94 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 17:17:49 ID:K718sZO00 [3/4]
桐乃「あ、あたしを食べて?」
京介「顔を食べてじゃないのか」

105 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 17:52:22 ID:Fn6exagj0 [2/6]
>>94
「そ、そうだっけ?」
「そーだよ。つうかアンパンになってる頭以外食べたら、替えが利かないから行動不能になっちまうだろ」
「そっ、そんなのやってみなきゃわかんないじゃん!」
「いやいや、無理あるって…って、やってみなきゃ?」
「そう。実際に、あんたがあたしのこと食べてみればいいでしょ!」

265 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 23:17:08 ID:Fn6exagj0 [5/6]
>>105の続き
「あの…桐乃…さん…? アニメの話…だったんじゃ…?」
「そうだけど?」
「じゃあなんでそうなるの!?」
「だってあんたが言ったんじゃん、頭以外食べたら行動不能になるって。それを立証して見せなさいよ」
「どうしてそうなるの!?」
「うっさいなぁ…あたしはそうは思わないんだから、それを否定する以上、その根拠を見せるのは当然でしょ?」
「確かにそうだけどな、それとこれとは話が違くね?」
「ハァ? じゃあなに? あんた、自分の意見を立証もできないくせに、あたしの意見を否定したってワケ?
 なにそれ最ッ低ぇー、言い掛かり同然じゃん」
「なッ…! んなことねぇって!」
「じゃあさっさと立証しなさいよ。ホント、グズでノロマなんだから」
「い、いや、でもな…? 妹を食べるっておまえ、そりゃ色々と危なすぎるものが―――」
「ペロペロ」
「っ!!!!」
「あんた妹ペロペロしたことあんのに、今更なに言ってんの?」
「もうやめて! 黒歴史で俺のライフはゼロよ!? 恥ずかし過ぎて死んじゃう!」
「―――らなくてもいいじゃん、バカ………」
「え? ど、どうした? なんか言ったか?」
「な、なんでもない…っ とにかく、さっさとやんなさいよ。ペロペロだってできたあんたなら余裕でしょ」
「ぐぁあぁぁああ! わ、わかった! やる! やるからもうそれ言うのやめて!?」
「ふん、最初っからそういえばいいのに。
 じゃあまず確認なんだけど、あんたは頭は食べても大丈夫、体は食べたらダメって考えてんだよね?」
「あ、ああ… そうだ。頭も食べられたら弱体化はするが、交換可能だからな」
「なら、最初にあたしの頭食べて、それから体を食べてみればいいでしょ」
「カニバリズム的響きが怖ェえよ!?」
「バッカじゃないの。ホントに物理的に食べろなんていうわけないじゃん。そこは上手くやんなさいよ」
「上手く、上手くってもなあ…まずは頭か…うーん…」
「ちょっ!? かっ、顔っ!顔っ! 近い近い近い!
 あ、あんた…なにいきなり顔近づけてんのよ!? びっくりするでしょうが!」
「あっ! す、すまねぇ、どーしたもんかと考えてたら…」
「い、いきなり鼻が触れるほど顔近づけるとか…きっ、きき、キスされるかと…っ! 超キモかった! 死んでよ!」
「だぁああ!? 違げェよ!? 事故、事故だからね!? わざとじゃないからね!?」
「どーだかァ? あーキモキモ、どさくさにまぎれて…とか考えたりしたんじゃないのぉ?」
「ねェよ!! 大事な妹に、んな騙まし討ちみてぇな真似するか!!」
「!!!! …っ!! …キモッ!! キモキモキモッ!!」
「やれやれ、キモキモ過剰摂取で俺の心はもうパンパンだぜ…まあとにかく桐乃、軽く右向いてくれ」
「あ… う、うん …こう? でもなんで?」
「そうそうそんな感じで…
 顔がダメなんだから、あとは耳くらいしかねーだろ。髪の毛むしゃむしゃするわけにもいかんしな」
「み、耳っ? 耳、た、食べるの…?」
「そーだよ、ほらいくぞ」
「あっ、ちょっ、まっ―――」
「はむっ」
「―――ッ!!!!!!」
「…? 桐乃? だ、大丈夫か?」
「へ…あ…、だ、だいじょふぶ…」
「あんま大丈夫そうじゃねぇ!? 顔真っ赤だぞ!?」
「!!!! う、うるさいうるさいうるさい! あんただって顔赤いでしょうが!」
「そっ、それは言うなって…!」

266 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 23:17:58 ID:Fn6exagj0 [6/6]
「………」
「………」
「…な、なぁ?」
「…な、なによ?」
「と、取り合えず、ここらでやめとくか?」
「だっ、ダメ…っ! ちゃ、ちゃんと最後までやんなさいよ…っ 中途半端なんて気持ち悪いでしょ!」
「そりゃそうかもしんねーけどさ…次、か、体…だぞ? どっ、どこ食べりゃいいんだよ…」
「ど、どこだっていいじゃん。あ、ああ、あんたの好きなトコ、食べればさ…」
「いや、でもな? さすがにな? こればっかりはな?」
「チッ…なんであんたはそう肝心な――― …まあいいや、じゃあ、ここ食べなさいよ」
「あ、脚? なんだか凄いカニバ臭がするんだが…」
「ばっ、バカっ! なに変なこと考えてんの! やられて行動不能になる場所って言ったら、やっぱり脚でしょ!?」
「ああ、な、なるほど…確かにそうだな。よし、んじゃこのふくらはぎんとこ、いくぞ?」
「あ…う、うん…」
「………おまえの脚、すべすべだな」
「なっ!? なに言ってんのこの変態!」
「ほ、褒めたのに怒るなよ!? 他意はねぇって!」
「ああもうキモいキモい! さっさと済ませなさいよ!」
「わかったってば! んじゃ………はむっ」
「――――――っ!!!!!!」
「き、桐乃!?」
「……は……っ……ぁ………」
「お、おい? 大丈夫か…?」
「あ………う………うん………」
「あんま大丈夫そうじゃねぇぞ? と、とにかく、そのままベッドに横になってろ、な?」
「うん………」
「ったく…毎回毎回体張りすぎだっつーの。ほら、タオルケットかけてやるから…
 きっちりやらなきゃ気がすまないってのはわかるが、あんま無茶すんなよ?」
「そ、それはあんたが…」
「ん? 俺がどうした?」
「な、なんでもない…」
「ならいいけどよ。とにかく、俺の言った通りだったろ? 体を食べたら、行動不能だ」
「う~~~~」
「ははっ、今日は珍しく俺の勝ちだ。じゃ、おやすみなー」
「ふんっ ………おやすみ」

「―――京介に…食べられ…ちゃった………脚も、すべすべだって………えへへ………」



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最終更新:2010年12月30日 20:01