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「宇宙戦士バルディオス」
- 放映日時
- TV放送:1980年6月30日~1981年1月25日
- 劇場版:劇場版 宇宙戦士バルディオス 1981年12月19日公開
概要
- やや高めの年齢層を狙ったハードな世界観とストーリーが展開した。
- 実はザンボットやイデオンもびっくりの超鬱作品。打ち切りの憂き目から立ち上がった劇場版でトドメを刺される徹底ぶり。
- 一言で表わせば「何一つ良い事が無い」、上記二作品とはまた違った報われなさが特徴である。
ストーリー
- 荒廃し、本来の名前すら忘れ去られて久しいS-1星。放射性物質の汚染により滅亡の危機に瀕したS-1星人達は生き延びるために選択を迫られていた。
一つは科学者グループの推奨するS-1星の放射性物質を除去して生存可能な環境に作り替えること、もう一つはS-1星の軍隊組織であるアルデバロン軍が押し進める、他の生存可能な惑星を制圧して植民する事である。
アルデバロン軍トップのガットラーは科学者グループの支持者である皇帝トリノミアス三世を弑逆、自らを総統と称して全権を掌握し、侵略目標の惑星へ進軍を開始する。
科学者の父を殺され、皇帝殺しの濡れ衣を着せられたマリンは、この暴挙を止めるべく戦いを挑むが、亜空間突入に巻き込まれて地球へと漂着、地球防衛組織・ブルーフィクサーに救助される。
S-1星が失った豊かな自然を有す地球の美しさに魅せられたマリンは、自らの乗機を改造したニュー・パルサバーン、そして地球製のメカであるバルディプライズ、キャタレンジャーとが合体した巨大ロボ・バルディオスを操縦して、侵略者アルデバロン軍から地球を守るため戦いを挑む。
当初は守るべき地球人たちからはアルデバロン軍のスパイの嫌疑をかけられ、同胞であるS-1星人たちからは裏切り者として憎悪の対象となるという孤独な戦いを強いられるが、
青く美しい地球を守るため懸命に闘う姿勢を見せることで徐々に地球人の信頼を勝ち取り、またお互いを自分の家族の仇として憎しみ合っていたアルデバロン軍の女指揮官アフロディアとは戦いの中でやがて心を通わせるようになる。
だが、戦いは激化の一途をたどり、天体の運行すら歪むほどの戦闘の結果美しい地球は荒廃してゆき、アルデバロン軍の地球水没作戦で大きくその姿を変えた地球を目の当たりにしたマリン、そしてガットラーは残酷な真実を悟る。
――地球は過去のS-1星なのであった――
同じ星の祖先と子孫が殺しあうという骨肉の争い…だがお互いの種としての存亡を賭けた戦争の勢いはさらに激化の一途をたどる。
明日を救えバルディオス!
基本的な運用
- 敵の攻撃を完全回避できる亜空間突入が便利、移動地形も無視できる。
- マリンのエースボーナス、バルディオスのフル改造特典ともに魅力的、レギュラーで使うなら是非取得したい。
- 機体サイズが2Lのため、敵が小さければ小さいほど高ダメージが期待できる。デカいボス相手でもダメージ減の心配がない。
登場人物
マリン・レイガン
- 20歳。特務戦闘隊特別隊員。S-1星人。S-1星最高学位の一つであるUF学士号を獲得している。
- アニメ史上最も報われない背景を持つ主人公の一人。
- 前作では見事明日を救い、討ち果たしたガットラーから託された母星のS-1星人の生き残りの安住の星を求めてアフロディアと共に旅立つという、
各話エンディングの1カットを思わせる大団円(アフロディア同様マリンに想いを寄せていたブルーフィクサーの同僚ジェミーを除く)を迎える。- 結果としてあれだけ否定してきたガットラーの遺志を継ぐという形になる。
まあこの世界にはもはやS-1星は存在しえない以上仕方ない話ではあるが、S-1星人の安住の星とやらに先に知的生命体がいたらどうするつもりだったのだろう。
- 本作では既に居住可能な惑星を発見。『新S-1星』と名付けて移住を開始してひと段落ついて、いったん地球に戻ろうかというところで次元振動に巻き込まれてやってきたらしい
- マリンたちが年を取った様子が全くない所を見ると、どうやら本当にすぐ居住可能な上に侵略の必要もない随分と都合の良い星がみつかったらしい。
わざわざ知的生命体ひしめく地球侵略を選んだガットラーは一体どこをさがしていたのやら。- もちろん時空が安定した結果、新S-1星を確認できたというフォローも可能である。
- 前作の続きなので、オリバー、雷太とは仲が良い。
- 何故か最初からヒット&アウェイを所持。
ジャック・オリバー
- 22歳。特務戦闘隊伍長。
- 一言で言い表すとアフロ
- エミリーという妹がいる。
北斗雷太
- 21歳。特務戦闘隊軍曹。
- 武道の達人で豪放磊落、質実剛健。
- 士官学校で教鞭をとる場合もある。
- 汚いキラケン
- だが今回は最初から「やったれ、マリン」と言うほどの仲。
機体
バルディオス
- 全高:100.0m、重量:900.0t
- 亜空間突入能力を持つスーパーロボット。
- 今回ゴッドシグマとセットで扱われるだけに同じく3機合体のロボットである。
- 大気圏内ではマッハ25、宇宙空間では光速の30%での飛行が可能、亜空間内のみ亜空間航法により光速を超える恒星間航行も可能。
- 亜空間への滞在可能時間は5分が限界。
- 他の機体と同じく最強技はお預けだが、マリンのヒット&アウェイのおかげで使いやすくなった。
補足
- ファンの獲得に苦しみ裏番組や同時期のアニメに食われた不遇の打ち切りアニメだが終了後もファンによる署名などが行われた。
- 81年暮れには劇場版が公開されるも、これもまた他の劇場アニメなどによって埋もれてしまう結果となってしまった。
- 打ち切りの結果、地球が海のブルーになる衝撃の最終話になった事で有名。
- 前作を知るプレイヤー一同、今回原作終了後で本当によかったと安堵したであろう…。前作のベスト版も、あと少し発売が遅かったら・・・と思わざるを得ない。
ちなみに、本作は回避できたが、本当に発売延期になったゲームが存在する。- BGMもご存知あの曲なので、万が一にでもカラオケモードがあっても危なかったかもしれない…
- とりあえず、ゲームはともかくディスク化の遅れは確実だろう・・・。
- 劇場版は前半が本放送の大筋を追ったリメイク作品であり、その結末は本放送時に予定されていた展開の一部を利用した形になる。
- 劇場版が製作される以前に公開されたことのある本来のプロットを見るに、打ち切りにならなかった場合かなり悲惨な事態になっていたようである。
- なおバルディオスが「2つ目にV字アンテナ」というガンダムを連想させるデザインなのは、そもそも本作の企画自体が「機動戦士ガンダムが終わって玩具の金型が余りそうだから、流用できそうなロボットが出るアニメを作れ」というスポンサーの意向によるものだから。
過去参戦作品
スーパーロボット大戦Z
最終更新:2012年01月04日 18:45