「お前は弱いな」 ◆hqLsjDR84w



 ◇ ◇ ◇


 モチノキ町は、水が豊富な小都市だ。
 北部にある小山からは二筋の川が流れ、南端の海へと続いている。
 町の東部と中央部を川によって分断されているため、町内には必然的に橋が多くなる。
 そのうちの一つ、エリアC-2にかかった橋の上に、ヴィンセント・バリーは立っていた。

「…………大丈夫かよ」

 吐き捨てた彼の視線の先では、車椅子に乗ったキース・ブルーが苦笑を浮かべている。

「お、おう! 大丈夫に決まってんだろ!」

 あからさまに強がっている返答に、バリーは嘆息する。
 返事をしたのはブルーではなく、彼の背後で飛んでいる――天界獣・テンコだ。
 この橋に差しかかった途端、彼は車椅子を押す役割を受け持つと言い出した。
 現時点において唯一戦闘力を『発揮できる』バリーの手を塞ぐワケにはいかない。
 そのため、ブルー自身の力だけでは車椅子を動かせないときはテンコに任せると、かねてより決めていた。
 とはいえ、橋は緩やかながらも上り坂になっており、ニワトリほどしかないテンコの体躯では厳しいものがある。
 オフィスビルほどの巨躯を誇る本来の姿になれば、こんなに必死になる必要はない。
 両手を使わずとも片手で、それどころか指二本で軽々持ち上げられることだろう。
 ただ、それはできない。
 あまりにも目立ちすぎるし、格好の的になり得る。
 それぞれ話し合った結果、『遠距離から狙撃する』ような能力の持ち主は複数いると思われるのだ。
 いかにバリーが強かろうと、遥か彼方からの攻撃には対処できない。
 狙撃に勘付いて接近することはできるかもしれないが、その場合すでに初撃を受けているということだ。
 ゆえにブルーは、テンコに軽々しく本来の姿にならぬよう何度も言い聞かせておいた。

 実のところ、テンコはそのような指示を素直に聞くタイプではない。
 すぐにムキになって、頭に血が上ってしまうタチだ。
 植木耕助という即断即決即行動少年を見守るハメになり、最近は落ち着いていた。
 しかしながら、本来はテンコ自身も植木に似ているところがあるのだ。
 にもかかわらず、この場で出会ったばかりのブルーの言いつけに従っているのは、ひとえに数時間前の放送があったからであろう。

 あの放送の時点で、とうに十六人が死んでいる。

 植木の戦友である李崩も、十六人のなかに含まれているのだ。
 ブルーやバリーの知り合いについては彼らから聞いた知識しかないが、李崩の強さはよく知っている。
 神候補より授かったはずの能力をかたくなに使わずに、神を決める戦いにおいて四次選考まで残った強者だ。

 そんな強者が、プログラム開始から六時間を待たず倒された――否、殺された。

 つまりどういうことなのか。
 そして、放送を聞いた植木たちがいかなる反応をするのか。

 それが予想できるからこそ、テンコもまた慎重になっているのだ。


 バリーが橋の上で一分ほど足を止めているが、一向に車椅子は坂を上ってこない。
 上ってこないどころか、少しずつ後退しているようにさえ見える。

「……ふん」

 見かねた様子で鼻を鳴らすと、バリーがゆっくりとブルーのほうへと歩んでいく。
 細かい心情までは窺えずとも、彼にはテンコの気持ちが多少理解できた。
 少なくとも、このプログラムを打破するために必死になっているのはたしかだ。
 現在の小型化した状態では、テンコは大した力を持たない。
 その上、背中にあるコウモリのものに似た小さな羽で飛んでいるため、地面に体重をかけることさえできない。
 はっきり言って、あまりにも力がない。
 なさすぎる――が。

(弱くは……ねぇな)

 そんな風に思うと、不意にある魔物の子の姿が脳裏を過る。
 魔界の王を決める戦いにおいて、唯一バリーが倒せなかった――金色の魔物。

「…………はッ」

 短い笑いが、勝手に零れた。
 そこから先は、決して口には出さない。
 他の誰かに、自分以外の何者かに、聞かせたくない
 もったいぶっているのではなく、わざわざ第三者に告げる必要がないのだ。
 何せ、バリー以外の誰にとっても、まったく意味を持たないことに気付いただけなのだから。

