でしょうね?後で明らかになるのでしょうか?
 この世の中に万能はないと言う常識を十分に心得てはいるが、EMの本質を知る私は敢えて「EMは万能である」と主張し続けているのである。したがって有識者といわれる人々はEMを使わずして反EMとなっている。しかし、今やEMは日本の津々浦々まで知れわたっており、プールやトイレの清掃や生ごみリサイクルなどにEMを活用している学校は3000校余となり、今年中に5000校を突破する勢いである。
プールの清掃には効果がある(洗剤を使わなくてもヌメリが落ちる)とする報告は多々あります。報告の事実自体は否定しませんし、研究の余地はあるかもしれません。
しかし「万能」と言っても、人によりその意味するところ・期待するところは様々です。「何を対象に」「どのような効果があるか」をはっきり言わず、万能と言うから、有識者でなくても相手にしないのです。
 地球環境共生ネットワーク(U-ネット)を始めEMを普及するために設立されたNPO(非営利団体)は100余となり、EMの普及に携わっている任意団体は1000余ともいわれている。したがって、EM人口は1100万人~1200万人ともいわれ、世界150余の国々にも広がっている。
 EMの応用範囲は無限大で万能である。チェルノブイリの原発事故に関与するウクライナとベラルーシの放射線生物学研究所の研究で、EMは放射能汚染をクリーンにするばかりでなく、汚染された農産物を食べて、セシウムやストロンチウムで内部被曝した人々に対し、EM-Xは抜群の効果があり、しかも、再被曝がかなりのレベルで防止されることも明らかとなっている。ダイオキシンを筆頭とする様々な化学物質の分解や六価クロムや水銀、カドミ、鉛などの重金属の無害化など、その応用は多岐にわたっている。
ダウト1。そもそも、「放射能汚染」という言葉は誤用であり、「放射能汚染をクリーンにする」は意味のない説明です。仮に「放射能汚染」から類推される事象は、「放射性物質の拡散」又は「放射線によって組織or染色体が損傷」という程度ですが、「クリーンにする」は目的と効果をおよそ特定していませんから、人によって期待する効果が様々となり、やはり何も説明していないに過ぎません。さらに、「再被曝を防止」とは、まるで防護服を着るか、消化管表面に防護膜を張るかのような効果を謳っているかのように受け取れますが、どのように検証したのかは一切説明されていません。
また、「ダイオキシンを筆頭とする化学物質」の分解は凡そ酸化反応がメインであり、「重金属の無害化」は一般的に不溶化≒還元反応ですから、EMという同じ物質がほぼ対極の反応を促進すると説明していることになります。
 平成13年からEMを大々的に使用し始めた九州の有明海は、数年前から豊できれいな海を取り戻し、その生産額は、歴代最高を更新し続けている。同じようなことが瀬戸内海でも起こっており、愛知県の三河湾も、EMによる矢作川の浄化とともに、きれいで豊かな海に変身中である。
 特筆すべきは、大阪市漁協が行っているEMによる大阪湾再生事業である。180トン容量の釣り堀をEM培養器に改造し、1回で170トンのEM活性液を2週間に1回の割合で作る本格的な装置を持っていることである。このような規模は、世界に例はなく、広域に汚染された海や大型タンカー事故にも対応できるのである。
 そのお陰で道頓堀川は、1年できれいになり、2年目には水泳ができるレベルまで達し、淀川の河口域は、シジミが大量に取れるようになり「ナニワベッコウシジミ」として市場に再デビューをはたしている。その成果は、全国のシジミ産地に広がりつつあるが、東京の日本橋川のEMによる浄化運動の原点ともなっている。
「大々的に」のレベルがどの程度かはわかりませんが、EMの使用以外にも、それぞれの水域で別個の環境改善活動は行われています。例えば、道頓堀川については、大阪市水道局のページにもあるように、昭和48年から「下水道整備や工場排水規制による河川に入る前の段階での水質改善のほか、浚渫、水門操作、水面清掃などの河川における様々な水質浄化関連事業に着手」した結果として、水質の改善が見られています。
それらの活動に対し、EMの散布がどの程度有意な効果の差があるか、比嘉氏は示す必要があります。「昔は汚かった、EMのおかげできれいになった」だけでは駄目です。この場合、他の流入要素がある開放系の水系ではなく、静置した閉鎖系で行ったほうが、効果の程度が明らかになると考えられますが、なぜか閉鎖系での実験結果を明らかにした資料を見たことがありません。(単なる写真の比較とかを見たことはありますが)

