剣迷いなく、道遠し ◆xrS1C1q/DM
「はて、ここは日本のどっかであろうか?」
拙者、北海道で偽物を相手に華麗な啖呵を切った筈であったが、気がつけばブラックとやらに殺し合いを強要された。
むむむ、こっから超ウルトラハイパーデラックス美形剣士の活躍を魅せてやろうと思ったところだったのだが。
それを邪魔するなど、ブラックとやら、許せん! 物干し竿のサビにしてやろう……と、思ったところで剣は没収されてるのが悲しいところでござる。
剣を探すことから始めないといけないとは、とほほ、情けない。
代わりに渡された武器はこの鞭。刀とは使い勝手が違いすぎるから、この天才の技量を以てしても使いこなすには手がかかりそうでござるな。
むむむ、こっから超ウルトラハイパーデラックス美形剣士の活躍を魅せてやろうと思ったところだったのだが。
それを邪魔するなど、ブラックとやら、許せん! 物干し竿のサビにしてやろう……と、思ったところで剣は没収されてるのが悲しいところでござる。
剣を探すことから始めないといけないとは、とほほ、情けない。
代わりに渡された武器はこの鞭。刀とは使い勝手が違いすぎるから、この天才の技量を以てしても使いこなすには手がかかりそうでござるな。
それにしてもブラックは随分と面妖な術を使う。
あの妖獣(鬼丸の部下か?)の雷は雷神剣の威力にも勝るとも劣らぬ物、あれを受けて無傷とは信じられん。
鬼丸クラスの敵だと判断してもいいかもしれん。いや、あの鬼丸を参加者として扱ってるのだからそれ以上の可能性もある。
魔王剣を持った鬼丸以上の相手が刃殿の他にいるとは考えたくないでござるが……。
うむ、深く思いつめても答えはでまい。
今までもなんとかなってきたでござる。今回の異変も刃殿達とならば無事に解決しよう。
……あの武蔵の手を借りるのは気に食わんが、そうも言ってられぬ。
あの妖獣(鬼丸の部下か?)の雷は雷神剣の威力にも勝るとも劣らぬ物、あれを受けて無傷とは信じられん。
鬼丸クラスの敵だと判断してもいいかもしれん。いや、あの鬼丸を参加者として扱ってるのだからそれ以上の可能性もある。
魔王剣を持った鬼丸以上の相手が刃殿の他にいるとは考えたくないでござるが……。
うむ、深く思いつめても答えはでまい。
今までもなんとかなってきたでござる。今回の異変も刃殿達とならば無事に解決しよう。
……あの武蔵の手を借りるのは気に食わんが、そうも言ってられぬ。
「しかし、ブラックの言っていた願いを叶えるとやらは気になるものがあるな」
死者の蘇生が可能なのは信じよう、拙者という実例がここにいるのだからな。
もしも死体が粉々になったとしても、それを修復して復活させることぐらいはできそうだ。
だとすれば拙者が叶えたい願いは?
もしも死体が粉々になったとしても、それを修復して復活させることぐらいはできそうだ。
だとすれば拙者が叶えたい願いは?
『きゃー小次郎さーん』 『こっち向いてー』
『凛々しいお顔』 『素敵ー』
『カッコイイー』
『日本一のおサムライさん』
『日本一のおサムライさん』
『つよーい』
ぐへへへへへへへ。おなごにモテモテ。
考えただけでも顔が緩んでしまう。江戸の将軍の大奥ですら少なく思えるほどの桃源郷。
う~ん、これは少し悩んでしまうでござるな。
若くて美しい子を毎日取っ換え引っ換えで――あ、また顔が緩んだでござる。
考えただけでも顔が緩んでしまう。江戸の将軍の大奥ですら少なく思えるほどの桃源郷。
う~ん、これは少し悩んでしまうでござるな。
若くて美しい子を毎日取っ換え引っ換えで――あ、また顔が緩んだでござる。
いや、しかしこれのために刃殿達を殺してよいのだろうか。
ううむ、武蔵は死んでもいいとして、さやか殿を斬るのはさすがになぁ。
ううむ、武蔵は死んでもいいとして、さやか殿を斬るのはさすがになぁ。
だが、拙者の求める夢がそこにある!
ええい、やめいやめい。
邪念を追い出すために民家の壁にガンガン頭を打ち付けた。
当然、この顔に傷がつかぬよう額だけを正確にぶつけたでござるがな。
邪念を追い出すために民家の壁にガンガン頭を打ち付けた。
当然、この顔に傷がつかぬよう額だけを正確にぶつけたでござるがな。
「女はここから生きて帰ればいくらでも作れる。
ついでに鬼丸も倒してしまえば日本の危機もどうにかなるわけだしな」
ついでに鬼丸も倒してしまえば日本の危機もどうにかなるわけだしな」
うんうん、いいことを言ったでござる拙者。
桃源郷を作るのは自分の力でなんとかしてみせよう。
元々おなごにはモテモテだったのだから帰って作ればいい。
むしろそれを願うなどモテない人間のようで恥ずかしいではないか。
桃源郷を作るのは自分の力でなんとかしてみせよう。
元々おなごにはモテモテだったのだから帰って作ればいい。
むしろそれを願うなどモテない人間のようで恥ずかしいではないか。
よし、決めた! ブラックを倒すことを当面の目的としようぞ。
そしてここに呼ばれたおなごたちに……。
我が野望ここに成り!!
