魔王の風俗

俺は織田軍に所属する一般兵。名前は亘(わたる)だ。
一般兵と言えど侮るなかれ、俺は今日、信長様隊の一人として戦に参加し
敵の武将に傷を負わせる事に成功した。
そこで信長様は俺に、褒美として風俗を紹介して貰ったのだが…。


「ほう…、ここが信長様オススメの風俗か…」
俺は早速その店に入り込む。
鼻を突くような香水の匂いに、意識を持って行かれそうな煌びやかな装飾。
そして…美しき、かつ名立たる嬢達

いや、嬢?
俺はそれを見て、疑問に思った。

風俗BBA
土田御前
虎御前
寿桂尼
定恵院
三条夫人
如春尼 ←NEW☆
蛍 ←NEW☆

(ババアばかりじゃないか…!!)
俺とて21の男、そして出来るなら若い女の子の相手の方が嬉しい。
自慢じゃないが俺は顔立ちはいい。 …だが、その顔は、下手な女より「女らしい」
ゆえに俺は女の子たちに「女に掘られるみたいで嫌!」と言われて、彼女いない暦が年齢になっている。
脱線すまない。とにかく、俺はババアばかりのその店に落胆した。

というか何でこんなメンバーなんだろう。皆体を売っているのだろうか?

…が、表情に表さない。
兵士は使い捨てとはいえ、死ぬ覚悟で戦に挑んではならない。
ましてや自分でその命を捨てる事等許されることではない。俺は、平静を保った。
この緊張感、上杉軍の甘粕とかいう奴が竜の如く襲い掛かったあの時以上だ…!!

なんとか色々な感情を押し込めた俺は、とりあえずこの中で一番若そうな子を選ぶ事にした。
「…蛍ちゃんをお願いします」
蛍。確か雑賀衆の娘だ。
俺個人も彼女には恨みがある。
といっても、彼女個人にではなく、雑賀衆の方にだが。
織田軍を突如裏切った挙句、まんまと逃げ遂せた…というだけだが。

俺は部屋に案内された。
恨みがあるとはいえここまで来たら男と女だ。
俺はやっと童貞を捨てられる。…そう思い、俺は部屋を開けた。


部屋の中には
裸の




雑賀の孫市がいた。
「はろう☆」とか言ってきたのですぐに扉を閉めた。




「…如春尼でお願いします」
すぐさま嬢を入れ替えた。というか何してんだあの人は。
部屋に入ったら、…今度はしっかりと女の人がいた。
美人で、裸で…… 自慰行為をしてアヘ顔で、如春尼は待っていた。
「俺がプレイする前に勝手にイくなよ!!」
正直泣いた。 というか彼女で楽しめなければ上は酷い有様だ。
アヘ顔の女性は、しかし表情とは裏腹に優しい言葉で、俺にささやく。
「あらぁ、本願寺はオナニーのメッカよ」
「嘘を、つくな」
この人本願寺の人に怒られないだろうか?
結局今日は、その人の自慰をみて、…自分でしごいて抜いただけだった。



翌日、俺は信長様に呼ばれた。
「亘よ、我のオススメの風俗はどうだった?」
俺はその質問に答えない。 …恐怖しているわけではない。
ただ、信長様は無駄な問答を嫌うということを知っているだけだ。
「次の戦いも、活躍してみせます!」
要するに俺はこの風俗は満足できなかったから、また活躍して新しい風俗を教えて貰う、といったのだ。
信長様は表情一つ変えず「そうか、下がれ」と口にした。


翌日の戦も、活躍できた。
そして信長様は、俺に新たな風俗を紹介してくれた。
だが…そこの内容はこうだった。

上杉風俗
河田
中条
柿崎
甘粕
斉藤
大石
鬼小島
宇佐美
最強の男
美しい人 ←NEW☆





俺は黙って踵を返す。
どうやら俺が童貞を捨てるのは、まだまだ先の用だった…。

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最終更新:2011年07月25日 21:24
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