西武池袋線痴漢冤罪小林事件@wiki
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西武池袋線痴漢冤罪小林事件@wiki
ja
2020-06-02T02:06:22+09:00
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https://w.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/1.html
|&bookmark_yahoo()|&bookmark_hatena()|&bookmark_livedoor()|&bookmark_fc2()|
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#contents()
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|&bgcolor(#ffe4e1){&bold(){3月11日、国内観測史上最大の規模を記録した東北地方太平洋沖地震が発生いたしました。この震災により多くの方の尊い命が失われたことに、深い哀悼の意を捧げます。同時に被災された皆様に対し、心よりお見舞いを申し上げます。}&italic(){}}|
*&color(red){速報}
>&bold(){5月29日(日)、小林さん事件の弁護団による、&color(red){電車内の再現実験}が行われました。つぶやきいわぢろうさんのブログで、写真つきで解説されています。}
>
>[[満員電車で2メートル先の人が見えるか~西武線小林事件最新情報>http://blog.iwajilow.com/?day=20110529]]
>&bold(){2月14日に『小林さん事件の再審開始・刑の執行停止を求める2.14集会』が開催。再審の申し立てと第一弾署名約1800筆の提出を行いました。}
>&color(red){痴漢冤罪事件で初の再審請求}であり、注目されつつあります。
>集会の動画は[[こちら>http://iwakamiyasumi.com/archives/6973]](岩上安身オフィシャルサイト)
>&bold(){Facebookページができました。登録されている方は、是非いいねを押して応援して下さい。}
>[[小林卓之さんの命を守るネットユーザーの会>http://www.facebook.com/kobayashiinochi]]
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*西武池袋線痴漢冤罪小林事件とは?
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膠原病患者の小林卓之さん(68歳)が西武池袋線電車内で女性に痴漢行為をしたとして、私人逮捕、起訴された事件です。
小林さんは最高裁まで争いましたが、犯行可能性を否定する医師の証言や、違う衣服を着ていたといった犯人像と矛盾する目撃証言などがすべて無視され、1年10ヶ月の刑が確定してしまいました。
現在小林さんは、医療刑務所ではない静岡刑務所に収監され、充分な医療行為が受けられていません。このままでは命の危険もあります。
例え痴漢をしていたと仮定しても、&bgcolor(#ffffbb){小林さんに前科はなく、初犯であり、1年10ヶ月の実刑は必要以上に重過ぎる判決です。やっていないから、「やっていない」と主張すると、反省していないとみなされ刑が重くなっていくというからおかしな話です。}
&bgcolor(#ffe4e1){ ■ この事件を知らない方は[[事件の始まり>http://www44.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/13.html]]を最初にご覧下さい。}
&bgcolor(#ffe4e1){ ■ 時系列は[[こちら>http://www44.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/14.html]] }
事件まとめ動画。去年作成したものなので、現状とは若干事態が変わっている部分もあります。現在第二段動画を鋭意製作中。
&youtube(http://www.youtube.com/watch?v=RLEvNDEfNQ0)
-判決を書いた裁判長
--東京地裁:「&bold(){白坂裕之}」裁判長(現在は検事)
--高裁:「&bold(){[[阿部文洋>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E9%83%A8%E6%96%87%E6%B4%8B]]}」裁判長(既に定年退職)
--最高裁:「&bold(){[[宮川光治>http://www.courts.go.jp/saikosai/about/saibankan/miyakawa.html]]}」裁判長
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*何が問題なのか?
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**&bgcolor(#ddeeff){(1)証拠が何もない状態での推定有罪}
当時小林さんが痴漢をできる状態でなかったことを示唆する、あらゆる証拠が無視され、ひどく強引な有罪判決を裁判所は出しています。
|1、&bgcolor(#ffe4e1){犯人の顔を見た人は誰もいない}|
|2、&bgcolor(#ffe4e1){女性が痴漢を訴えた直後、犯人は車内の人ごみをかき分け2メートル先くらいまで逃げた。それを私人逮捕したX氏は目で追い、駅を降りた直後人ごみの中から小林さんを見つけ捕まえた。}&br()→厳密な現行犯逮捕ではない。|
|3、&bgcolor(#ffe4e1){小林さんは膠原病を患っており、当時物に指先で触れるだけで激痛が走る状態だった。(医者の証言)}→&bold(){裁判所}:事件前のカルテには、人差し指は痛みで動かないとあるが中指については触れていないため犯行ができなかったとは言えない。|
|4、&bgcolor(#ffe4e1){痴漢犯は被害者女性の左前(丁度左肩のあたり)におり、犯人は後ろに右手を伸ばしてのけぞるといった極めて不自然な体勢で痴漢をしていた。(被害女性の証言)}&br()→小林さんは指を曲げるだけで耐え難い痛みが走り、人差し指は動かなかった。その状態で、後ろにいる女性の下着に指を動かさず入れることが果たしてできたのか。|
|5、&bgcolor(#ffe4e1){犯人の肩は後ろにのけぞった状態で、身長161センチ(靴を履いた状態で)の女性の顔の前にあった。(女性の証言)小林さんの身長は164センチで、女性の顔の前に肩がくるとは思えない。}&br()→&bold(){裁判所}:電車内でお互いかかとのある靴をはいており、犯人はのけぞった状態なので正確な身長はよくわからなかったはずだ。&br()&br()&bold(){さらにこの点で高裁裁判官はおかしな事を言っています。}&br()&br()女性は痴漢されたとき1度目は下着の上から軽く触られた&bgcolor(#ffffbb){(第一行為)}、その後エスカレートして下着に指を入れられ陰部を触られた&bgcolor(#ffffbb){(第二行為)}と言っています。犯人の肩が顔の前に来たと女性が言っているのは、第一行為の時です。第一審ではこの第一行為と第二行為は同一人物と認定されています。ところが高裁では、&bgcolor(#ffffbb){第一行為と第二行為は同一人物とは限らない}という理屈で、第一行為での&bold(){身長の証言を無視}しました。|
>この時の高裁裁判長は&bold(){阿部文洋裁判長}。
>彼は、小林事件と酷似した、[[名倉防衛医大教授 痴漢冤罪事件>http://blog.goo.ne.jp/warabidaniyuukoku/e/6c8df0068345c534a8be9fa5b12b7c00]]でも高裁判事を務め、&bold(){有罪判決}をだしている。
>名倉事件で控訴棄却直後、被告に「まだ最高裁もありますから」と発言したことが批判されていた。既に定年退職。
>
>去年名倉事件は最高裁で&color(red){痴漢事件で初の逆転無罪判決}が下った。
>
>最高裁判決文は[[こちら>http://ime.nu/www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20090414170745.pdf]]
|6、&bgcolor(#ffe4e1){当時目撃証言では、犯人は白いお尻が隠れる長さのハーフコートを着ていた。小林さんが着ていたのは、クリーム色の腰上の長さのジャンパーだった。}&br()→&bold(){裁判所}:目撃者は犯人の服の裾まで見れなかったと考えるのが自然。服の色も照明などで変化する。犯人じゃないとは言えない。|
|7、&bgcolor(#ffe4e1){現場の警察官は小林さんの繊維鑑定のための繊維をとっていたため、その鑑定結果の開示を要求}&br()→&bold(){検察}:ごめん繊維の採取に失敗しちゃった!&bold(){科捜研}:鑑定できないから鑑定不要|
ざっと読んでみてわかるかと思いますが、裁判所は一貫して「犯人じゃないとは言えない」論法を展開しています。もうその時点で、先に有罪ありきで判決が行われている事が明らかです。
推定無罪が原則のはずの日本で、痴漢事件だけが推定有罪でもいい訳がありませんよね。司法の場が正常に機能すれば、それだけでも冤罪は減らせると思います。
**&bgcolor(#ddeeff){(2)膠原病(厚生労働省指定の難病)で、脳梗塞の高齢者を一般刑務所へ収監}
小林さんは[[膠原病>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%86%A0%E5%8E%9F%E7%97%85]]([[全身性強皮膚症>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E8%BA%AB%E6%80%A7%E5%BC%B7%E7%9A%AE%E7%97%87]])という非常に難しい病気です。特徴として寒さで病状が悪化します。ひどくなると壊死や内臓疾患、命に関わることもあります。それに加え脳梗塞も発症し、現在右半身に麻痺があります。裁判所はそのような高齢者(68歳)を健常者と同じ扱いで一般刑務所に収監しました。(本来なら医療刑務所を検討すべき。)
小林さんの体重は40日弱で11キロ落ちていました。
危機を感じた小林さんのご家族や主治医、支援者、弁護団の働きかけが実って、現在は若干待遇が改善されています。
面会時の小林さんの様子は[[こちら>http://www44.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/16.html]]
