雷人具太陽(ライジングサン) 後編 ◆AJINORI1nM
◆ ◆ ◆
「邪魔だな、これ。最初から危険人物ですって言ってるようなもんだから、正二の悪評を広めるのに丁度良いと思ったんだけど、駄目だ。
すぐにばれてつまんないや。捨てよう」
すぐにばれてつまんないや。捨てよう」
才賀正二、いや、正二に化けたフェイスレスは、中身を取りだした空のリュックを道端に放り投げる。
先程逃走に使用した漆黒のローブは着ていない。
先程逃走に使用した漆黒のローブは着ていない。
今居る場所は、さっき程美神達と遭遇した所から北上し、線路を越えた道路上だ。
寺に戻る気などさらさら無かった。
ああ言ったのは、あの正義感の強そうな男にガッシュを保護させるためだ。
ガッシュが気絶したままでは、ガッシュが正二の悪評を広める前に誰かに殺される可能性があった。
それではつまらないと思い、ジャンを寺に誘導するような発言をしたのだ。
寺に戻る気などさらさら無かった。
ああ言ったのは、あの正義感の強そうな男にガッシュを保護させるためだ。
ガッシュが気絶したままでは、ガッシュが正二の悪評を広める前に誰かに殺される可能性があった。
それではつまらないと思い、ジャンを寺に誘導するような発言をしたのだ。
「でもあの男、一人分の荷物にしてはリュックの中身が多そうに見えたなあ。その事を突いても良かったんだけど、
あそこで問答しててもつまんないしね。正義の味方みたいに現れたくせに。一体何をしてたんだか」
あそこで問答しててもつまんないしね。正義の味方みたいに現れたくせに。一体何をしてたんだか」
クックックと笑いながら、フェイスレスは先程の光景を思い出す。
さっき見せた電撃も姿を隠すローブも、全部幻覚だってのに、二人共ころっと騙されておかしかったなあ、と思い出して笑っていた。
さっき見せた電撃も姿を隠すローブも、全部幻覚だってのに、二人共ころっと騙されておかしかったなあ、と思い出して笑っていた。
魔導具『言霊』。
『刮目』のキーワードと共に相手に幻覚を見せる魔導具である。
目隠しをした被験者にアイロンの蒸気を当ててから常温の金属板を押し当てると、押し当てられた所に火傷のような痕が生じたという実験結果がある。
この魔導具は、その効果を極限まで高めたようなもので、幻覚によって相手に攻撃する能力を持つのだ。
通常は首に装着して使うのだが、首輪が邪魔で上手く装着できないばかりか、相手から丸見えで言霊が目立ち過ぎる。
そこでフェイスレスは、言霊を服の中、がらんどうになっている自身の機械製の体の中に隠して使用していたのだ。
『刮目』のキーワードと共に相手に幻覚を見せる魔導具である。
目隠しをした被験者にアイロンの蒸気を当ててから常温の金属板を押し当てると、押し当てられた所に火傷のような痕が生じたという実験結果がある。
この魔導具は、その効果を極限まで高めたようなもので、幻覚によって相手に攻撃する能力を持つのだ。
通常は首に装着して使うのだが、首輪が邪魔で上手く装着できないばかりか、相手から丸見えで言霊が目立ち過ぎる。
そこでフェイスレスは、言霊を服の中、がらんどうになっている自身の機械製の体の中に隠して使用していたのだ。
「まあ、この魔本は本物なんだけどね。ガッシュ君は自分で判断できないタイミングで口から電撃が出るんだから、さぞ怖い思いをしていることだろうねえ」
フェイスレスの表情は、おもちゃを手に入れた子供のそれだ。
楽しくって楽しくって仕方がないと笑い声を上げていた。
楽しくって楽しくって仕方がないと笑い声を上げていた。
この魔本は、持っている者の心の力を込めることで光り輝くことは確認した。
呪文を唱えると、心の中の何かが吸い取られる感覚もあった。
これが心の力というものなのだろうか。
本来ならばこの魔本の文字は世界で一人にしか読めないらしいが、どういうわけか誰でも読めるように手を加えられているらしい。
ガッシュが私が呪文を唱えたことに驚いていたのは、そういうわけなのだろう。
というか、説明書にそう書いてあった。
呪文を唱えると、心の中の何かが吸い取られる感覚もあった。
これが心の力というものなのだろうか。
本来ならばこの魔本の文字は世界で一人にしか読めないらしいが、どういうわけか誰でも読めるように手を加えられているらしい。
ガッシュが私が呪文を唱えたことに驚いていたのは、そういうわけなのだろう。
というか、説明書にそう書いてあった。
「駄目だなぁガッシュ君は、説明書はちゃんと読まなくちゃ。そんなずぼらな子にはお仕置きが必要だね~。たまぁに呪文を唱えるとしようかな。
誰かと楽しく談笑している最中に、ガッシュ君の口から電撃が! 突然目の前の友達が黒焦げになっちゃった! こりゃ傑作だ!
