プロフィール
身長:177cm
体重:65kg
10月10日生まれ
年齢:20代(年齢非公開
*人物 
本作の主人公。「万事屋銀ちゃん(よろずや銀ちゃん)」という何でも屋を営んでいる銀髪[2]の天然パーマの侍。夢はサラっサラヘアー。普段は眉と目の間隔が長く、死んだ魚のような気の抜けた目をしているが、本人によると「いざという時はきらめく」。「○○かコノヤロー」が口癖。

基本的に無気力でだらしなく、普段から余計かつ卑猥な言動を放つ上に、金に汚い。また向上心が全くなく万年金欠であっても気にしてない様子である。パチンコなどの賭け事も好きで昼間から打っていることもあるが、基本的には負けることが多い。一応仕事に徹している人間像に対し憧れがある様子。何か大きな出来事にぶつかるとその理想像になりきろうとする節があるが、すぐに無理が出てきて元に戻ってしまう。常識がないようで当たり前の知識はあまり無いが、変なところでマニアックでありどうでもいいことはよく知っている。

連載初期はボケを連発していたが、彼以上のボケ役が周りに増え始めたため、ツッコミ役となってしまうことも多くなった。嫌なことはすぐ忘れるタイプで、そうでなくても何度か他人の名前を間違えたり忘れたりすることがあるが、自分が間違えられると本気で怒る。土方十四郎や服部全蔵など対戦経験のある人物であっても「多串くん」など適当な名前で覚えているフリをし、相手を怒らせる原因となる。

非常に高い戦闘力を持ち、過去には後期の攘夷戦争に参加し白夜叉の異名をとっていた伝説の侍。当時の経験を踏まえて現在でも高い戦闘能力を誇っており、その強さは「宇宙最強」と称される星海坊主に一目置かれ、強者を求める神威に「獲物」として定められたほど。剣術が一流に属することはもちろん、超人的な身体能力と生命力を持ちあわせあらゆるピンチを切り抜けている。生命力は極端に強く、銃で撃たれても生き延びたこと多数。加えて、戦闘勘も非常に鋭く、また、戦闘においてはかなり頭のキレがいい。剣術の流派は不明だが、柳生敏木斎によると我流らしい。また、河上万斉からは剣のリズムが読めないと言われた。それでも一線から退いたため平常時は攘夷戦争当時と比較するとかなり腕が鈍っている様子。

勝負事において自分なりの武士道(ルール)を持ち、護る事に強くこだわりを持つ。自分が大切に思うものを守ろうとする時は普段の怠惰ぶりを感じさせない。表面的にはさりげなく嫌われ役になるような偽悪的な言動が多いが、内心は情に厚く仲間思いであり、仲間を救うためなら何処であろうと駆けつけたり、多勢に無勢の状況でも臆せず立ち向かう。平和主義者ではないようだが、敵はほとんど殺さない[3]。それゆえに普段は木刀で戦うが、非常時であれば真剣を使用して戦うこともある。他には薙刀やクナイ等を使用しており、基本的には我流ゆえ何でもできるらしい。

通称は基本的には「銀さん」「銀ちゃん」などであるが「旦那」「万事屋」など様々。女装した場合はパー子と名乗り、ツインテールの巨乳になる。通称の詳細は後述。一人称は基本的に「俺」だが、たまに「僕」「てめー」「銀さん」と称する。基本的に着ている服は毎回変わらないのだが、同じものを4着持っていて、使いまわしをしている[4]。パジャマや防寒具はいくつか持っている様子。

名前のモデルは金太郎こと坂田金時だが、「金時」と呼ぶと激怒する。これはタイトルが恐ろしいことになり、「ジャンプが回収騒ぎになる」(アニメでは「番組表に載せられなくなる」)からだという。

*趣味・嗜好 
甘いものを定期的に摂らないとイライラするほどの甘党で、血糖値が糖尿病寸前の域まで達している。ファミレスにいくと必ずパフェを頼み、ご飯に餡子一缶まるごと乗せたものを「宇治銀時丼」と称している。時々「カルシウムさえ摂れれば人生は大抵うまくいく」と豪語するが、当の本人はいちご牛乳やコーヒー牛乳などの、いわゆる甘い乳飲料しか飲めない。酒も好きだがあまり強くない。

