鳥籠と天使(赫らびっと)


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 「鳥籠と天使」.赫らびっと/雛罌粟糎/シリアス/短編
 ※骨が潰れていきます ※虐待/暴力/痛い/流血 ※過去 ※嘔吐表現





 ぎりぎりぎり。と。腕が足が。押しつぶされてゆく。ぎりぎりぎりぎりと。痛い。痛い痛い痛い痛い。けれど、喉が働かない。


「……あ゛…………あ゛あ゛……っ!」


 微かなうめき声しか発することが出来ない。ぎりぎりぎりきりぎりぎきりぎきりぎきりぎきぎぎぎぎぎぎぎ。歪な音が響く。小さい、真っ白な部屋に。骨が。潰れていくのが分かった。ぎぎぎぎぎぎぎぎぎ、と止まることなく足の骨と腕の骨をつぶされる。たすけて。そこまでして完成させたいと言うのか。神の領域にまで、足を踏み入れたいのか。痛いなあ。辛いなあ。そんなことを、ただ考えた。目の前がぼやける。自然と流れる涙。研究者と、無機質な機械が視界に入る。誰も助けてくれない。どうせ完成するわけない。びちゃり、と壁に真っ赤なソレがついた気がした。ああ、どうせ。どうせ未来なんてもの。



 意識が、遠のいた。






 白い部屋の中。一体何日と眠っていたのだろう。両手両足は、自由に動かすことが出来た。喉も、痛いのだけれど辛うじて喋る事が出来て。けれども、あの骨をつぶされるという感覚が怖くて、この自分の部屋という名前の牢獄の中にも、あの機械があるんじゃないかと思うと怖くなった。一気に胃液が競り上がり、部屋に設置されたトイレに入ろうとしたけれど、我慢できずにベッドのすぐ傍で、嘔吐した。何も食べていないから、胃液しか出なかった。苦しくなって、咳き込んだ。蹲って、その嘔吐をきっかけに溢れだす涙を止めることができなかった。辛い。どうしてこうなった? なぜ。嗚咽を漏らしながら、またこみ上げる胃液をびちゃりとぶち撒けた。



 前の、あのみんなですごしたじかんを。


 かみさま。




 もう一度―――



 ああ。


「……糎はもう、カミサマに、なりかけてたんだっけ、な……は、は、……」



 かすれた声は鳥籠に響き。天使は横たわる。



 もう。





/




というなんとも痛いあれですね^p^
すみません生徒のやつがんばってつくりますううううううう(
コメントとか感想いだけると幸いですノノ

  • 痛いだなんて^p^ スレ主様の文才の神々しさに私眩しくて目も開けられないです((キラキラ 表現が生々しくて糎ちゃんが置かれている状況や周りの情景、心情などが分かって読み易いなと個人的には思いました!! 次の作品も楽しみです^^* -- 小鳥遊 紗千 (2011-02-27 22:19:59)
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