アーッハッハッハッハッハ!!」
誰かと楽しく談笑している最中に、ガッシュ君の口から電撃が! 突然目の前の友達が黒焦げになっちゃった! こりゃ傑作だ!
アーッハッハッハッハッハ!!」
フェイスレスは大笑いしながら、魔本を自分のリュックの中へと仕舞った。
笑い過ぎて目に涙が浮かんでいる。
笑い過ぎて目に涙が浮かんでいる。
「ハハ、さあて、これからどうしようかなあ」
これからどこに向かおうか、と顔を上げたその時である。
フェイスレスの視界の端で、何かが光った。
フェイスレスの視界の端で、何かが光った。
「ん?」
数秒遅れて、爆発音が聞こえてくる。
花火の音だ。
今見た光は。花火のものなのだとフェイスレスは理解した。
花火の音だ。
今見た光は。花火のものなのだとフェイスレスは理解した。
「ふうん。花火を上げて人を集めようって魂胆かな」
フェイスレスは考える。
光と音の時間差と方角から計算して、D-4の商店街であの花火は打ち上げられた事がわかる。
今自分が居る場所はB-6の路上で、線路を少し越えた所だ。
商店街までは距離があり過ぎるため、今から向かったところで、
到着した頃には打ち上げた人物も花火を見て集まった者達も移動した後になっているだろう。
もしかしたらあの場所に愛しのエレオノールが集まるかもしれないのに、距離と時間が絶望的に遠い。
光と音の時間差と方角から計算して、D-4の商店街であの花火は打ち上げられた事がわかる。
今自分が居る場所はB-6の路上で、線路を少し越えた所だ。
商店街までは距離があり過ぎるため、今から向かったところで、
到着した頃には打ち上げた人物も花火を見て集まった者達も移動した後になっているだろう。
もしかしたらあの場所に愛しのエレオノールが集まるかもしれないのに、距離と時間が絶望的に遠い。
「そうだ! 僕には素晴らしい支給品があるじゃないか!」
フェイスレスは子供のように顔を輝かせると、自分のリュックの中から支給品を二つ取り出した。
一つは、四面体をした結晶。
もう一つは、十二枚で一組になっている札だ。
フェイスレスは口を大きく開けると、結晶を口へと運び、あーんと一口で飲みこんだ。
一つは、四面体をした結晶。
もう一つは、十二枚で一組になっている札だ。
フェイスレスは口を大きく開けると、結晶を口へと運び、あーんと一口で飲みこんだ。
「おお、体に力が湧きあがるようだ。これが霊力というものか。興味深いな」
フェイスレスが飲み込んだ結晶には、二万人から三万人分の魂のエネルギーが凝縮されている。
このエネルギーは、結晶を作り出したアシュタロスにしかその全てを引き出す事はできないが、
アシュタロス以外であっても結晶に秘められたエネルギーの一部を使用する事は可能だ。
結晶のエネルギーは、その一部であっても魔族を人間に変えるだけのエネルギー量を持つ。
フェイスレスは、その膨大なエネルギーを使おうとしているのだ。
このエネルギーは、結晶を作り出したアシュタロスにしかその全てを引き出す事はできないが、
アシュタロス以外であっても結晶に秘められたエネルギーの一部を使用する事は可能だ。
結晶のエネルギーは、その一部であっても魔族を人間に変えるだけのエネルギー量を持つ。
フェイスレスは、その膨大なエネルギーを使おうとしているのだ。
「式神達、出てこい」
フェイスレスは札に念じ、封じられている式神を呼び出した。
十二枚の札から、十二体の式神達が現れる。
十二枚の札から、十二体の式神達が現れる。
フェイスレスはこの式神達をどう使うかはすでに決めていた。
まずは、エネルギー結晶の力を使って式神達をコントロールする。
霊力という未知のエネルギーではあるが、フェイスレスは天才なのだ。
未知のエネルギーを扱う事など造作もない。
まずは、エネルギー結晶の力を使って式神達をコントロールする。
