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速報

2月14日に『小林さん事件の再審開始・刑の執行停止を求める2.14集会』が開催。再審の申し立てと第一弾署名約1800筆の提出を行いました。
痴漢冤罪事件で初の再審請求 であり、注目されつつあります。
集会の動画はこちら(岩上安身オフィシャルサイト)

西武池袋線痴漢冤罪小林事件とは?

膠原病患者の小林卓之さん(68歳)が西武池袋線電車内で女性に痴漢行為をしたとして、私人逮捕、起訴された事件です。
小林さんは最高裁まで争いましたが、犯行可能性を否定する医師の証言や、違う衣服を着ていたといった犯人像と矛盾する目撃証言などがすべて無視され、1年10ヶ月の刑が確定してしまいました。
現在小林さんは、医療刑務所ではない静岡刑務所に収監され、充分な医療行為が受けられていません。このままでは命の危険もあります。

事件の始まり
・時系列はこちら 

■ 判決を書いた裁判長
東京地裁:「白坂裕之」裁判長(現在は検事)
高裁:「阿部文洋」裁判長(既に定年退職)
最高裁:「宮川光治」裁判長

何が問題なのか?

(1)証拠が何もない推定有罪

当時小林さんが痴漢をできる状態でなかったことを示唆する、あらゆる証拠が無視され、ひどく強引な有罪判決を裁判所は出しています。
1、犯人の顔を見た人は誰もいない

2、女性が痴漢を訴えた直後、犯人は車内の人ごみをかき分け2メートル先くらいまで逃げた。それを私人逮捕したX氏は目で追い、駅を降りた直後人ごみの中から小林さんを見つけ捕まえた。
→厳密な現行犯逮捕ではない。

3、小林さんは膠原病を患っており、当時物に指先で触れるだけで激痛が走る状態だった。(医者の証言)裁判所 :事件前のカルテには、人差し指は痛みで動かないとあるが中指については触れていないため犯行ができなかったとは言えない。

4、痴漢犯は被害者女性の左前(丁度左肩のあたり)におり、犯人は後ろに右手を伸ばしてのけぞるといった極めて不自然な体勢で痴漢をしていた。(被害女性の証言)
→小林さんは指を曲げるだけで耐え難い痛みが走り、人差し指は動かなかった。その状態で、後ろにいる女性の下着に指を動かさず入れることが果たしてできたのか。

5、犯人の肩は後ろにのけぞった状態で、身長161センチ(靴を履いた状態で)の女性の顔の前にあった。(女性の証言)小林さんの身長は164センチで、女性の顔の前に肩がくるとは思えない。
裁判所 :電車内でお互いかかとのある靴をはいており、犯人はのけぞった状態なので正確な身長はよくわからなかったはずだ。

さらにこの点で高裁裁判官はおかしな事を言っています。

女性は痴漢されたとき1度目は下着の上から軽く触られた(第一行為)、その後エスカレートして下着に指を入れられ陰部を触られた(第二行為)と言っています。犯人の肩が顔の前に来たと女性が言っているのは、第一行為の時です。第一審ではこの第一行為と第二行為は同一人物と認定されています。ところが高裁では、第一行為と第二行為は同一人物とは限らないという理屈で、第一行為での 身長の証言を無視 しました。
この時の高裁裁判長は 阿部文洋裁判長
彼は、小林事件と酷似した、名倉防衛医大教授 痴漢冤罪事件でも高裁判事を務め、 有罪判決 をだしている。
名倉事件で控訴棄却直後、被告に「まだ最高裁もありますから」と発言したことが批判されていた。既に定年退職。

去年名倉事件は最高裁で 痴漢事件で初の逆転無罪判決 が下った。

最高裁判決文はこちら

6、当時目撃証言では、犯人は白いお尻が隠れる長さのハーフコートを着ていた。小林さんが着ていたのは、クリーム色の腰上の長さのジャンパーだった。
裁判所 :目撃者は犯人の服の裾まで見れなかったと考えるのが自然。服の色も照明などで変化する。犯人じゃないとは言えない。

7、現場の警察官は小林さんの繊維鑑定のための繊維をとっていたため、その鑑定結果の開示を要求
検察 :ごめん繊維の採取に失敗しちゃった! 科捜研 :鑑定できないから鑑定不要


(2)難病の高齢者を一般刑務所へ収監

小林さんは膠原病全身性強皮膚症)という非常に難しい病気です。特徴として寒さで病状が悪化します。ひどくなると壊死や内臓疾患、命に関わることもあります。それに加え脳梗塞も発症し、現在右半身に麻痺があります。裁判所はそのような高齢者(68歳)を健常者と同じ扱いで一般刑務所に収監しました。

小林さんの体重は40日弱で11キロ落ちていました。
危機を感じた小林さんのご家族や主治医、支援者、弁護団の働きかけが実って、現在は若干待遇が改善されています。

面会時の小林さんの様子はこちら


(3)地裁で有罪判決をだした裁判官は検事

どういうことかと言うと、 判検交流 という判事と検事の交流会みたいなものがあります。その判検交流のため検察からきていた 白坂裕之 裁判長は、小林さんの事件で、有罪判決を出した 一ヵ月後に検察官に戻りました

すぐに戻らなければならない組織に逆らった判決を出せば、間違いなくその出世街道に傷がつくでしょう。片身の狭い思いをするかもしれません。
そんなプレッシャーのある中で、公正な判決ができたとはとても思えません。



このwikiの目的について

痴漢冤罪小林事件を初めて知った人がわかりやすいように、事件の経緯をまとめてみました。そしてこの事件を知った方が、何かしたいと思った時にそのお手伝いができればと思いました。

2009年、痴漢冤罪事件で、初の最高裁の逆転無罪判決がでました。(名倉防衛医大教授痴漢冤罪事件

この事件が法曹界に与えた波紋は小さくなかったようです。

ここで小林さんの再審で再び無罪判決が出れば、さすがに検察、裁判所ともに痴漢問題について本格的に対策をとらざるを得ないでしょう。

今までも痴漢冤罪事件について問題が叫ばれ、様々な運動が起こっていますが、今回の事件はその運動を前進させる布石にもなるのでは、と考えています。
小林卓之さんの再審を裁判所に認めさせ、無罪判決を勝ち取るために皆様の力を貸して下さい。よろしくお願いします。