13 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/01/16(日) 04:27:03 ID:1xyqUEOm0 [1/3]

アニメ4話/小説2巻 友達が来た日の後日談風

「桐乃ー。今日ひまー?」

話しかけてきたのは、来栖加奈子。私の友達だ。

「うん。今日は部活もないし・・・一緒に帰ろっか?」
「あー。ちょっとつきあってほしい所あるんだよね〜?」
「あ、うん。どこいくの?」
「ん〜?駅前でナンパー。」
「ひっ・・・」

な、なんてこと言うのっ!?そんなこと、できるわけないじゃん!

「加奈子ってさー、ぶっちゃけカワイイけどさー、ロリ体型じゃん?桐乃がいたら男も釣れるし〜?」
「だっ、ダメっ!無理っ!」
「え〜〜〜?世の男共はよ〜、ちょっと乳がでてるだけでホイホイついてくしよー?桐乃がいれば、簡単だってー」
「そうじゃなくって!・・・あたし、その・・・ナンパしてくるような人と、話したりしたくないし・・・」

あたし、見ず知らずの人となんてお話したくないっ。もっと・・・そう。心に決めたような人がいいもん。まだいないけど・・・

「うっそー?まじありえないし〜?何ソレ、純情乙女〜?」
「そ、そうじゃ・・・なくって・・・」

なんでっ!?あたしの心、読まれてるっ!?

「じゃあ?彼氏っ?やっぱり彼氏いたんだ〜?」
「いっ、いないっ!!いないってば!」

何!?なんでこんなに聞いてくるの!?

「うそ〜?反応激しすぎーあやしー?」
「そ、それより、あたし無理―――」
「やっぱ隠そうとしてる〜、ほんとは居るんでしょ〜?」
「だ、だからっ!違うって!」
「どもってる〜?絶対彼氏でしょ〜?」

話題も変えられないよっ・・・誰かっ・・・・・・助けてっ!

「ち、違うのっ!兄貴は彼氏なんかじゃないのっ!」

「・・・」
「・・・」
「い、今、なんて・・・?」

やばいっ!?なんとかしないとっ・・・!

「・・・・・・そ、そうっ、兄貴と買い物に行く約束があるって言ったのっ!」
「いや〜?確かに、兄貴はかr―――」
「加〜奈〜子〜?」
「げっ・・・あやせ・・・?」
「加奈子。あなた今日の掃除当番でしょ?」
「あ〜。忘れてた・・・みたいな?」
「はいはい。どうせまた逃げようとしたんでしょ?さっさとついてきなさいっ。それじゃね、桐乃。」
「あ、うん・・・ばいばい・・・。」



た、助かった〜。加奈子には悪いけど、あやせに感謝しなくちゃ。
・・・でも、なんであたし・・・あの時兄貴の事、考えちゃったんだろう?
ううん。確かに最近、あたしの事助けてくれたけど・・・
でもっ、相変わらずぐうたらで、やる気のない目をして、その上変態で、キモくて・・・
ほんと・・・なんでなんだろう・・・考えがまとまらない・・・
・・・































帰って兄パン、クンカクンカすれば、少しはおちつけるよね?
落ち着いたら、もうちょっと考えてみよう。



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最終更新:2011年01月20日 02:16