霊力という未知のエネルギーではあるが、フェイスレスは天才なのだ。
未知のエネルギーを扱う事など造作もない。
初めは思い思いに動き回っていた式神達も、結晶から溢れ出すエネルギーによりすぐにおとなしくなり、
フェイスレスの指示を待つように待機している。
そんな式神達に向かって、フェイスレスは次々と指示を出していった。
フェイスレスの指示を待つように待機している。
そんな式神達に向かって、フェイスレスは次々と指示を出していった。
式神達に下した命令は次の通りだ。
バサラとビカラ、そしてメキラとアンチラは二体一組で行動すること。
エレオノールと勝以外の参加者は殺害。
エレオノールを見つけた際は最優先で護衛。
勝を見つけた場合は殺さずに遊園地へ誘導、護衛せよ。
勝が抵抗するようなら多少傷付けても良い。
バサラとビカラは北へ、メキラとアンチラは東へ向けて進行せよ。
エレオノールと勝以外の参加者は殺害。
エレオノールを見つけた際は最優先で護衛。
勝を見つけた場合は殺さずに遊園地へ誘導、護衛せよ。
勝が抵抗するようなら多少傷付けても良い。
バサラとビカラは北へ、メキラとアンチラは東へ向けて進行せよ。
アジラとサンチラとハイラはシンダラに乗って花火が打ち上げられた商店街に早急に向かうこと。
そこにエレオノールが居ないか捜索。
エレオノールを見つけた際は最優先で護衛。
他の参加者に攻撃を受けた場合は直ちに殺害し、エレオノールの脅威を一人でも多く減らせ。
攻撃を受けなかった場合は無視し、花火を見てエレオノールがやって来ていないか周辺を捜索せよ。
勝を発見した場合は殺さずに捕えよ。
勝の捕獲、護衛に当たるのはアジラとサンチラとハイラ。
僕が到着するまで絶対に逃がすな。
シンダラは勝に構わずエレオノールを捜索せよ。
そこにエレオノールが居ないか捜索。
エレオノールを見つけた際は最優先で護衛。
他の参加者に攻撃を受けた場合は直ちに殺害し、エレオノールの脅威を一人でも多く減らせ。
攻撃を受けなかった場合は無視し、花火を見てエレオノールがやって来ていないか周辺を捜索せよ。
勝を発見した場合は殺さずに捕えよ。
勝の捕獲、護衛に当たるのはアジラとサンチラとハイラ。
僕が到着するまで絶対に逃がすな。
シンダラは勝に構わずエレオノールを捜索せよ。
これらの指示を出した後、フェイスレスは自身の顔をゴムのようにぐにゃぐにゃと変形させ、才賀正二の顔を別人の顔へと変貌させた。
「良いか、エレオノールの顔はこんな顔で、銀色の髪に銀の瞳をした女性だ」
エレオノールの顔を式神達に覚えさせると、次は顔を勝のものへと変化させる。
「勝はこんな顔をした小学六年生の子供で、背はこのくらい。髪の色は茶色だ。わかったな?」
式神達が勝の顔を覚えたことを確認すると、顔を正二へと戻す。
その後筆記用具を使い、勝の文字でエレオノールへ向けた伝言を書いた。
その後筆記用具を使い、勝の文字でエレオノールへ向けた伝言を書いた。
──────────────────
エレオノールヘ
エレオノールヘ
僕は遊園地に向かうよ。
そこで合流しよう。
遊園地が禁止エリアになった時は、
採石場に向かうからね。
そこで合流しよう。
遊園地が禁止エリアになった時は、
採石場に向かうからね。
才賀勝
──────────────────
──────────────────
このメモをバサラとビカラの北上組、そしてメキラとアンチラの東進組へ託し、エレオノールに会ったらこのメモを渡すように指示を加える。
指示を覚えた事を確認し、バサラとビカラは北へ、メキラとアンチラは東へ向けて送り出した。
メキラとビカラは道なりに北へ進み、メキラとアンチラは線路沿いを東へ進んで行く。
指示を覚えた事を確認し、バサラとビカラは北へ、メキラとアンチラは東へ向けて送り出した。
