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10%以上 |
1〜10%未満 |
0.1〜1%未満 |
頻度不明 注1) |
過敏症 |
痒痛 |
発疹、蕁麻疹 |
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局所症状 注射部位 |
疼痛、発赤、腫脹 |
硬結 |
知覚異常 |
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消化器 |
胃腸症状(悪心、嘔吐、下痢、腹痛等) |
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筋骨格 |
筋痛、関節痛 |
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精神神経系 |
頭痛 |
めまい |
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失神・血管迷走神経反応 注2)注3) |
その他 |
疲労 |
発熱(38℃以上を含む)、上気道感染 |
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リンパ節症 |
注1)自発報告又は海外のみで認められている副反応については頻度不明とした。
注2)血管迷走神経反応としてふらふら感、冷や汗、血圧低下又は悪寒等の症状が発現する。
注3)失神・血管迷走神経反応は強直間代性運動を伴うことがある。
これらを見て、他のワクチン・予防接種と比較しても特別問題がある副作用があるとは思えません。それでは他のワクチン・予防接種の副反応について見てみましょう。 厚生労働省のサイトの
予防接種後副反応報告書集計報告
の最下部に
集計累計
があります。これを見てみると他の予防接種ではサーバリックスでは報告されていなかった死亡報告などもあります。しかし、この報告書にある予防接種が危険だからといってやめさせようという運動は聞いた事がありません。
各種予防接種・薬はその病気に対する予防効果・薬効と副反応のどちらも受け入れなければなりません。また、その予防効果・薬効も100%ではありません。「予防効果・薬効が100%でなければいけない」「副反応がでる可能性があるのは許せない」というのであれば、「予防できる可能性がある病気を受け入れる」「治せる可能性がある病気を受け入れる」というリスクを負った上で各種予防接種・薬を拒否すればいいだけの話です。もちろんこれらのリスクの中には「死」というものも含まれるかもしれません。私はこれらの信念に基づいて行動している人を非難するつもりはありませんし、逆に予防接種・薬を疑いなく受け入れなさいとも言いません。それは病気を予防したい・病気を治したいという各個人が医師などと相談して判断を下すものでしょう。いずれにしてもリスクが伴う事は忘れてはいけません。しかし、副反応のリスクと予防・治療を受けないリスクを比較した場合、副反応のリスクの方が非常に低くなければ各種予防接種・薬の認可がおりないのも事実です。
最終更新:2011年03月04日 20:20