愛読書は『週刊少年ジャンプ』で、毎週発売日にほぼ欠かさず購入している。ジャンプ歴は二十年。一番好きな漫画は「ギン肉マン」。「聖侍星矢」の技について全蔵と討論したこともあるなど、掲載漫画に関する知識は豊富。「ギンタマン」はあまり好きではないようだが、それでも一応目を通している。買ったものはある程度たまってから一気に新八が捨てている。 オバケの類が完全に苦手で幽霊の存在を頑なに認めようとしない(そのためか、実際に霊に会ったときは、霊をスタンドと呼んでいた)。だが、霊感が相当強く、複数の霊を憑依させ、かつ意識を支配されることなく操ることができる。また、歯医者も大の苦手である(心の中で必死に虫歯になった言い訳をする、現実逃避をする、治療道具に関する怖い想像をするところから、かなりのものであることが伺える)。

ドSであり、沖田総悟と合わせてドSコンビと言われている。

ナースや痴漢物のアダルトビデオを長谷川からよく借りているようだが、従業員である新八と神楽が未成年であることを配慮して、絶対に成人雑誌などを万事屋内に所持しないようにしている。

交友関係

万事屋という仕事柄、善人や悪人問わず様々な人間と関わる機会が多い。普段のだらしなさゆえに新八や神楽のみならず、かぶき町の人々にも憎まれ口を叩かれているが、人を引き寄せる不思議な魅力があり親しまれている。

特に新八と神楽は、「坂田さんファミリー」[5]や「坂田家の食卓」[6]と発言するなど、現在ではひとつの家族のような関係である。新八には侍として憧憬を抱かれており、神楽とは時に親子のようなやりとりをみせる。真選組や長谷川泰三とは「腐れ縁」のような間柄となっており、真選組副長の土方からはライバル的存在として見られ、沖田や山崎など他の隊士からは「旦那」と呼ばれ素直に慕われている。長谷川泰三とは馬が合い、共にパチンコやキャバクラで遊びふけることが多い。また、長谷川のバイト先に顔を出し、新八や神楽と共にアルバイトの手伝うことも多いが、大抵の場合は邪魔にしかならず、その度彼は貴重な仕事を失う羽目になっている。

かつての盟友である桂小太郎、坂本辰馬、高杉晋助らとは終戦後交流が途絶えていたようだが、それぞれの形で再会を果たす。桂とは彼からの攘夷活動への勧誘は断り続けているものの、再会後も桂が(厄介ごとをもって)万事屋を訪れたり、一緒に様々な事件に巻き込まれたり、何かと行動を共にすることも多い。理解不能のボケを連発する桂を基本的にはぞんざいに扱っているが、彼を殺したという似蔵に対して本気の怒りを見せたり、有事の際には共に戦ったりと信頼しあっている様子。桂と共に幼馴染で、現在ではひたすら破壊の道を突き進む高杉とは、紅桜編を経て袂を分かった。坂本とは宇宙旅行の際に再会するが、名前を間違えられたりその後家を破壊されたりと、彼の天然ボケっぷりに突っ込みの嵐を浴びせている。

お天気キャスターである結野クリステルアナに関してはフィギュアを持っていたり彼女のお天気予報を毎回チェックしたりするほどの大ファンで、彼女が結婚していた時期にはその報道を聞いてかなり落ち込んだり、一番不倫したい芸能人として名前を挙げたりしていた。そのため、結野アナが万事屋にやってきた際には舞い上がり、彼女の兄を「お兄さん」「おにいたま」等と呼ぶなど積極的にアピールしていた。

女遊びは好きらしく、ソープランドやスナック通いなど頻繁にしている模様だが、男女の関係に至ることはほとんどなく、女性に対する配慮は壊滅的で口説くのは「原始人並み」に下手。女性の扱いや恋愛に関しては新八からは近藤と並んで反面教師扱いされている。しかし本人にはその自覚はなく、自分がもてない原因は自身の天然パーマにあるとしている。一方で、さっちゃんには「求愛」と称し迫られたりストーカーまでされ迷惑がっているが、何かと呼び出して利用することもある[7]。

