62 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/02/22(火) 23:07:04.41 ID:hPAkLwPAO [4/4]
ぐぬぬ…なんてバカップル兄妹

結婚式には呼ばれなくても行っちゃうんだからね

67 名前:【SS】もどきです[sage] 投稿日:2011/02/22(火) 23:37:21.53 ID:6tWfowL/P [3/3]
>>62
ふむ、そういうの聞くと変な妄想が駆け巡るぜ


「……とまあこういう次第で。何かあったときはご協力いたしますよ
 式場の手配からお引越し、住居の優遇手配、情報操作、ああ、場合によっては戸籍捏造なんかもできますよ」
「む、そこまでやってくれようという気概は嬉しいが、そればかりは職柄放っておけん。
 自重してくれるとありがたい」
「おや、これは失敬。まあ、つまるところある程度のことならいくらでも力になりますよ、ということです」
「……何故そこまでしてくれるのだ?お前達とあの子達は…言ってしまえば明確なつながりなどないのだろう?
 そこまでしてくれる理由が知りたい」
「そうですねえ……まあ、言ってしまえばファンだから、といところでしょうか。
 正確には娘さんである桐乃さんの、ということになりますが。
 知ってのとおり我々は、いうなればストーカーに近い形であの二人の経緯やら何やらを知っています。
 そして、桐乃さんがどんな想いを抱いてきたのかも、ね。
 彼女はいわば我々にとって娘のようであり、憧れであり、そして何より幸せになってほしい対象なのですよ。
 だからこそ自分達が直接関わることで余計に事を荒立てたくはありませんし、かき回したくもありません。
 我々にとっては彼女の笑顔こそが、最大の報酬ですからね」
「……そうか。そこまで思ってもらえる娘は幸せ者だな」
「勿論その分、京介くんには目一杯頑張ってもらわないと困りますからね。それだけの苦労もしてもらいますがw」
「違いない」

「「ははははは!」」

「さて、お話はこれぐらいですので、そろそろお暇させていただきましょう」
「ふむ、できれば礼がしたいところではあるが……」
「それならですね……我々が彼らの結婚式に参上することを許可してさえくれればいいですよ。
 先ほども言った通り、我々には桐乃さんの笑顔こそが最高の報酬なんですから。
 といっても、そのときは勝手におせっかいさせていただきますがねw」
「ふっ……あなた方にはかなわんな。そのときはよろしく頼む」
「お任せあれ」


将来、京介と桐乃の結婚式の豪華さや生活の優遇さの裏でこのような密約が交わされていたのを兄妹は知るよしもなかったという。



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最終更新:2011年02月25日 01:05