**&bgcolor(#ddeeff){(3)第一審で有罪判決をだした裁判官は検事だった}
どういうことかと言うと、&color(red){判検交流}という判事と検事の交流会みたいなものがあります。その判検交流のため検察からきていた&bold(){白坂裕之}裁判長は、小林さんの事件で、有罪判決を出した&bold(){一ヵ月後に検察官に戻りました}。
すぐに戻らなければならない組織に逆らった判決を出せば、間違いなくその出世街道に傷がつくでしょう。片身の狭い思いをするかもしれません。
そんなプレッシャーのある中で、公正な判決ができたとはとても思えません。
*&bgcolor(#ffe4e1){このwikiの目的について}
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痴漢冤罪小林事件を初めて知った人がわかりやすいように、事件の経緯をまとめてみました。そしてこの事件を知った方が、何かしたいと思った時にそのお手伝いができればと思いました。
**&bgcolor(#ddeeff){痴漢事件の認識が甘い国や検察に一石を投じる}
2009年、痴漢冤罪事件で、初の最高裁の逆転無罪判決がでました。([[名倉防衛医大教授痴漢冤罪事件>http://blog.goo.ne.jp/warabidaniyuukoku/e/6c8df0068345c534a8be9fa5b12b7c00]])
この事件が法曹界に与えた波紋は小さくなかったようです。
・[[痴漢事件、供述裏付け捜査徹底を 警察庁が指示(共同通信)>http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009062501000228.html]]
・名倉事件の詳細と周囲の反応は[[こちら>http://www44.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/25.html]]
&bold(){ここで小林さんの再審で再び無罪判決が出れば、さすがに検察、裁判所ともに痴漢問題について本格的に対策をとらざるを得ないでしょう。}
今までも痴漢冤罪事件について問題が叫ばれ、様々な運動が起こっていますが、今回の事件はその運動を前進させる布石にもなるのでは、と考えています。
小林卓之さんの再審を裁判所に認めさせ、無罪判決を勝ち取るために皆様の力を貸して下さい。よろしくお願いします。
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- 房の廊下は28度と快適だが、室内は2~3度高いらしい。外は暑そうです!歩行訓練をされてるそうですよ・・・ -- G-kiri (2011-09-07 16:15:50)
- 父の従妹3人が膠原病でなくなっております。検事や裁判官も人です。 -- 野島 (2011-11-21 15:25:19)
- Just love -- harukoiwahara (2012-01-16 15:15:13)
- これはかわいそう!そんなの痴漢した証拠はあるのか?証拠なしにの逮捕刑務所とかは問題だよ。金目当てで痴漢されたって嘘いう女はクズ程いるんだよ!これはあかんやろ! -- かわいそう (2014-02-27 23:29:42)
- こんな事実があった国に住んでいるという事実にがっかりする。 -- W (2020-06-02 02:03:53)
- 推定無罪うたってる法治国家がやっていいことじゃないでしょ、これ -- W (2020-06-02 02:06:22)
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閲覧者
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2020-06-02T02:06:22+09:00
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あなたにもできる事
https://w.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/17.html
先日2月14日に最高裁判所へ再審申し立てを行いました。[[2/14集会動画>http://iwakamiyasumi.com/archives/6973]]
再審が受理され、刑が執行停止となり、無罪判決を勝ち取るまで長期戦も視野に入れて訴えていくべきです。
先日の名倉事件に続いて、&color(red){痴漢事件で初の再審請求}であり、これが受理され無罪判決を勝ち取れば、この問題について国や検察も無視はできないでしょう。
痴漢対策や冤罪防止のために、本格的に動くことも期待できます。
小林事件の再審申立てを審理する係属部が決まったようです。
東京地裁刑事6部、&bold(){合田悦三・川田宏一・石川理恵裁判官}です。
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**メール、FAX、手紙を法務省やメディアに送る
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裁判所は世論をものすごく気にしています。
&cite(最高裁発表の資料では、1990年からの10年間に、全国の簡易裁判所で「私は痴漢をしていない」として裁判にかけられた人が200人以上いましたが、裁判の結果は全員が有罪とされています。しかし、痴漢に間違えられている人がいる、痴漢えん罪があるということがマスコミで報道されだした2000年度には、8件もの無罪判決が出されました。しかし、報道が下火になった2001年度は、年間で3件しか無罪が出されませんでした。(痴漢冤罪被害者の声明文より))
実際世論が注目している事件に関しては、裁判所も慎重に扱わざるを得ません。
メディアや法務省宛に問い合わせることは、裁判所へのプレッシャーにもなります。
&bgcolor(#e0ffe0){法務省への問い合わせ}
・法務省の宛先は[[こちら>http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken113.html]]
>&bold(){例文}
>|&bgcolor(#f0f0f0){西武池袋線痴漢冤罪事件で科学捜査も行わず逮捕、有罪にした小林卓之さんへの人権侵害に抗議します。小林さんは難病で指が動かないのに無理やり犯人にされ、判検交流で裁判官を体験していた検事から有罪判決を受けました。&br()現在、静岡刑務所に収監されていますが、病状の悪化が心配されています。&br()捜査や裁判の過程での人権侵害もさることながら、難病で治療中の小林さんに無理やり実刑を受けさせ、命の危険にさらしていることは許されることではありません。&br()早急に刑の執行停止を行い、小林さんが主治医の治療を受けられるようにしてください。&br()&br()面会した主治医の報告によれば、すでに小林さんの病状は悪化し続けています。人道上の措置をお願いいたします。}|
メディアにもっとこの事件について取り上げてもらえるように、皆様からも応援メールを送って下さい。放映された内容の感想などでも構いません。視聴率のとれない(反響のない)報道は取り上げられません。
&color(red){(※youtubeにあがっている動画は著作権にひっかかると思われるので、動画のことには言及しないほうがよいかも)}
以下、小林さんの事件を取り上げたテレビ番組。
-意見・感想投稿フォーム
--テレビ朝日
---[[報道ステーション>http://www.tv-asahi.co.jp/hst/opinion/form.html]]
---[[スーパーモーニング>https://wws.tv-asahi.co.jp/apps/free_enquete/enquete.php?cat_id=morning&theme_id=804]] 第1回放送[[1>http://www.youtube.com/watch?v=0NQ4DcZ4sGU&feature=related]] [[2>http://www.youtube.com/watch?v=-rn4Xrw4IVQ&feature=related]] [[3>http://www.youtube.com/watch?v=WegwVYus4I0&feature=related]] 第2回放送[[1>http://www.youtube.com/watch?v=YR0-rmVoO18&feature=related]] [[2>http://www.youtube.com/watch?v=lLlVe14oZ7M&feature=related]] [[3>http://www.youtube.com/watch?v=KPmx-ybHCvQ&feature=related]]
--TBS
---[[イブニング5>http://www.tbs.co.jp/eve5/looks_for/]]
事件を取り上げたその他メディアは[[こちら>http://www44.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/18.html]]
※[[話はそれからだ。>http://alzirr.blog137.fc2.com/]]さんのブログに投稿フォームの書き方や、事件の要点、問合せ先などがまとめてあるので、参考にしてください。
&bgcolor(#e0ffe0){メディアへ電話・FAXでの問い合わせ}
|~&bold(){テレビ局}|~&bold(){電話}|~&bold(){FAX}|
|テレビ朝日|03-3587-5111|03-5425-2440|
|TBS|03-3746-1111|03-3505-4190|
その他[[各種メディア問合せ先>http://www.ztv.ne.jp/mizuya/main/media/media.html]]
**小林さんに励ましのハガキを送る
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病魔と闘いながらたった一人刑務所で戦っている小林さんに、励ましのハガキを送ってあげてください。今のところ月20通ほど届いているそうです。
問い合わせするのはちょっと抵抗がある、そんな方は是非小林さんに応援のハガキを送って見ませんか。
>&big(){&bold(){宛先}}
> &big(){〒420-0801}
> &big(){静岡市葵区東千代田3-1-1}
> &big(){静岡刑務所 小林 卓之 様}
>
>&color(red){※手紙の出し方その他については(うけとる通数に制限はなく、返信には制限がある程度あります)刑事施設の被収容者への面会、手紙、差し入れについて。}
>法務省HP http://www.moj.go.jp/kyousei1/kyousei_kyouse37.html
小林さんはもらったメッセージを、何度も何度も読み返しているそうです。
ただ小林さんは膠原病を患っており、手が動かないため、お返事するのが難しい状態です。その辺はご了承お願い致します。
&bold(){小林さんのご家族へ励ましのお手紙などを送りたい方は以下の気付け先へどうぞ}
> &big(){〒113-8463}
> &big(){文京区湯島2-4-4 5階 国民救援会東京都本部気付}