EMを構成する微生物とその安全性について

EMに使用されている微生物は、食品加工に昔から使われている乳酸菌や酵母、納豆菌、コウジカビなどの発酵微生物と蘇生化作用のきわめて強い光合成細菌類等であり、人間や自然界にプラスに作用してもマイナスが全くない微生物である。
ダウト2。EMから光合成細菌が同定されたという報告はありません。この講演会の資料に添付されている「製品内容証明書」を見ても、乳酸菌・酵母菌の含有量は記載されていますが、光合成細菌は明記されていません。また、「人間や自然界」に対するプラス、マイナスの作用が何かということも明らかにしていません。
そもそも、個々の菌は作用させる目的によっては有益な場合もあれば害になる場合もあります。「誰かの」都合に良いという作用はあるかもしれませんが、「万物・万人の」都合によいなどという定義をすること自体がナンセンスです。
 その微生物達は、直接又は間接に多様な抗酸化物質を作るため、自然界に存在する有用な微生物を活性化する機能を持っている。したがって、EMは自然の力を蘇生の方向に誘導する役割をはたすと同時に、他の有用な微生物の増殖源ともなっている。
 例えば、自然界には、ダイオキシン等のあらゆる化学物質を分解する蛍光性の放線菌をはじめ、多様な微生物が存在するが、このような微生物は、環境が汚染され、酸化すると活動しなくなり、引込んでしまう性質を持っている。それらの微生物は、実験室で確かめる限り、超能力的な力を持っているが、それを、人工的に増やして、汚染地に散布しても、その場で増えないため、結果は悲観的なものとなる。したがって、これまで微生物による環境問題の解決の決定打のように報道された例は多数にのぼるが、実用化された例は1件もない状況である。
EMを含め、微生物を外的に導入してもその場で増殖せず、環境問題解決の決定打になった事例がないというのは事実です。ちなみに、「環境汚染=酸化」ではないし、「抗酸化物質」が何か、も具体的に示されていませんが、仮に「抗酸化物質」が優勢になってしまったら、酸化により分解するはずのダイオキシンが分解しにくくなる気がするんですけど。
 しかしながら、糖蜜や米のとぎ汁等でEMを増やし散布すると、環境が抗酸化状態に変わるため、蛍光性の放線菌や万能クロレラと称されるコツコミクサなど、自然界に存在する蘇生的な微生物が大増殖し、たちまちにして、環境を浄化し、クリーンで豊な大地、川、海へと変身するのである。
 EMの安全性については、急性、慢性毒性は全く認められず、米国では、飲用のEMが「ProEM・1」として販売されており、我国でも、EMを使ったビール、酒はもとより、漬物や様々な加工食品にEMが活用されている。また、アトピーやアレルギー、化学物質過敏症、生活習慣病対策はもとより、各種の難病にも顕著な効果が認められている。
ダウト3。アトピーやアレルギー、化学物質過敏症、生活習慣病はいずれも多岐にわたる原因が複合するものであり、決定的な予防・治療法が確立していません。「顕著な効果」といっても、EMだけで解決すると謳うならば、臨床試験結果を明らかにする必要があります。最も、「顕著な効果」だけでは具体性に乏しく、ほのめかしに過ぎませんが。