(なんだ。なんてことはねえ)

 ただ、単に。
 本当に、単純に。


(お前も、そうだったんだな)


 さながら、喉に刺さった魚の小骨が取れたかのように。
 あの日からずっと頭の片隅に引っかかっていた疑問が、いま唐突にふっと晴れた。
 たった、それだけのことなのだ。

「――――ッ」

 バリーの顔面に浮かんでいた僅かな笑みが、前触れなく消え失せる。
 そうして咄嗟に視線を飛ばすと、ブルーもまた険しい表情を浮かべている。
 ここに至って、バリーは自らの感覚が正しかったことを確信する。
 思い切り地面を蹴ってブルーに肉薄すると、そのまま車椅子とテンコを掴んで駆け抜ける。

 直後、ブルーがいた地点に無数の光線が降り注いだ。

「……どういうつもりだ」

 唖然としているテンコをよそに、バリーが上空を見据えて問いかける。ブルーも視線は上空だ。
 地上には土煙が立ち込めているが、それでも自ら光を放つものは容易に見える。
 太陽ほど強烈ではないが、太陽よりもかなり近い。

「それより訊きたいことがあるんだけど、アシュ様……アシュタロスっていう御方を知らないかしら?」
「知らねえな」

 言いながら、バリーが右手に手刀を作ると勢いよく宙を薙ぎ払う。
 土煙が晴れて、光と声の主である女性が露になる。
 赤と黒を基調にした金属じみた奇妙な衣服を纏っており、ショートボブの黒髪、そして――額からは二本の触角が生えていた。
 光線が帯びていた膨大な魔力と合わせて考えれば、魔物であるのは明白であった。

「それより……俺は、どういうつもりか聞いたはずだぜ」

 目ざとく相手の正体を見極めていることなどおくびにも出さず、バリーは穏やかな口調を作る。

「どういうつもりもなにも、これ殺し合いじゃない」

 あっけらかんと言ってのける襲撃者に、バリーは穏やかな口調を保ちながら続ける。

「そういうことじゃねえ。
 どうして俺じゃなくてこいつらを狙ったか、それを訊いてんだ」

 黒い髪を指でかき回しながら、襲撃者は首を傾げた。
 本気で意味が分からない様子で、しばらくして口を開く。

「だって、そっちのほうが狙いやすいじゃない」

 その返答を受けて、バリーは歯を噛み締めた。


「そうかよ。だったら――お前は弱いな」


 知らず眼光が強くなり、バリーは反射的にそう言い放っていた。
 襲撃者は返事と言わんばかりに、直径十五センチほどの太い光線を放ってくる。

「あら、やるじゃない」

 再び立ち込めた土煙のなか、襲撃者の声が響く。
 襲撃者の掌が魔力を帯びるのを察知して、バリーは車椅子とテンコを掴んで飛び退いたのだ。

「ブルー」
「なんだね」

 土煙に乗じて民家の陰に隠れたバリーが、小声でブルーへと呼びかける。
 ブルーの表情は険しい。
 襲撃者の口調の軽さから、彼女に余裕があるのを悟っているのだろう。
 実際、初撃のような連撃を用いれば、燻り出されてしまうのは明白だ。
 それをしないで、一発ずつ
 だからこそ、バリーは問いかける。

「『回転』に、お前の身体は耐えられるか?」

 ブルーは僅かに眉間にしわを寄せたが、すぐにバリーの言わんとすることを理解したらしい。
 すでに呪文の詳細を伝えているとはいえ、かなり飲み込みが早い。
 そのように思ったが、バリーは口にはしないで胸中に留める。

「問題ない。
 私は下半身が動かないだけで、ARMS適正者であることに変わりはない。
 三半規管は常人より丈夫な上、多少異常をきたしたとしてもすぐに回復する」
「そうか。なら、絶対に離すなよ。車椅子は持っていてやる」

 バリーはブルーを車椅子から下ろして、自らの足を握らせる。

「テンコ、籠手の形態になって、私の腕についてくれ」
「あ、ああ……」

 怪訝そうなテンコが腕に装着されるのを確認して、ブルーはある呪文を詠唱するべく息を吸い込む。
 バリーの足を持たぬ左腕で抱えた青い魔本が、煌々と光り輝く。

「『ディガル・ドルゾニス』!」

 唱えたと同時に、バリーの身体がドリルのように高速回転する。
 瞬く間に土煙は晴れ、襲撃者に居場所が判明してしまう。
 それでも、問題ない。
 バリーは回転しながら、一直線に飛んでいるのだ。
 居場所がバレたところで、まったく問題がない。
 光線が掠めそうになることはあっても、回転により変化する軌道を読み切れるはずもない。

