撤収――天秤にかけた結果  ◆6LcvawFfJA



 ゴーストスイーパーという職業に必要なのは、霊力の強さや霊能に関する知識のみではない。
 無限に湧いて出る物ではない霊力をここぞという時に温存する為には、純粋な身体能力も不可欠。
 そして霊の溜まり場とは大抵がそこにいるだけで体力を奪い取っていくので、スタミナも必須。
 しかし、それらよりも重要な要素が存在する。
 それは、状況を冷静に認識し的確な一手を導き出す知力である。
 その他の全てを兼ね備えていたところで、これが無くては二流止まり。
 故に、一流のゴーストスイーパーの中でもさらに頂点にいる美神令子は、類稀なる知力を持ち合わせているのである。
 “超一流”の、“日本屈指”の、“世界最高クラス”の、“S級”の、ゴーストスイーパーであるのだから。
 その頭脳で以って、美神令子は現状を打破する方法を模索する……!


美神令子様「かくかくしかじか。こういう事だったのよ!」

変な格好の筋肉男「成程。誤解をしていた」

金髪坊や「綺麗なお姉さん、ごめんなさい」

スーツのオヤジ「申し訳ない。美神様。誤解料一千万円を振り込んでおきました」

変な格好の筋肉男「俺もだ。ついでにこの金塊も持って行ってくれ」


(なるッッかあああああああああああああああああああああああ!!)
 浮かんだのがあまりに都合の良い展開すぎて、美神は自ら否定する。
 美神令子、優れた知力の持ち主には間違いないのだが、意外に逆境に弱い女である。
 そう、逆境。
 それが問題なのである。
 美神の眼前にいるのは、ボディスーツを纏った筋肉質な男。
 彼が戦闘態勢を取りながらこちらの出方を待っている理由は、美神にもよく分かっていた。
 霊力を集めて念じるだけで稲妻を射出できる召雷装置“ヴァジュラ”、そんなものをへたり込んでいる子供に向けていれば、勘違いされても仕方がない。
 視線を動かしてみると、へたり込んでいた少年は、筋肉質と同行していた中年男性に抱きかかえられていた。
(まいったわねー……。
本当の事話しても、さっきの妄想みたいに上手くいく筈無いし……。
大体、話も聞かずに戦る気満々ってどうなのよ。
子供なんか守っちゃうヒーローの癖してさぁ)
 筋肉質な男から事情を聴く気配が消えたのは、美神が衝動に駆られて怒鳴りつけたからなのだが。
 きちんと分かっていながら、美神は目を背ける。
 都合の悪い事は、基本的に放置。
 それが、美神令子の生き方である。
 自分を棚上げして他人に毒づきつつ、美神は思考を巡らす。
 相手がヴァジュラを発動させた隙を狙う心積もりらしいのは、既に分かっている。
 先に動けば雷で迎撃される恐れがあるのだから、カウンターを待つのは当然だ。
 ヴァジュラの効果を知っている相手なので、狙いは比較的読み易い。
(つってもまー時間稼いでると気付いてるだろうし、あんまりゆっくりもしてられないけど……。
あーもう本当に……、代わりに言い訳考えてくれないかしら)
 無理に決まっているのだけど。
 脳内で付け足してから、再度現状を顧みる。
(人がせっかく! 一銭の足しにもならないのに! ただただあの爺の思惑を覆してやりたいってだけで!
名前も知らないガキを! 柄にも無く! 助けてあげようと思ったのに!
ちょっと話で聞いてたゼオン・ベルに似てて! ビックリしただけじゃ! ない!)
 思い返してみれば、名簿にはゼオンと同姓のガッシュ・ベルという名もあった。
 ならば様子が似ているのも頷ける。
 いくら縁者に恐ろしい者がいたとしても、血縁関係があるだけにすぎない。
 そこまで考えてみて、
(……あら?)
 何かが引っかかった。
(そういえば……?)
 再度、視線を子供に移動。
 先程と同じく、中年に守られるように抱きかかえられている。
(…………あれ?)
 高まる鼓動。
 伝う冷や汗。
 震える口元。
 乱れる呼吸。
「すぅぅぅ……はぁー……」
 深く、吸気。
 ついで呼気。
 呼吸が乱れた状態のまま、今出た結論を脳内で復唱。

(あのガキが保護されてるなら、説明なんてしなくていいじゃない!!!!)

