686 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/02/14(月) 22:12:10 ID:XSIgQHW/0 [3/7]
「おい、起きろ!朝だぞ。遅刻するじゃないか」
あいつがそう言って起こしに来た。
「早く目覚めろ。今何時だと思ってるんだ」
優しい兄貴。だけど何か違和感を感じる。そうだこの部屋は―――!
 
「あんた誰よ」
「は?」
そいつは目をパチクリさせた。
「兄貴はあたしに声をかけるどころか目も合わせようとしない」
「?」
「当然あたしにここまで気をつかうことも無い」
「何を・・・・・・言ってるんだ」
驚いた声を出している。だが、震えている声、これはもう決まりだ。
「あたしの部屋には鍵がついていて、中からじゃないとあいつはドアを開けることはできない!」
「・・・・・・」
「増して、あたしの兄貴がこんなにやさしいわけが―――」

 
「寝言はいいからさっさと仕事の準備しろ、桐乃」




お父さんだった―――!!!



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最終更新:2011年02月18日 01:52