「「生存」の歴史を掘り起こす 東北から問う近代120年」ご案内

公式案内

・朝日新聞社インフォメーション

・朝日カルチャーセンター

大門正克先生(横浜国立大学)からのご案内

 1.講座内容

3人目 高岡裕之さん】

1930年代以降における東北の医療・病院の歴史を丹念に明らかにするものであり、

今までの研究でもやられていない報告で注目大でした。

岩手県の県立病院の歴史がくっきりと明らかになりました。

2回目では、戦後岩手県の国保連の活動が沢内村を含めて取り上げられます。

 

4人目 河西英通さん】

積年の「東北論・東北人論」が語られるはずです。

近代120年の歴史が東北をどう規定してきたのか、渾身の報告になるはずです。

 

5人目 大門正克】

岩手県和賀郡和賀町での10年間の調査をふまえて、主に195060年代前半を検討します

本講座の最終ランナーであり、和賀の題材をもとに、5人の講座全体を串刺しにして、

テーマ「「生存」の歴史を掘り起こす――東北から問う近代120年」に迫ります。

「開発」と「災害」に規定され(1回目、岡田知弘さん)、

「後進」として「差別」され(4回目、河西英通さん)てきた東北は、

1930年代から戦後にかけて変化の大きな胎動期に入ります。

「地域医療」(3回目、高岡裕之さん)、と戦時「人口問題」(2回目、川内淳史さん)が変化を導く要因でした。

和賀町の話は、地域社会とそこでの人びとが、変化の胎動をどのように受けとめ、どのような経験をしたのかが焦点です。

本講座は、今までの東北の歴史で鮮明になっていなかった193060年代の意味を鮮明にしようとしています。

 

2.受講料について

①高岡さん2回目

 2回分の会費の半分で受講できます。

 ②学生(院生含む)

 河西さん、大門それぞれ2回話す分が1000円です。

 受講時に7階受付で大門の紹介の学生であることを申し出,

 学生証を提示してください(不明のときは磯野さんを呼んでください)。

 入会金(2625円)が不用になります。

 

3.8月現地講座

 825日(土)~26日(日)に、シリーズ2回目の講座を現地で開催すべく、鋭意準備中です。

 宮城県気仙沼市で現地の方々との対談・交流などを検討中です。ツアーを組むことも考慮しています。

 詳細は、決定次第、朝日カルチャーセンター新宿のHPに掲載しますので、こちらもぜひよろしくお願いします。

 

最終更新:2012年05月23日 13:59