デフォルトホーム画面を入れ替える(2.3.1_r1)

ダウンロードしたソースに付属のデフォルトランチャは非常にもっさりして遅い。
従って、これをADWLauncherに置き換える。
手順は以下のとおり。

  1. CyanogenModのGithubから、ADWLauncherのファイルを取ってくる。
  2. $(ANDROID_SOURCE)/apps にダウンロードしたADWLauncherのフォルダをコピーする。
  3. デフォルトランチャを無効にする。
  4. ビルドする。
  5. ビルドする(2)

追って説明する。


  1. CyanogenModのGithubから、ADWLauncherのファイルを取ってくる

    下記アドレスから、適当なフォルダにADWLauncherのファイルをgit cloneで取得する。

    mkdir hoge
    cd hoge
    git clone git://github.com/CyanogenMod/android_packages_apps_ADWLauncher.git
    

  2. $(ANDROID_SOURCE)/apps にダウンロードしたADWLauncherのフォルダをコピーする。

    hogeフォルダ内にADWLauncherのフォルダが作成され、ファイルがコピーされていることを確認する。
    確認後、ADWLauncherのフォルダを $(ANDROID_SOURCE)/packages/apps にコピーする。


  3. デフォルトランチャを無効にする。

    そのままだと、デフォルトランチャが生きていてそちらが優先されてしまうので、デフォルトランチャがビルドされないようにする。
    $(ANDROID_SOURCE)/packages/apps/Launcher2/Android.mk を Android.mk.bak などと適当にリネームする。

    5.の方法をとることで、Laundher2の環境が上書きされ、ADW.Launcherが起動するようになる。


  4. ビルドする。

    2.でコピーしたフォルダに入り、mm コマンドでビルドする。ビルド後、自動的に $(ANDROID_SOURCE)/out/target/product/generic/system/app フォルダにapkが作成される。


  5. ビルドする(2)

    4.の方法だと、再makeしなおしたときに毎回mmを打ちにいかなければならないので面倒。従って、makeの範囲にいれてしまう。

    build/target/product/generic.mk
    

    の PRODUCT_PACKAGES に追加したいアプリの Android.mk にある LOCAL_PACKAGE_NAME を追加する。今回の場合、

    LOCAL_PACKAGE_NAME := ADWLauncher
    

    とあるので、

    PRODUCT_PACKAGES := \
        AccountAndSyncSettings \
        DeskClock \
        AlarmProvider \
        Bluetooth \
        Calculator \
        Calendar \
        Camera \
        CertInstaller \
        DrmProvider \
        Email \
        Gallery3D \
        LatinIME \
        Launcher2 \
        Mms \
        Music \
        Provision \
        Protips \
        QuickSearchBox \
        Settings \
        Sync \
        SystemUI \
        Updater \
        CalendarProvider \
        SyncProvider \
        ADWLauncher     
    

    と最終行に追加する(前行のバックスラッシュの追加を忘れないこと)。これで、make時に一緒にビルドされることになる。同様の方法で、ソースのあるアプリを追加していく事ができる。

最終更新:2011年02月07日 02:39
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