890 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/01/09(日) 22:45:47 ID:Y3lOeKab0 [7/10]
(1/2)

「次の夏コミでござるが、今回も黒猫氏のサークルで、合同誌を出すと言う事でよろしかったですかな?」
「ええ、このビッチの電波小説が、私の同人誌に載るのは不本意だけど、まあ、いいわ。」
「はぁ?何いってんの?あんた。去年のコミケでも、あたしが書いてあげた小説のおかげで完売したんでしょ!?」
「口を慎みなさい。なにがあたしのおかげよ。私の同人誌があの後どれだけネットで酷評されたかっ!」
「はいはい、ワナビ乙ー。どうせ批判の大部分は、あんたの邪気眼設定でしょ?」
「!・・・死、呪、骸、廃、滅、撃、腐、苦!」
「ウザッ!アンタ厨二病こじらせすぎ。生きてて恥ずかしくないワケ?」
「まあまあ、きりりん氏も、黒猫氏も落ち着いてくだされ。話が進まなくなってしまうでござるよ。」
「ま、まあ、あなたに免じて、この場は引いてあげましょう。感謝するのね。」
「ふ、ふんっ!あたしが引いてあげるのよ。感謝しなさいよっ!」

「(ぷっ・・・クッ・・・)と、とりあえず、話を戻しますぞ。まず、今回もマスケラの二次創作、ということで宜しいですかな?」
「え~?また~?さすがに三回連続は引くんだケド。」
「その・・・実は、今回は二次創作は作らない事にしたのよ。」
「おや、それは、黒猫氏にあるまじき事でござるな?」
「マジっ!?それじゃ、メルルっ、メルルっ!」
「落ち着きなさい、クソビッチ。今回は、マスケラに限らず、既存の作品の二次創作をしない事にしたのよ。」
「何それ、どゆこと?」
「つまりですな、黒猫氏は、完全オリジナルな作品を作ろうと、そういうことでござるな。」
「ええ、そうよ。私達のサークルも少し有名になったから、今回はハードルを上げてみるのよ。」
「へぇ、アンタが・・・ね。メルルを書けないのは残念だけど・・・ま、まぁ、アンタも少しは成長したんじゃない?」
「では、新刊は、オリジナル本で決定でござるな。次は、担当でおじゃるが・・・黒猫氏はどのような作品を作られるおつもりですか?」
「実はね、もう出来上がっているのよ。」
「おお、それは素晴らしいでござるな。」
「えぇっ、見せて!見せてっ!」
「ええ、いいわ。じっくり御覧なさいな。」

892 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/01/09(日) 22:46:31 ID:Y3lOeKab0 [8/10]
(2/2)
「なになに~♪タイトルは・・・ベルフェゴールの呪縛・・・2!?ア・・・アンタ・・・こ・・・こっ・・・殺すっ!」
「お、落ち着くでござるよ、きりりん氏。」
「そうよ、ビッチ。これはあくまで、『仮想現実―――フィクション』つまり、ただのお話よ?」
「でっ、でもっ!またあたしに似たキャラに、変な事させるんでしょっ!」
「安心しなさいな。今回は、前回みたいな半端なイベントは一切描かなかったわ。私が・・・自信を持って世に送り出せるお話よ。
 それとも、あなたは作品全部を見ずに、その作品やキャラに評価を下す、萌え豚共と同じなのかしら?」
「くっ・・・続きを・・・全部見ればいいんでしょ!」
「そうよ・・・っふ。さあ、地獄の釜の蓋を開けなさい・・・。」
「それにしても、黒猫氏、絵が上達しましたな~。この表紙、もうプロの絵師さんかと思いましたぞ。」
「っふ。我は千葉の堕天聖。我の力をもってすれば、然程の事ではないわ。」
「チバの堕天聖キタコレ。って、まあ、確かにすごく上手い・・・。少しは・・・面白そうじゃん?それじゃ、次のページに・・・っ!!!???」
「あら?どうかしたのかしら?」
「ど、ど、ど、どうかしたじゃないっっっ!!!」
「きりりん氏、と、とりあえず落ち着くでござるよ。」
「あら。頭が働かない位混乱してるようね。それじゃあ、しっかり認識できるよう、読んであげるわ。『あたしの名前はキリノ。丸顔だけどスーパーモデル(笑)なスイーツ(笑)』」
「そ・・・そこじゃなくって!!!」
「それじゃあここかしら?『実はあたし、毎日お兄ちゃんのパンツでハァハァするのが大好きっ!』」
「あたしっ・・・!毎日なんか、してないっ!!!それにっ!ハァハァなんてしてないっ!!!」
「「!?」」
「あ、あなた、今・・・なんて言ったのかしら!?」
「いやー、まさか、『毎日』を否定してくるとは、思いもよりませんでしたぞ?」
「えっ・・・あたし、今なにか変な事言った?・・・じゃなくってっ、そうじゃなくてっ!いきなりっ!なんてシーンをっ!描いてんのよっ!このクソ猫っ!」
「だから、言ったでしょう?半端なイベントなんて『一切』描かなかった、と。」
「こっ、このっ・・・ああ言えばこう言って・・・っ!ムカつくっ!ムカつくっ!ムカつくぅぅぅぅぅっ!もう帰るっ!帰ってエロゲーするっ!」

・・・
「本当に、帰ってしまったわね。」
「黒猫氏・・・?」
「何よ。」
「さすがに、今日のはやりすぎかと・・・。」
「ふん。たまには良い薬よ。」
「これは、同人誌に載せるつもりはないのですな?。」
「ええ。ちょっと意地悪したくなったのよ。あの時以来、先輩とあの女のバカップルぶりが、とどまる所を知らなくなったでしょう?ちょっと、妬けてきたのよ。」
「ま、まあ、拙者も、きりりん氏が『毎日』だけ否定するほどの、お兄ちゃんラブっぷりを見ることになるとは、思わなかったでござるよ。」
「本当・・・妬けてくるわ。・・・それじゃあ、本当の打ち合わせを始めるわ。」


あ・・・あたし、さっき、『毎日なんか』って言っちゃった!?・・・ど、どうしよう、これじゃ『いくらかは』兄貴のパンツ、クンカクンカしてることばれちゃうよぉ・・・
で、でもっ、兄貴がいつも帰りが遅いのが悪いんだもんっ・・・。考えたら寂しくなるよぉ・・・ここの・・・保存棚の・・・クンカクンカ・・・兄貴の匂い・・・落ち着くよぉ・・・



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最終更新:2011年01月10日 21:07