> &big(){痴漢えん罪西武池袋線小林事件支援する会}
**事件について広める
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ホームページやブログであなたのつながりに周知して下さい。
ネット上で情報を広める有効な手段です。
-バナー(作成中)
-動画
>閲覧数がランキングに反映されるyoutubeやニコニコ動画などのサイトは、閲覧数を増やしたり、マイリストに登録するだけでも周知の効果があります。
>またブログに動画を埋め込むことで、ブログを訪れる人に事件を知ってもらうことができます。
>-【痴漢冤罪】推定有罪による収監。西武池袋線痴漢冤罪小林事件 (youtube)&br()http://www.youtube.com/watch?v=Ud1Flmd1Iks
>-“指が動かないのに”実刑判決【西武線痴漢冤罪小林事件】(ニコニコ動画)&br()http://www.nicovideo.jp/watch/sm13088766
-ツイッターをしている方は[[@kobayashiinochi>http://twitter.com/#!/kobayashiinochi]]と[[@kobainochi_bot>http://twitter.com/#!/kobainochi_bot]]のフォロー支援をお願いします。
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>※印刷の際には用紙サイズで「ハガキ(フチなし)」等を選択するなど、適宜調整願います。
-小林事件について取り上げているブログを見つけたらコメント支援しましょう。
-痴漢冤罪事件について話している掲示板、SNS等ありましたら、このまとめwikiもしくは、小林事件の公式サイトを広報して下さい。ただし周囲の迷惑にならないようにお願い致します。
>&bold(){コピペ文例}
>|&bgcolor(#f0f0f0){痴漢冤罪事件で初の再審請求【痴漢冤罪小林事件】&br()難病のため指が動かない老人への、推定有罪判決。日本の司法に異議あり!&br()&br()▼ あなたにもできることがあります ▼&br()http://www44.atwiki.jp/kobayashiinochi/ (痴漢冤罪小林事件まとめwiki)&br()&br()再審判決で無罪となれば、国が本格的に痴漢事件の対策に乗り出す可能性もあります。&br()痴漢も痴漢冤罪も撲滅しましょう!}|
>&color(red){※見境のないマルチポストは迷惑になるので、どうかやめて下さい。多少文章を変えて常識の範囲でお願いします。}
**wikiの編集や情報提供にご協力お願いします。
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こうすればメディアに注目されるかもよ!とかここの雑誌で事件の記事があった!とかでも構わないのでいいと思った事は、何でも教えて下さい。
自分で編集して頂いても構わないです。
他にもwikiの編集を手伝ってくれる方や、ネットユーザーの会で運営に参加してくれる方を募集しています。広報のためのツールが作れる方も募集しています。
何かありましたら@kobayashiinochi宛につぶやくか、このwikiにコメントをお願いします。
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編集をされた方はどこを更新したかなどを、軽くメモをお願いします。
(入力後メモ更新をクリックで保存されます)
#memo(報道ステーションの録画ってネット上にアップされてませんかね。\nあと、法務省やメディアに問い合わせた方、例文として載せたいので会のブログにも載せてもらえると嬉しいです。チラシの効果的な使い方とかあればご意見下さい!(2011/03/08))
2011-07-03T20:08:24+09:00
1309691304
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小林さんの面会時の様子
https://w.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/16.html
以下「[[小林さんの命を守るネットユーザーの会>http://plaza.rakuten.co.jp/kobayashiinochi/]]」から転載
|&bold(){2011/06/27面会}&color(red){NEW}|
>・病舎で冷房がつくようになったが、日中は37度、夜でも31度と室内はとても暑い。暑さをしのぐものも何もないので、便箋の厚紙をうちわの代わりにしたり、タオルを水に濡らして身体を拭いたりしている。暑くてとてもかなわない。倒れそうだ。どうにかならないか。
>・7月から扇風機が2台稼働すると聞いた。効果のほどはわからない。
>・湿布で肌がかぶれてしまい出血しているので、湿布が貼れなくなってしまった(汗をかくと湿布にかぶれることがあります)。身体中にあせもが出来はじめた。
>・体重が59キロになった。医者に「太ったな」と言われた。
>・倒れるといけないので、食事は無理矢理食べている。食欲があるわけではない。
>・主治医の先生が医務官宛に手紙を送ってくれているようだ。その中でクリームを処方するように言っているようだが、医務官はクリームについて一度は出すと言ったが、その後は「まだ来ていない」とばかり言っていて、なかなか手元に来ない。意地悪をされているのか心配だ。
>・血管拡張剤を点滴投薬すると針の刺口が赤くふくれあがる。これは看護師が針を挿入するのがあまり上手でないせいなのか、何なのかわからない(実際、今日も腕を見せてもらいましたが赤く腫れていました)。
>・6月23日(木)に八王子医療刑務所に眼の検査に行った。結果は異常なしだった。主治医の先生の指示どおり2種類の点眼薬を使用していれば大丈夫なので、今までどおりの治療内容を続けて経過を見るとのこと。
>・歯がしみるようになったので、歯科の予約を取りたいと要望を出した。いつ予約が入るのかはわからない。かなり混んでいるので待つだろうということを言われた。
>・足が痛い。X脚のようになっている。歩けない。医務官に相談したら「それは変形性膝関節症で、もう治らない」と言われた。なので、「病気や怪我を治すのが医者ではないのですか?」言ったら、医務官は返事をせず向こうへ行ってしまった。困った。
>・執行停止などに使えると思うので、今までの医療記録(MRIなどもある)を開示するよう請求して欲しい。
>
>以上です。
>
>…ご報告を読むと、小林さんの窮状が手に取るようです。暑さの問題、これは速やかに改善がなされるべきだと思います。また、暑さからの脱水症状なども心配されますし、あせも、湿布、クリーム、点滴、歯の治療のこともほんとうに気がかりです。収監前から足のお具合は悪いとうかがっていましたが、「もう治らない」という医務官の態度も非常に問題ではないでしょうか。
>このような刑務所に、全身の症状が出ている小林さんがいつづけることは、もはや限界であり、一日も早い刑の執行停止が必要だと思います。法務省への要請メール・刑務所長への要請手紙などでぜひ、訴えていきましょう。
もう治らないとか言わないでほしい・・・。収監されなければ悪化しなかったでしょうに。
|&bold(){2011/05/16面会}|
>今回は立会人なし面会、約20分でした。立会人なしでしたが、面会室にはドアの曇りガラスに覗き穴があって刑務官が時々中を覗いて確認することと、天井に監視カメラ(作動しているかは不明)が設置してありました。
>以下、面会の内容です。
>
>・目薬はヒアレインに加えてコンドロンという点眼液を併用することになった。
>・湿布薬はセルタッチを一週間分2パックを一度に渡されている。
>・乾燥で肌が痛いので、どうしてもクリームがほしい。ヒルドイドクリームは塗ると血行がよくなるのか痛くなるので、痛くならないクリーム(ローション?)がほしい。頼めないか。
>・ワセリンを試しに肌に塗ってみたが痛かった。
>・肌が痛くなるのは感覚障害のある右側だけ。
>・医務官は主治医の先生のことを大変気にしているようで、「こういう薬にするけど主治医の先生が何と言うかなぁ」というようなことをよく言う。主治医の先生の要望はほとんど聞いてくれているようだ。ただ要望された薬が全て出てくるとは限らないと看護師は言っていた。
>・右手親指の爪が全体的に真っ白になっているが、痛みや痒みはない。水虫の一種。爪が取れるようなことはないと言われた。塗り薬をもらったが治るまでに時間がかかるとのこと。恐らく風呂で感染したのではないか、工場で働くひとに多い症状だと皮膚科の先生に言われた。
>・右足の爪がふたつ黒くなっている。これも何かの菌か。診てもらうために皮膚科の予約をまたした。いつ診察になるかはわからない。
>・医務官が言っていたが、東京拘置所では静脈注射での血管拡張剤の投与はなかったが錠剤を渡されていた記録があるらしい。(ただし父は錠剤ではほとんど効果がなく静脈注射が一番効果があったと主治医の先生が言っていたと記憶しています。)
>
>その他、最新情報としては、病舎にいて病人扱いのため今までは処遇区分が未処置(よって最低区分の4類の処遇と同じ)でしたが、3類に変更。これにより信書の発信が月3回から4回に増加。また、月に一度300円程度の雑菓子の購入が認められるようになったとのことです。その他(面会回数など)は今までと同じ。
>
>クリームについては、知覚過敏があるので普通のひとより痛みなどを強く感じるため刺激性の低いローションやベビークリームを自宅に居たときはヒルドイドクリームと併用していましたが、これらローションなどは医薬品ではないので刑務所では使用を認められていません。
>点眼液ヒアレインは一日4回から6回の使用に増加、口腔乾燥防止剤サラジェンは一日2個から3個に増加しました。
>
>以上が小林さんのご家族からいただいたご報告です。とくに類が上がったことは注目すべき変化と思われます。ただ、病状についてはまだまだ心配な状況が続いています。
>
>また、5/14(土)には小林さんを支援する会主催の対策会議がもたれました。
>小林さんの刑期が3分の1を迎え、仮釈放の要件となる来月に向け、新たな要請署名等にとりくむことが確認されました。これについては、文書ができ次第、ご報告したいと思います。
|&bold(){2011/04/22面会}|
>本日、静岡へ面会に行ってきました。面会したのは私のみです。面会時間は約20分でした。面会の内容は以下のとおりです。
>
>・ヒアレイン(点眼薬)は3個から4個になった。
>・パルクス(血管拡張剤)の針は主治医の先生の指示どおり23Gを少し前から使用するようになった。
>・近所の小児薬局で販売しているクリームは使用許可が出ないので、代わりに湿布(ヤクバン)を出すと言われたが、湿布をどの業者から買うかは月一回だけある競争入札で決めるそうなので、当分届かない。湿布を出すと言われたのですぐにもらえるのかと思ったが、かなり待たなくてはいけないようだ。
>・サラジェン(口腔乾燥防止剤)は一日3個もらえることになった。食後の方が効き目がいいとのことで、食後毎に飲むことになった。