そしてここに呼ばれたおなごたちに……。
我が野望ここに成り!!
だが、ここがどこなのか全く分からぬ。
いや待て。山が北にあるのだからそれの距離から換算すれば。
うむ、相変わらず拙者の頭脳は冴え渡ってるでござるな。
いや待て。山が北にあるのだからそれの距離から換算すれば。
うむ、相変わらず拙者の頭脳は冴え渡ってるでござるな。
「さてさて、こっから山までの距離は――なっ!?」
振り向いた拙者の瞳を鮮烈な光が焼く。
思わず目が眩んでしまいそうになりながらも、視力には影響がないらしい。
発生源は恐らくここより少し進んだ先。
思わず目が眩んでしまいそうになりながらも、視力には影響がないらしい。
発生源は恐らくここより少し進んだ先。
向かうか?
恐らく、先にいるのは強敵であろう。
しかし拙者が持っているのは不慣れな武器。
勝てるかどうかは分からぬ。だとすれば?
しかし拙者が持っているのは不慣れな武器。
勝てるかどうかは分からぬ。だとすれば?
「まぁ、見るだけぐらいならば大丈夫であろう」
気配を殺して様子見。
情け無いでござるが、これも剣を手にするまでの辛抱。
それでは向かわせてもらおうではないか。
情け無いでござるが、これも剣を手にするまでの辛抱。
それでは向かわせてもらおうではないか。
☆ ★ ☆
「ずいぶんなご挨拶だね。小生もこのような出迎えは始めてだよ」
「表情と言ってることが全く違うようだが?」
「表情と言ってることが全く違うようだが?」
出会い頭に暗がりから飛ばされた砲撃。
全てを蒸発させる高熱を持った光線。
それを危うげなく避けた青年は口を三日月型に歪めた。
全てを蒸発させる高熱を持った光線。
それを危うげなく避けた青年は口を三日月型に歪めた。
「ちょうど新しい剣の試し切りがしたかった所でね。
折角だから手応えのある相手と殺り合いたかったのだよ」
折角だから手応えのある相手と殺り合いたかったのだよ」
つば付きの帽子、長いマント、学ラン。
全身を純白で染めた青年。彼の姿は喩えるならば憲兵。
だが、秩序を守るものとしての憲兵としてはあまりにも不似合いな光のない濁った目を彼は持っていた。
彼の名は伊崎剣司。又の名を暗黒生徒会の憲兵番長。
全身を純白で染めた青年。彼の姿は喩えるならば憲兵。
だが、秩序を守るものとしての憲兵としてはあまりにも不似合いな光のない濁った目を彼は持っていた。
彼の名は伊崎剣司。又の名を暗黒生徒会の憲兵番長。
「さて、この剣はどんな音色を小生に聞かせてくれるのか」
「人斬りを楽しむタイプか、面白い」
「人斬りを楽しむタイプか、面白い」
青年と相対するのは軍服で身を包んだ金髪の男。
この殺し合いの主催者のキース・ブラックと瓜一つの顔。
異形の物と化している左腕は獲物を前に大きく指を広げていた。
この殺し合いの主催者のキース・ブラックと瓜一つの顔。
異形の物と化している左腕は獲物を前に大きく指を広げていた。
「戦う前に一応聞いておこうかね。君はやはりキース・ブラックの関係者なのかい?