「そんな……!」

 ここに至って初めて、襲撃者の声に焦りが滲みだす。

「逃がしてあげるもんですか!」

 感情的な口調で言うと、彼女もまた凄まじい速度を出して追いかける。
 その行動さえもバリーの狙い通りであることなど、知る由もないだろう。


 ◇ ◇ ◇


 途中で数回足を止めながらもそのたびに『ディガル・ドルゾニス』を発動し、バリーは中学校へと帰還する。
 即座にブルーとテンコ、そして車椅子を校舎の陰に隠して、校庭に移動して立ち尽くす。
 ほんの数分遅れて、襲撃者は校庭へと現れた。

「ふん、狙い通りってワケね。
 まんまと足手纏いを避難させちゃったわ」

 手元に光り輝く魔力を集わせながら、宙に浮いたままの襲撃者は言い放つ。
 対してバリーは、両方の手で手刀を作る独特の構えを取って、口角を吊り上げる。

「分かってねえな」

 バリーが中学校の校庭を戦場に選んだのは、見晴らしの悪い住宅街で上空から狙撃されるのを避けるために過ぎない。
 単に、これまでほとんど移動していなかったために、他に開かれた地点を知らなかっただけだ。
 そんなバリーを嘲けるように、襲撃者は笑い飛ばす。

「よく言うわね。実際、アンタしかいないじゃない。
 邪魔だから引っ込めただけでしょ。強がらないでよ、見苦しいわね」

 あまりにも的外れすぎて、バリーの口元がさらに緩む。
 両手の手刀を前でクロスさせて、相手の間違いを指摘してやる。

「足手纏いじゃねえ、パートナーだ」

 言い終えたのと同じくして、バリーの身体が高速回転して襲撃者へと突っ込んでいく。
 離れた場所にいるブルーが、呪文を唱えた証だ。
 発動したのは『ガルゾニス』。
 先ほどの『ディガル・ドルゾニス』によく似ているが、威力はだいぶ劣り、その分消費する『心の力』は少ない。
 見合っている状態から大技を出しても、そんなものが命中するはずがない。
 やるじゃねえか――と、バリーは放たれた光線のなかを突き進みながら、微かな声で呟いた。


「――くッ!」

 襲撃者である蛍の化身・ルシオラは、苦々しく吐き捨てた。
 頭から突っ込んできたバリーは、どうにか光線で勢いを殺すことができた。
 だが、あくまでそれだけだ。
 ほとんどダメージがあるようには見て取れないし、実際すぐに体勢を立て直した。
 最上位魔族・アシュタロスの眷属であるルシオラの光線を、正面から受けてきたのだ。

「そんなもの、認められるワケないでしょ……!」

 魔力を練りながら、さらに高度を上げていく。
 そうして今度は一撃だけでなく、細いものをいくつも撃ち出す。
 一撃ならば硬い部位で受けることもできるかもしれないが、こうなればそうもいかないはずだ。

「な……っ!?」

 無数に放った光線は、そのすべてがバリーの手元に出現した巨大な青い盾に阻まれてしまう。
 盾を出すこと自体に、大した驚きはない。
 相手が魔物であることは、ルシオラにも分かっているのだ。
 なにもない空間に魔力で創り出した防具を具現化することとて、魔族ならばたやすい。

 しかし自分の光線を防がれたというのには、驚きを禁じ得ない。

 ルシオラは、魔族のなかでも極めて上位の存在だ。
 寿命こそ一年しかないが、それは力が微弱ゆえではない。
 単に、造物主たるアシュタロスがロックをかけただけだ。
 実力ならば上位魔族以上であり、だからこそアシュタロス直属部隊として動いている。
 たった一年限りだが、動くことができるのだ。
 動くことを――許されているのだ。

