23 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/01/10(月) 05:47:01 ID:HY2y5gAk0 [3/7]

「た、ただいまー・・・さ、寒かったー・・・。」
「ちょっと?今、良いシーンなんだから、少し静かにしてよね。」
「映画・・・か?」
「見て分かんない?潤クンが初めて主演になった映画なんだからね?」
「じゅ、潤くんって、誰だよっ、お前の知り合いか?そうなのかっ!?」
「な・・何大声上げてんのよ。潤クンって言ったら、当然、嵐の松本潤クンに決まってんじゃん。」
「そ・・・そうか。しかし、知りもしない人を『くん』付けで呼ぶのは関心しねーぞ?」
「何言ってんの?ふつーじゃん?・・・何?あたしが興味持ってると思って嫉妬した?このシスコン!」
「くっ・・・シ、シスコンじゃねーよっ!おまえが変なヤツに騙されて無いかって、心配になっただけだ」
「あ、あんたがシスコンな事はよく分かったからっ。い、今は、一人で映画を見たい気分なのっ!」
「わ、わかった・・・・・・その・・・」
「何?まだ何かあるわけ?」
「外は寒いから、あまり寒い格好すんなよ?」
「!・・・うるさいっ!早く出てけっ!」

それから一週間後
「京介ぇ~。最近、桐乃が冷たいのよ。お母さんでも、今は、部屋に入れられないって。アンタなにか原因知らない?」
「いや、全く心当たりがないぜ。」
「でも、あの子ったら、毎日夜遅くまで、何かしているみたいなのよ。調子もあまり良くなさそうでしょ?」
「知るか。俺と桐乃が仲悪かった事、お袋も知ってるだろ。」
「ほんっと、使えない子ねぇ!・・・でも、最近のあなた達、昔、仲良かった頃と同じような感じに見えたんだけどねぇ。」
「そ、そんなことはねーぜ?」
「ふ~ん・・・ま、いいわ。アンタ、後で桐乃の部屋に栄養ドリンク持って行きなさい。」
「な、なんで俺が!?」
「お母さんねぇ~、これから町内会で、たいっへん~なお仕事があるのよ~」
「ケッ・・・実態はただのお茶会じゃねーか。」
「う~ん、仕方ないから、アンタの部屋。徹底的に掃除しちゃおうかな~♪」
「全力で取り組まさせていただきますっ!」

24 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/01/10(月) 05:47:42 ID:HY2y5gAk0 [4/7]

「さて、どうすっかな・・・桐乃ー?・・・そのー、ドア、開けてくれないか?」
「・・・キモ・・・いきなり、何の用よ。」
「お袋が心配してたぜ?また、無理してんじゃねーかってな。」
「・・・別に。関係ないじゃん。」
「関係ないわけないだろ?心配事でもあんなら言ってみ。」
「・・・キモ・・・勘違いすんな・・・」
「勘違いって、お前な・・・とりあえず、そんなんじゃ、仕事や勉強にも悪いだろ?栄養ドリンクのんで、大人しくしてろ。」
「・・・・・・って」
「桐乃?」
「・・・部屋に入って」

「どうしたんだよ、急に?」
「・・・」
「何もないんだったら―――」
「これっ!」
「紙袋?どういうことだ?」
「うっさい、出てけっ!」


次の日
「あら?京介ぇ~~~。可愛いマフラーね~~~♪『また』、麻奈美ちゃんから~?」
「そっ、そんなとこ・・・だ。ところで桐乃は?」
「それがねぇ、昨日の夜から凄い熱出しちゃって、今日はもう学校をお休みさせるわ。」
「そっか・・・。(様子・・・見てやら無いとな・・・)」
「え?京介。何か言った?」
「い、いや。それじゃあ、行ってきます。」
「寒いから気をつけるのよ?行ってらっしゃい。」

End.



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最終更新:2011年01月13日 00:59