296 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/12/30(木) 12:47:00 ID:FUezUmtn0 [1/3]
桐乃「もうすぐ寅年もお終いよねー」
京介「あと少しで兎さんがコンニチワだな」
桐乃「でもアンタって寅っぽいこと何にもしてこなかったわよね」
京介「いやおかしいだろソレは。なんで寅年だから寅っぽいことしなきゃなんねーんだよ!?」
桐乃「つーワケで寅っぽいことしなさい」
京介「ええええ!?!」
桐乃「アンタが寅っぽいことしなきゃ、目覚め悪いでしょ?
    清々しい気持ちで新年迎えられないじゃん!」
京介「……じゃあお前、兎っぽい事できんの?」
桐乃「は、はあ?」
京介「俺が寅ならお前が兎だろ。兄貴と妹なんだからよ。
    俺が寅っぽいことするなら、お前が兎っぽいことするのが当然だよな?」
桐乃「ぐ…」
京介(へっ…どーだ、偶には俺だってやり返すんだぜ?)

カリッ

京介「はうっ!?」
桐乃「な、な、何キモチワルい声出してんのよ!!」
京介「気持ち悪いって、お前、いきなり耳囓るヤツの方が気持ち悪いっての!」
桐乃「あ、アンタが兎っぽいことしろっていったんでしょうが!!」
京介「なっ…」
桐乃「兎は囓るでしょ! 歯でカリカリするのが兎じゃん!」
京介「俺の耳は人参かよ!?」
桐乃「うっさい! あたしは兎したんだから寅やれ馬鹿兄貴!」
京介「ぐ……お前、自分が兎だって分かってんのか?」
桐乃「は、はあ?」
京介「寅は肉食なんだぜ? 兎、食べられても文句言えねぇよなぁ!?」
桐乃「た、食べる!? 兄貴があたしを……!?!!?」
京介「がおー」
桐乃「は、ひ、ぽ…ま、まだ心の準備が……!?!!」

ベシッ

京介「痛っ!? お前、クッション投げ…ちょ、ま、パソコンは不味い、
    それは当たったら肉体的にも金額的にも死ぬ……!?」
桐乃「うー…うー…」
京介「悪かった、悪かったから……(何でこんなに怒ってんのコイツ!?)
    出てく、出てくから、俺は取り敢えずここから退散しますから気を沈めてください桐乃様!!」

ガチャ

桐乃「はぁ…はぁ……か、囓っちゃった……兄貴の耳囓っちゃった……
    スンスン……はぁぁ…あたしの歯から兄貴の匂いがするよぉぉぉ……

ガチャ

京介「あ、クッション返すな。掴んだまま出てきちまったから」
桐乃「」





「ガチャ」でクンカ開始だと思ってたら大間違いなんだからねっ!

311 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/12/30(木) 13:54:22 ID:FUezUmtn0 [2/3]
>>306
桐乃「妹のバニーガール見たいとか、さすが変態は格が違った。
    っていうかコスプレは沙織か黒猫がいないと技術的にむり」
京介(やりたいのかやりたくないのかどっちだよ…)
沙織「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーンでゴザル!」
京介「うお!? どっから入ってきやがった!?」
沙織「煙突からだよロミオ。ちょっと遅めのサンタクロースさ」
京介「ウチに煙突はありません!」
沙織「きりりん氏が着たいのは赤のバニーですか?白のバニーですか?」
桐乃「ちょ…沙織、マジで着せる気?!」
沙織「マジもマジでゴザル。拙者も既に森の熊さんのコスプレをしているでござるよ」
京介「それボリノーク・サマーンだからね? MS少女になってるからね!?
    ……まあこれはこれで……ゴクッ……」
桐乃「キモッ、最低ェ、変ッ態」
京介「ジェットストリームアタック!?」
桐乃「で? 赤と白とどっちがいいワケ?」
京介「え? 何? 着るの?」
桐乃「あ、あんたがMSに欲情するような変態だからじゃん!?
    そんな斜め下の性癖を持つ兄なんておぞましいし?
    だからせめて人間の女の子に欲情するように矯正してあげようっていう
    あたしの気遣いが分からないワケ? だからアンタはキモ低態なの!」
京介「罵倒の三連星を略すなよ!?」
沙織「それで京介氏、赤と白、どちらにするでゴザルか?」
京介「なんで俺は妹が着るバニーガールの色を迫られているんだ!? どんな変態だよ!?」
桐乃「うっさいなぁ…あたしが着るっていうんだから、決めればいいじゃん
    それともアンタ、あたしのバニーガール姿見たくないっての?」
京介「それは見たい…(って何言ってるんだ俺!? 妹だぞ!!」
桐乃「へ、へ~み、見たいんだ……ふ、ふーん……じゃ、じゃあ選びなさいよ」
京介「(妹、妹、妹、桐乃は妹、妹のバニーガール姿を見たいとか兄貴失格、失格……)
    そ、そーだな、残念ながら俺の好みはゴールドだ、黄金だ、百式色のバニーさんだ。
    ここにはねぇ! つまり桐乃がバニーさんになる必要はないってこった!!」
沙織「むぅ…ここにきて踏み留まるとは京介氏も強情でゴザルなぁ」
桐乃「金色のバニーは無いの?」
沙織「用意してなかったでゴザルよ」
京介(なんでそんなにノリ気なんだよ桐乃!?)
沙織「ではきりりん氏のコスプレは諦めるとして、京介氏はこれにお着替えくだされ」
京介「え?」



京介「………」
沙織「よくお似合いですぞ、京介氏。いや京ックス氏」
京介「全然うまくねーからな! つーか何でキツネ?! 十二支関係ないだろ!!」
桐乃「プ…プププ……コーンって鳴いてみてよ、コーンって…プッ……」
京介「……コーン」
沙織(やるのでござるな……さすが京介氏は一流のシスコンでござる……)
カキカキ
京介「って、お前、人の頭に何書いてんだよ? つーか油性!?」
沙織「ほら京介氏、もう一回コーンと鳴いてくだされ」
京介「ああもう……コーン……これでいいか?」
桐乃「あぅ…」
京介「何赤くなってんの?」
沙織「もう一回!もう一回!」
京介「キャラ違くねぇか、沙織……コーン」
桐乃「ア、アンタ、なにやってくれちゃってるのよ!?!」
京介「なんでお前が怒るんだよ!? (ん? ガラスに顔映ってら。額に書かれているのは……
   片仮名二文字で、ええっと、反転しているから……)……シス?」
沙織「コーン♪」



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最終更新:2010年12月30日 21:27