名簿を見たところ、キースという人物が何人も存在していたようだが」
「貴様の推測通りだ伊崎剣司。俺の名はキース・シルバー。だが、それを知ったところでどうにもなるまい」
名簿を見たところ、キースという人物が何人も存在していたようだが」
「貴様の推測通りだ伊崎剣司。俺の名はキース・シルバー。だが、それを知ったところでどうにもなるまい」
アスファルトを踏み、シルバーが前へと飛び出した。
自分を切り裂こうと振り下ろされた爪を憲兵番長は手にした刀で受け止める。
だが、パワーではARMSであるシルバーが上。
それを瞬時に感じ取った憲兵番長は刀身を動かして鍔競り合いの状況を回避。
後ろへと飛び退いた後、ジグザグに移動しながら距離を詰める。
直進しかできぬ砲撃を回避するための策が功を奏し、シルバーも砲撃"ブリューナクの槍”を発射しない。
自分を切り裂こうと振り下ろされた爪を憲兵番長は手にした刀で受け止める。
だが、パワーではARMSであるシルバーが上。
それを瞬時に感じ取った憲兵番長は刀身を動かして鍔競り合いの状況を回避。
後ろへと飛び退いた後、ジグザグに移動しながら距離を詰める。
直進しかできぬ砲撃を回避するための策が功を奏し、シルバーも砲撃"ブリューナクの槍”を発射しない。
とある剣士は言った。
『剣ってのは片手で振るより両手で振った方が強えェんだとよ』
『剣ってのは片手で振るより両手で振った方が強えェんだとよ』
その理論が今まさに実践される。
両腕の力で振り下ろした刀は硬質化したシルバーの左腕を容易く切り裂く。
だが、シルバーは慌てた様子もなく残った右腕で憲兵番長の顔面を力いっぱい殴り飛ばした。
腰の乗った一撃に憲兵番長は僅かに仰け反るが刀からは手を離さない。
逆にしゃがみ込んで足元を掬おうと横薙ぎに一閃。
シルバーは跳躍でそれを回避する。
だが、空中では身動きがとれない。
それを狙った憲兵番長がシルバーの心臓を狙い、剣を突き出そうと構える。
両腕の力で振り下ろした刀は硬質化したシルバーの左腕を容易く切り裂く。
だが、シルバーは慌てた様子もなく残った右腕で憲兵番長の顔面を力いっぱい殴り飛ばした。
腰の乗った一撃に憲兵番長は僅かに仰け反るが刀からは手を離さない。
逆にしゃがみ込んで足元を掬おうと横薙ぎに一閃。
シルバーは跳躍でそれを回避する。
だが、空中では身動きがとれない。
それを狙った憲兵番長がシルバーの心臓を狙い、剣を突き出そうと構える。
「そう来るのか」
わずかに悔しそうにつぶやき、構えを解いて横へ飛ぶ。
遅れてアスファルトを焼く光線。
そしてシルバーは着地と同時に脇腹へと飛んでくる斬撃を左腕で受け止める。
遅れてアスファルトを焼く光線。
そしてシルバーは着地と同時に脇腹へと飛んでくる斬撃を左腕で受け止める。
「君、楽しそうな顔をしてないかい?」
「そう言う貴様こそ顔が緩みっぱなしだぞ」
「そう言う貴様こそ顔が緩みっぱなしだぞ」
両者が無意識のうちに笑みを浮かべていた。
彼らは互いに戦いに何かを求める者。
己のうちより無限に溢れ出る闘争心を満たそうとする戦闘生命体。
剣が肉を切り裂く音を聞くために人間を切り刻むナチュラルボーンマーダー。
彼らは互いに戦いに何かを求める者。
己のうちより無限に溢れ出る闘争心を満たそうとする戦闘生命体。
剣が肉を切り裂く音を聞くために人間を切り刻むナチュラルボーンマーダー。
互いの目線が交錯し、相手のことを僅かであるが理解する。
次の瞬間にはシルバーが左腕を振るい、刀を大きく弾き飛ばした。
上体が仰け反り、防御に戻すには間に合わない。
トドメを刺そうと胴体を貫くように左腕を突き出す。
憲兵番長は不安定な体勢から攻撃に迫る腕に蹴りを入れた。
当然のことであるが、その程度では攻撃の軌道はぶれない。
だが、その反動で攻撃より逃れることには成功した。
そして二撃目が飛んで来る前に立ち上がり、刀を構える。
上体が仰け反り、防御に戻すには間に合わない。
トドメを刺そうと胴体を貫くように左腕を突き出す。
憲兵番長は不安定な体勢から攻撃に迫る腕に蹴りを入れた。
当然のことであるが、その程度では攻撃の軌道はぶれない。
だが、その反動で攻撃より逃れることには成功した。
そして二撃目が飛んで来る前に立ち上がり、刀を構える。
桐雨流無鞘術裏一式「千手観音」
小さく呟くとともに無数の刺突が憲兵番長の周りに現れる。
シルバーの目をしても残像しか捉えられぬ神速の一刀。
何十、何百と刀身が視える様はまさに千手観音の如し。
さしものARMSもこれには対応できず、無数の刺創をその体へと刻み込まれる。
シルバーの目をしても残像しか捉えられぬ神速の一刀。