メキラとビカラは道なりに北へ進み、メキラとアンチラは線路沿いを東へ進んで行く。
二組の式神を見送った後、フェイスレスは別のメモを作成し、アジラ、サンチラ、ハイラ、シンダラの先遣隊へと渡した。
────────────────────
エレオノールへ
商店街の田邊骨董店で落ち合おう。
今からそこに行くから待ってて。
今からそこに行くから待ってて。
才賀勝
────────────────────
北上組、東進組と同じようにメモをエレオノールに渡す指示を先遣隊へ出した後、商店街へ向けて出発させる。
アジラとサンチラとハイラを乗せたシンダラは、高速で飛行し夜空へと消えて行った。
アジラとサンチラとハイラを乗せたシンダラは、高速で飛行し夜空へと消えて行った。
「これで良し、と。マコラとショウトラは札に戻れ」
マコラとショウトラを札に戻すと、残った式神はクピラとインダラの二体だけだ。
フェイスレスはクピラを肩に乗せると、そのままインダラへと跨った。
インダラは高速で移動するユニコーンに似た式神だ。
今からこのインダラで商店街へと赴き(おもむき)、先遣隊と合流する算段なのだ。
クピラを肩に乗せたのは、クピラの霊視能力が役に立つと思ったからではなく、外に出していても邪魔にならないと判断したからだ。
無いよりはましだろう、という軽い気持ちで連れているだけで、特に意味はない。
フェイスレスはクピラを肩に乗せると、そのままインダラへと跨った。
インダラは高速で移動するユニコーンに似た式神だ。
今からこのインダラで商店街へと赴き(おもむき)、先遣隊と合流する算段なのだ。
クピラを肩に乗せたのは、クピラの霊視能力が役に立つと思ったからではなく、外に出していても邪魔にならないと判断したからだ。
無いよりはましだろう、という軽い気持ちで連れているだけで、特に意味はない。
先遣隊と合流し、エレオノールがまだ見つかっていない場合は、再び式神を分散させてエレオノールを捜索する。
式神の組み合わせは、その時になったら決めることにしよう。
式神の組み合わせは、その時になったら決めることにしよう。
エレオノール捜索のために放った式神達に参加者の殺害を命じたのは、エレオノールへの脅威を一人でも多く減らすため。
勝の捕獲を命じたのは、ダウンロードの器として勝が必要だからだ。
勝の捕獲を命じたのは、ダウンロードの器として勝が必要だからだ。
最終的な合流地点は遊園地に決めた。
地図の端にあるため人も少ないだろうし、隠れられる場所も多く守りに入るには好条件の場所だろう。
それに機械も多い。
僕の手にかかれば、機械や工具を使ってこんな場所から脱出するのも容易い(たやすい)ことさ、と思ってのことだった。
地図の端にあるため人も少ないだろうし、隠れられる場所も多く守りに入るには好条件の場所だろう。
それに機械も多い。
僕の手にかかれば、機械や工具を使ってこんな場所から脱出するのも容易い(たやすい)ことさ、と思ってのことだった。
遊園地が禁止エリアになった場合は、人の居ないだろう採石場に向かうとしよう。
別に機械類が無くとも、エレオノールと合流できさえすれば後は天才の手腕でどうとでもなる。
別に機械類が無くとも、エレオノールと合流できさえすれば後は天才の手腕でどうとでもなる。
「待っててね、エレオノール! 今から君を迎えに行くよ!!」
ユニコーンに乗った天才は、商店街へ向けて、愛しの人へ向けて、長年の夢に向かって走り出した。
【B-6 北部の路上 一日目黎明】
【フェイスレス】
[時間軸::28巻、勝にゲームを申し込んだ後。
[状態]:健康。
[装備]:エネルギー結晶@GS美神極楽大作戦!!、クピラ、インドラ@GS美神極楽大作戦!!、言霊@烈火の炎。