生態系に及ぼす影響について

 いかにいいものでも長く使い続けると必ず欠点が現れてくる。EMにはそのようなことは起こらないか、という質問が今でも残っている。EMが現れて27年、普及に入って25年目、大阪市漁協のように想像を絶するような使い方をしても、マイナスは現れず、むしろプラスが強化されるという特性がある。
 その原理は極めて簡単である。すなわち、EMのような抗酸化物質を作る微生物は、嫌気的な性格が強く酸素が嫌いである。従って、このような微生物達は、自然界では爆発的に増えることができず、主導的な役割をはたすためには、人間の手助けが必要である。
 プラスチックの容器に糖類とEMの種菌を入れ、密封しPH3.5以下にならないと良質なEMは作れないのである。このような条件は自然界にはなく人的操作なしには、作り出すことは不可能である。このようにして増やしたEMを、ある一定以上の密度になるように投入すれば、劇的な効果が現れるが、投入を中止すると数ヶ月から数年以内には元に戻ってしまうという特性がある。
 したがって、EMを長年にわたって大量に使い続けても、環境全体がEMだらけになり、生物の生態系が乱されるということは全くなく、その25年間でそのようなクレームがついた事例は皆無である。したがって、このようにEMの素性は、全て明らかになっており、役所の許認可を得る必要は全くなく、誰でも自由に増やして使ってもいい微生物である。
「環境全体がEMだらけになり、生物の生態系が乱されるということは全くない」というのはおそらく事実だと思います。「役所の許認可を得る必要はない」もそのとおりです。そもそも、培養に許認可が必要な菌があるかという話がありますが。<br>
しかし、「EMの素性はすべて明らかになっている」は、先に示したとおり、同定されていない菌の存在を謳っている時点で間違いです。

EMの使い方の要点

 生物現象は選挙と同じように、多勢に無勢の世界である。したがって、EMの使い方の要点は、EMが多勢になるように使うことである。結論は「効くまで使う」ということであり、使い続けることである。極めて乱暴で極論だという人もいるが、EMは、ペットボトルと糖や米ヌカ、米のとぎ汁等で簡単に増やすことができ、コストは無限に、ただ同然に近いものであり、効くまで使うを徹底すべきである。
ダウト4。コストがただ同然といいますが、糖・米ぬか・米のとぎ汁を安定的に調達するためには当然コストが発生します。<span lang=EN-US>EMの種菌とて有料です。個人レベルでたまに作る程度なら無視できるコストかもしれませんが、大量に繰り返し使うことを前提とした場合、コストの発生は避けられません。
 沖縄や山口、高知などで、かなりの酒造メーカーが、米のとぎ汁でEMを増やし、川をきれいにする運動に参加し、大きな成果を上げている。合併浄化槽にEMを入れたり、下水処理場でEMを活用すると、水質汚染源がたちまちにして、水質浄化源となり、水産資源の復活源に変える力となる。
合併浄化槽も下水処理場も、「水質汚染源」ではありません。どちらも施設内で水を浄化処理して、放流することを前提していますので、上記の表現を使うのであれば、まさしく水質浄化源にほかなりません。高度下水処理では、微生物の力を使った処理も行われますので、EMにより何らかの効果が付加される可能性はあると思いますが。
 農業でも、同じことである。EMを使ったが効果がなかったという人々は、EMの使用量が足りなかったか、良質のEM活性液が出来ていない場合である。水田でも畑でも、10a当たり100l以上、500lも使えば、効果はてきめんであり、そこに降った酸性雨は浄化され、化学肥料や農薬の害も消え、下流の河川もきれいになる。また地下水も浄化され、環境や自然を積極的に浄化し保全するということに直結することになる。
 家畜には、1%のEM活性液を飲用させるだけで畜産公害の大半は解消し、その廃棄物は良質な有機肥料となる。EMで悪臭が消えれば、生の糞でも畑に入れてもよく、大がかりな堆肥化施設も不要である。効果が明確でない場合は、10倍~100倍液を畜舎全体に散布したり、飲ませる量を増やすだけである。
 家庭では掃除、洗濯、トイレ、お風呂、野菜洗いなど、あらゆる場面に活用でき、環境を汚染する生活様式から環境を浄化するライフスタイルへの大転換も可能となる。
「化学肥料や農薬の害も消え、下流の河川もきれいになる」と一括りに言っていますが、農薬の害は別として、化学肥料の害が何を指すか謎です。
また、仮にEMが生糞の悪臭を(人間の感覚として)消せるとしても、生糞を土壌中に投入することは、ガス障害・窒素飢餓などのリスクがあり、臭いとは別次元の問題があります。
ちなみに、上記で抗酸化物質の生成を声高に言っていますが、仮に圃場内に抗酸化物質が多量に蓄積されたら、土壌環境に存在する多くの微生物にとって様々な問題が発生すると考えられます。水田は別として、植物は嫌気条件(≒還元状態)では一般に生育不良となりますし、有機物を分解し植物の生育を助ける菌群(EMではない)も、好気条件で活動するものが数多くあります。
家庭での活用については具体的な効能を説明していないので、保留します。

