921 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/01/15(土) 23:06:56 ID:vt/X4xRI0 [2/3]

昨日は久しぶりに、麻奈美の家に泊まったなあ…勿論、何もなかったけどねっ!
というのも、新商品の『せえる』とやらで、仕方なく駆り出されたわけなんだ。
…それに…今は、俺には最愛の人がいるしな…

そんな事を想いつつ、風呂上りにぼーっとしていると、突然ドタドタと足音がする。

「兄貴っ!これっ!どういうこと!?」
「な、なんだ?桐乃。…って、その手に持っているパンツは何だ!?」

さっきまで俺がはいてたパンツじゃねーかっ!

「地味子の…匂いがするッ!兄貴のパンツ中から、あの女の匂いがするよッ!!」
「ちょ!?…ってゆーか、それはたぶん、麻奈美の匂いじゃなくって、線香の匂いだろっ!?」
「パンツ中についてる…あたしの、匂いを、つけたはずなのに…」
「あ、あたしの匂いって何だ!?」
「10年前から、兄貴のパンツでオナニーしてたよ?」

は、話がかみ合わねぇ…。というか、これって…?

「桐乃。念のため聞いておくが…。最近どんなゲームをプレイした?」
「えっ…?え、えと…『Duel Savior』と『腐り姫』と『魂響~円環の絆~』…かな?」
「全部キモウトゲーじゃねえかっ!?」
「だ、だって、あの黒いのが言うんだもん。兄貴ってMだから、『私のオススメのゲームの妹になりきって、積極的になることね』って…
 そうしないと、地味子に兄貴を取られちゃうかもよって…」

あ…あんのゴスロリ女っ!?人様の妹に、なんてコト吹き込みやがるっ!?
…だけど…いくら幼馴染だからって言っても、桐乃にとっては『ライバル』って事になるんだな。ちょっと不用意だったな…

「ゴメンな、桐乃。」
「えっ?」
「これからは、もっと、お前のことだけ見てやるからな。」
「バっ、バカじゃん!?…そんなの…あたりまえでしょ…?」
「だからこんな、無理して演技までしなくていいからな?俺が…うけとめてやるからな。」

お、俺っ、自分でも恥ずかしすぎるぜっ!?

「う、うん…わかった。…じ、じゃあ、さっそく…」

うん?

「あ、兄貴っ。今はいているパンツちょうだいっ♪生パン、一度嗅いで見たかったんだ~♪」

………それは演技じゃなかったのかよ………
End.



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最終更新:2011年01月16日 19:24