 根本的な過ちであった。
 “説明したところで分かってもらえる道理がない”? 確かに正しい。
 正しいが、そもそも“説明しなくてもいい”。
 “分かってもらえなくても構わない”のだ。
 何故なら、守るべき子供はすでに保護されているのだ。
 ボランティア慣れしていない自分なんかより、彼等に任せた方がよっぽどマシだろう。
 自ら子供を守りたい物好きがいるのなら、金にならない仕事など極力したくない自分が出る意味はない。
「あっ、あれは!」
 美神が空中を指差して言うと、信じられない事に全員がそちらを見た。
 酷く在り来たりな嘘であり、美神自身もまさかこれに引っかからないと思っていたので、もう七つほど過程を重ねるつもりだったのだが。
 ともあれ引っかかってくれたのなら、それはそれで良し。
 一瞬の隙を突いてヴァジュラを蔵王に収納し、異なる蔵王から空飛ぶ箒“青き稲妻”を取り出す。
「撤収ーーーー!」
 筋肉質男が向き直るのを待たず、美神はジャン・ジャックモンドを置いてきた方へと飛び去って行った。



「やられたッ!!」
 怒りを露に石ころを蹴飛ばすのは中年男、兜光一だ。
 あんな、小学生でも騙されないような嘘に騙された。
 先刻、海へと飛び去って行く“ホワイトラビット”を発見した所為で、もしやと思ってしまったのだ。
「……さっきの武士だったか? ARMSを埋め込まれたとかいう」
 兜が肯定すると、“AMスーツ”を纏った男、暁巌が続ける。
「あいつも、電撃を纏ってたよな。
そしてあの嘘。あんなふざけた嘘で騙せる確証があったって事は、俺達が武士を見た可能性があるって知ってたから……か?」
 兜は目を丸くした後、暁に掴みかかる。
「おい、ってことは……」
「落ち着けよ、兜。可能性があるってだけだ」
「……落ち着いて、られるかよッ!」
 苦々しい表情で、兜は吐き捨てる。

「あの女が……ッ! ヴァジュラで武士に襲いかかったかもしれねえってのにッ!!」

 河原に怒声が響き、傍らにいた子供の肩が震えた。
 それを見て、ようやく冷静になる兜。
 彼自身想定外の大声は、子供を怯えさせるには十分なものだったかもしれない。
 十分怖い目にあっただろうに、やっと現れた助けがこの様でどうなるのか。
 優しい言葉をかけてやるべく、慌てて子供の方に駆け寄っていく。
(何やってんだ、俺は……ッ!)
 三十路が見えてきてなお、兜が抱いている夢は“正義の味方”。
 そう、“正義の味方”なのだ。
 決して“悪の敵”などでは無い。
 憎しみに駆られて守るべき子供を怖がらせるなど、“正義の味方”失格だ。
「怖がらなくていい。
俺達……俺が兜で、あいつが暁って言うんだけどな。
俺達は、お前に酷い事なんか」
 絶対にしないぜ。
 微笑みながら断言しようとして、兜は息を飲んだ。
 先程まで震えていた子供が勢いよく顔を上げ、射抜くような視線を飛ばしてきたのだ。
 その瞳を見て兜が知らず連想したのは、オリジナルARMSの少年達の強い意志が籠った瞳だった。



 ガッシュ・ベルは、自分の未熟さを痛感していた。
 目指すと決めた夢を否定され、怯えた挙句に人を殺してしまった。
 あんな夢は見れない。そう、思っていた。
 故に、ずっと黙りこくっていた。
 近付いている女性の気配に気付いても、さらに気配が二人分増えても、女性と二人が険悪な雰囲気になっても、沈黙を続けた。
 自分には何も出来ないと思っていたからこそ、自ら口を開こうとしなかった。
 だが、聞いてしまった。
 兜から零れた憎悪に満ちた言葉を。
 あの女性が、誰かを殺したのだという。
 それは違うと、ガッシュには断言できた。
 女性には、十分ガッシュを殺すだけの時間はあった。
 でも、しなかったのだ。
 顔を見せたら何やら戸惑っていたが、殺せる機会があった事に変わりは無い。
 いっそ殺されてもいいとの考えから無抵抗であった為、よく分かる。
 ガッシュは、その事実を指摘していいのか迷っていた。
 もう夢を目指せないと思っていた。余計な事はしない方がいいと思っていた。
 しかしその所為で、自分が動かなかった所為で、悪人でない者達が決裂することになる。

(それは……、それだけは我慢ならんッ! いや、してはならんッ!)