エントロピーからシントロピーへ

EMはいろいろな偶然が重なってできたもので、全く運が良かったとしか言いようのない背景をもっている。したがって、当初から既存の理論や常識に反することばかりであった。微生物に対し素人であった私は、事実を優先し、これまでの理論はこの事実を説明し得ないという考えに徹し、様々なEMの応用を試みてきた。
 すなわち、科学や学問もある条件で正しくても条件が変わると常に誤ちをおかす、ということを肝に銘じているからである。したがって、EMの持つ万能性は自然の方向性に関与するものと考え、新しい理論の構築に挑んでいる。現在の科学技術の大半はエントロピーの法則にしたがっている。すなわち、あらゆる存在物は酸化しエネルギーを失い、バラバラ(秩序を失い)になって汚染を残して亡ぶ、という原則には逆らえないということである。
 要するに、自然界のベクトルで言えば崩壊の方向性である。それに対しEMを活用すると汚染はエネルギー化され、そのエネルギーが物質化を促進し、環境がきれいになるという現象が認められる。自然のベクトルから言えば蘇生の方向性である。この現象を説明する言葉がないために、平成9年(1997)にエントロピー(崩壊)の対極の概念として、シントロピー(蘇生)という言葉を提案し、今ではEMで起こる万能的な蘇生現象をシントロピー現象と称している。
少なくとも比嘉氏による「エントロピーの法則」の説明は、本来の法則を誤解しています。自然界では一見するとエントロピーが減少しているかのような現象(例えば異化作用)を見ることがあります。しかし、これは外部と物質のやり取りがある開放系の一部を区切った時にそう見えるだけであって、外部とのやり取りがない、より大きな閉鎖系の中では、エントロピーは増大することはあっても減少することはありません。
「既存の理論や常識に反することばかり」が具体的にどのような現象を示しているか、説明はされていないので推測するしかありませんが、「これまでの理論が事実を説明し得ない」のではなく、これまでの理論を正しく理解していないか、説明しうる系での実験が不十分ではないかと考えられます。
 この技術は現代の医学で不可能といわれる難病などを、いとも簡単に解決する力があり、また、古い建築物を蘇生化させたり、あらゆる食品や機材の機能性を高めるだけでなく、各種の素材の高機能化に応用されつつある。
 例えば、この技術を塗料に応用すると、建造物の強度が強化されるばかりでなく、冷暖房効果も抜群に改善され、その塗料に触れると空気も酸性雨も浄化される。更に、EMを室内外で徹底的に活用すると、耐用年数は数倍も長くなり、耐震性もかなり強化されることも明らかとなっている。鉄も金なみの機能性を持たせることも不可能ではない。
「難病を解決する」や「あらゆる食品や機材の機能性を向上」というフレーズについても、具体的に何に対してどのような効果を示すか明らかにしていないので、何も言っていないに等しいです。また、「塗料に応用」と言っていますが、まさか塗料の溶剤に混ぜるわけではないですよね。油性塗料の場合はいったいどうなるのでしょうか?
 したがって、このようなEM技術を活用すると、文化財の保護も安くて簡単に行うことができ、信じられないようなことが次々と起こってくる。原理的にいえば、EMが産生する多様な抗酸化物質が酸化を防ぐばかりでなく、既に酸化した部分の酸化を消し、蘇生化させるためである。
 この現象は触媒的な抗酸化作用であり、物質や組織に宇宙エネルギーを注入しない限り起こりえないものである。このような蘇生作用を説明するために、私は、重力波によるエネルギーの取り込みと主張しているが、科学的な論議はこれからである。
触媒的な抗酸化作用であれば、「宇宙エネルギー」なる未知の言葉を使わなくても説明可能でしょう。EMが本当に触媒的な抗酸化作用を有しているとすれば、ですが。
さらに、「重力波」については少なくとも主張する側がその定義を明らかしない限り、科学的な論議の俎上に載ることはないでしょう。

