wiki管理のお絵描きレポート/7.線画の印象比較 - 底辺スレの豆知識 @ ウィキ

均一線画と強弱つき線画、太い線画と細い線画。
線画のタイプは色々あるけど、線画単独の印象ってどんなもんだろう。というネタ。
ネット用の白黒漫画を想定したグレースケール版も用意。
同人誌の原稿でトーンを使う時の相性はちょっと保証外（グレスケでだめそうならだめかも？程度

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wiki管理のお絵描きレポート

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■使用ソフト
PhotoshopCS4

■今回使用した機能（共通）
パス
※線画は全てパスで描いた後、「ブラシでパスの境界線を描く」機能で実線化。

■今回の線画の条件
キャラ：カービィ（作業難易度の都合）
寸法　：750×620pixel（作業時の原寸。これを完成時に50％に縮小。）

普通の線画

太い線画

   ハード円ブラシの5pixel使用。
   太い。そして先が丸い。手描きすれば先端はもう少し細くなると思う。
   このカービィみたいな線が少ない絵には良さそう。
   ただ、最低限線が尖るべき所が尖っていないと野暮ったい気がする。
   グレスケ版は、塗りと線のバランスが取れていそう。濃いトーン貼っても平気そう。

細い線画

   ハード円ブラシの3pixel使用。
   細い。太い線画よりは目立たないが、これも先は丸い。
   手描きでこれ位の線の太さの人は結構多い気がする。印象は普通～ちょっと弱め辺りか。
   線画単体で見せるにはあまり向かない気がする。書き込み量の融通が利きそう。
   グレスケ版では、塗りに線が埋もれず上々。漫画は大丈夫そう。
   ただしトーンだとどうかは分からない。特に濃い奴。

極細線画

   ハード円ブラシの1pixel使用。
   とても細い。ギャルゲーとかの線画はこの位細く見える気がする。
   細い線が好きな人もこの位か。
   この絵は線が少ないせいか、個人的にはやたらスカスカに見える。
   繊細な描き込みの絵柄にはちょうどいいかも。ただ、線画単体で見せる時にはちょっと印象弱いかも。
   グレスケ版は、なんだか線が塗りに埋もれている印象。いまいちぱっとしない気がする。
   漫画にはちょっと細すぎるかもしれない。濃いトーンに線画が負けそう。

太い線画（強弱あり）

   ベースは太い線画と同じ。
   元々太くて目立つ線画が、さらにくっきりしたような気がする。
   線画の主張が今回の中で一番強い。線画だけで出しても、貧相って印象はなさそう。
   グレスケ版の相性は強弱なしとほぼ変わらず。
   漫画でこれなら印象がはっきりしそう（それの良し悪しは絵柄による

細い線画（強弱あり）

   ベースは細い線画と同じ。強弱のある線画で一番見かけるのは、多分この辺りか。
   どの位メリハリをつけるかで、また印象が変わりそう。
   線画の主張は程々。別にこれといった癖はない。書き込み量の融通が利きそう。
   グレスケ版の相性は特に問題なし。ただしトーンだとどうかは分からない。特に濃い奴。

極細線画（強弱あり）

   ベースは極細線画と同じ。太くした部分が３種類の中で一番目立つ気がする。
   均一版よりマシだが、やっぱり線画単体で見せる時には印象が弱いかも。
   均一版と同様、書き込みたい人には良さそう。グレスケ版の相性もやや改善された。
   が、やっぱり全体的には漫画には細すぎな印象のまま。何かはっきりしない気がする。
   絵柄との相性のせいか？多分濃いトーンに負ける。

その他

カリグラフィブラシ線画

   カリグラフィブラシのフラット7pixelを使用。
   角度がついたブラシなので、所々勝手に強弱がついている。
   一見してこういう角度がついたブラシだと分かる線画の人は、
   個人的にはあまり見かけない気もする（漫画の書き文字は別
   良し悪しについてはいまいち分からないが、個人的にカービィなら別に違和感はない。
   グレスケ版の相性は太い線画（強弱あり）程度。

ひし形ブラシ線画

   自作のブラシ10pixelを使用（ひし形1つをブラシ登録→散布設定をつけたり色々改造）
   少々がたがたした線画。キャラの線画に使いやすいとはあんまり言えない気がする。
   少なくともこの太さの場合、細かい線画とは相性が良くなさそう。
   グレスケ版の相性はまあまあか。

筆風線画

（ブラシ配布元：http://trismegistuslabo.com/blog/archives/brush/090116231.php）

   筆風ブラシB10pixelを使用。
   強弱の幅が大きいブラシなので、所々途切れがち。
   筆風の線画は、和風絵に使う人が時々いる。洋風の絵との相性はよく分からない。
   どちらかと言うと塗り次第かも。グレスケ版の相性は、ぼちぼちな感じ。
   こういう線画で原稿やる人が居るかは知らないので、トーンとの相性はパス。

結果

   今回は線画のみ＆グレスケ状態での比較。
   線画単体・またはモノクロ漫画みたいなモノクロ状態なら、
   線画の主張がある程度はっきりする、ある程度の太さ＋強弱ありの線画がいい気がする。
   フルカラーでの塗りと線画の相性は、また別の機会に。

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