過去

自分から過去を話すことは滅多にない。

吉田松陽と出会う前の幼少時、死体の所有物をはぎ取りながら生活していた。松陽に拾われてからは、桂や高杉らと共に松陽の寺子屋に通った。紅桜編での桂の発言からして弟子達のなかでも特に深い関わりを持っていたと思われる。当時から天然パーマであり、死んだ魚のような気の抜けた目をしているという現在とほとんど変わらない風貌であり、不真面目で寝てばかりだった。

その後、桂・高杉らと共に攘夷戦争に参加した(坂本と知り合ったのはこの頃)。戦争では敵味方双方から「白夜叉」と呼ばれ恐れられるほどの活躍を見せたが、その戦いで多くの仲間を失い、現在は攘夷活動から退いている。戦争終結後の放浪中に、お登勢の夫・辰五郎の墓に供えてあった饅頭を食べたことによりお登勢に強い恩を感じて「旦那の代わりにあんたを守ってやる」と言って、彼女が経営するスナックの2階を間借りして万事屋稼業を始めた。

新八や神楽を雇う以前、金丸・池沢・古橋の三人を雇っていたが、女と関係を持った金丸達を川に落とし万事屋メンバーはいなくなり、また銀時だけで万事屋の営業を始めた。

*3年Z組銀八先生 
題名どおり3年Z(ずぃー)組の教師「坂田銀八(さかた ぎんぱち)」として登場。担当教科は現国。白衣を着てネクタイはきちんと締めておらず眼鏡をかけ、タバコ(アニメでは、煙の出るレロレロキャンディー[8])をくわえていることが多い。本人いわく、「レロレロキャンディーはもの凄くレロレロすると煙が出る」とのこと。実際にアニメの銀八先生ではキャンディーを口から出し、生徒に見せていた。ここでも言動は原作と変わらないが、生徒達には信頼されている。職員室の自分の机の周りに、読み終わった『ジャンプ』を捨てずに置いてある。また『銀魂』が表紙の時は二冊購入することがあるらしい。校長のハタには全く気持ちの伝わらない敬語を使っている。しかも、校長室で爪を切ったり、バスタブを持ってきたり、こたつに入りモンハンをするなど、あまりに非常識なのも原作と変わりはない。本人は万事屋ではないからという理由で戦闘は避けたがるが、本編同様腕っ節は強く、不意打ちとはいえ拳銃を持った三人組の強盗をサンダルのみで一方的に倒せるほど。

名前のモデルは『3年B組金八先生』の坂本金八。

小説版オリジナルで、木刀の代わりに、常に履いているサンダルを武器として使用する。

*ゲーム 
『銀時vs土方!? かぶき町銀玉大争奪戦!!』にて、彼の鼻糞から生まれたクローンが敵として登場。ただし不完全な出来であるため、着物の色や肌の色が若干黒くなっている。

『銀さんと一緒! ボクのかぶき町日記』では、主役の座をゲームオリジナルキャラクターの空に取られているのを若干悔やんでいる節があるが、万事屋の一員として彼を認めており、空が襲われた時も彼を守っている。

『銀玉くえすと 銀さんが転職したり世界を救ったり』ではパー子や教師、真選組などの他に、上記のクローン銀時にも転職できる。また、読者からの応募を元にした「パフェ銀時」という職も存在する。

金魂 [編集]
原作及びアニメのパロディでの銀時は「坂田金時」という名前の謎のプー太郎であり、同じホストの最強のケツアゴを持つ志村新八を仲間に持ち、中国系マフィアの女ボスである美女、神楽をパトロンに迎えたホスト。髪の毛の色は金髪だが、天然パーマは変わらず。新八のモノローグでは金色夜叉と呼ばれていた。