 もしかしたら、本当に自分は何もしない方がいいのかもしれない。
 夢を見る資格など無いのかもしれない。
 それでも、自分がいかに責められようと、他人が傷付くのは耐えられなかった。
 望んでいない戦いを強制させられた少女の姿が、脳裏を過る。

(お主のような悲しみを、もう二度と他の誰かに抱かせる訳にはいかんのだ!)

 ガッシュには、その桃色の髪を持つ少女が笑ったような。
 都合のいい想像に過ぎないかもしれないが、確かにそんな気がした。
 涙が零れそうになるのを抑えて、目を見開く。
 兜の方を見上げて、ガッシュは声を張り上げた。

「聞いてくれ! きっとあの女性は悪い奴ではないのだ、兜ッ!」

     ○

 剛力番長の猛攻に、スプリガンのジャン・ジャックモンドとて相貌を崩さざるを得なかった。
 一撃の重さはともかく、スピードではジャンが上回っているのだが、いかんせんジャンのダメージは深刻である。
 必要最低限の動きで攻撃を凌ごうとするも、いつかは綻びが訪れるものだ。
 剛力番長のアッパーで以って、両腕のガードが根こそぎ払われる。
「拙……ッ!」
 拙いと言い終える事さえ出来ず、露になったボディに掌底が叩き込まれる。
 骨が幾つか砕ける音が、ジャンの思考を埋め尽くす。
 受け身を取ることさえ叶わず、森に突っ込んでいく。
 小枝を合計五十ほど粉砕してようやく、体にかけられた運動エネルギーが零となる。
 だがダウンしてられる暇はない。
 一刻も早く立ち上がらねば、追撃が来る。
 話を聞いてくれるような相手じゃないのは、数度やり取りを試みて思い知った。
 しかし、立てない。
 ライカンスロープの再生能力が追い付かないのだ。
 拳を掲げて迫ってくる剛力番長を前に、ジャンは死を覚悟した。
 瞬間、雷鳴が響いた。
 降り注いだ電撃から逃れるべく、剛力番長は飛び退いて距離を取る。

「まーたやられてんの? なっさけないわねー」

 そんな声が響いたのは、上空からであった。
「ていうか何よ。あれ、誰? 何者?」
 休ませる気が無いらしい声に、ジャンは吐き捨てるように答える。
「正義の味方だよ」
「はあ?」
「爺ボコってるのを見過ごせねえらしい」
「ああ……。あんたが爺殴ってたら、そりゃただの非行少年にしか見えないわ」
「てめーに言われたかねーよ! お前だったとしても、親不孝者の馬鹿娘じゃねーか!」
「何ですって!?」



 美神令子の乱入により、戦闘が止まる。
 ようやく機会が生まれたと、才賀正二は剛力番長に話しかける。
「君、あの青年達だが」
 冷静になって考えてみても、やはり違和感しか無かった。
 正二には、ジャンや美神との面識が無い。
 なのに、彼等は正二を悪人と認識している。
 その理由は分からないが、話を聞く限り彼等は決して悪人ではない。
 故に、ひとまず戦闘を止めて話し合いたい。
 正二はそう考えたのだが、剛力番長はそんな正二の言葉を遮る。
「安心してくださいませ! 彼等は、この剛力番長が断罪します!」
「いや、違うんだ! まず、私の話を」
「申し訳ありませんが、彼等を倒すのが先ですわ。
お話はそれからにしましょう」
「待ってくれ! いいから、落ち着いて」
「落ち着いて、正義を実行しますわ!」
 宣言して、剛力番長は一歩踏み出す。

