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芝修身(著)『真説レコンキスタ 〈イスラームVSキリスト教〉史観をこえて』
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〈出版社による紹介〉
世界の最新研究成果を踏まえ、誤ったレコンキスタ像を修正。宗教対立ではなく社会経済的要因による領土拡大という真相。大航海時代に始まる西欧拡張の500年へと向かう、「西欧世界・イスラーム世界境界画定」の500年史。
〈レビュー〉
レコンキスタの歴史について、欧文の比較的新しい研究を踏まえた斬新な概説書。
レコンキスタの歴史について、欧文の比較的新しい研究を踏まえた斬新な概説書。
〈目次構成〉
はじめに
1 本書の意図――レコンキスタは聖戦にあらず
2 レコンキスタの世界史的意義
3 ヨーロッパとイスラーム
4 研究史概略
第Ⅰ部 レコンキスタの進展
第一章 イスラームの征服(八世紀)
1 イベリア半島征服の背景と西ゴート王国崩壊の要因
1 イスラームの西方への拡大
2 イスラーム侵攻前夜の西ゴート王国
3 イスラーム軍の侵攻
2 揺籃期のアミール国の状況――複雑な部族間の対立
第二章 キリスト教国の誕生と南進(八~十世紀)
1 アストゥリアス王国の誕生からレオン王国へ
2 ドゥエロ河流域地方への再入植
3 国家理念の誕生
4 アンダルスの隆盛とキリスト教諸王国への攻撃
第三章 キリスト教国攻勢の開始(十一世紀)
1 カリフ国の崩壊
2 カリフ体制崩壊の要因
1 複雑な人種構成
2 政治的地方主義
3 軍隊改革
4 国家理念の欠如
3 ターイファ(徒党王国)への分裂
4 キリスト教諸国
1 カスティーリャ伯領
2 ナバラ王国
3 アラゴン伯領
4 イスパニア辺境(カタルーニャ)
5 キリスト教諸国の攻勢
1 フェルナンド一世――レコンキスタの開始
2 アルフォンソ六世の登場
3 クリュニーのイベリア半島への進出
4 アラゴンと教皇の関係
5 カスティーリャとクリュニーの関係
6 アンダルスの状況とトレドの陥落
6 ターイファの脆弱性
1 西ヨーロッパとイスラームの勢力関係の変化
2 パリア支払い政策
3 ターイファ権力の正統性の曖昧さ
4 キリスト教徒に対する認識不足
5 領土とその支配についての異なる概念
6 市民社会と戦争遂行型社会の差
7 ジハードの低下とウラマーの役割
第四章 北アフリカのイスラーム政権からの介入(一〇八六~一二一二年)
1 ムラービト朝によるアンダルス併合
1 ムラービト朝の誕生
2 ユースフとアルフォンソ六世の対決
3 カスティーリャ王国の内乱とアリーの攻撃
4 アルフォンソ一世戦闘王
5 略奪遠征
6 ムラービト朝の凋落
7 アルフォンソ七世の王位就任
8 十二世紀中葉のアンダルスの状況
2 ムワッヒド朝によるアンダルスの再統一
1 カスティーリャ王国の分割
2 ムワッヒド朝の最盛期
3 アラルコスの敗北とキリスト教国間の内訌
4 ムワッヒド朝、絶頂から蝕へ
5 最後の決戦、ラス・ナバス・デ・トロサ戦
第五章 大レコンキスタ(一二一二~一二五二年)
1 敗戦後のムワッヒド朝の状況
2 キリスト教徒側の攻勢
3 勝因と敗因の分析
1 指導者の差
2 動機の差
3 政治・軍事体制の相違
4 軍隊の装備の優劣
第Ⅱ部 レコンキスタとは何か
第一章 レコンキスタの理念
1 理念の誕生とドゥエロ河への到達(九一二年)
2 十世紀における理念の後退
3 十一世紀における新たな展開
1 ローマ教会の異教徒観
2 クリュニーの対イスラーム観
3 半島のキリスト教徒の反応
4 西ヨーロッパ人とイスパニア人との対イスラーム観の相違
4 十二世紀におけるジハードと十字軍精神
1 ムラービトとムワッヒドのジハード
2 キリスト教諸王と十字軍精神
3 レオン・カスティーリャ王の世俗的性格とプラグマティズム
4 年代記にみる聖戦意識