*アイテム 
木刀
大抵は銀時が常時腰に差している“洞爺湖”と彫られている木刀。「辺境の星にある金剛樹という樹齢1万年の大木から作られた妖刀・星砕(ようとう・ほしくだき)の由来を持ち、真剣を上回る強度や硬度を誇りそれを捜し求めて刀狩りを行う者までいた。」とされている。しかし、近藤勲との決闘の際に銀時は普通にヤスリで削っていた。実は通信販売で入手可能という代物であり銀時も通信販売店で購入している。値段は原作では明かされていないが、アニメでは11760円と中々高額。リサイクルショップ「地球防衛基地」の店主によると「紛い物」。「洞爺湖」と彫られた柄の部分は、自由に名前を彫れるという通販会社のサービスによるもの。
銀時はミステリアスな雰囲気にしたいため、他人には「若い時に修学旅行で行った洞爺湖にいた仙人にもらった」「修学旅行で浮かれて買ったやつ」などと伝えている(ただし神楽と長谷川にはバラしてしまった)。本編中に何度か折れ、その度に買い直していると思われる。カレーをこぼして臭いが取れなくなったのを理由に買い換えたこともあるが、その際、カレーをこぼした木刀は神楽に折られている。また、メイド型カラクリとの対決の時に平賀源外の手で改造が施されたことがあるが、柄の部分を押すと先端から醤油が出る(ちなみにアニメのたまクエスト編では、木刀代わりの爪楊枝型の武器からダシ醤油が出るようになっている)ようになっただけで、実戦に向いた改造ではなかった。
ちなみに、現実の洞爺湖町洞爺湖温泉の「越後屋デパート」という土産物店では、この「銀魂」効果で木刀が1日に最高50本は売れる程の人気商品になり(好きな言葉を柄に彫ってくれるサービスもちゃんとある)[9]、第34回主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)が開催された際には洞爺湖町を訪れた外国人も多数購入している。
原付
銀時がいつも移動手段に使うスクーター(原動機付き自転車)。車種はベスパ。後輪カバーに「銀」という彫り物がある。壊れるたびに源外に修理してもらっているが、修理費を払わないこともある。銀時が風邪で休業中に神楽が銀時の代理で乗り回した際には、駐停車に失敗し自損事故を起こしている。
一度源外の改造によりロケットブースターや飛行機能が追加されたり、修理代を踏み倒されないようにボタン一つで後輪が外れる細工を施されたことがある。ただし飛行機能を使うと莫大なエネルギーを消費するため、約10秒後(アニメでは1分後)に空中で大爆発した。原作第四訓ではキャサリンに乗り逃げされたことがある。ちなみに作中で銀時が普通自動車免許を取得している描写がある。
洞爺湖(仙人)
声:飛田展男
10月8日生まれ。身長167cm、体重54kg。
原作百五十訓・アニメ第89話で銀時達に必殺技「モモパーンッ!」(単なるローキック)を伝授すべく登場した木刀の仙人。実際は神楽が『BLEACH』の単行本8巻(アニメでは週刊少年ジャンプ)を読んでいる最中に眠った時の夢の産物。額に「洞」の文字が刻まれている。サングラスをどこで購入したかは不明。その風貌とは裏腹に生活は中高生並み。両親もいて、何故か母・阿寒湖(声:斉藤貴美子)にも顎鬚が生えている。父・屈斜路湖(声:小室正幸)の転勤の多さゆえ友達作りは苦手。必殺技はジャンボリックマグナム。仙人中学校を卒業している。アニメ版では「ズバリ」が口癖(ちびまる子ちゃんの丸尾末男と声優が同じであるため中の人ネタと思われる)。
約3年ぶりの2度目の登場では、アニメ終了を「最大の危機」と言いながら、ゲーム発売とスポンサー獲得・それがいかにてっとり早く素晴らしいコンテンツかなどを説明、いかに必殺技が重要かを商業的観点から勧めた。が、実際は必殺技ではなく、携帯電話会社をスポンサーに獲得するためのダンスをメインキャラクター達が躍るだけだった。
『BLEACH』の主人公黒崎一護が持っている斬魄刀「斬月」のパロディ。同作品内で「斬魂刀コンテスト」(使用武器人気ランキング)が行われた際、別作品ながら洞爺湖にも票が入っている(向こうの原作者は困惑していた)。
最終更新:2011年03月26日 18:56