[道具]:ガッシュの魔本@金色のガッシュ!!、式神十二神将の札×12(マコラとショウトラ以外は空)@GS美神極楽大作戦!!、
基本支給品一式×2
基本支給品一式×2
[基本方針]:愛しの人を手に入れる。『才賀正二』を演じ、悪評を広める。
1:花火の打ち上げられた商店街へ向かう。
2:エレオノールを探す。
3:勝を捕える。
1:花火の打ち上げられた商店街へ向かう。
2:エレオノールを探す。
3:勝を捕える。
※インドラに乗って移動しています。
※肩にクピラを乗せています。
※体の中に言霊@烈火の炎を隠しています。
※エネルギー結晶@GS美神極楽大作戦!!を飲み込みました。
※肩にクピラを乗せています。
※体の中に言霊@烈火の炎を隠しています。
※エネルギー結晶@GS美神極楽大作戦!!を飲み込みました。
※※バサラとビカラが一組になって北上しています。
※※メキラとアンチラが一組になって東進しています。
※※アジラとサンチラとハイラを乗せたシンダラが商店街へ向けて高速で飛行しています。
※※式神が真っすぐ移動するかはわかりません。
※※メキラとアンチラが一組になって東進しています。
※※アジラとサンチラとハイラを乗せたシンダラが商店街へ向けて高速で飛行しています。
※※式神が真っすぐ移動するかはわかりません。
※※※B-6北部の路上付近にガッシュ・ベルのリュックが落ちています。
※※※フェイスレスが叫んだ呪文でガッシュ・ベルにどのような影響が出たのかは後の書き手さんにおまかせします。
※※※フェイスレスが叫んだ呪文でガッシュ・ベルにどのような影響が出たのかは後の書き手さんにおまかせします。
【門構(もんがまえ)@烈火の炎】
ジャン・ジャックモンドに支給された。
門都の持つ魔導具。
鎖で繋がった一対の手甲。
二つの手甲を組み合わせることで『門』の文字を作り出し、『無名』を窪みに嵌めこむことで初めて発動する魔導具。
無名に浮かび上がる文字に応じた門構えの漢字を作り出し、その漢字に沿った効果を発揮する。
原作で発揮された効果は以下の通り。
ジャン・ジャックモンドに支給された。
門都の持つ魔導具。
鎖で繋がった一対の手甲。
二つの手甲を組み合わせることで『門』の文字を作り出し、『無名』を窪みに嵌めこむことで初めて発動する魔導具。
無名に浮かび上がる文字に応じた門構えの漢字を作り出し、その漢字に沿った効果を発揮する。
原作で発揮された効果は以下の通り。
『門』:異空間へ続く門を出現させる。これも無名がなければ発動しない。
異空間の中から門を破壊し外に出ることも可能だが、ほぼ絶望的と考えた方が良い。
『開』:『門』で出現させた門を開き、相手を異空間に吸い込む。異空間に吸い込んだものを取りだすことも可能。
『閉』:『開』で開いた門を閉じる。
『闇』:周囲の人間から光を奪い、視覚を遮断する。使用者には効果がない。
『閃』:強烈な光を発し、相手の目を眩ませる。
『聞』:音を集め、遠くの音や小さな音を聞くことができる。
異空間の中から門を破壊し外に出ることも可能だが、ほぼ絶望的と考えた方が良い。
『開』:『門』で出現させた門を開き、相手を異空間に吸い込む。異空間に吸い込んだものを取りだすことも可能。
『閉』:『開』で開いた門を閉じる。
『闇』:周囲の人間から光を奪い、視覚を遮断する。使用者には効果がない。
『閃』:強烈な光を発し、相手の目を眩ませる。
『聞』:音を集め、遠くの音や小さな音を聞くことができる。
※無名が会場内に存在するかは不明です。
【言霊(ことだま)@烈火の炎】
フェイスレスに支給された。
亜希の持つ魔導具。
『刮目』の言葉を合言葉に、設定範囲内の相手に幻覚を見せる。
幻覚は現実のダメージとして相手に伝わり、最悪の場合死に至らしめることが可能となる。
設定範囲外の相手には効果がない。
