362 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/12/17(金) 22:37:43 ID:D0Avv8UC0 [4/4]
>>妹道ネタ
「―――んで、ミスターシスドーと名付けてやったワケ。ホント、バカな兄貴を持つと苦労するって感じ?」
「はいはいごちそうさま
 あなたのお兄さんがシスドーなら、あなたはさしずめ、ミス・ブラドーと言ったところかしら」
「なっ? なによそれ?」
「言葉通りよ。ブラコンを拗らせ、その道を極めんと欲するもの
 いえ…ふふっ、それすら超えんとしているのだったかしら…?」
「こ…このクソ猫っ! なに勝手に厨二設定してんのよ!?」
「はっはっはっ。きりりん氏の京介氏への想いは、アクシズすら押し戻せそうですからなぁ」
「ちょ、ちょっと!? 沙織までなに言ってんの!?」
「あら、お気に召さなかったようね。ミス・ブラドーよりも、兄専用の方が良かったかしら?」
「っ!!!! ブッ殺されたいのあんた!?
 あたしはあいつとは違うっての! コスプレしたみたいになりきって、キャラの台詞叫んだりしないし!」
「ほほう、京介氏にそんなことをして頂いたのでござるか」
「あ…っ!」
「あらあら、ブーメランかしら?
 あなたにとって、さぞや甘美なひとときだったのでしょうね。だらしなく崩れた顔が目に浮かぶわ」
「そ、そんな顔してない! そもそも、あ、あいつが勝手にやったことだし!」
「それで、一体どんな台詞を?
 グラハムならば名台詞が揃っておりますが、きりりん氏が何を選ばれたのか、とても興味がありまする」
「な、なんだっていいじゃん…っ」
「あら、どうして隠すの? そんな態度を見せられてしまうと、何かやましいことでもあるのかと勘ぐってしまうわ?」
「そ、そんなことは…!」
「まさかきりりん氏…『抱きしめたいな!桐乃!!』 などと言わせたわけでは―――」
「!!!!!!!!」
「…どうやら的中だったようね」
「きりりん氏? おーい、きりりん氏ー? …ダメでござるな、固まってしまい申した」
「全くこの兄妹ときたら…もうおなかいっぱいよ」
「フハハハハ! まあまあ、良いではありませぬか!」

「こんのシスコンッ!!」
「どわっ!? い、いきなりなんなんだよ!?」
「あんたのせいで大恥かいたでしょうが! このバカッ! 変態っ! シスコンっ!」
「入ってくるなりこの仕打ち!? 俺が何したっていうの!?」
「うるさいうるさいうるさい! あんたが悪いんだからね! 責任とんなさいよ!」
「わ、わかったわかった! よくわかんねーけどわかったから! もうどうにでもしてくれ…」
「じゃあ、これ読み上げて」
「なんだよそれは…へ? これ、前にもやったやつじゃねーか。またやるのか?」
「いいから!」
「へいへい…『そんな道理、私の無理でこじ開ける!!』 これでいいか?」
「―――もう一回」
「『そんな道理、私の無理でこじ開ける!!』」
「もう一回!」
「ま、またかよ…? 『そんな道理、私の無理でこじ開ける!!』」
「もっと大きな声でっ!」
「『そんな道理! 私の無理でこじ開ける!!!』 」
「もっと力強く!!」
「『そんな道理ッ!! 私の無理でこじ開けるッ!!!!』 ………桐乃?」
「―――うん、これで許してあげる」
「これで? …本当にいいのか? これだけで」
「いいって言ってんじゃん。じゃ、おやすみ」
「お、おう。おやすみ…」

「―――あいつ、どうしちまったってんだ…?」

「―――こじ開けて、みせてよね…」



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最終更新:2010年12月30日 18:22