 ならば。
 であるのならば。

 そこらの魔族に劣ることなど、ありえない。

 ありえては――ならない。

 そんなことがありえてしまうのならば――――

 ルシオラという魔族の存在価値はなくなり、廃棄されてしまう。

 アシュタロスの意思一つで、ルシオラは消滅する。

 これは、当たり前の話だ。
 アシュタロスによって、アシュタロスの目的のために生み出されたのだから。
 造物主一人のために作られた存在なのに、造物主の役に立たなければ存在価値はない。
 脳裏を過るのは、少し前に出会った人形型魔族・ドットーレとのやり取りだ。
 ルシオラもドットーレも、主のためだけに存在している。
 たとえ寿命が何年あろうと、それに変わりはない。

 そのアシュタロスの役に立たないのならば――――いったい、この世の誰が彼女を必要とするというのか。

「そんなの……そんなの…………っ!!」

 ぶんぶんと頭を振って、ルシオラは思考を振り払う。
 思い切り溜めた魔力を一筋の極太の光線として、地上の盾へと放つ。

 すると――盾は、完膚なきまでに砕け散った。

「や、やった……!」

 安堵の念が溢れ出し、ルシオラは思わず満面の笑みを浮かべてしまう。

 そんな彼女の背後から、低い声が響く。

「相手が目を離してる間も、ずっと同じところにいるかよ」

 振り返る暇さえ、ルシオラには与えられなかった。
 横凪ぎの手刀によって、あらぬ方向へと吹き飛ばされてしまう。
 どうにか校舎に激突する寸前で体勢を立て直すが、それが失敗だった。
 いっそ勢いを殺さず、校舎内に飛び込んでおけばよかったかもしれない。

 射抜くかのように、バリーが手刀をルシオラへと向けており――さながらそれが照準であるかのように、角から巨大な竜巻が放出された。


 中学校の二階は、凄まじい惨状だった。
 バリーの角から放たれた竜巻が吹き荒れたため、机も椅子も窓も扉も蛍光灯もロッカーも黒板までもが飛び散っている。

「…………痛たた」

 なんでもないように言いながら立ち上がろうとして、ルシオラは床に足をついた。
 視線を飛ばしてみれば、露出した足の付け根にガラスの破片が大量に突き刺さっている。

「……っ!!」

 足に魔力を纏わせ、それを光に変換することで強引に刺さったガラスを消滅させる。
 それでも、傷痕から溢れる赤黒い血は止まらない。
 光線で焼いて、無理矢理に出血を止める。

 そんなことをしても――バリーの攻撃でダメージを負ったという事実に変わりはない。

 アシュタロスによって生み出された三姉妹の長姉が、あんな名前も知らない相手にダメージを負わされたのだ。
 たしかにバリーの魔力は決して低くないが、魔力量自体はルシオラのほうが上のはずだ。
 だというのにルシオラの攻撃はまったく効かず、ルシオラのほうは傷付いている。


『お前は弱いな』


 遭遇した際に、バリーに浴びせられた言葉がフラッシュバックする。
 あのときは、荒唐無稽な世迷いごとだと思っていた。
 撤退させるためのハッタリか、煽るための挑発か、悔し紛れの妄言か。
 そんなものだと、決めつけていた。

 しかし――実際はどうだ。

 たわ言であるはずの、あの言葉通りではないか。
 知らず、ルシオラの身体は小刻みに震えていた。
 どうにか止めようとしても、一向に止む気配がない。
 強者と相対して震えるのが弱者であることくらい、子どもでも知っている。
 ならば、いまのルシオラは――

「私は……私は……っ!!」

 先が出てこない。
 私は――の続きが出てこない。
 本当は出てきているのに、口には出せない。

「殺さなきゃ……っ」

 ゆらりと幽鬼じみた足取りで、ルシオラは自分が突っ込んだ穴へと歩んでいく。
 その手には、使い慣れぬ剣『竜の牙』。
 魔族であるがゆえに、戦闘において積極的に使う気のなかった神の剣。


「アイツを殺さなきゃ、私はアシュ様に必要とされない……っ!!」


 神の力にまですがって、ルシオラは再び戦場へと飛び出して行った。



【C-2 中学校校庭/一日目 午前】

【ヴィンセント・バリー】
[時間軸]:エルザドル戦後、ナゾナゾ博士からファウード戦への協力を求められる前
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:ランダム支給品0~2、基本支給品一式
[基本方針]:殺し合いを止める。ブルーと協力する。ルシオラと戦闘。