>・ヒルドイド軟膏(保湿用)は、主治医の先生が3日に1本の頻度で使用していいと言ったらしく、好きなだけ使っていいと看守に言われた。ただ、なくなってから次のものを申請する制度は変わらず、新しいものが来るまで痛みを我慢することには変わりない。
>・右手の親指の爪が白くひび割れていることについては、来週皮膚科に診てもらうことになった。(初めは爪の極一部だけが白かったが、今は)爪全体が白くなってしまった。
>・左手の親指がカクカクして痛くなってきたのだが、これが慢性化してきた。腱鞘炎かバネ指かわからないが、痛い。医務官に相談したら、作業をするとみんなそうなると言われ、あまり気にしてもらえなかった。
>・今朝の血圧は138-88。
>・体重は、昨日は59キロ、今日は55.2キロだった。服を着たまま測った。どちらが正しいのかわからない。
>
>以上が報告です。軟膏がなくなると痛みに耐えなければならないのに、なくなってからしか申請できないというのは大いに疑問です。また、右手の爪の状態や、左の親指の痛みなど、気がかりです。
膠原病の症状がさらに悪化しているようです。心配です・・。
|&bold(){2011/04/11面会}|
>小林さんのご家族(娘さん)より、4/11(月)の面会報告が届きましたので、転載します。
>
>月曜、面会に行ってきました。面会したのは私と婦人民主クラブの方1人です。
>面会の要旨は以下のとおりです。
>
>・ヒアレイン(点眼薬)については、3個から4個に増えた。前回、弁護団の野嶋先生と佐々木先生の面会以降の変化なので、先生方が処遇官と面会してくれたのが効いたのだと思う。
>・主治医の先生が以前処方してくれていた湿布(ヤクバン)を出してくれると言われた。まだ手元には届いていない。
>・パルクス(血管拡張剤)の注射針は、ここでは一番細いのを使っていると行っているが、主治医の先生のところの針はもっと細かったと記憶している。点滴投薬が痛いので針の太さをなんとかしてほしい。
>・ヒルドイド(保湿)クリームは、なくならないと新しいのを申請出来ない制度になっている。しかし、クリームがなくなってから申請すると早くても同日の夜にしか新しいものが届かないので、手元にクリームがない時間は痛みを我慢しなければならない。このクリームのない空白の時間がないようにしてほしいが、なんとかならないか。
>・ステロイド薬は一日一回0.5個を服用しているが、主治医の先生のときは0.25(1/4個)だったと記憶している。そう言ったが、医務官は0.5個でいいと言って薬の量を変えない。これでいいのか心配だ。
>・サラジェン(口腔乾燥防止剤)は、強い薬で胃を荒らすから一日2個までだと言われた。
>・手の指の爪が白くひび割れているが、今月中に皮膚科を受診できると言われた。いつ診察予定なのかは聞いていない。これには飲み薬があるが強い薬なので飲まない方がいいと言っていた。
>・休み時間に手袋をしてもいいことになった。作業中は手袋をはずしていないといけない。
>・夜暑くて眠れないので、日中くらくらする。
>・パルクス(血管拡張剤)の点滴投薬をしてから風呂の時間になる。しかしこれだと逆に血行が良くなりすぎて頭がくらくらして横にならないといけなくなる。脳梗塞が再発する心配がある。
>
>面会後、これまで申入れをしてきた処遇官などは出張等で不在とのことで、刑務官と話をしました。
>主要な申入れとしては、面会の運用についてでした。
>今回の面会に関しては、今まで面会をしたことのないひとを入れたいという支援者の意向があり、婦人民主クラブの方ふたりを申請人としましたが、父と面識があるひとかどうかを確認して決めるという施設側の判断があり、面会室で一度面会申請人3人の顔を父が見て、それぞれが誰だか名前をいい、名前が言えなかったひとひついては面会は拒否という運びとなりました。よって、3人申請しましたが結果的に面会が許可されたのは私を含めてふたりということになりました。
>以前、やはり支援者や友人というだけでは面会を許可することが難しいとのことを処遇官に言われており、申請人が面会出来ないことがあるため、面会についてはもう少し柔軟に対応してほしいというのが申入れの内容です。
>
以上が報告です。点眼薬については一定改善されたものの、血行の問題、夜眠れないなど、まだまだ不安要素は山積みのようです。
|&bold(){2011/01/25面会}|
>2/25(金)、小林さんの娘さんが面会に行かれたそうなので、その報告を転載します。
>面会にはお1人で行かれ、面会時間は約20分だったそうです。以下、娘さんからの報告です。
>
>・面会には車椅子で来た。
>・また少し痩せた印象。額の血管が浮き出ている。
>・病舎は温度を高く設定しているため、汗をかき、喉が渇きやすいので水をたくさん飲むた め、トイレに頻繁に行くようになった。暑すぎて夜よく眠れない(そのため痩せたのではな いか)。
>・風邪を引いたので、風邪薬をもらっている。
>・強皮症などで処方されている薬は一日約35個。目薬は刑務所で処方されているものは痛みがあるため変えて欲しいと言ったところ違うものに変えると言われたが、新しいものが一向に来ないので、まだ同じものを使っている。早く違う目薬がほしい。
>・右半身が感覚麻痺で、医務官が触診で触ったりしてもあまり感じなくなった。
>・前回、主治医の先生に会ったときはなかったが、今は指の爪が根元から白くひび割れてきているので、主治医の先生にそのことを伝えてほしい。
>・左足の人差し指の爪が黄色く変色して剥がれそうになっている。
>・手指はソーセージのように膨れていて光沢がある。その他に、手が全体的に赤い(血色が良くなって赤味が出たというのではなく、あかぎれのような感じ)。
>・現在作業はのんびりなペースでやらせてもらっているとのこと。
>・先日(何日か具体的にはわからない)、刑務官に裁判所から通知が来たと言われ、求意見と決定通知を渡された。
>1)求意見
> 3月23日までに東京地裁に求意見を書いて提出するようにという主旨のもの。事実に基づいて裁判をしてくださいということを書こうかと思う、と父は言っていた。
>2)決定通知
>(再審申立てを受けて)裁判が行われる際には合議体で審議する、ということが書かれていたようだ。
>
>以上です。
>
>小林さんの処遇は少しは改善されているものの、依然病状的には心配な状況が続いているということがわかる報告だと思います。引き続き、法務省への意見・小林さんへの励ましの手紙など、取り組んでいきましょう。
>
>また、再審申立てを審理する係属部が決まったそうです。東京地裁刑事6部、合田悦三・川田宏一・石川理恵裁判官です。この審理の行方も関心を持って見ていきたいところです。
※収監当初に比べたら、格段に処遇は改善されています。
ですが病の方はゆっくりと悪くなっていってるようです。
早急に主治医の治療を受けられるように、刑の執行停止が必要です。
|&bold(){2011/01/17面会}|
>1月17日にご家族が小林さんに面会しました。
>その報告です。
>
>小林さんは、面会には車椅子で来た、そうです。
>
>松葉杖を使って廊下を歩く練習を先週3回したとのこと。
>1回10メートルほどの距離を歩いたそうです。その際、医務官が付き添ったとのことです。
>
>右膝が痛く、太ももの紫色の変色が今でもあり、治っていないのが気になるそうです。
>パルクスが週3回(月水金)投与されるようになって手指は少し改善したそうですが、足の血行障害は改善している様子がないとのことでした。
>手の色は赤味が戻ったものの、指は蝋のような光沢がまだあります。
>
>病舎は廊下に暖房が入っているものの、部屋には隙間からしか温風が来ないため寒いので、毛布を巻き付けて寒さをしのいでいるとのことです。
>
>衣服は、シャツ2枚、パジャマ1枚にジャージの4枚の重ね着をしているそうですが、寒く感じるそうです。
>
>夜は午前1時まで暖房がついているそうですが、看守によって1時になると朝まで暖房を消したままにする日と、夜中に時々暖房をつけて空気を暖めてくれる日とあるようです。
>
>休養中から処遇中に待遇が変わったので、リハビリのような作業をしているとのことです。
>
>頭がぼーっとしたり疲れたりしたら一時休憩することも医務官と主任に許可をもらったそうで、休み休みやっているとのことでした。
>
>医務官には、強皮症も大変だけれど脳梗塞のことも忘れずにゆっくりやるようにと注意されたそうです。
>
>また、医務官はとても小林さんの主治医のことを気にしているようで、彼がどう言うかな?というような主旨のことをよく言うようです。
>
>使い捨てカイロの使用許可が出たので、年末に30個ほど購入したそうです。
>特別購入だと言われたようです。
>カイロはその都度使い、なくなったらまた購入するということになっているとのことなので。
>
>今日(1月17日)で残りがあと2個になってしまったそうですが、主任が今日明日不在なので主任に話ができないけれど他のひとに頼んでみると言っていたそうです。
>
>夜中に目が乾燥して起きることがあるそうですが、ピアールという目薬は何度もつけると痛みを感じるので、ソフトサンティア(主治医の先生が処方していた目薬)を希望したそうです。
>しかし、ソフトサンティアの使用許可が出ないと医務官に言われたようです。
>
>医務官には毎週月曜日と必要に応じてその都度面会が出来るそうです。
>病舎には看護師(男性)が必ず常駐しているとのこと。
>
>医務官は会う度に小林さんの体重と血圧を測るそうです。
>
>現在の体重は56キロ、血圧は131-90で、少々血圧が高いと言われたとのこと。
>
>以前吐き気がしたことなどがあり、栄養剤を投与することを検討したいと言われたそうです。
>
>また、先日血便が出たそうで、医務官に痔ではないかと言われ、痔の薬をもらって塗っているそうです。
>
>しばらく出血が続くようであれば癌の可能性もあるので血液検査などを行いたいと医務官が言ったとのこと。
>
|&bold(){2010/12/14面会}|
>12月14日(火)に面会したのは弁護団の田場弁護士と主治医の先生です。
>
>面会時間は40分
>→もっと長くほしいと言ったが制限された。
>
>・週3日点滴はされている。ただし、前と全く同じ薬ではない。腕が(点滴部位を中心に)黄色くなる。
>→点滴の過敏反応かもしれない。(主治医の先生)
>
>・点滴をするのは月、水、金。その日は調子がいい。やった日も痺れが減る。
>→前に打っていた薬品の方が効き目が持続しているようだ(同上)。
>
>・サラジェン(唾液を出すことを促す薬)はもらってる。唾液が出てきた。
>
>・皮膚のかさかさについては、アデックス軟膏を使用。しかし、四肢末端のひび割れが良くなっていない。刑務所の医務官は、ヒルドイドを頼むと言っていた。
>
>・横になることは原則できない。ただし、看守の中では、「おれのいるときはOK」という人がいるが、そのほかの人のときは横になれない。作業中、通りがかりの看守が来ると、横になっていると怒られる。
>
>・右の大腿を見たところ、紫色になっている。
>→うったい性皮膚炎と知覚過敏。前は、リプルとノイロトロピンで何とかなっていた。(同上)
>→ちなみに、ノイロトロピンの錠剤が出ているが、効果は不明。(小林さん)
>