EM技術が拓く未来像

 私は平成5年(1993)に「地球を救う大変革」という本を出しEMの真価を世に問うことにした。14年経過した今日、どうやら、この技術は本物らしいという所にたどりつき始めている。結論的に言えば、EM技術でもって人類のかかえる世紀的な課題、すなわち食料、環境、医療、健康、資源エネルギー問題を解決し、望ましい未来型の高度情報共存共栄社会を構築するということである。<br>
 そのためには、世界中の山や畑や水田でEMを使うことに始まり、世界中の人々があらゆる分野にEMを活用し、EMを水や空気と同じように使うようになれば、容易に実現することが可能であるということである。
ダウト5。EMが無コストでなく、またその効果が具体的に明示されない限り、「世界中のあらゆる分野で」「水や空気と同じように」使われることはありえません。したがって、そのことを前提として「EM技術でもって人類のかかえる世紀的な課題、すなわち食料、環境、医療、健康、資源エネルギー問題を解決」できると主張することは、「不可能なことをもって解決する=不可能である」と主張していることに等しいです。

おわりに

 EMに対する賛否両論はこもごもであるが、EMの性質を知った上で検証した人々はEMを絶賛し、検証しなかったり、誤ったEMの使い方をした人々は否定的である。
 EMに関する論文は中国だけでも、すでに1500余、全世界では3000編を超えており、EMでの学位取得者は30余人となっている。
効果があると信じる人は絶賛するでしょうし、効果がなかったと感じた人は否定するでしょう。検証しない人は、「説明がでたらめ」だから検証するまでもないと判断しているものと思います。
 いずれにしろ、その効果を実証し、世界にEM情報を発信する必要があり、平成18年4月北中城村にEMウェルネスセンターをスタートさせた。13年間も放置され損傷もひどくなり、解体以外に方法はないとされ、「幽霊ホテル」といわれた旧ヒルトン・シェラトンホテルをEM技術で蘇生させ、土木建築業界から驚異的な評価を受けているホテル「コスタビスタ沖縄」はその一部である。屋上はEM技術による農園となり、天水をはじめ水のリサイクルはもとより、あらゆる分野にEM技術が活用され、EMに関する様々なイベントが行われている。
 また、北中城村はEMのモデル村として名乗りを上げ、村長を中心に積極的にEMの普及に取り組んでいる。
 名桜大学も平成19年度より国際EM技術研究所を設立し、近い将来において、EMに関連する学部の創設を目指している。子供の頃から沖縄のために役に立ちたいという素朴な夢が実現しつつあり、学者として大学教授として社会的な役割を果たし得たという安心感をもって退官できることは望外の喜びである。
「EM」というものが世に出てから、多くの議論や批判があったにもかかわらず、基礎的な研究はほとんど行われていませんから、「国際EM技術研究所」で多少は研究が進むのでしょうか。情報発信においては、「効果があった」とする体験談的なものではなく、ぜひ他の研究者が研究対象としうる内容を発信していただきたいものだと思います。

(参考)サイト管理者のまとめ

EMを説明しているサイトは数多ありますが、共通するのは「万能をうたうが、具体的な効果を明らかにしない」「害になる要因が全くないと主張する」という点です。上にも書きましたが、「効果がある」という言葉は人によって、また立場によってその意味するところが全く異なる場合があります。従って、他の人は効果を検証しようがないので、科学の土俵で議論することはできないのです。提唱者が科学の議論に乗せる努力をしていないものを、科学に携わる者が取り上げることはほとんどありえません。
なお、メカニズムがわからなくても効果がある、ということもありえます。条件を一定にして再現性があれば、それは効果があると判断して差支えないと思います。しかし、「使った、効果があった」は出発点としては問題ないかもしれませんが、「原因としてAもBもCも考えられる、その中でAの効果が注目されるべき」と主張するのであれば、やはりそれぞれの原因を分離して比較判断する必要があるでしょう。
ちなみに、効果があると「信じる」自由はあります。どんなに非科学的な説明であっても、社会悪でない限り「信じて使う」自由もあると思います。俗に「気休め」といいますが、信じるということは精神安定に少なからず寄与する面がありますから。
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