363 名前:下着対決【SS】[sage] 投稿日:2011/01/18(火) 12:35:18 ID:wMCXPeksO [2/3]
「これって、いったい全体、何なの???」

あたしの手の中には、普段と変わらずに兄貴の下着がある、いや、いつもと変わってる。
何を言いたいんだって?

下着は下着なんだけど、それが、普通じゃない。

えっ?「きりりん氏もセクシーなビキニブリーフに顔を赤らめるような乙女でおじゃったか」って?
違うの!今私の目の前にあるのは・・・


「褌」


なのよね・・・

しかも、一般的に褌と言って皆が思いつく形じゃなく、
腰紐のところから下に降りてく程生地が細くなってる、見たことのない形の褌・・・
唖然としてると突然携帯が鳴った。慌てて出る。

「・・・ついに禁断の生地を目の当たりにしたようね・・・祝福してあげるわ」
「アンタいきなり何言い出すのよ?てかクソ猫、アンタの仕業なの!!!」
「その様子だと、大いに狼狽しているようね、愉快だわ」
「説明しなさいよ。いったい全体何なのよ、これは!」
「なら特別に解説してあげるわ、これは『黒猫褌』という物よ」

「・・・何それ!あんた男性下着に自分の名前つけるとか、脳みそフットーしてんじゃないの?」
「誤解しないでほしいわ。遥かな昔より、この下着は『黒猫』の名で存在してたの。
嘘だと思うなら、Wikipediaで「黒猫(曖昧さ回避)」を見て御覧なさい。
私の記事の二つ上に載ってるから。
あと、画像検索する場合は、褌だけでなく褌を着用してる殿方の下半身写真も出て来るから注意が必要よ」
「そんな豆知識どーでもいいから!」

「・・・それにしても、先輩は優しい人ね。それがあなたの手元にあるってことは
ちゃんと着用してたってことだから。贈った私が言うのもなんだけど、
普通なら、こんな物受け取ったなら捨てられてもおかしくないんだから・・・」
黒猫は相変わらず兄貴のことをを持ちあげるが、あたしは実のところ、会話内容よりも
この褌を着用した兄貴の姿を想像してひたすらニヤケ続けていたのはここだけの話
ぶっちゃけ、どう電話が終わったのかもよく覚えていない。

「さて、どうしてくれようか、このクソ猫褌・・・」
あいつのことだから、何か魔法とか呪いとか兄貴に仕掛けてるんじゃ?
とりあえずは、


クンカクンカ、クンカクンカ、クンカクンカ・・・


・・・こうしてクソ猫褌の魔力はあたしによって永久に封印されることとなりました。めでたしめでたし

あとはあいつの脳内からクソ猫褌の記憶を消しさる方法を考えないとね。
それにはクソ猫褌以上のインパクトを持つ・・・

※※※
京介「なんでトランクスが赤褌に変わってるんだよ?もう勘弁してくれorz」



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最終更新:2011年01月20日 02:22