>・右肩骨(肩胛骨)から右の(前)腕にかけてぴりぴり痛い。めまいもする。また、ぴりっと電気が走るように頭(左の側頭部位)に痛みが走る。 胸(前胸部)もぴりぴりする。
>
>・昨日、外部の病院での検査の結果を聞いた。異常なしとされた。
> 「胸が痛い、全身ぴりぴりする、頭の横が痛い」、といったら、「脳梗塞の人はそうなることもあるし、ならないこともある、心配ない。社会に出たって、どこ行ったって、ぴりぴりするんだから、どこへ行ったって同じ」といわれた、とのこと。
>
>・夜寝てから2,3時間くらいで起きてしまう。口が渇く。水を飲む。トイレによく行く。
>
>・暖房は(弁護団が要望後も)変わらない。寒い。
>
>・部屋に風が入ってくる
>
>・家族からストッキングの差し入れあったが、使わせてくれない。介護用の箸もだめ。麺は切るから、いらないだろう、等といわれた。魚などは割いてくれている。ビニールは切ってくれている。&bold(){ストッキングは足のうっ血防止のために主治医の先生の助言によりご家族が差し入れされていました。}
>
>・お湯は使えない。ホッカイロは今日許可が出たが、使えるのはまだ先。食事は4分の3くらいは食べれるようになった。
>
>・舌の乾きが減った。ただ、口が開かない。
>
>・1日5通手紙が来たときもある。少なくとも1日2通は来る。今まで30~40通くらい来ている。
>
|&bold(){2010/12/03面会}|
>本日(12/3)、ご家族と知人の方が小林さんと面会されたそうです。
>その報告から、皆さまに報告いたします。
>
>本日午前11時半から午後2時まで静岡県内の病院で診察を受けたそうです。
>
>小林さんは、CTスキャンを撮ったと言っていたとのことです。
>
>病院で、小林さんが自分の健康状態を説明しようとしたところ、一緒に来た刑務所の職員に後ろから「先生が話しているから黙るように」と制止され、必要なことを医師に言えなかったとのことでした。
>
>診察を担当した医師は、強皮症についてのみ聞いたそうです。
>医師は、東京の小林さんの主治医の先生に薬について聞く予定だとも言っていたそうです。
>
>血管拡張剤の静脈注射は週3回(月水金)に実施されているそうです。
>点滴投与に1時間以上かかり効果も時間が経ってから実感するようです。
>ご家族の方が、小林さんの手を見たところ、肌に赤味が戻ってきていて、血管拡張剤の効果は出始めているようです、とのことでした。
>
>ただし、前回の面会のときに比べて随分と痩せていたと感じたとのことです。
>これ以上痩せたら危険ではないか、と思うほどだそうです。
>
>小林さんも、体力の低下を感じると言ってるそうです。
>
>食事の時間は延長してもらえるようになったとのことです。
>
>ただ舌が乾燥して割れて出血するので痛いとのことでした。
>これについての薬は出すと医者に言われたそうですが、未だ渡されていないとのことです。
>
>小林さんは、去年の年末に椅子から落ちて右膝の半月板にヒビが入り、収監前はその治療をしていたのですが、その膝がまた痛み出しているようで、歩くのが辛く、今は車椅子移動になっているとのことです。
>
>介助のひとが風呂では身体や頭を洗うのを手伝ってくれるとのことです。
>
>水に手を入れると痛いので顔を洗えていないとのことです。
>
>横になることが許可されないので、足が鬱血してきて辛いとのこと。
>収監前は、身体の一部(特に足)に血が集まりっぱなしにならないように、約30分毎に横になり鬱血しないようにしていたらしいのですが、そのように横になったり足を上に上げたりすることは許されていない、とのことです。
>これは血行障害を促進するのでよくない、とのことです。
>
>また、収監前は、医師から脳梗塞の後遺症の関係で30分以上同じことを続けてはいけないという注意を受けていました。
>しかし、刑務所内での作業などは30分を超え、これについては30分経ったから一時中断ということも出来ないそうです。
>→これは弁護団も早急に対応が必要と思います(佐々木)
>
|&bold(){2010/11/26面会}|
>11月26日に面会した弁護士の報告を元に報告します。(佐々木亮)
>
>・接見には主治医の先生も立ち会えた
>
>・接見時間は1時間強
>
>・小林さん「来て頂いて涙が出るほど嬉しい」とのこと。
> 面会した弁護士によると「本当に嬉しそうだった。不安だったのだと思う。」との感想。
>
>・小林さんの話
> 東京拘置所に入って以降11キロ痩せた。
> →主治医の先生は、「40日弱で11キログラム減は異常。栄養障害になる。」と心配されていた。
>
> ご飯は半分しか食べられないので、おかずを食べるようにしている。
> 食事を飲み込むのに時間がかかる。
> 手が不自由。
> だから、ご飯も半分しか食べられない。
> 食事後、すぐに薬を持ってこられる。
> 食事は15~20分くらい。薬指と小指でスプーンを挟んで食べている。
> 家では、介護用の箸(バネが入っていて、ものを挟みやすい)で食べていたが、それは使ってはだめだといわれた。
> 口があまり開かない
> →主治医の先生によると、これは血管拡張剤などをやっていないから出る症状とのこと
>
> 指がぴりぴりする。最近は、昼夜問わず、末梢神経障害。手が痛い。
>
> 膝から下の皮膚が紫色。手足の指も。
> →これは主治医の先生によると「うったい性静脈炎」とのこと
>
> 作業は、それで収益をあげるといった内容ではなく、リハビリ的なもの。
>
> 食事は、手で取れないようなパック等は、職員がとってくれる。
> →皆の声が反映したのかもしれません(佐々木の感想)
>
> 「レイノーじゃない」と医務官に言われた。医務官の名前はわからない。
>
> 指を水につけたらピリッと痛い。
>
> 足がぼろぼろになってきている
> →これは主治医の先生、面会した弁護士が視認した
>
> 足の指が紫色
> →ストッキングがいいと主治医の先生がアドバイスしたのですが
>
> 娘がストッキングきったものを持ってきたが、それを使うのは認めてくれない。
>
> サポーターを切った薄いものの(ひざへの)使用は認められた。
>
> ほっかいろを使えない。
>
> 夜、皮膚の表面が痛くて眠れない。
> 全身、針で刺したようにいたい。乾燥すればするほど痛くなる。
> →主治医の先生によると「寒冷刺激による皮膚の知覚過敏」とのこと
>
> 「強皮症は難病だから助けてくれ」と言ったが、医務部長(?)に、「ここは病院じゃないので」と言われた。
>
> ただ、今日の午後から血管拡張剤を週3回投与すると言われた。
> 1時間くらいの点滴になるといわれた。
> それまでは、血管拡張剤を下さい、といっても「ここは病院じゃない」といわれていた。
>
>
> 医者から、「冬はもっと痛いぞ」といわれた。
> 暖房はまだない。部屋のドアの下の隙間から風が吹いてくる。
>
> 手袋は、作業中以外は使える。服装は、薄井。夏物プラス1枚のみ。
>
> お湯で手を暖めたいので、その旨医務部長(?)に言ったが、「刑務所で、そんなところ(お湯が使えるところ)は絶対にない」と言われた。
>
> 風呂は15分。手がうまく使えないので、服を脱ぐのに時間がかかる。
> 体を洗うのに時間がかかる。湯船に少ししか浸かっていられない。
>
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2011-07-02T16:59:41+09:00
1309593581
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裁判の経緯(時系列)
https://w.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/14.html
&bold(){◆逮捕から保釈までの経過}
|BGCOLOR(#ddeeff):平成17年|3月18日|事件発生→私人(男性)による逮捕|
||3月21日|勾留|
||3月30日|勾留理由開示請求|
||4月1日|勾留理由開示期日|
||4月5日|勾留取消請求 &color(red){小林さんの身の潔白を信じる16名もの人の上申書を添付。}|
||4月7日|勾留取消請求は却下|
||4月8日|起訴 &color(red){保釈請求。27通の上申書を添付。}|
||4月13日|保釈請求却下|
||4月18日|準抗告申立|
||4月20日|&color(red){保釈許可決定}|
&bold(){◆第1審の経過}
|BGCOLOR(#ddeeff):平成17年|6月7日|&bold(){第1回公判}&br() 起訴状朗読、検察官の冒頭陳述、証拠請求、&br()起訴状に対する求釈明、証拠開示命令の申立て|
||6月10日|合議体による審理を求める上申書|
||6月22日|証拠開示命令の申立(&color(red){繊維鑑定の結果の開示要求})&br()検察官による遮ぺい措置の申立|
||7月22日|検察官から証拠開示についての意見。&br()&color(red){繊維鑑定を依頼した事実はあるが、付着していようといまいと犯人性の&br()確たる証拠とはならない、との理由で開示を拒否。}|
||8月9日|&bold(){第2回公判}&br()求釈明に対する検察官の意見。&br()検察官の証拠開示に対する意見に対する弁護側の意見陳述。&br()検察官が遮ぺい措置を求めたことに対する弁護側の意見陳述。|
||9月20日|遮へい措置決定|
||9月22日|&bold(){第3回公判}&br()被告人検面調書の閲覧は許すも謄写をさせないことから謄写請求。&br()&color(red){検察官は「謄写させる必要ない」と回答。}&br()証人尋問実施(女性)|
||11月4日|弁護側から証拠開示命令申立(男性の実況見分調書)|
||11月8日|&color(red){開示の必要がないとの検察官の意見}|
||11月15日|&bold(){第4回公判}&br()裁判所、証拠開示につき職権発動せず。弁護人異議を述べるも棄却。&br()証人尋問実施(男性)&br()証人尋問の結果、やはり実況見分調書の開示が必要と請求。|
|BGCOLOR(#ddeeff):平成18年|1月16日|&bold(){第5回公判}&br()弁護人冒頭陳述。&br()小林さんの冒頭陳述(公正・公平な裁判を求める意見の陳述)&br()証拠開示命令の申立(繊維鑑定、男性の実況見分調書、謄写拒否調書など)|
||2月下旬|ようやく繊維鑑定に関する証拠が開示される&br()&color(red){→繊維の採取に失敗したため鑑定不要という結果だった。}|
||3月7日|弁護側 証拠請求の理由及び訴訟進行に関する意見|
||3月13日|&bold(){第6回公判}&br()証拠請求の理由及び訴訟進行に関する意見及び同(2)を陳述&br()証人尋問実施(奥さん)|
||3月28日|&bold(){第7回公判}|
||5月8日|&bold(){第8回公判}|
||6月21日|&bold(){第9回公判} 証人尋問(医師・1回目)|
||7月6日|&bold(){第10回公判} 証人尋問(医師・2回目)|
||7月18日|&bold(){第11回公判}|
||9月11日|&bold(){第12回公判} 被告人質問・1回目|
