サーバリックスは危険なのか? > THINKER - 子宮頸がんワクチンの危険性について > 子宮頸がん予防ワクチン

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現在、子宮頸がん予防ワクチンとして、米・メルク社の「ガーダシル」と英・グラクソ・スミスクライン社の「サーバリックス」があります。2010年3月現在、国内で厚労省に認可されているのは、後者のみです。

製造元の英・グラクソ・スミスクライン社によれば、「予防効果がどのくらい続くのか」 「追加接種が必要か」については、まだ不明とのことです。 同社は、「半年に3回の接種で、最長で6.4年間くらいは、HPVの感染を防ぐのに十分な量 の抗体ができる」としています。

この子宮頸がんワクチンが予防できるのは、HPV16型と18型です。 全ての発がん性HPVの感染を防げるものではありません。

ここで述べられている6.4年とはサーバリックスの追跡調査を行った期間です。 サーバリックス製品情報のサーバリックスの接種時期-5 における「海外データにおけるシミュレーション」のグラフの下の注意書きで確認出来ます。また、 サーバリックス製品情報のサーバリックスの接種時期-4 においては「少なくとも7.3年にわたり、HPV-16および18に対する抗体価が自然感染時の13倍以上および11倍以上に維持されました。」とあるので、数字の多少の差異はありますが概ね正しい情報です。

また、「抗体価」というのは、動物がウイルスに感染すると血清中に抗体を産生するが、ウイルスなどの蛋白質(抗原)に対して産生された抗体の量を示す指標であり、血清を2倍ずつ段階的に希釈していき、抗原抗体反応により抗体価を決定します。そうすると、ある段階で抗原と反応しなくなり、この反応しない一段階手前の血清希釈倍数の逆数を抗体価として表します。例えば、1/2、1/4、1/8、1/16、1/32、1/64、1/128と順次希釈し、抗原抗体反応で1/64以上に希釈した血清で反応がなくなれば抗体価は32倍ということになります。例えば接種前の抗体価が4倍で接種後の抗体価が128倍であれば、抗体価が32倍上昇した(32倍になった)ことになります。

「ワクチンを接種しても子宮頸がんにかかる可能性がある」と製薬会社もはっきりと述べています。また、特筆すべき点は、日本人の子宮頸がんの原因はHPV 52・58型が比較的多く、HPV16・18型は全体の約60%ということです。そのためHPV16・18型予防に製造された輸入ワクチンは、日本人には予防効果がさらに限定的であるということです。(HPV52・58型に対する予防効果は10%程度)

HPV16/18型が全体の60%であると自身で書いてあるのにHPV52/58型に拘った書き方になっています。また、52/58型が比較的多くと書いてありますが数値には言及していません。何故なのでしょうか?少なくとも40%以下である事はこの文章から分かります。 サーバリックスのよくある質問 には次のように載っています。海外においてHPV16/18型に近縁の型であるHPV31/33/45型の予防効果も認められており、全てのタイプの発がん性HPVに対する予防効果は、約70~80%になることが期待できます。また、このことから全てのHPVの型に対して有効というわけではないというのは正しい情報ですが予防効果がほとんどないような書き方は関心しません。しかしHPV52/58型に対する予防効果が10%というのはどこから出て来たのでしょうか?それが正しいとするならグラクソ・スミソニアン発表の予防効果70〜80%に加え52/58型の予防効果10%もあるということになります。詳しくはサーバリックスのHPVに対する有効性を見てください。


最終更新:2011年03月06日 18:28
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