最大出力で使用すると、強い精神力や実際の痛みでも幻覚を破れない。
しかし相手が『刮目』のワードを叫んでしまうと、相手も幻覚を使用出来てしまうのが玉に瑕。
相手の幻覚を破るには、言霊の使用者は自分だという強い意志が必要です。
ちなみに、罪人に刃を研ぐ音を聞かせ、「首を切るぞ」と宣言した後に濡れたタオルで罪人の首を強く叩いたところ、
その罪人は死亡したらしいです。
フェイスレスに支給された。
亜希の持つ魔導具。
『刮目』の言葉を合言葉に、設定範囲内の相手に幻覚を見せる。
幻覚は現実のダメージとして相手に伝わり、最悪の場合死に至らしめることが可能となる。
設定範囲外の相手には効果がない。
最大出力で使用すると、強い精神力や実際の痛みでも幻覚を破れない。
しかし相手が『刮目』のワードを叫んでしまうと、相手も幻覚を使用出来てしまうのが玉に瑕。
相手の幻覚を破るには、言霊の使用者は自分だという強い意志が必要です。
ちなみに、罪人に刃を研ぐ音を聞かせ、「首を切るぞ」と宣言した後に濡れたタオルで罪人の首を強く叩いたところ、
その罪人は死亡したらしいです。
【閻水(えんすい)@烈火の炎】
巴武士に支給された。
水鏡凍季也の持つ魔導具。
虚空の作品。
剣の柄の形をしている。
「水」の属性を持ち、本体に触れている水を自在に操るれる。
通常は水を固めて剣の形にして戦う。
修練を積めば、一旦刃として成型した水を閻水本体から離しても自在に操ることができる。
水蒸気を出し、屈折を利用して分身を作ることも可能。
ペットボトル程度の水でも充分な刃を形成できるが、プール一杯分の水までも操ることができ、
その大量の水を押し固めて『決して折れない』刃を作り出すこともできる(刃は通常の大きさ)。
刃の強度と使用する水の量は比例の関係にある。
また液体状のものならば何でも操ることが可能で、血液を刃にすることもできる。
『氷魔閻』とは対の関係にある。
巴武士に支給された。
水鏡凍季也の持つ魔導具。
虚空の作品。
剣の柄の形をしている。
「水」の属性を持ち、本体に触れている水を自在に操るれる。
通常は水を固めて剣の形にして戦う。
修練を積めば、一旦刃として成型した水を閻水本体から離しても自在に操ることができる。
水蒸気を出し、屈折を利用して分身を作ることも可能。
ペットボトル程度の水でも充分な刃を形成できるが、プール一杯分の水までも操ることができ、
その大量の水を押し固めて『決して折れない』刃を作り出すこともできる(刃は通常の大きさ)。
刃の強度と使用する水の量は比例の関係にある。
また液体状のものならば何でも操ることが可能で、血液を刃にすることもできる。
『氷魔閻』とは対の関係にある。
【翠龍晶@うしおととら】
ジャン・ジャックモンドに支給された。
ヒョウの右眼に使われたもの。
百年霊土の中にあった霊力を備えた青紫水晶を磨いて作った。
霊的な雷撃を吸い込むこともできる。
目に嵌めれば目の代用として使うことができ、『浄眼』と呼ばれるその目はあらゆるまやかしを見破り、妖怪の姿を見ることも可能となる。
更に、相手に一種の暗示をかけることもできる。
ジャン・ジャックモンドに支給された。
ヒョウの右眼に使われたもの。
百年霊土の中にあった霊力を備えた青紫水晶を磨いて作った。
霊的な雷撃を吸い込むこともできる。
目に嵌めれば目の代用として使うことができ、『浄眼』と呼ばれるその目はあらゆるまやかしを見破り、妖怪の姿を見ることも可能となる。
更に、相手に一種の暗示をかけることもできる。
【ヴァジュラ@スプリガン】
巴武士に支給された。
インドラの雷撃とも呼ばれるオーパーツ。
人間の精神波をエネルギ-に作動し、雷撃を放つ。
しかし、許容範囲を超えた力(人間の精神波を超える力)を与えると暴走し、最後には爆発してしまう。
気を付けろ!