||9月28日|&bold(){第13回公判} 被告人質問・2回目|
||10月16日|求釈明。検察官による釈明|
||10月30日|&bold(){第14回公判}|
||12月25日|&bold(){第15回公判} 論告、弁論|
|BGCOLOR(#ddeeff):平成19年|2月27日|&bold(){第16回公判}&br()&color(red){判決宣告(懲役1年10月・実刑)}&br()控訴申立て&br()再保釈請求、再保釈不収容決定|
&bold(){◆控訴審の経過}
|BGCOLOR(#ddeeff):平成19年|7月13日|控訴趣意書|
||8月24日|控訴趣意補充書(1)|
||9月14日|控訴趣意補充書(2)|
||9月20日|&bold(){第1回公判}&br()控訴趣意書、補充書(1)(2)それぞれ陳述。|
||10月30日|&bold(){第2回公判} 証人尋問(男性)|
||12月11日|弁論|
|BGCOLOR(#ddeeff):平成20年|1月17日|&color(red){判決宣告(控訴棄却)}&br()上告申立&br()再々保釈請求、保釈不収容決定|
&bold(){◆最高裁の経過}
|BGCOLOR(#ddeeff):平成20年|5月14|弁護人上告趣意書&br()被告人上告趣意書|
||8月29日|弁護人上告趣意補充書(1)|
|BGCOLOR(#ddeeff):平成21年|2月27日|被告人上告趣意補充書 |
||7月1日|弁護人上告趣意補充書(2)|
|BGCOLOR(#ddeeff):平成22年|4月30日|公正な判決を求める意見書|
||7月26日|&color(red){上告棄却決定}|
&bold(){◆収監から現在に至るまで}
|BGCOLOR(#ddeeff):平成22年|10月19日|東京拘置所に収監|
||11月10日|静岡刑務所に移送&br()この時、何も連絡がなかったため、小林さんが行方不明になったと軽く騒ぎになる。|
||11月18日|&bold(){小林さんの命を守るネットユーザーの会}が立ち上がる。&br()主に手紙や嘆願書、メールで法務省へ小林さんの待遇改善訴え|
||11月26日|治療に必要な、&color(red){血管拡張剤の投与を開始}したとの一報&br()弁護士が面会。報告は[[こちら>http://plaza.rakuten.co.jp/kobayashiinochi/diary/201011280000/]]|
||12月1日|&bold(){「小林さんの処遇改善と刑の執行停止を求めるネット署名」}を開始。&br()期間は約40日|
||12月3日|ご家族と知人が面会。報告は[[こちら>http://plaza.rakuten.co.jp/kobayashiinochi/diary/201012030002/]]|
||12月8日|&bold(){紙面でも同署名を開始}|
||12月14日|弁護団と主治医が面会。報告は[[こちら>http://plaza.rakuten.co.jp/kobayashiinochi/diary/201012200000/]]|
||12月21日|署名が目標数1000を突破。|
||12月27日|弁護団が小林さんの刑の執行停止を高検に申し入れる。[[申し立て文>http://www44.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/19.html]]|
|BGCOLOR(#ddeeff):平成23年|1月10日|署名を一旦締切る。&br()ネット&bold(){1527筆}、紙面&bold(){195筆}|
||1月17日|ご家族面会。報告は[[こちら>http://plaza.rakuten.co.jp/kobayashiinochi/diary/201101250000/]]|
||2月14日|&color(red){「小林さん事件の再審開始・刑の執行停止を求める2.14集会」}&br()再審申立てと署名の提出|
||2月25日|小林さんの娘さんが面会。報告は[[こちら>http://plaza.rakuten.co.jp/kobayashiinochi/diary/201102270000/#201103040956272468]]|
||3月23日|小林さんの娘さんが面会。報告は[[こちら>http://plaza.rakuten.co.jp/kobayashiinochi/diary/201103300000/]]|
||4月11日|小林さんの娘さんが面会。報告は[[こちら>http://plaza.rakuten.co.jp/kobayashiinochi/diary/201104150000/]]|
||4月22日|小林さんの娘さんが面会。報告は[[こちら>http://plaza.rakuten.co.jp/kobayashiinochi/diary/201104260000/]]|
||5月16日|小林さんの娘さんが面会。報告は[[こちら>http://plaza.rakuten.co.jp/kobayashiinochi/diary/201105180000/]]|
||5月29日|&color(red){弁護団による電車内の再現実験。詳細は}[[こちら>http://blog.iwajilow.com/?day=20110529]]|
||6月27日|小林さんのご家族が面会。報告は[[こちら>http://plaza.rakuten.co.jp/kobayashiinochi/diary/201106270000/]]|
&bold(){今ここ}
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編集をされた方はどこを更新したかなどを、軽くメモをお願いします。
(入力後メモ更新をクリックで保存されます)
#memo()
2011-07-02T16:29:36+09:00
1309591776
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Q&A
https://w.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/21.html
よく見かけた質問や、注意事項について簡単な質問形式でまとめてみました。
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#contents()
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*Q,本当に小林さんは痴漢をしていないの?
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犯人の顔を見た人は誰もいません。
もちろん支援をしている方の大半は、小林さんの無罪を信じています。しかしその現場を見た人が誰もいない限り、犯人だとも言えないし、犯人でないとも言えません。
それを事実関係や証拠を元に「徹底的に審理」し、「公正に裁く」のが裁判という場です。この事件が問題視されているのは、その徹底的な審理がなされていないからです。
更に今回の場合は、公正さにも疑問があります。
一言で言うと「裁判所仕事しろ」ということです。
*Q,日本の裁判は推定無罪じゃないの?
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基本的には推定無罪が原則です。
しかし&bold(){なぜか}痴漢事件に関しては、この限りではありません。
本来は検察側に「犯人である」証明責任があるのですが、痴漢事件においては&bold(){なぜか}「犯人ではない」証明が被告側に求められます。
そして&bold(){なぜか}被害女性の証言だけで、問答無用で有罪になることがあります。&bold(){なぜか}たびたび重要な無罪を示す証拠や、科学捜査が無視されます。
痴漢冤罪事件が「男性軽視」「男性差別」と言われるゆえんです。
[[“痴漢冤罪”多発も…警察「疑わしきは罰する」本当のワケ(ZAKZAK)>http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20100702/dms1007021619013-n1.htm]]
*Q,弁護人がきちんと弁護したんじゃないの?
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弁護側は無罪を確信できるほどの証拠をもって、裁判に挑みました。
有罪判決がおりた後の弁護団会見動画を見ましたが「これだけ無罪の証拠があるのに、何で有罪になるんだ!?」という弁護団の悔しさがひしひし伝わりました。
裁判経過を見る限り、2002サッカーW杯の[[韓国VSイタリア戦>http://www58.tok2.com/home/letsgokorea/judgment/italy/index.html]]を彷彿とさせる様な状況だったと思われます。
*Q,裁判所が証拠を全部無視するなんて事あるの?
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痴漢事件においては裁判所が証拠を無視したり、検察が重要な証拠を開示しなかったり、もしくは必要な科学捜査をしなかったり、などが度々あるようです。
[[名倉防衛医大教授事件の詳細>http://www44.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/25.html]]や、[[トップページ]]の何が問題なのか?の部分をご覧下さい。
*Q,痴漢冤罪の前に、まず痴漢事件をどうにかすべきじゃない?
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ごもっともです。
痴漢冤罪ばかり批判されると、女性が痴漢を訴え辛くなるのでは?という意見もわかります。わかりますが、罪もない一般男性が一生を台無しにされる状況が頻繁に起きるのも、やっぱり問題だと思います。
痴漢冤罪の防止は痴漢の防止ともつながっていると思うんです。
痴漢冤罪防止のため、現実的で効果的な対策って、結局車内防犯カメラの設置だったり、そういう事だと思うんですね。
痴漢できる状況を減らすことが、痴漢冤罪を減らすことになることくらい、政治家になる頭がある人なら誰でもわかるでしょう。
*Q,お金目的で女性が嘘をついているか、私人逮捕した男性が犯人じゃない?
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痴漢冤罪事件ではつきものの批判です。
よく、『&bold(){冤罪被害者VS痴漢被害にあった女性}』の構図になりやすいのですが、それは違うと思います。批判を向けるべきは、徹底的な審理をしない裁判所と、証拠を隠したり捏造する検察です。
なので痴漢被害にあった女性や、善意で私人逮捕した男性を批判するのはやめて下さい。
証拠なんて何もないんですから。
それは証拠がないのに、小林さんを犯人だと決めつけた警察や裁判官と同じ事をしているだけです。
*Q,もしやってないのに痴漢扱いされたら?