5 イスパニア人の宗教心
6 修道院とキリスト教
7 聖ヤコブとレコンキスタの理念
8 守護聖人登場の意味
第二章 レコンキスタの多面性
1 キリスト教徒とムスリムの交流
2 対イスラーム戦におけるイスパニア人と西ヨーロッパ人の行動の相違
3 ミリシアおよび事業としての戦争
4 ムスリムの降伏条件
結論
はじめに
1 本書の意図――レコンキスタは聖戦にあらず
2 レコンキスタの世界史的意義
3 ヨーロッパとイスラーム
4 研究史概略
第Ⅰ部 レコンキスタの進展
第一章 イスラームの征服(八世紀)
1 イベリア半島征服の背景と西ゴート王国崩壊の要因
1 イスラームの西方への拡大
2 イスラーム侵攻前夜の西ゴート王国
3 イスラーム軍の侵攻
2 揺籃期のアミール国の状況――複雑な部族間の対立
第二章 キリスト教国の誕生と南進(八~十世紀)
1 アストゥリアス王国の誕生からレオン王国へ
2 ドゥエロ河流域地方への再入植
3 国家理念の誕生
4 アンダルスの隆盛とキリスト教諸王国への攻撃
第三章 キリスト教国攻勢の開始(十一世紀)
1 カリフ国の崩壊
2 カリフ体制崩壊の要因
1 複雑な人種構成
2 政治的地方主義
3 軍隊改革
4 国家理念の欠如
3 ターイファ(徒党王国)への分裂
4 キリスト教諸国
1 カスティーリャ伯領
2 ナバラ王国
3 アラゴン伯領
4 イスパニア辺境(カタルーニャ)
5 キリスト教諸国の攻勢
1 フェルナンド一世――レコンキスタの開始
2 アルフォンソ六世の登場
3 クリュニーのイベリア半島への進出
4 アラゴンと教皇の関係
5 カスティーリャとクリュニーの関係
6 アンダルスの状況とトレドの陥落
6 ターイファの脆弱性
1 西ヨーロッパとイスラームの勢力関係の変化
2 パリア支払い政策
3 ターイファ権力の正統性の曖昧さ
4 キリスト教徒に対する認識不足
5 領土とその支配についての異なる概念
6 市民社会と戦争遂行型社会の差
7 ジハードの低下とウラマーの役割
第四章 北アフリカのイスラーム政権からの介入(一〇八六~一二一二年)
1 ムラービト朝によるアンダルス併合
1 ムラービト朝の誕生
2 ユースフとアルフォンソ六世の対決
3 カスティーリャ王国の内乱とアリーの攻撃
4 アルフォンソ一世戦闘王
5 略奪遠征
6 ムラービト朝の凋落
7 アルフォンソ七世の王位就任
8 十二世紀中葉のアンダルスの状況
2 ムワッヒド朝によるアンダルスの再統一
1 カスティーリャ王国の分割
2 ムワッヒド朝の最盛期
3 アラルコスの敗北とキリスト教国間の内訌
4 ムワッヒド朝、絶頂から蝕へ
5 最後の決戦、ラス・ナバス・デ・トロサ戦
第五章 大レコンキスタ(一二一二~一二五二年)
1 敗戦後のムワッヒド朝の状況
2 キリスト教徒側の攻勢
3 勝因と敗因の分析
1 指導者の差
2 動機の差
3 政治・軍事体制の相違
4 軍隊の装備の優劣
第Ⅱ部 レコンキスタとは何か
第一章 レコンキスタの理念
1 理念の誕生とドゥエロ河への到達(九一二年)
2 十世紀における理念の後退
3 十一世紀における新たな展開
1 ローマ教会の異教徒観
2 クリュニーの対イスラーム観
3 半島のキリスト教徒の反応
4 西ヨーロッパ人とイスパニア人との対イスラーム観の相違
4 十二世紀におけるジハードと十字軍精神
1 ムラービトとムワッヒドのジハード
2 キリスト教諸王と十字軍精神
3 レオン・カスティーリャ王の世俗的性格とプラグマティズム
4 年代記にみる聖戦意識
5 イスパニア人の宗教心
6 修道院とキリスト教
7 聖ヤコブとレコンキスタの理念
8 守護聖人登場の意味
第二章 レコンキスタの多面性
1 キリスト教徒とムスリムの交流
2 対イスラーム戦におけるイスパニア人と西ヨーロッパ人の行動の相違
3 ミリシアおよび事業としての戦争
4 ムスリムの降伏条件
結論
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