何十、何百と刀身が視える様はまさに千手観音の如し。
さしものARMSもこれには対応できず、無数の刺創をその体へと刻み込まれる。
頬から流れ落ちた血液を右腕の親指で掬い、舌で舐めとる。
ナノマシンによる傷口の修復は行われているものの、平時のものと比べると遥かに遅い。
ナノマシンによる傷口の修復は行われているものの、平時のものと比べると遥かに遅い。
「ブラックの説明通りか」
憲兵番長にも聴こえぬ小さな声でシルバーがボヤキを漏らす。
だが、次の瞬間にはあの喜色溢れる笑顔へと戻った。
そして己のARMSの間合いである近距離へと飛び込もうとする。
が、憲兵番長も理解した。
至近距離の戦闘では力の劣る自分に不利であると。
刀を持った彼のリーチはシルバーをわずかに上回る。
そして戦いは続いていった。
だが、次の瞬間にはあの喜色溢れる笑顔へと戻った。
そして己のARMSの間合いである近距離へと飛び込もうとする。
が、憲兵番長も理解した。
至近距離の戦闘では力の劣る自分に不利であると。
刀を持った彼のリーチはシルバーをわずかに上回る。
そして戦いは続いていった。
「そろそろ鳴き声を聞かせてもらいたいところだね。
君の命を絶った時に聞こえるあの音色を」
君の命を絶った時に聞こえるあの音色を」
ニタァと憲兵番長が笑みを浮かべた。
既にシルバーの全身は無数の切り傷に覆われている。
間合いを詰めさせずに自分の攻撃の届く距離を見極めて戦った結果だ。
既にシルバーの全身は無数の切り傷に覆われている。
間合いを詰めさせずに自分の攻撃の届く距離を見極めて戦った結果だ。
「終わりだ」
動くの鈍くなったシルバーの胴体を両断しようとする凶刃。
左腕で防御しにくい右側からの攻撃。
シルバーはその速度に対応できず、右腕で刀の迫る脇をカバーするのみ。
勝った。憲兵番長の笑みが更に深まる。
この一撃。硬質化した左腕ならばともかく生身の腕で止められるものでもない。
左腕で防御しにくい右側からの攻撃。
シルバーはその速度に対応できず、右腕で刀の迫る脇をカバーするのみ。
勝った。憲兵番長の笑みが更に深まる。
この一撃。硬質化した左腕ならばともかく生身の腕で止められるものでもない。
「残念だったな」
笑っていたのは憲兵番長のみではない。
樹の幹が割れるような音と共に、憲兵番長の刀が右腕の半ばまでを切り裂いたところで止まる。
両腕を変形させられるとは予測していなかったらしい。
動きの止まった憲兵番長に左腕でアイアンクローをかける。
不意を疲れた驚きで彼の手から離れた刀は、再生する右腕から急速にに押し出される。
あと少し力を込めれば彼の頭はトマトのように潰れるだろう。
しかし、腹部に激しい痛みを感じ、思わず憲兵番長を取り落とした。
視線を下に移してみれば、斬撃の跡。
憲兵番長は落ちてきた刀をドンピシャなタイミングで足を使い操っていた。
樹の幹が割れるような音と共に、憲兵番長の刀が右腕の半ばまでを切り裂いたところで止まる。
両腕を変形させられるとは予測していなかったらしい。
動きの止まった憲兵番長に左腕でアイアンクローをかける。
不意を疲れた驚きで彼の手から離れた刀は、再生する右腕から急速にに押し出される。
あと少し力を込めれば彼の頭はトマトのように潰れるだろう。
しかし、腹部に激しい痛みを感じ、思わず憲兵番長を取り落とした。
視線を下に移してみれば、斬撃の跡。
憲兵番長は落ちてきた刀をドンピシャなタイミングで足を使い操っていた。
「なるほど、出し惜しみするという考えがどうやら俺の慢心だったようだな」
「見下されたもんだね小生も。まさかそこまで馬鹿にされてるとは思わなかったよ」
「見下されたもんだね小生も。まさかそこまで馬鹿にされてるとは思わなかったよ」
変形した右腕が人間のものへと戻り、今度はシルバーが積極的に距離をとろうと動き出した。
その場からの跳躍で民家の屋根に登り、荷電粒子砲を放つ。
照準合わせから発射までに起きる僅かなタイムラグ。
憲兵番長は砲口から自分の身を外す。
一瞬前まで自分がいた場所が高熱によって消し飛ばされた。
シルバーがいる家の一件隣の屋根へと飛び乗り、接近を図る憲兵番長。
だが、その目論見は民家が吹き飛ばされたことで失敗に終わる。
その場からの跳躍で民家の屋根に登り、荷電粒子砲を放つ。
照準合わせから発射までに起きる僅かなタイムラグ。
憲兵番長は砲口から自分の身を外す。
一瞬前まで自分がいた場所が高熱によって消し飛ばされた。
シルバーがいる家の一件隣の屋根へと飛び乗り、接近を図る憲兵番長。
だが、その目論見は民家が吹き飛ばされたことで失敗に終わる。
家屋の崩壊に巻き込まれによう、近くの屋根へと飛び移る。