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一時期よく言われたのが「&bold(){身分が証明できるものと連絡先を提示して、今は急いでいる旨をつげて、早急にその場を立ち去る}」ということでした。
[[痴漢冤罪回避マニュアル>http://www011.upp.so-net.ne.jp/straysheep/column/tikanenzai.html]]
しかしこれは多分に誤情報が含まれている事で問題となりました。
痴漢事件は刑法217条に該当しない場合もあるとのこと。
逃亡する恐れがあると判断されたら、身分証を提示したところで、逮捕される人は逮捕されるようです。
やってみる価値はあるかも、くらいに考えておいた方がいいかもしれません。
[[痴漢に間違われたときの「あの対処法」は本当に正しいの?>http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/report/?id=20090323-90006501-r25&page=2]]
他に考えられる対策として、濡れ衣をきせられたら、周囲にいた人から証人を探して確保することと、普段から刑事弁護に熱心な弁護士を探しておくことくらいですか。
話すことで不利になると感じた場合は、「黙秘します」と告げて「当番弁護士を呼んでください」と言うのがベターだと思います。
色々探しましたが、こうすれば絶対大丈夫!という対策は今のところないようですね・・・。
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2011-03-09T17:24:40+09:00
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トップページ(モバイル)
https://w.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/23.html
*&color(red){速報}
>&bold(){2月14日に『小林さん事件の再審開始・刑の執行停止を求める2.14集会』が開催。再審の申し立てと第一弾署名約1800筆の提出を行いました。}
>痴漢冤罪事件で初の再審請求 であり、注目されつつあります。
>集会の動画は[[こちら>http://iwakamiyasumi.com/archives/6973]](岩上安身オフィシャルサイト)
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&bold(){西武池袋線痴漢冤罪小林事件とは?}
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膠原病患者の小林卓之さん(68歳)が西武池袋線電車内で女性に痴漢行為をしたとして、私人逮捕、起訴された事件です。
小林さんは最高裁まで争いましたが、犯行可能性を否定する医師の証言や、違う衣服を着ていたといった犯人像と矛盾する目撃証言などがすべて無視され、1年10ヶ月の刑が確定してしまいました。
現在小林さんは、医療刑務所ではない静岡刑務所に収監され、充分な医療行為が受けられていません。このままでは命の危険もあります。
&bgcolor(#ffe4e1){・[[事件の始まり>http://www44.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/13.html]]}
&bgcolor(#ffe4e1){・時系列は[[こちら>http://www44.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/14.html]] }
■ 判決を書いた裁判長
東京地裁:「白坂裕之」裁判長(現在は検事)
高裁:「[[阿部文洋>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E9%83%A8%E6%96%87%E6%B4%8B]]」裁判長(既に定年退職)
最高裁:「[[宮川光治>http://www.courts.go.jp/saikosai/about/saibankan/miyakawa.html]]」裁判長
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&big(){&bold(){何が問題なのか?}}
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&bold(){(1)証拠が何もない推定有罪}
当時小林さんが痴漢をできる状態でなかったことを示唆する、あらゆる証拠が無視され、ひどく強引な有罪判決を裁判所は出しています。
|1、&bgcolor(#ffe4e1){犯人の顔を見た人は誰もいない}|
|2、&bgcolor(#ffe4e1){女性が痴漢を訴えた直後、犯人は車内の人ごみをかき分け2メートル先くらいまで逃げた。それを私人逮捕したX氏は目で追い、駅を降りた直後人ごみの中から小林さんを見つけ捕まえた。}&br()→厳密な現行犯逮捕ではない。|
|3、&bgcolor(#ffe4e1){小林さんは膠原病を患っており、当時物に指先で触れるだけで激痛が走る状態だった。(医者の証言)}→&bold(){裁判所}:事件前のカルテには、人差し指は痛みで動かないとあるが中指については触れていないため犯行ができなかったとは言えない。|
|4、&bgcolor(#ffe4e1){痴漢犯は被害者女性の左前(丁度左肩のあたり)におり、犯人は後ろに右手を伸ばしてのけぞるといった極めて不自然な体勢で痴漢をしていた。(被害女性の証言)}&br()→小林さんは指を曲げるだけで耐え難い痛みが走り、人差し指は動かなかった。その状態で、後ろにいる女性の下着に指を動かさず入れることが果たしてできたのか。|
|5、&bgcolor(#ffe4e1){犯人の肩は後ろにのけぞった状態で、身長161センチ(靴を履いた状態で)の女性の顔の前にあった。(女性の証言)小林さんの身長は164センチで、女性の顔の前に肩がくるとは思えない。}&br()→&bold(){裁判所}:電車内でお互いかかとのある靴をはいており、犯人はのけぞった状態なので正確な身長はよくわからなかったはずだ。&br()&br()&bold(){さらにこの点で高裁裁判官はおかしな事を言っています。}&br()&br()女性は痴漢されたとき1度目は下着の上から軽く触られた&bgcolor(#ffffbb){(第一行為)}、その後エスカレートして下着に指を入れられ陰部を触られた&bgcolor(#ffffbb){(第二行為)}と言っています。犯人の肩が顔の前に来たと女性が言っているのは、第一行為の時です。第一審ではこの第一行為と第二行為は同一人物と認定されています。ところが高裁では、&bgcolor(#ffffbb){第一行為と第二行為は同一人物とは限らない}という理屈で、第一行為での&bold(){身長の証言を無視}しました。|
>この時の高裁裁判長は&bold(){阿部文洋裁判長}。
>彼は、小林事件と酷似した、[[名倉防衛医大教授 痴漢冤罪事件>http://blog.goo.ne.jp/warabidaniyuukoku/e/6c8df0068345c534a8be9fa5b12b7c00]]でも高裁判事を務め、&bold(){有罪判決}をだしている。
>名倉事件で控訴棄却直後、被告に「まだ最高裁もありますから」と発言したことが批判されていた。既に定年退職。
>
>去年名倉事件は最高裁で&color(red){痴漢事件で初の逆転無罪判決}が下った。
>
>最高裁判決文は[[こちら>http://ime.nu/www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20090414170745.pdf]]
|6、&bgcolor(#ffe4e1){当時目撃証言では、犯人は白いお尻が隠れる長さのハーフコートを着ていた。小林さんが着ていたのは、クリーム色の腰上の長さのジャンパーだった。}&br()→&bold(){裁判所}:目撃者は犯人の服の裾まで見れなかったと考えるのが自然。服の色も照明などで変化する。犯人じゃないとは言えない。|
|7、&bgcolor(#ffe4e1){現場の警察官は小林さんの繊維鑑定のための繊維をとっていたため、その鑑定結果の開示を要求}&br()→&bold(){検察}:ごめん繊維の採取に失敗しちゃった!&bold(){科捜研}:鑑定できないから鑑定不要|
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&bold(){(2)難病の高齢者を一般刑務所へ収監}
小林さんは[[膠原病>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%86%A0%E5%8E%9F%E7%97%85]]([[全身性強皮膚症>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E8%BA%AB%E6%80%A7%E5%BC%B7%E7%9A%AE%E7%97%87]])という非常に難しい病気です。特徴として寒さで病状が悪化します。ひどくなると壊死や内臓疾患、命に関わることもあります。それに加え脳梗塞も発症し、現在右半身に麻痺があります。裁判所はそのような高齢者(68歳)を健常者と同じ扱いで一般刑務所に収監しました。
小林さんの体重は40日弱で11キロ落ちていました。
危機を感じた小林さんのご家族や主治医、支援者、弁護団の働きかけが実って、現在は若干待遇が改善されています。
面会時の小林さんの様子は[[こちら>http://www44.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/16.html]]
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&bold(){(3)地裁で有罪判決をだした裁判官は検事}
どういうことかと言うと、&color(red){判検交流}という判事と検事の交流会みたいなものがあります。その判検交流のため検察からきていた&bold(){白坂裕之}裁判長は、小林さんの事件で、有罪判決を出した&bold(){一ヵ月後に検察官に戻りました}。
すぐに戻らなければならない組織に逆らった判決を出せば、間違いなくその出世街道に傷がつくでしょう。片身の狭い思いをするかもしれません。
そんなプレッシャーのある中で、公正な判決ができたとはとても思えません。
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&bold(){このwikiの目的について}
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痴漢冤罪小林事件を初めて知った人がわかりやすいように、事件の経緯をまとめてみました。そしてこの事件を知った方が、何かしたいと思った時にそのお手伝いができればと思いました。
2009年、痴漢冤罪事件で、初の最高裁の逆転無罪判決がでました。([[名倉防衛医大教授痴漢冤罪事件>http://www44.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/25.html]])
この事件が法曹界に与えた波紋は小さくなかったようです。
・[[痴漢事件、供述裏付け捜査徹底を 警察庁が指示(共同通信)>http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009062501000228.html]]
&bold(){ここで小林さんの再審で再び無罪判決が出れば、さすがに検察、裁判所ともに痴漢問題について本格的に対策をとらざるを得ないでしょう。}
今までも痴漢冤罪事件について問題が叫ばれ、様々な運動が起こっていますが、今回の事件はその運動を前進させる布石にもなるのでは、と考えています。
小林卓之さんの再審を裁判所に認めさせ、無罪判決を勝ち取るために皆様の力を貸して下さい。よろしくお願いします。
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#include(メニュー(モバイル))
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2011-03-08T11:58:44+09:00
1299553124
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メニュー
https://w.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/2.html
**事件について
-[[トップページ]]
-[[事件の始まり]]
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-[[小林さんの面会時の様子]]
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-[[この事件をとりあげたメディア]]
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**関連する事件
-[[名倉防衛医大教 授痴漢冤罪事件:逆転無罪判決>http://www44.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/25.html]]
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**この事件の関連リンク
-[[小林さんの命を守るネットユーザーの会公式サイト>http://sky.geocities.jp/sien_kobayashisan/pc/index.html]]
