188 名前:バレンタイン小ネタ【SS】[sage] 投稿日:2011/02/04(金) 21:33:03 ID:5s93NNTzP [8/8]

コンコン

「兄貴いる?」
「桐乃?」
「うん、あたし。入っていい?」
「おう。どうしたよ?また何かお願いか?」
「そんなんじゃないっての。今日が何の日かぐらい、あんただってわかってんでしょ」
「ん…そりゃまあ、な。もしかしてお前が今後ろに隠してるのは…」
「えっと、うん。はいこれ」
「あん?これは……ホットココア?」
「ちょっと、何でそんなにガックリしてんのよあんた」
「だってよう、もらえるのは嬉しいけどまさかこんな手抜きだとは思わねぇだろ……」
「ふ~ん、いらないんだ。だったら捨てる」
「待った!欲しい!欲しいから!だから捨てないでくださいお願いします!!」
「ふん、初めからそういえばいいのよ」
「何で俺こんなこと言われないといけねえんだろ……」
「何か言った?」
「何でもねえよ!それじゃ、ありがたく頂くよ。ありがとうな」
 スッ ヒョイ
「……何のまねだ」
「……あ、あんたはそこでじっとしてろ」
「はあ?何を意味をわからんことを、って!?」
 グビッ
「ちょ!?何でお前が飲んでんの!?俺にくれるって言ったじゃん!」
「………///」
 ズイッ
「お、おい桐乃?何で近寄って来るんだよ!?お前顔真っ赤だぞ!」
「………///」
「え?ちょ、おま、何をんん~~!?!?!?」
ゴクッゴクッゴクッ
「~~~っぷは!き、き、き、桐乃!お、お前!?」
「……どうだった?」
「え?は?」
「だ、だから!感想!どうだったかって聞いてんの!」
「わ、わかるわけねえだろ!」
「じゃ、じゃあさ、もう一杯、いる?」
「な!?……お願いします」
「う、うん。じゃあ、いくよ……?」

結局ココアの味はわかりませんでしたまる



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最終更新:2011年02月06日 02:22