そしてその家屋も数秒も立たないうちに瓦礫の山へと変化する。
高熱で連射が効かなくなる可能性を考慮して使用を控えていた砲撃を今度は惜しげもなく使って倒しにかかった。
そしてその家屋も数秒も立たないうちに瓦礫の山へと変化する。
高熱で連射が効かなくなる可能性を考慮して使用を控えていた砲撃を今度は惜しげもなく使って倒しにかかった。
「どうした。俺に近寄れなくては勝負にならんだろ?」
嘲るような声で憲兵番長を挑発するシルバー。
これに乗って相手がこちらを目指して飛んでくれば、それこそビームのいい的。
空中での移動手段を持たない彼が避けるのは不可能。
しかし、この不利の中憲兵番長はこともなさげに返事をする。
これに乗って相手がこちらを目指して飛んでくれば、それこそビームのいい的。
空中での移動手段を持たない彼が避けるのは不可能。
しかし、この不利の中憲兵番長はこともなさげに返事をする。
「君の言う通りだ。そろそろコチラも舞台に立たせてもらおう」
そう言って憲兵番長は斜めに飛んだ。
まっすぐ飛んで来る相手ならまだしも、高速で横に移動する相手に照準を合わせるのは難しい。
狙いを定めきれぬうちにもう一つの民家の壁を蹴り、三角飛びの要領でシルバーのいる屋根へと降り立った。
標準を合わせきれぬうちに一気に距離を詰め、一撃。
ギリギリで防がれたものの、こうなれば先程までの再現となる。
これは不味いと判断したシルバーは高所の利を捨て、道路へと飛び降りた。
まっすぐ飛んで来る相手ならまだしも、高速で横に移動する相手に照準を合わせるのは難しい。
狙いを定めきれぬうちにもう一つの民家の壁を蹴り、三角飛びの要領でシルバーのいる屋根へと降り立った。
標準を合わせきれぬうちに一気に距離を詰め、一撃。
ギリギリで防がれたものの、こうなれば先程までの再現となる。
これは不味いと判断したシルバーは高所の利を捨て、道路へと飛び降りた。
遅れて地上へ戻った憲兵番長の背筋に嫌なものが走る。
対峙していたシルバーから発せられる気配が明らかに変わっていたのだ。
先程までの殺気が子供だましに思えるほど禍々しい空気。
見れば腕までだった変形が胸のあたりにまで達している。
先程までの殺気が子供だましに思えるほど禍々しい空気。
見れば腕までだった変形が胸のあたりにまで達している。
「第一形態では下手すれば押し負けるかもしれぬ。早速で悪いが完全体で戦ってやろう」
しかし、ふと何かを思い直した顔となり変身を解除する。
シルバーの瞳が捉えた憲兵番長は実に楽しそうに笑っていたのだ。
シルバーの瞳が捉えた憲兵番長は実に楽しそうに笑っていたのだ。
「聞くまでもないだろうが一応確認だ。貴様はこの殺し合いに乗ったと見てもいいな?」
「本当に聞くまでもない質問だね。小生は斬る、強者も弱者もこの刃で」
「そうか……だったら、この場は休戦としよう。
ブラックも殺し合いに乗ってないヤツを積極的に殺すよう言ったからな」
「本当に聞くまでもない質問だね。小生は斬る、強者も弱者もこの刃で」
「そうか……だったら、この場は休戦としよう。
ブラックも殺し合いに乗ってないヤツを積極的に殺すよう言ったからな」
そう言ってシルバーは背中を向けて立ち去っていく。
「切りたければ背中から来てもいいぞ? それで満足するならな」
背後から闇討ちをすることに憲兵番長は何ら抵抗を持たない。
だが、彼がそれを実行することはない。
勿体無いのだ。これほどの上質な相手を背中から一方的に斬り殺すなど。
だからこそ小さくなるシルバーの背中に一言だけ投げかける。
だが、彼がそれを実行することはない。
勿体無いのだ。これほどの上質な相手を背中から一方的に斬り殺すなど。
だからこそ小さくなるシルバーの背中に一言だけ投げかける。
「次は我が愛刀、金糸雀でお相手させてもらおう。この刀も出来はいいのだが、やはりあれには及ぶまい」
そして憲兵番長はシルバーの向かう方向とは真逆の向きへと歩き出す。
次の戦い、そして人の肉体を切り裂くことを求めて。
次の戦い、そして人の肉体を切り裂くことを求めて。
【D-3 南部/一日目 深夜】
【伊崎剣司(憲兵番長)】
[時間軸]:居合番長との再戦前
[状態]:疲労(中)
[装備]: 雷神剣@YAIBA
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~2
[基本方針]:人を斬る。南へ向かう
[時間軸]:居合番長との再戦前
[状態]:疲労(中)
[装備]: 雷神剣@YAIBA
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~2