「黙りなさい、悪党達!!」

 正二の言葉に耳を貸さず、剛力番長はジャンと美神の会話に割って入る。
 悪人に仲間がいたという事実が許せないのか、顔を真っ赤にして憤慨している。
「私は、この老人を病院に連れて行かねばいけませんのに!
どうして、こうも世の中には悪人というものが……!」
 その激昂っぷりに、美神は冷や汗を垂らす。
「……話して分かってもらえなさそうな雰囲気ね」
「こっちが事情を説明するまでの間に、二十回は殴ってきやがった」
「あら、説明自体はできたの?」
「全然信じてもらえなかったけどな」
「まあ、非行少年の言う事だものね……」
「るっせえな!!」
 ライカンスロープの治癒力は凄まじく、ジャンはもう立ち上がれるようになっていた。
 もう一度とばかりに倒れ伏している老人を指差す。
「おいお前、もっぺん聞けよ! さっきも言った通り」
 言い切る事は出来なかった。
「悪人の戯言には騙されませんわ!」
 そう言い放ち、剛力番長が飛び蹴りの姿勢を取ったのだ。
 身構えるジャンの肩を叩く美神。
 振り返る暇はないので返事だけして、返ってきた言葉にジャンは目を見開いた。

「ごめん。あたし、パス。じゃーね」

 呆然とするしかないジャンだったが、どうにか咄嗟に剛力番長の飛び蹴りは回避する。
 そして上空を見上げるも、そこにはもう美神の姿はなかった。
 ただ一言。
「あ、ガキは別の参加者が保護してるっぽいから安心して」
 とだけ残して、飛び去っていったのだ。

「ふざけんな、あのアマァァァァ!!」

 絶叫するジャンに、剛力番長は冷たい言葉を浴びせる。

「仲間に見捨てられるとは、悪党に相応しい末路ですわね」

 うるせえ馬鹿。お前も人の話くらい聞け。
 ジャンがそう言いかけたのを抑えることが出来たのは、同時に放送が始まったからである。



【C-6 寺だった瓦礫周辺/一日目 朝(放送中)】

【ジャン・ジャックモンド】
[時間軸]:少なくともボー死亡後。
[状態]:疲労(大)、全身にダメージ(大)
[装備]:門構@烈火の炎、翠龍晶@うしおととら
[道具]:白兎の耳@ARMS、武士のリュック@現地調達、閻水@烈火の炎、
     蔵王(空)@烈火の炎、不明支給品0~1(確認済み)、基本支給品一式×2
[基本方針]:殺し合いには乗らない。高槻涼に会う。
※美神と少しばかり情報を交換しました。
※『才賀正二』に違和感。

【白雪宮拳】
[時間軸]:神闘郷にて暗契五連槍を撃破し脱出した後。
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、支給品1~3(確認しているか不明)
[基本方針]:このゲームを壊す。ゲームにのった悪人を見つけたら倒す。
※木蓮の名前を小金井薫と勘違い。

【才賀正二】
[時間軸]:25巻、エレオノ―ル誕生直後
[状態]:全身ダメージ大(治癒中)、混乱
[装備]:あるるかん
[道具]:ランダム支給品0~2(確認済み)、基本支給品一式
[基本方針]:妻と娘を守る。



     ○

 暁巌の運転するハイエースに、兜光一とガッシュ・ベルの二人は乗っていた。
 ガッシュの話を聞く限り、美神令子が殺し合いに乗っている可能性は限りなく低い。
 なのに逃げたのはおそらく暁と兜の剣幕の所為だろう、というのが結論だった。
「ありがとよ、坊主。
お前が話してくれなきゃ、誤解しっぱなしだったかもしれねえ」
 兜にウヌと返してから、ガッシュは思い出したように告げる。
「坊主ではないのだ! 私の名前は、ガッシュ! ガッシュ・ベルと言う!」
「おっと、そうかそうか。ありがとよ、ガッシュ」
「ウヌ。そんなにお礼を言われるようなことはしていないのだ!」
「いいや、良い仕事だったぜ」
 暁は運転中であるので、前方を見たままだ。
「ガッシュが勇気出してくれなきゃ、間違ったままだったんだからな」
「勇気……」
 言葉を噛み締めるように、ガッシュは静かに呟く。
「私は、これからも勇気を振り絞っていいのか……?」
 兜は首を傾げてから、ガッシュの髪をぐしゃぐしゃと描き回す。

「いいに決まってんだろ! 俺なんか、まだ現役で正義の味方目指してんだぜ!
お前みたいなガキが振り絞らなくてどうすんだよ!」

 暫し放心してから、ガッシュは顔を綻ばせ、それからハッとする。
「だからお前じゃなくてガッシュなのだ!」
「おう、悪い悪い」
 コロコロと表情を変えるガッシュに、兜はつい頬を緩めてしまう。
 その直後、
『――六時を迎えた。先に説明した通り、放送を行う時間だ』
 放送が始まり、一瞬のうちに車内に緊張感が広がった。