-[[小林さんの命を守るネットユーザーの会ブログ>http://plaza.rakuten.co.jp/kobayashiinochi/]]
-[[会mixiコミュニティ>http://mixi.jp/view_community.pl?id=5365578]]
-[[つぶやきいわぢろう(耳を疑いました…西武線痴漢事件“指が動かないのに”控訴棄却)>http://blog.iwajilow.com/?eid=729166]]
-[[話はそれからだ>http://alzirr.blog137.fc2.com/]]
-[[再審えん罪事件全国連絡会>http://enzai.9ch.cx/index.php?FrontPage]]
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&qr(http://www44.atwiki.jp/kobayashiinochi/)
**更新履歴
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&link_editmenu(text=ここを編集)
2011-03-06T22:45:19+09:00
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名倉防衛医大教授痴漢冤罪事件
https://w.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/25.html
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#contents()
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*痴漢逆転無罪:「胸すく思い」笑顔なく 名倉さん、捜査に怒り (毎日新聞 2009年)
「胸のすく思いです」。
通勤中の満員電車で痴漢をしたとして強制わいせつ罪に問われた防衛医科大教授、名倉(なぐら)正博さん(63)は14日、3年がかりで勝ち取った最高裁の逆転無罪判決をそう表現した。
しかし、約1時間に及ぶ記者会見で笑顔はほとんどない。
「他にも犯罪者の汚名を着せられている人がいる。有頂天にはなれない」。
人生を一瞬で暗転させた捜査や裁判への怒りと強い不信感がにじんだ。
95年に女子高の国語教師から大学講師に転身した。
助教授から教授(国語・国文学)に昇格したわずか18日目の06年4月18日、通勤中に突然逮捕された。
&bold(){「やっていない」}
言い分に耳を傾ける警察官はいなかった。
&bold(){「DNA鑑定をやる」}
そう告げられた時、「無実と分かる」と喜んだ。
しかし、&bold(){なぜか鑑定は行われなかった。}
拘置期間は30日に及び、研究室や自宅に捜索が入った。
最初の1年は気の抜けた状態になり、その後は「自分を立て直そう」と自宅で論文だけは書き続けた。
逆転判決は妻や長女とともに法廷で聞いた。
その瞬間「急に全身の力が抜けた」
閉廷後、弁護士らと握手を交わす。しかし表情は崩れない。
続いて東京・霞が関の司法記者クラブで開かれた記者会見で「今日、最高裁に来るまで収監を覚悟していた。当たり前のことをなぜ分かっていただけないのか。司法に対する不信感が渦巻いていた。判決が(証拠の)不合理な点を認めた点は胸がすく」と言葉を選んだ。
「きちんとした初動捜査なり、証拠の検討がなされたのか。人の一生をどう考えているのか」と捜査・司法への怒りの言葉が並ぶ。被害女性に対しては「悪意があったなら憎むが対立した場面もない。何も申し上げられません」とだけ述べた。
支えとなった妻に質問が及ぶと涙声に。
「僕も家内も涙がにじんで何も言えず『ありがとう』とだけ言いました」と明かした。防衛医大は14日、復職に向けた手続きに入った。
**&bgcolor(#ddffbb){◇最高裁の異例の判決、評価と批判}
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最高裁が出した痴漢事件で初めての逆転無罪判決に、関係者から評価や批判の声が上がった。
ある検察幹部は「&color(red){無罪にするなら『審理を尽くしていない』と高裁に差し戻すべきだ。書面だけで事実認定を変えるのは例外中の例外}」と強く批判した。
**&bgcolor(#ddffbb){◇最高裁の機能からすれば許されないこと}
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元最高検検事の土本武司・筑波大名誉教授(刑事法)の話
最高裁は、2審判決の事実認定に大きな不合理があったかという観点から判断する。今回は、2審判決を覆して無罪にするまでの事実誤認があったとは言えず、&bold(){最高裁の機能からすれば、許されないことだ}。
最高裁ががっぷり取り組んだ判決の影響は大きい。
今後は、身動きが取れないラッシュアワーで、痴漢に遭った被害者が勇気を持って届けても、駅員や警察官の対応が消極的になったり、無罪が相次ぐ事態も想定される。
**&bgcolor(#ddffbb){◇自浄作用を発揮}
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痴漢冤罪(えんざい)に関する著書がある元判事の井上薫弁護士の話。
客観証拠がなく被害者と被告の主張が水掛け論になる事態は、無罪の結論が導かれるのは当然だ。従来の痴漢裁判は事実上「推定有罪」が原則になり、検察側も起訴のハードルを下げてきた。
被害者に分からないよう間に人を挟んで痴漢をするケースもあるようで、被害証言だけを有罪の根拠とするのは危険。最高裁判決は「推定無罪」の大原則に立ち返ったもので司法が自浄作用を発揮した正しい判断と言える。
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2011-03-06T20:21:40+09:00
1299410500
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事件の始まり
https://w.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/13.html
**事件の始まり
-小林卓之さんの経歴
小林卓之さん(当時62歳)教頭として勤務を続けていたが、平成11年ころより手に痛みを感じ、ついにはチョークを持つのもままならなくなったことから退職を決意し、平成13年3月に36年に及ぶ教員人生に幕を下ろした。それ以後は週4日間、教育センターの嘱託職員として、主に幼稚園・小学校・中学校教諭の研修業務に携わっていた。
-事件当日
平成17年3月18日、この日は教育センターへの出勤日ではなかった。
小林さんは、池袋のメトロポリタンプラザオフィスで行われる仏教講座の受講のため、午後3時頃家を出た。受講後、小林さんは食事をしようと考え、池袋西口近くにある店に入った。同店を出た時刻は、午後10時20分ごろであった。
小林さんは帰宅のため地下の改札から西武池袋駅へ向かう。
既にホームには電車が来ており、車内はかなり混雑していた。
-電車内
小林さんは電車に乗り、入口付近で入口方向を向いて立っていた。電車はかなり混雑していた。電車の発車間際さらに大勢の人が一気に乗り込み、小林さんは押し込まれ、立っていた位置が入口付近から真ん中辺りまで移動した。
肩がぎっしり詰まっている状態だった。
小林さんは、当時バッグを両手で持っていたが、一気に人が押し寄せたことにより、手持ちのバッグが右側に少しずつずれてしまい、右手に強い痛みが走った。バッグを引き寄せることもできない程混雑していたが、少し経ってから車内の乗客の体勢も落ち着き、小林さんもバッグを元のように両手で持つことができるようになった。
小林さんは当時から罹患している膠原病により、夜間に外の景色などを見ると目が疲れるため、目を瞑りじっと立っていた。
その間、小林さんはあれこれと考え事をしていた。石神井公園駅に着くという車内放送が流れたところで目を開けた。
目的とする大泉学園駅は急行が止まらないため、石神井公園駅で各駅停車に乗り換える必要があった。
小林さんがそろそろ石神井公園駅に着くので、駅に降りるため体の向きを180度変えようとしたところ、何者かに右肩を叩かれた。叩かれた方を振り向いたが、それ以上声を掛けられるようなこともなかったので、夜なので酔っ払いなどもいるだろうと思い、あえて気に掛けることはしなかった。
-駅事務所へ向かうまで
電車が石神井公園駅に着き、小林さんは駅に降りる人の流れに乗り、自分も電車から降りた。その際に、後方から左肩を掴まれた。
小林さんが、掴まれた方を見ると、男が立っており「話がある」と声を掛けてきた。小林さんは、いきなり左肩を掴まれたので「この手はなんだ。つかんだ理由を言え」と述べた。しかし、男は何も答えなかった。そのため、小林さんは何回も同じことを問うた。男は下を向いたり、横を向いたり、キョロキョロして何も答えなかった。小林さんは、男の態度に腹が立ち、男が掴んできた手を払いのけた。
すると、男は後ろを見ろ、というジェスチャーをした。
小林さんが男の後ろを見ると、女が泣いているように見えた。
小林さんはこの状況から、自分のことを痴漢犯人だと勘違いして肩を掴んできたのではないかと思い、ひどく驚いた。
そうしていると、男は小林さんの左腕を右手でつかんできた。
小林さんは、痴漢など身に覚えがなかったので、人間違いだと何回も主張したが、男は手を離そうとしなかった。このような男の態度に対して、小林さんも男の手を掴もうと考え、男が小林さんを掴んでいる手の上に自分の手を乗せ、かるく掴んだ。力いっぱいつかめなかったのは、手が痛かったからである。
その後、男は「駅員、駅員」と言いだしたので、小林さんも自分の身の潔白を晴らすために駅事務所へ行こう、と述べ小林さんが先導する形で駅事務所へ行った。
-逮捕・取り調べまで
駅事務所で、小林さんは何かの間違いであると主張した。
男は駅員らしき者から、痴漢を見たのかと問われていたが「下の方だったので見ていない」と答えた。これに対し小林さんは、強い抗議を行った。
しばらくすると、警察官がやってきて、署で事情を聴くということになり、小林さんは警察署で真実を話せば済むだろうと考え、素直に警察署へ向かった。
しかし、警察署に着くと、取調室に連れられていかれた。
取調室には5名ほどの警察官がいた。
小林さんはそのうちの1人の警察官から「あなたは被疑者としてここにいます」と告げられ驚き、犯人扱いしていることに抗議をした。
ところが、警察官らは「おまえ、ここにいることがどういうことか分かっているのか!」「おやじ、お前はなにをしたんだ!」との言葉を次々と小林さんにぶつけてきた。
いきなりこのような扱いをされたことに立腹し、抗議をしたところ、さらに大きな怒鳴り声で罵られた。そして、警察官の一人は小林さんのバッグを取り上げ、逆さにして中身を机の上にぶちまけた。
膠原病の薬も取り上げられた。
小林さんは、「やめてください」と抗議したが、警察官らは全く意に介さず、両隣りにいた警察官らが、小林さんの髪の毛をつかみ、グイグイと両方に引っ張り、小林さんの頭を机に叩きつけたりした。この警察官らの行為で、小林さんは手に負傷し、出血し、その血が机上及び小林さんのジャンパーに付着した。
結局この日から保釈されるまでの、33日間小林さんは身柄を拘束された。
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2011-03-06T15:00:31+09:00
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刑の執行停止申出 (2010年12月27日)
https://w.atwiki.jp/kobayashiinochi/pages/19.html
**刑の執行停止申出 (2010年12月27日)
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2010年12月27日付けで弁護団は東京高等検察庁に対して、
小林卓之さんの刑の執行停止を求める申出書を提出しました。
刑事訴訟法第482条第1号には、
「刑の執行によって、著しく健康を害するとき、又は生命を保つことのできない虞があるときは、」
「検察官の指揮によって執行を停止することができる」と定められています。
現在静岡刑務所に収監されて、病気の苦しみにさらされている小林卓之さんの生命は、検察が握っています。
小林さんの病気(全身性強皮症)は寒さで悪化するという稀な特徴があります。
居室内に暖房がなく、温度管理ができない刑務所施設にいたら、どうなるかは自明です。
通常、刑務所内で対応できない医療措置は外部病院を頼ります。
しかし、小林さんの「全身性強皮症」の場合、普通のお医者さんでは無理です。
全身性強皮症は厚生労働省の特定疾患に指定されたいわゆる難病です。数が少なく、難しい病気です。
専門知識をもち症例経験を積んだ医師でなければ対応することができません。
また、どんなに手を尽くしても、刑務所の施設・設備・環境自体が小林さんの体を蝕みます。
刑務所内での医療問題の中でも、かつてこんなケースはあったでしょうか?
収監後、小林さんに必須な投薬治療が中断されました。これは明らかに国側のミスです。
そのせいで短期間のうちに急激に全身性強皮症の病状が悪化しました。
小林さんは全身性強皮症が悪化した状態で、今も設備が不十分な静岡刑務所にいます。
現場の刑務官が手を尽くしても残念ながら限界があります。
刑の執行停止を判断するのは検察官です。
#back(text=戻る,left)
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[[小林さんの命を守るネットユーザーの会>http://plaza.rakuten.co.jp/kobayashiinochi/bbs/?BBSnow=16]]より転載
2011-03-06T13:47:40+09:00
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