巴武士に支給された。
インドラの雷撃とも呼ばれるオーパーツ。
人間の精神波をエネルギ-に作動し、雷撃を放つ。
しかし、許容範囲を超えた力(人間の精神波を超える力)を与えると暴走し、最後には爆発してしまう。
気を付けろ!
【青き稲妻@GS美神極楽大作戦!!】
ジャン・ジャックモンドに支給された。
念波で自在に動かすことができる空飛ぶホーキ。
音速を超えることも可能だが、衝撃波で壊れてしまう。
スペインの重要文化財。
ジャン・ジャックモンドに支給された。
念波で自在に動かすことができる空飛ぶホーキ。
音速を超えることも可能だが、衝撃波で壊れてしまう。
スペインの重要文化財。
【エネルギー結晶】
ガッシュ・ベルに支給された。
魂二~三万人分のエネルギーを秘めている。
アシュタロスでなければ中に秘められたエネルギーを完全に取り出し、扱う事はできない。
しかし、アシュタロス以外の者でもエネルギーの一部を使うことは可能。
ガッシュ・ベルに支給された。
魂二~三万人分のエネルギーを秘めている。
アシュタロスでなければ中に秘められたエネルギーを完全に取り出し、扱う事はできない。
しかし、アシュタロス以外の者でもエネルギーの一部を使うことは可能。
【式神十二神将のお札@GS美神極楽大作戦!!】
フェイスレスに支給された。
六道冥子の式神を封じた十二枚のお札。
式神を扱うには膨大な霊力と精密なコントロールが必要となり、使役するのは至難の業。
使役に失敗すると暴走して自分も危険に晒されてしまう。
式神はそれぞれ十二支がモチーフとなっている。
封じられている式神は以下の通り。
フェイスレスに支給された。
六道冥子の式神を封じた十二枚のお札。
式神を扱うには膨大な霊力と精密なコントロールが必要となり、使役するのは至難の業。
使役に失敗すると暴走して自分も危険に晒されてしまう。
式神はそれぞれ十二支がモチーフとなっている。
封じられている式神は以下の通り。
『クピラ』
『子』の札に入っている。
長い尻尾と大きな一つの目を持つ、肩に乗れる程小さな式神。
霊視能力を持つ。
『子』の札に入っている。
長い尻尾と大きな一つの目を持つ、肩に乗れる程小さな式神。
霊視能力を持つ。
『バサラ』
『丑』の札に入っている。
大きな黒い体をしており、二本の角を持つ。
霊を吸い込む能力を持つ。
『丑』の札に入っている。
大きな黒い体をしており、二本の角を持つ。
霊を吸い込む能力を持つ。
『メキラ』
『寅』の札に入っており、虎に似た姿をしている。
短距離の瞬間移動が可能。
『寅』の札に入っており、虎に似た姿をしている。
短距離の瞬間移動が可能。
『アンチラ』
『卯』の札に入っている。
細長い体と長い耳が特徴。
鋭い耳で敵を切り裂く。
『卯』の札に入っている。
細長い体と長い耳が特徴。
鋭い耳で敵を切り裂く。
『アジラ』
『辰』の札に入っている。
蜥蜴(とかげ)のような式神。
火を吹き、敵を石化させる能力を持つ。
『辰』の札に入っている。
蜥蜴(とかげ)のような式神。
火を吹き、敵を石化させる能力を持つ。
『サンチラ』
『巳』の札に入っている。
黒く長い体をした式神。
電撃攻撃を行う。
『巳』の札に入っている。
黒く長い体をした式神。
電撃攻撃を行う。
『インダラ』
『午』の札に入っている。
一本の長い角を持っており、馬のような姿をしている。