【キース・ブルー】
[時間軸]:単行本20巻、ブルーメンの鐙沢実験場襲撃前
[状態]:健康
[装備]:車椅子@現地調達、伝言板@スプリガン(ポケット)、テンコ@うえきの法則(籠手状態)
[道具]:ランダム支給品0~1(車椅子、杖に代わる物は無し)、基本支給品一式、魔本
[基本方針]:オリジナルARMSの子供達(涼、隼人、恵)を守る。バリーと協力する。バロウに会う。バリーのサポート。


【ルシオラ】
[時間軸]:横島と夕日を見る以前。
[状態]:健康、ドットーレの言葉が引っかかっている、全身ダメージ(小)、足の付け根に切り傷(塞いだ)
[装備]:竜の牙(勾玉状態)@GS美神極楽大作戦!!
[道具]:基本支給品一式、蔵王(空)@烈火の炎、空白の才の木札@植木の法則
[基本方針]:アシュ様のために行動する。参加者を殺し支給品を奪う。花火が打ち上がった付近は後回し。バリーらを殺害する。


 ◇ ◇ ◇


 中学校から少し離れた場所に、一台の軽トラックが止まっていた。
 再開したバリーとルシオラの戦闘を眺めるようにして、その周辺には四名の参加者が立ち尽くしている。

「ええい、小僧っ!
 まだ、ヤツらのうちどちらかが悪人かが分からんのかっ!」

 持ち前の鍛え抜かれた筋肉をぴくぴくと動かしながら、ボー・ブランシェが声を張り上げる。
 強烈な大声を浴びせられながらも、アル・ボーエンは微動だにしない。
 その様子を訝しんだのは、レイラとコロンビーヌだ。
 ボーと違い、彼女たちはアルの持つ魔道具『心眼』が、相手の思考を一瞬のうちで読み取る代物だと知っている。
 本来ならば、こんなに時間がかかるはずがないのだ。
 にもかかわらず、もう数分もずっと黙りこくっている。
 そろそろ声をかけたほうがいいだろうかと、レイラとコロンビーヌがお互いに目線を合わせる。

 ちょうど、そのタイミングだった。
 アルが穏やかならぬ口調で言いかけ、そして最後まで告げずに歯を噛み締めたのは。


「ルシオラ、お前は――っ」


 ほどなくして、困惑する三人へと順番にテレパシーが飛ばされた。



【D-2 路上(中学校周辺)/一日目 午前】

【アル・ボーエン】
[時間軸]:第四部「アリス」編終了以降。
[状態]:健康、心の力(中)
[装備]:レイラの魔本@金色のガッシュ!!、心眼@烈火の炎、軽トラック@現実
[道具]:基本支給品一式、通信鬼@GS美神、ノートパソコン@現実、USBメモリ@現実
[基本方針]:施設を巡り情報を集める。殺し合いに乗っている者は倒す。ルシオラに対処。


【レイラ】
[時間軸]:魔本が燃え尽きた直後。
[状態]:大人化、ダメージ回復、心の力(中)
[装備]:輪廻@烈火の炎
[道具]:基本支給品一式、居合番長の風呂敷@金剛番長、通信鬼@GS美神
[基本方針]:仲間達を守る。殺し合いに乗っている者は倒す。
※輪廻で大人の姿となることで能力が上昇していますが、副作用で会場に来る以前の記憶が朧気になっています。
※ガッシュ達が仲間であることは理解しています。


【コロンビーヌ】
[時間軸]:本編で活動停止後
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:ランダム支給品1~3(確認済み、装飾品ではない)、基本支給品一式
[基本方針]:さすらう。『生存目的』を見つけ出す。アルに同行。
※アポリオンは使用可。制限されているかどうかは不明。


【ボー・ブランシェ】
[時間軸]:COSMOS戦にて死亡後
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:ランダム支給品1~3、基本支給品一式
[基本方針]:弱者を助けつつ、主催者を倒す。暁を探し戦力を整え角ハゲ(鬼丸)を倒す。




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キャラを追って読む

101:苦渋の決断 アル・ボーエン  :[[]]
レイラ
コロンビーヌ
ボー・ブランシェ
111:はじめの一歩 ヴィンセント・バリー
キース・ブルー
088:問答 ルシオラ






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