716 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/10/16(土) 22:00:44 ID:SIwlTDJd0 [2/4]
桐野と香水を買い物に出かけて、つつがなく買い物は成功したんだ。
で、買い物に付き合ってもらったわけだし昼飯を奢ってやったのさ
ただのファミレスだけど、ちょっと奮発してロイホにした。文句言うと思ったけど
「ま、あんたの小遣いじゃよく出したほうよね。」と案外怒ってなかった。
特に待つことなく席を通されて、オーダーをしたあと
ゴスロリ?の格好した女の子が俺達の向かいの席についた。
桐野越しに「結構かわいいな」っていってマジマジと見てたら
向かいに座ってる桐野がブーツの先っぽを俺の脛にゴツ!ゴツ!って当てて
「へー、あんたもちょっとは目覚めたのかもね~」
とか涼しい顔して言いやがる。
「痛いから、やめろよ。・・・まさかお前・・・ヤキモチとかか?」
「はぁ///!ば、ば、バッカじゃないの!ニヤニヤした兄貴が気持ち悪いから
目覚ましに蹴ってあげてるの。」
「その道に呼び込んだのは何処の誰だよ。」
「そりゃあたしだけど、犯罪者になれなんてヒトコトも言ってないし」
そう言うと桐乃はそのメイドさんと俺の真ん中辺りに席を移して
俺に見えないようにしやがった。
「メイドさんを拝みたかったら、まずあたしを透視することね~」
「そ、そこまでして見たくねえよ。」
「そっか、あたしと見つめ合うのが恥ずかしいんだ」
「ちげーよ」
「じゃあ、なによ?」
「その、あれだよ・・・」
と、俺がシドロモドロになっているとき
やっと頼んだメニューが運ばれてきた。
桐野の「バカ・・・」というセリフはあまりにも小声で
俺の耳には入ってこなかった。
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最終更新:2010年12月30日 06:36