200 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/12/10(金) 03:23:39 ID:lHxe6anc0 [1/3]
赤城からまたしてもメールが来た。
「再度妹の部屋に侵入して、妹が帰ってきたので、またあわててクローゼットなう」
「何やってんだアイツ!」
「心細くて手持ち無沙汰でたまらないので実況でもして心を落ち着けようと思う」
「俺へのメールを心のよりどころにしてんじゃねえよ!」
「今回はなんと、妹の友達も来ているようだ。見つかった時の恐ろしさがニバイニバーイ」
「マジシャレになってねえぞそれ!?」
「とりあえず彼氏でなくて良かった。『せなちー』とか呼ばれてるカワイイ。俺も今度そう呼んでみよう」
「いや、マジで実況してんじゃねえよ!」
「以前お前が言ってたゲー研の同級生か?随分仲良しっぽいな」
「黒猫か?いや、あいつは『せなちー』なんて呼ばないだろ」
「ヤバイ」
「おいどうした!?またクローゼット開けられたのか!?」
「・・・兄萌え談義が始まった」
「何だそりゃ!うちの妹なんか友達呼んだって兄貴の悪口しか言ってねえよ!
心配してた俺の良心を返せ!くそ、今すぐ瀬菜に電話してお前の事チクってやろうか・・・」
「いや、どちらかというと、妹の友達が、その娘の兄貴にマジ惚れしてるみたいで、その相談だった」
「・・・どっちにしろ、愉快な話じゃねえよ。なんてエロゲだ、それ」
「・・・その、何だ・・・さすがの俺でも引くわ・・・」
「何だよ、何があった」
「その娘、壁薄いのをいいことに、兄貴の部屋を盗聴したり、兄貴のパンツ盗んでにおい嗅いだりしてるらしい」
「ますますエロゲーじゃねえか!おにぱんかよ!ちゅか、お前と会った深夜販売で買ったゲームの話だろソレ!」
「その娘なんだが『キリノちゃん』と呼ばれてる。お前知ってるか?」
・・・俺は、携帯の電源を切って布団に潜り込み、「あれはゲームの話、あれはゲームの話・・・」と繰り返しつぶやきつつ
やがて、考えるのをやめた。



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最終更新:2010年12月30日 17:30