root等についての考え方

Android端末の裏技的使い方について、
とても愉しいし、素晴らしい文化だけども。
当同好会としての考え方。保守的です。

 

root(ルート)についての考え方。

rootとは・・・
Unix系OSでの用語でシステムの全権限をもつユーザーのことをいう。
WindowsならばAdministratorが同義語。
AndroidもUnix系のLinuxをベースとしているためrootユーザーがある。
通常システムの破壊などを防ぐためにAndroidではrootは無効になっている。
ツールを使うことによって一般ユーザーがrootになる事が出来る。

rootになるメリット・デメリット
rootになることによってシステムの全てが掌握できるため、
androidでは表示フォントを自由に変更できたり、パケット通信をWIFIで共有する「テザリング」(日本通信IDEOS等ではrootを取らなくてもテザリング出来る)
などシステムの根本を触る設定が可能になる。
その反面、操作ミスや悪意のあるソフトウエアを使った場合に
最悪「起動しない」「情報流出」「異常動作」があり得る。
ちなみにGoogleはroot権限をユーザーが取得することに対して下記のように言っている。

「Androidセキュリティチームのニック・クラレビッチ氏は「Nexus SはNexus Oneと同様に、熱心なユーザーがカスタムOSをインストールできるように設計されている。OSを修正できるのだから、ルート権限でアクセスできるのは当然だ」とし、「自分の端末に合法的にルート権限でアクセスすることは、脆弱性を利用したエクスプロイトとは大違いだ。Androidはサンドボックスをはじめとする強力なセキュリティ戦略の下にあり、検知されたセキュリティホールは積極的に修正している」と語った。」via ITmedia(http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1012/22/news047.html)

しかしroot化の課程で最悪起動しないトラブルもある。

考え方・・・
デメリットが大きいためroot化することはお勧めしていない。

 

 

カスタムROM(ロム)、カスタムファームウエアに対する考え方

カスタムROM(ロム)、ファームウエアとは・・・
代表的な物にCyanogenmodがある。
Android携帯電話等の製造メーカーが発行している以外のAndroidOSを提供している。
メーカーが対応を終了した携帯電話(最近ならばHT-03A,IS01等)に新しいバージョンへの書き換えと標準のAndroidでは実現できない機能を提供している。
このカスタムファームウエアは主に愛好家がボランティアで開発しており、素晴らしい物が多いが、正常動作の保証はない。
手順やツールを取得してくるために高度ではないが英語が読める必要がある。
データの破損も考えられる。書き換えたら当然メーカーの保証もなくなる。最悪起動しなくなる。

考え方・・・
デメリットが大きいためカスタムROM、カスタムファームウエアに書き換えることはお勧めしていない。
それに携帯電話端末は無線機器であり、純正以外のソフトウエアで動かすことは無線機の違法改造に当たる危険性がある。(電波法違反の恐れ)
 

 

 

 

 

最終更新:2011年04月15日 15:54