クララ(苦参)


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注意:このページの内容は、2006年6月27日時点の情報に基づいて記載しています。現時点ではリンク切れ、リンク先の内容の更新等が発生している場合があります。随時確認のうえ更新しますので、ご了承願います。

クララ(苦参)及びクララを含む資材

クララとは、何ですか?

クララ(苦参(くじん))とは、動物衛生研究所のホームページによると、
 クララは,本州から九州の日当たりの良い山地の草地や河原などにみられるマメ科の多年草で,別名をマトリグサあるいはクサエンジュといいます.
(中略)和名の由来は眩草(くららぐさ)がつまったもので,根を噛むと目がくらむほど苦いことによると言われています.漢方では根を乾燥したものを苦参(くじん)といい,健胃・利尿・解熱・鎮痛薬として用いられています.
とされています。
また、具体的な有効成分(裏を返せば有毒成分)としては、同じページに、
 クララなどのSophora属の植物には,マトリン(matrine),オキシマトリン(oxymatrine),シチシン(cytisine)などのキノリチジンアルカロイドが含まれています.マトリンの薬理作用はあまりよく分かっていないようですが,大量投与によって随意運動の障害,脊髄反射亢進による痙攣などをもたらすことが知られています.また,マトリンには中枢作用のほかに,実験的ストレス潰瘍の症を抑える作用も
あることが報告されています. 同じクララ属のSophorasecudifloraの種子も有毒です.この種子のアルカロイド画分あるいはアミノ酸画分単独での毒性は弱いのですが,両者を同時に投与すると強い毒性を示すと報告されています.
と示されています。

検証1:クララは農薬ではないのか?

単独で商品として販売されているクララは少なく、クララを主成分としている商品としては、アグリクールや碧露(へきろ)というものがあるようです。
これらは、いずれも「植物保護液」と称しています。
また、アグリクールは三重県では特殊肥料として登録されているそうです。(ただし、肥料と言いながら肥料成分を公示していません。しかも、500ml製剤のみ登録しているのが謎)
植物保護液という言葉は、使うことを規制されているものではありませんが、一般に定義された言葉ではありませんし、具体的な効果が何かを表してもいません。
例えば、アグリクールのサイト
は下記のような効能を謳っていますが、「植物の成長に効果」を謳う場合には「どんな作物の」「どの部分が」成長するのかを示さないと、本当に成長に役立つものなのかどうかがわかりません。
植物を強くし、元気にする
植物が本来持っている抵抗力を引き出し、強く元気にします。
また、アグリクールの成分は、植物の成長にも効果があります。
もちろん、あまり具体的に植物の種類や作用点を説明してしまいますと、農薬登録をしていない以上農薬取締法違反になりますが。(詳しくは農薬と農薬取締法とはのページを参考にしてください)
…と思っていたところ、碧露のサイトで、
化学農薬に代わる夢の天然植物保護液
と謳っていたり、アグリクールのサイトで、
神奈川県藤沢市の市管理の樹木消毒に採用決定。(平成14年度)
などと記載されております。
これらの表現は、間接的に農薬の様な効果を誤認させるおそれがありますから、より注意が必要と考えられます。(藤沢市で採用したというのが事実の場合、藤沢市は農薬取締法に違反しているという認識がないのでしょうか?)
さらに、アグリクールのサイト内「クララの歴史」のページでは、下記のようにクララの「昔からの使われ方」を表していますが、
自生植物は自分の力で外敵から守って生きます。クララを煎じた液は、古くから、農産物害虫、牛馬の皮膚寄生虫等に、使われていました。害虫の運動神経、呼吸神経等を麻痺させるため、昔から生活の知恵として、使われてきました。
この効能を信じているとすれば、明確な作用を謳っていますから、これって農薬取締法違反じゃないでしょうか?
最も、碧露のサイトで下記のように表現されているのを見てしまうと、どうやら科学的な知識が不十分であるか、違う世界の出来事が見えているようであります。
長い歴史の中で植物は人を仲間であると認識しています。
難しい話になりますがそれは生命体が持つ酵素配列や遺伝子の中に組み込まれてきた情報です。
もちろん、酵素配列や遺伝子に「仲間かどうかを認識」させる情報などが組み込まれている事実は確認されたことがありません。
また、人間は植物を食料として収穫するのみならず、自己の生存のために駆逐したりすることが多々あるという事実を、どう「仲間と認識」できるというのでしょうか?

検証2:クララは安全な資材か?

クララは上記に示したように、人間に対する何らかの活性作用はありますし、毒性もあるとされています。
また、殺虫活性を示すことを暗に認めているようです。
登録を受けた農薬であれば、急性毒性や慢性毒性の試験により、LD50(半数致死量)やADI(1日耐用摂取量)が定められますから、「ヒトに対しておそらく害のない量」が推定できますが、そういった試験をしていない以上、「どの程度の量なら害がないか」を定めることができません。
もちろん、漢方薬として処方されている事実もありますし、経験的に言って大量に摂取しない限り「おそらく安全であろう」という想像は出来ますが。(でも、体力が落ちている人にとっては危険性は高まる)
というわけで、現時点では「安全な資材」とは言い切れない、というのが正しい見方であろうと思います。
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