534 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/01/13(木) 10:30:59 ID:QcJ0rjYN0 [4/7]
「おはよう、兄貴」
眠い目をこすりながら部屋を出かけた兄貴に挨拶をする。
「あ、ああ。」
何たじろいでんの?バカじゃない?
ま、あたしの変化にでも気づいているからだと思うけど






何も無い!何で!あいつニブチン!?
また幼馴染にデレデレしてるんじゃないの!
バカじゃない!キモ!熟女好き!
 
そう憤慨してたあたしは帰ってきたあいつに質問を浴びせかけた!
「あたし、伊達眼鏡買ったんだけど、似合う?」
「あ、ああ、似合うと思うぞ」
なんでそこで一歩退くのよ!
「『眼鏡かけたまま』」
らちが明かないので呟いてみた。
「あ、あれはだなぁ・・・・・・」
食いついた!
 
「お、俺は眼鏡が好きなだけで・・・・・・眼鏡かけた女の子にはそんなに興味ないんだ。」
「ハァ?」
「女の子は・・・・・・そうだな眼鏡好きな俺に対するスパイスみたいなものだガハッ!」
顔面にパンチを入れる。昏倒するあいつ。
 
「いきなり何しやがる!」
「バーカ!」
 
勢いよく自分の部屋のドアを閉め、鍵をかけるあたし。
「くっそ、なんなんだよ・・・・・・ったく。」
あいつの恨めしそうな声が部屋の外から聞こえる。
 
「まったく・・・・・・視線ぐらい合わせろっての・・・・・・嘘ってバレバレじゃない」
わざと気づかないふりをしていた兄貴の本心が少し・・・・・・知りたくなった。



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最終更新:2011年01月14日 22:33