【C-6 ハイエース内(美神寺の向かった方を目指している)/一日目 朝(放送中)】

【ガッシュ・ベル】
[時間軸]:コルル戦直後
[状態]:肩に痛み、頬やひざに擦り傷。フェイスレスによるザケル使用で精神が弱っています。今のところ自覚はなし。
[装備]:なし
[道具]:なし
[基本方針]:自分が夢を目指せなくても、他の誰かが悲しむのは見過ごせない。

【暁巌】
[時間軸]:単行本10巻、聖櫃終了後
[状態]:健康
[装備]:AMスーツ@スプリガン、スティンガーミサイル1/1@現実、予備弾頭30発@現実
[道具]:基本支給品一式、カロリーメイト9000キロカロリー分(一箱消費)@現実、ランダム支給品×1(未確認)
[基本方針]:キース・ブラックへの反抗、生還。

【兜光一】
[時間軸]:単行本12巻、コウ・カルナギに重症を負わせられ病院へ搬送中
[状態]:健康
[装備]:拡声機@現実、TOY○TA・ハイエース@現実
[道具]:基本支給品一式、H○NDA・スーパーカブ110@現実
[基本方針]:高槻涼ら知り合いとの合流し、脱出。



     ○

 キース・ブラックによりもたらされた一分間の猶予中。
「ん?」
 青き稲妻を走らせていた美神は、ふと地上を見下ろした。
 何者かの気配を感じたと思えば、地上を二体の人形が歩いていた。大きい方は、顎が強烈に曲がってしまっている。
 行く当てがあるのかは分からないが、彼等は南下していた。
 そのまま進路を変えなければ、きっと寺に行き当たるだろう。
 放っている死臭から察するに、おそらく相手は魔族であろう。
 さて、あの人形達の接近をジャン達に教えてやるべきか。
(……行くわきゃねーでしょ)
 思考したのは一瞬だけ。
 戻れば、あの勘違い少女に殴りかかられるかもしれないし、ジャンも置いて行ったことを許してはくれないだろう。
 とはいえ、それらはあくまで小さな理由。
 最大の理由は、他にあった。

(一銭の足しにもならないのに、魔族の相手なんかしてられるかっての)

 日本屈指のゴーストスイーパーは、お金にシビアなのである。



【C-5 南部上空(青き稲妻に乗っている)/一日目 朝(放送中)】

【美神令子】
[時間軸]:少なくとも平安京から帰還した後。
[状態]:疲労(小)、雷撃のダメージ、すり傷。
[装備]:青き稲妻@GS美神極楽大作戦!!
[道具]:ヴァジュラ@スプリガン、鍋@現実、土手鍋@金剛番長、基本支給品一式
[基本方針]:殺し合いには乗らない。脱出するべく首輪を調べる。アシュタロスには関わらない。
※ジャンと少しばかり情報を交換しました。
※美神は土手鍋の説明書を名前までしか読んでいません。
※『才賀正二』を危険人物と認識しました。



【C-5 南部/一日目 朝(放送中)】

【パウルマン&アンゼルムス】
[時間軸]:本編登場前。
[状態]:損傷(小、パウルマン)、顎が曲がっている(パウルマン)
[装備]:ヴァルセーレの剣@金色のガッシュ(パウルマン)、対AMスーツ用特殊ライフル(弾丸:15)@スプリガン(アンゼルムス)
[道具]:基本支給品一式
[基本方針]:人間と人形破壊者を殺害しつつ、フランシーヌ人形が笑える方法を探す。
※パウルマンとアンゼルムスが一定時間離れると首輪が爆発します。詳しい距離、時間は不明。


投下順で読む


時系列順で読む


キャラを追って読む

054:ミッドナイト・クラクション・ベイビー 美神令子 107:能力者CO/価値観の不一致
才賀正二 097:『太陽の人形芝居』2(前編)
ガッシュ・ベル
ジャン・ジャックモンド
兜光一
暁巌
白雪宮拳(剛力番長)
031:ホームラン パウルマン&アンゼルムス






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