[基本方針]:人を斬る。南へ向かう
キース・シルバーが兄であるブラックより伝えられたことは二つ。
参加者の名と顔、そして能力の概要。
そして、この殺し合いで『殺人者』として振舞うこと。
参加者の名と顔、そして能力の概要。
そして、この殺し合いで『殺人者』として振舞うこと。
彼の妹、バイオレットにはどのような指示が下ったのか分からない。
だが、彼はブラックにそれを命じられた。
だからそれに従うのかと言われればそうではない。
だが、彼はブラックにそれを命じられた。
だからそれに従うのかと言われればそうではない。
彼に刻まれたプログラムが、運命が囁くのだ。
戦え、と
だから彼は死を振りまくためにこの会場を歩き回る。
進化を繰り返し、誰にも負けぬ力を身にして破壊の神となるために。
傷口を再生させながら、彼は歩く。
闘争を、次なる闘争を。
砂漠で水を求める旅人のように彼はさまよい続ける。
進化を繰り返し、誰にも負けぬ力を身にして破壊の神となるために。
傷口を再生させながら、彼は歩く。
闘争を、次なる闘争を。
砂漠で水を求める旅人のように彼はさまよい続ける。
キース・シルバーは、もう戻れない。
【D-3 北部/一日目 深夜】
【キース・シルバー】
[時間軸]:ギャローズ・ベル後
[状態]:疲労(中) 、全身に切り傷(再生中)
[装備]: なし
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[基本方針]:闘争を求める。北へ行く
[時間軸]:ギャローズ・ベル後
[状態]:疲労(中) 、全身に切り傷(再生中)
[装備]: なし
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[基本方針]:闘争を求める。北へ行く
☆ ★ ☆
二人が去り場を静寂が満たしても尚、佐々木小次郎は動くことができなかった。
風が頬をたたこうとも、木の葉が服に張り付こうとも銅像のように立ちすくむ。
しかし、握り締められた拳は固く、怯えではない何かに小さく震える。
唇から小さく漏れる荒れた息は一向に止まらない。
彼の心臓は今までになく早いリズムで鼓動を刻む。
そして体を一度だけ大きく震わせ、辛うじて声を出す。
風が頬をたたこうとも、木の葉が服に張り付こうとも銅像のように立ちすくむ。
しかし、握り締められた拳は固く、怯えではない何かに小さく震える。
唇から小さく漏れる荒れた息は一向に止まらない。
彼の心臓は今までになく早いリズムで鼓動を刻む。
そして体を一度だけ大きく震わせ、辛うじて声を出す。
「天下……」
瞳に焼き付いた名も知らぬ青年の戦いを思い出す。
脳に強く刻みこむかのように何度も何度も頭の中で反芻を続けた。
剣一本で鬼丸の配下を超える化物と相対する若き剣豪の姿を決して忘れぬように。
興奮のせいか、体がやけに熱く感じる。されど頭は冷静な思考能力を失わない。
握り拳を顔の前へと静かに持って行き、想うのは己の未熟さ。
脳に強く刻みこむかのように何度も何度も頭の中で反芻を続けた。
剣一本で鬼丸の配下を超える化物と相対する若き剣豪の姿を決して忘れぬように。
興奮のせいか、体がやけに熱く感じる。されど頭は冷静な思考能力を失わない。
握り拳を顔の前へと静かに持って行き、想うのは己の未熟さ。
「随分と、遠いでござるな」
どこで躓いてしまったのだろう。
難敵が現れても鉄刃ならどうにかしてくれると思い出した時か?
鬼丸を自分の手で討つと決意しなかった時か?
それとも宮本武蔵に負けた時?
難敵が現れても鉄刃ならどうにかしてくれると思い出した時か?
鬼丸を自分の手で討つと決意しなかった時か?
それとも宮本武蔵に負けた時?
いや、致命的につまずいてしまっていたのはあそこでだろう。
雷神剣さえ手にすれば天下を取れる、そう考えていた事。
それが自分の未熟さの原点であり、天下一となる資格を失った時だろう。
果たして剣の力のみに頼る剣豪が真の一流と呼べるのだろうか?
鉄刃は剣の力を借りつつも、自分の技量で窮地を凌いだことが幾度もある。
覇王剣をあそこまで使いこなせたのも鉄刃が卓越した剣士である証拠だ。
先程の青年が使っていたのは確かに雷神剣。
それを持つものが天下を取るとまで言われた名刀。
されど、彼は剣の持った雷を放つ能力を一切使用すること無く、己が剣力のみで戦い抜いた。
彼が、佐々木小次郎が愛刀を以て挑んだとしても勝てぬであろう相手に。
雷神剣さえ手にすれば天下を取れる、そう考えていた事。
それが自分の未熟さの原点であり、天下一となる資格を失った時だろう。
果たして剣の力のみに頼る剣豪が真の一流と呼べるのだろうか?
