352 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/12/14(火) 01:01:20 ID:5mLahGvF0 [1/3]
>>前スレペロペロ
「桐乃ッ!!」
「っ!?」
「桐乃! お前は誰にも…って、どうした? 顔、赤いぞ?」
「っ…! うっさい! あ、あんたのせいだかんね! このバカッ! 変態っ! シスコンっ!」
「お、俺の? いや、いきなり夜中に来たのは悪かったが、そんなに怒るなよ!?」
「違う! そんなことじゃない! これ…あんたでしょ! 書き込んだの!」
「げ…なんでそのスレ知ってんの!?」
「ハァ? あたしのスレなんだから知ってるに決まってるじゃん!
 てか何なのコレ? 『桐乃をペロペロしていいのは俺だけだ!』? キ、キモ過ぎるんですけど!」
「い、いやそれはな…? あまりにも他の奴らがペロペロ言いやがるもんだから、つい…」
「煽られて乗っちゃうとか、どんだけ初心者なのよ。素人は3年ROMってろ!」
「お前はプロか!? プロなのか!?」
「まぁね。あたしの立てたスレ、もう30も続いてるのもあるし」
「マジで!? 一体どんなスレなんだよ!?」
「そりゃVIPに立てた…って、な、何でもいいでしょ!
 とにかくあんた、こういうのはマジやめて! 兄貴登場とかホント恥ずかしいんだから!
 シスコン兄貴が2chのスレ監視って、一体どんな羞恥プレイ? あたしを殺すつもり!?」
「す、すまん! 俺が悪かった! 反省してるから、許してくれよ、な?」
「ふんっ…あんたってほんっと変態ね」
「悪かった、悪かったよ。 じゃ、じゃあお休みな?」

「―――ねぇ」
「な、なんだ? まだなんかあるのか?」
「…するんじゃなかったの」
「え? な、なにをだ?」
「だ、だから……ぺっ、ペロペロ、するんじゃなかったの!?」
「ちょ! おま!? なに言って!?」
「だって、あ、あんたが書いたんじゃん、ペロペロしていいのは俺だけだって!」
「そそ、そりゃそうだけどな? それはあくまで勢いで…」
「何あんた、勢いでやったことには責任取らない、やりっぱなしっでいいっての?」
「んなこと言ってねぇよ!? ただこれとそれとは別だろう!?」
「何が違うワケ? 都合が悪くなると言い訳とか最ッ低ね」
「言い訳じゃねェーって! だってお前、ぺ、ペロペロだぞペロペロ!? ペロペロしちゃうんだぞ!?」
「す、すればいいじゃん…」
「すればいいじゃんって…マジかよお前!?」
「し、仕方ないじゃん。そもそも、あんたが悪いんだからね!」
「俺!? いや、確かに発端は俺かもしれねーけど…」
「ペロペロするなんて宣言したくせに、結局口先だけだったなんてわかったら、
 お前の兄貴は変態シスコンなだけじゃなく、口先だけの嘘つき男だってバカにされるでしょ!」
「変態シスコンは固定かよ!?」
「ただでさえ恥ずかしいのに、これ以上恥の上塗りするのやめて」
「お、俺のせいなのか…?」
「そう。バカで変態でシスコンなのはもう諦めてるけど、せめて言ったことくらいは責任取りなさいよね」
「正論…なのか…? 何かがおかしい…だが、何がおかしいのかわからなくなってきた…」
「簡単じゃん。言行一致、口にしたことを実行すればいいだけでしょ」
「ぺ、ペロペロすればいいのか…?」
「そっ…そう。さ、最初っからそう言ってんじゃん」

355 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/12/14(火) 01:02:15 ID:5mLahGvF0 [2/3]
「で、でもよ、ペロペロって具体的にはどうすりゃいいんだよ?
 いや、一応ビグってはみたんだが、『舐めたくなる可愛さ』とか抽象的で、よくわかんなかったんだよな」
「ハァ? あんた、ペロペロの意味もわからず煽りに乗ってたワケ? どんだけバカなの?」
「蔑むような目で見るな! そりゃ抽象的ではあるが、ニュアンスは理解できてるよ!?
 その、相手の体をペロペロ舐めたくなるくらい可愛いってことだろ…?」
「っ!!!!!! こっ!ここここの変態っ!!!!!!
 妹に体嘗め回すような視線送るって…っ!! どんだけ変態なのよ!! この強姦魔ッ!!!!」
「ちげェ―――!?」
「キモキモキモッ!! マジキモい!!」
「いやだからな!? 違うんだ! ビグって出てきた内容を思い出してだな?」
「あーキモかった。ほんっとキモかった!」
「悪かったって! しかし、じゃあどうペロペロすりゃいいんだ? 顔か?」
「――――――!!!!!
 かっ、顔っ!? 顔っ!? 顔ってあんた、キスするっての!?!?!? ブッ殺すよ!!!!!!」
「だぁああぁあああ!? また地雷踏んじまった!?」
「あ、あんた…さっきからふざけてんの!? 真面目にやんなさいよ!!」
「俺は極めて真面目だよ!? このやり取り自体が真面目かどうかはわかんないけどね!?
 つーか、じゃあどこならいいんだよ? どこにペロペロすりゃいいの?」
「チッ…なんでそんくらい自分で考えらんないワケ? どんだけバカなの?」
「くっ…思い付きを口にしたらブチ切れたのはお前じゃねーかよ…」
「それは―――っ ………まぁいい。仕方ないからほら、ここでいいよ」
「首筋? まぁ確かに顔じゃねーし、そこでいいってなら…」
「ほら、グズグズしないでさっさとする!」
「あ、あぁ…じゃあ、いくぞ…?」
「さ、さっさとしなさいよね」
「………」
「………遅い」
「わ、わかってる」
「ひゃっ! こ、こら! 息がくすぐったいでしょ!」
「顔近づけてるんだから仕方ないだろ! 我慢してくれよ!」
「うぅ…」
「――――――」
「―――んっ!!!!」
「…? お、おい!?」
「………は………」
「だ、大丈夫か桐乃!?」
「ん………だいじょぶ………」
「そ、そうか…? 急に崩れ落ちたから、びっくりしちまったよ」
「―――てけ」
「ん? どうしたんだ?」
「出てけ!!」
「ちょ!? いきなりなんだよ!?」
「いいから出てけ!! もう用は済んだでしょ!! さっさと出てけ!!!!」
「何いきなりブチ切れてんだよ!? てか顔真っ赤だぞ!? ホントに大丈夫なのか!?」
「っ!!!!!! で・て・け――――――!!!!!!」
「どぅわ!? わかった! わかったから物投げるな!! 出てくから!!」

「―――はー、はー…………
 あ、兄貴の…京介の舌が、あたしの…首、に………だ、ダメ、腰、抜けちゃった………………バカ―――



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最終更新:2010年12月30日 17:46