背中に乗ることが可能。
時速三百キロで走ることができる。
『午』の札に入っている。
一本の長い角を持っており、馬のような姿をしている。
背中に乗ることが可能。
時速三百キロで走ることができる。
『ハイラ』
『未』の札に入っている。
小さな体で、全身を白い毛に覆われてもふもふしている。
毛針攻撃と、自分と周囲の人間を特定の人物の夢に入り込ませるサイコダイブの能力を持つ。
『未』の札に入っている。
小さな体で、全身を白い毛に覆われてもふもふしている。
毛針攻撃と、自分と周囲の人間を特定の人物の夢に入り込ませるサイコダイブの能力を持つ。
『マコラ』
『申』の札に入っている。
宇宙人のグレイっぽい容姿。
光沢のある人型をしている。
変身能力を持ち、人間に化ける事ができるが、喋ることはできない。
『申』の札に入っている。
宇宙人のグレイっぽい容姿。
光沢のある人型をしている。
変身能力を持ち、人間に化ける事ができるが、喋ることはできない。
『シンダラ』
『酉』の札に入っている。
エイのような姿をしており、空を飛ぶ。
亜音速で飛行する事ができる。
『酉』の札に入っている。
エイのような姿をしており、空を飛ぶ。
亜音速で飛行する事ができる。
『ショウトラ』
『戌』の札に入っている。
首に珠の付いた縄を巻いた狛犬のような式神。
怪我や病気の治療ができる。
『戌』の札に入っている。
首に珠の付いた縄を巻いた狛犬のような式神。
怪我や病気の治療ができる。
『ビカラ』
『亥』の札に入っている。
目が無く、大きな口を持った式神。
戦車並の怪力を発揮する。
『亥』の札に入っている。
目が無く、大きな口を持った式神。
戦車並の怪力を発揮する。
【土手鍋@金剛番長】
美神令子に支給された。
白雪宮財団の手で造られた、巨大なメイスのような武器。
鉄球棍に刺(とげ)を付けた形をしている。
海外の有名デザイナーと武器職人による傑作。
柄のボタンを押す事で鉄球の部分を飛ばすことも可能。
鉄球と柄は鎖で繋がっている。
二つ目のボタンを押せば刺が伸びる。
三つ目のボタンはおそらく飛ばした鉄球を戻すためのものと思われる。
「おいで」と呼べば持ち主の所に飛んでくる凄い武器。
流石は白雪宮財団!
美神令子に支給された。
白雪宮財団の手で造られた、巨大なメイスのような武器。
鉄球棍に刺(とげ)を付けた形をしている。
海外の有名デザイナーと武器職人による傑作。
柄のボタンを押す事で鉄球の部分を飛ばすことも可能。
鉄球と柄は鎖で繋がっている。
二つ目のボタンを押せば刺が伸びる。
三つ目のボタンはおそらく飛ばした鉄球を戻すためのものと思われる。
「おいで」と呼べば持ち主の所に飛んでくる凄い武器。
流石は白雪宮財団!
【鍋@現実】
美神令子に支給された。
普通の金属製の鍋。
蓋(ふた)は付いてない。
どこかにこの鍋とぴったり合う鍋の蓋はありませんか?
美神令子に支給された。
普通の金属製の鍋。
蓋(ふた)は付いてない。
どこかにこの鍋とぴったり合う鍋の蓋はありませんか?
投下順で読む
時系列順で読む
キャラを追って読む
043:雷人具太陽(ライジングサン) 前編 | ジャン・ジャックモンド | 054:ミッドナイト・クラクション・ベイビー |
美神令子 | ||
フェイスレス | 050:歯車が噛み合わない |