鉄刃は剣の力を借りつつも、自分の技量で窮地を凌いだことが幾度もある。
覇王剣をあそこまで使いこなせたのも鉄刃が卓越した剣士である証拠だ。
先程の青年が使っていたのは確かに雷神剣。
それを持つものが天下を取るとまで言われた名刀。
されど、彼は剣の持った雷を放つ能力を一切使用すること無く、己が剣力のみで戦い抜いた。
彼が、佐々木小次郎が愛刀を以て挑んだとしても勝てぬであろう相手に。
今までは気がつかなかった。無意識のうちに目を逸らしていたのかもしれない。
自分の弱さが青年の戦いぶりを見ることで浮き彫りとなってしまった。
強敵に勝てぬのは自分が強い剣を持っていないからではない。
根本的な実力が不足しているのがそもそもの原因なのだ。
人は高みに登ろうと思えばどこまでも行ける。
覇王剣、魔神剣の力を目の当たりにしてしまったせいでそんな簡単なことも忘れてしまっていた。
自分の弱さが青年の戦いぶりを見ることで浮き彫りとなってしまった。
強敵に勝てぬのは自分が強い剣を持っていないからではない。
根本的な実力が不足しているのがそもそもの原因なのだ。
人は高みに登ろうと思えばどこまでも行ける。
覇王剣、魔神剣の力を目の当たりにしてしまったせいでそんな簡単なことも忘れてしまっていた。
「くっ!」
民家の外壁へと力いっぱいに拳を叩きつける。
乱雑な叩き方だったため、痛みが腕いっぱいに広がるもそんな事は意に介さない。
ただただ悔しかった。
自分の不甲斐なさが、弱さが、その全てが口惜しかった。
実力の不足を刀で補おうとしていた過去の自分が酷く矮小な物に見える。
溜まった苛立ちを解消する術を持たない彼は、収まらない感情のやり場を見つけることができない。
手に握った鞭を上に掲げ――――振り下ろさない。
乱雑な叩き方だったため、痛みが腕いっぱいに広がるもそんな事は意に介さない。
ただただ悔しかった。
自分の不甲斐なさが、弱さが、その全てが口惜しかった。
実力の不足を刀で補おうとしていた過去の自分が酷く矮小な物に見える。
溜まった苛立ちを解消する術を持たない彼は、収まらない感情のやり場を見つけることができない。
手に握った鞭を上に掲げ――――振り下ろさない。
モノに当たっても惨めな自分の姿が浮き彫りになるだけだということが彼にも分かっていたから。
その場にどっかりと腰を下ろし、頭を垂らす。
今まで信じてきたものが一気に崩れ去った気分がし、気分がどんどん落ち込んでいく。
その場にどっかりと腰を下ろし、頭を垂らす。
今まで信じてきたものが一気に崩れ去った気分がし、気分がどんどん落ち込んでいく。
「あの青年に、武蔵に、鬼丸に、……そして刃殿に勝つためには」
強く食いしばった奥歯からギリと音が漏れる。
既に赤い瞳が血走って更に赤みを増した。
ずっと握られていた拳は赤いを通り越して紫色へと変色している。
呪詛のように同じ言葉を繰り返す姿はまさに亡霊。
どうすればいいかの答えが出ない。
自分の中で延々と問いかけと失敗を繰り返す。
いや、答えは決まっていた。
必要なのは踏ん切りだけ。覚悟がつかないから決定できないだけ。
既に赤い瞳が血走って更に赤みを増した。
ずっと握られていた拳は赤いを通り越して紫色へと変色している。
呪詛のように同じ言葉を繰り返す姿はまさに亡霊。
どうすればいいかの答えが出ない。
自分の中で延々と問いかけと失敗を繰り返す。
いや、答えは決まっていた。
必要なのは踏ん切りだけ。覚悟がつかないから決定できないだけ。
「よし……」
しゃがみこんでからどれだけの時がたっただろうか、小次郎の顔が久しぶりに上がる。
前を見据える双眸はもはや先刻までの負け犬の眼でない。覚悟を決めた人間の瞳だ。
再び拳を顔の前へともっていき、誓うかのように言い放つ。
前を見据える双眸はもはや先刻までの負け犬の眼でない。覚悟を決めた人間の瞳だ。
再び拳を顔の前へともっていき、誓うかのように言い放つ。
「この殺し合いの場を踏み台に……拙者は天に登る。
どの剣士よりも強く、誰よりも強くなってこの場を脱出するでござる」
どの剣士よりも強く、誰よりも強くなってこの場を脱出するでござる」
善人も悪人も関係ない。
強きものを相手とし、天下一の剣士となる。
これが大剣豪、佐々木小次郎が出したこの殺し合いへの答え。
強きものを相手とし、天下一の剣士となる。
これが大剣豪、佐々木小次郎が出したこの殺し合いへの答え。
「すまぬ刃殿……脱出には素直に協力できぬ」
きっと刃ならば、鉄刃ならばブラックを打ち倒す事を目指すだろう。
宮本武蔵も、峰さやかもきっと同様であるに違いない。小次郎はそう確信している。
だが、彼らの歩みを邪魔してでも彼は強くなるつもりだ。
それがブラック打倒に必須な人材であったとしても容赦をするつもりはない。
殺し合いから脱出してからでは遅すぎるのだ。
今、この気持ちが途切れぬうちではなくては意味が無いのだ。
宮本武蔵も、峰さやかもきっと同様であるに違いない。小次郎はそう確信している。
だが、彼らの歩みを邪魔してでも彼は強くなるつもりだ。
それがブラック打倒に必須な人材であったとしても容赦をするつもりはない。
殺し合いから脱出してからでは遅すぎるのだ。
今、この気持ちが途切れぬうちではなくては意味が無いのだ。
「手加減はできぬ。殺したくはないが、もしもの時は仕方あるまい」
淡々と、悩む様子を欠片も見せずにそう言ってのける。
彼にとっての壁は全て壊れた。
赤き瞳が狂気で染められ、その濃さを更に増す。
彼にとっての壁は全て壊れた。
赤き瞳が狂気で染められ、その濃さを更に増す。
そして佐々木小次郎はついに立ち上がった。
座り込んだことで付いた砂埃を手で払い、支給された武器を強く握りしめる。
座り込んだことで付いた砂埃を手で払い、支給された武器を強く握りしめる。
「刀を手に入れてからが本番。だが、しばらくこの武器で行くのだから少し素振りくらいはしたほうがよいでござるな」
しかし、鞭を手に取ったのは小次郎にとっては初の経験。
どのような武器かは知っていたが、どのように扱うかまでは見当もつかない。
首を傾げつつ、あれこれ思考するも正しい振り方を思いつくことはなかった。
どのような武器かは知っていたが、どのように扱うかまでは見当もつかない。
首を傾げつつ、あれこれ思考するも正しい振り方を思いつくことはなかった。
「実際に振ってみれば分かるかもしれぬな」
道路の真中へと出て、深呼吸を一度。
瞳を閉じて精神を整える。
自分でも驚くほどに心が静まりかえり、集中力が増す。
瞳を閉じて精神を整える。
自分でも驚くほどに心が静まりかえり、集中力が増す。
「はぁっ!」
瞳を開けるやいなやの一閃。
腰、腕、手首をフルに使って鞭を目の前の空間へと叩き落す。
空気の裂ける音が辺り一面に響いた。
このままでは地面に激突する、そのギリギリのタイミングで小次郎は手首を使い鞭を操ろうとし――――
腰、腕、手首をフルに使って鞭を目の前の空間へと叩き落す。
空気の裂ける音が辺り一面に響いた。
このままでは地面に激突する、そのギリギリのタイミングで小次郎は手首を使い鞭を操ろうとし――――
「へ?」
自分の顔へと迫ってくる先端を全力で躱した。
幸いにもスピードは大分落ちていたので肩にぶつかったとしても痛いだけで済んだ。
だが、小次郎の顔は蝋燭のように白くなり大量の脂汗が流れおちる。
痛い。鞭が当たった場所が猛烈に痛むのだ。
幸いにもスピードは大分落ちていたので肩にぶつかったとしても痛いだけで済んだ。
だが、小次郎の顔は蝋燭のように白くなり大量の脂汗が流れおちる。
痛い。鞭が当たった場所が猛烈に痛むのだ。
「はぁはぁ、こ、この武器は危険すぎやしないか?」
残念、小次郎のシリアスタイムはここで終わってしまった。
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|To Be Continued... >
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
|To Be Continued... >
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
【D-3 中央/一日目 深夜】
【佐々木小次郎】
[時間軸]:プラズマ戦直前
[状態]:万全
[装備]: 拷問鞭@金剛番長
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~2(武器はなし)
[基本方針]:強者と戦い、天下一の侍となる
[時間軸]:プラズマ戦直前
[状態]:万全
[装備]: 拷問鞭@金剛番長
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~2(武器はなし)
[基本方針]:強者と戦い、天下一の侍となる
【支給品紹介】
【雷神剣】
伊崎剣司(憲兵番長)に支給
風神剣と対を成す魔刀。
ビルを砕く雷を放つ能力を持っている
伊崎剣司(憲兵番長)に支給
風神剣と対を成す魔刀。
ビルを砕く雷を放つ能力を持っている
【拷問鞭】
佐々木小次郎に支給
憲兵番長が使用していた鞭
束ねた特殊ワイヤーにチタンスパイクを埋め込んだ代物で、防刃チョッキをも楽に切り裂く威力がある
佐々木小次郎に支給
憲兵番長が使用していた鞭
束ねた特殊ワイヤーにチタンスパイクを埋め込んだ代物で、防刃チョッキをも楽に切り裂く威力がある
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GAME START | 佐々木小次郎 | 041:死出の誘蛾灯 |
GAME START | 伊崎剣司(憲兵番長) | 041:死出の誘蛾灯 |
GAME START | キース・シルバー | 034:銀の意志/銀の遺志 |