週刊少年サンデーバトルロワイアル内検索 / 「あ行の用語集」で検索した結果
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さ行の用語集
さ行の用語集 【先生】 【先生】 パウルマン&アンゼルムスのパウルマンのこと。 原作十二巻ではパウルマン先生として生徒達を率いていた。 現在地地図での『パウルマン&アンゼルムス』は『先生とおまけ』と表記されており、アンゼルムスはおまけとなっている。 とあるサイトに掲載されている『きれいなアンゼルムス』は必見。 用語集に戻る -
か行の用語集
か行の用語集 【○○が欲しい】 【○○が欲しい】 元ネタはARMSの「力が欲しいか!?」という台詞。 本ロワ内では何かを欲しがる者達が続出している。 大抵は力を求めており、鬼丸猛やレイラが力を手に入れている。 他には佐々木小次郎が強さを、キース・シルバーが闘争を欲しがっている。 特定の物品を欲しがる者も居り、蒼月潮は獣の槍を、阿紫花英良はお代を欲しがった。 ドクター・カオスとパルコ・フォルゴレの二人は初っ端から裸になるという誰特なエロハプニングにより、 まともな服を欲している。 ナゾナゾ博士は植木耕助に支給されたキッドの魔本を欲しいと思い、 キース・ブルーは車椅子か杖が欲しいと思ったところでヴィンセント・バリーという頼もしいアッシー君を手に入れた。 用語集に戻る -
は行の用語集
は行の用語集 【花火】 【ファービー】 【花火】 花菱烈火が038:レッツゴーレッカマンで打ち上げたもの。 支給品ではなく、おもちゃ屋から発見された現地調達品。 対主催のための仲間を集うべくして打ち上げられた花火は、D-4エリア商店街上空に大輪の花を咲かせ、 打倒バトルロワイアルの狼煙が上がることとなった! ……かに思えるがその時のD-4周囲には【マーダー】が七人もおり、どう見ても【マーダーホイホイ】です本当にありがとうございました状態だった。 影響としては対主催である宮本武蔵と石島土門、マーダーである伊崎剣司(憲兵番長)とギィ・クリストフ・レッシュ、 危険人物佐々木小次郎を呼び寄せる。 B-6北部に居たフェイスレスにも目撃されており、遠くの者にまで見えたことがことがわかった。 詳しくは【マーダーホイホイ】を参照されたし。 その他の影響としてはC-6の寺で才... -
ま行の用語集
ま行の用語集 【マーダー】 【マーダーホイホイ】 【埋葬】 【マガジンロワ】 【ママン】 【剥くんならマリリンだろうがクソがああああああああああああああああああああああ!!】 【マーダー】 殺人を積極的に行う参加者のこと。 大体優勝狙いだが、特定の人物の優勝や安全のために参加者を減らし他者のために行動する奉仕マーダーなる者も存在する。 マーダーが他参加者と出会えば、どちらかが死ぬ可能性大である。 【マーダーホイホイ】 花菱烈火が038:レッツゴーレッカマンで打ち上げた【花火】のこと。 仲間を集めるために打ち上げたものだが、対主催を集めるために使用するも逆に【マーダー】を呼び寄せ必ず誰かが殺されるという拡声器の呪い同様、 これもそれに近い死亡フラグバリバリの行為であった。 というか花火を打ち上げたD-4エリアの周囲にはマーダーが七人も存在しており、拡声器の... -
用語集
用語集 原作設定及び企画進行中に生まれた用語の解説です。 とんでもないネタバレが含まれるので注意してください。 【英数字】【あ行】【か行】【さ行】【た行】【な行】【は行】【ま行】【や行】【ら行】【わ・を・ん】 英数字 あ行 か行 【○○が欲しい】 さ行 【先生】 た行 な行 は行 【花火】 【ファービー】 ま行 【マーダー】 【マーダーホイホイ】 【埋葬】 【マガジンロワ】 【ママン】 【剥くんならマリリンだろうがクソがああああああああああああああああああああああ!!】 や行 ら行 わ・を・ん -
あ行の死亡者名鑑
あ行の死亡者名鑑 【御神苗優】 【井上真由子】 / ̄ ̄\ / _ノ \ | ( ー)(ー) . | u. (__人__) | ` ⌒´ノ. | }. ヽ } / ̄ ̄ ̄\ ヽ ノ / ⌒ ⌒ \ i⌒\ ,__(‐- 、 / u (ー) (ー)ヽ l \ 巛ー─;\ | ⌒(__人_)⌒ l | `ヽ-‐ーく_) \ `  ̄´ / ザパァアァァァ‐─────‐‐‐ ‐ン. | l i⌒\、___ ィヽ | | .l \ 巛ー゛‐;\ ∧ ∧ リー──‐‐t____. | ヽ-‐≠ー '′ ( *‘ω‘ ) ちんぽっ... -
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その他現実出展の支給品
その他現実出展の支給品 参加者レーダー@オリジナル 才賀アンジェリーナに支給された。 付近にいる参加者の反応を探知して、ディスプレイに光点を表示する。 広域表示と狭域表示の切り替えが可能だが、極限まで広域表示にしても自分のいるエリア内しか表示されない。 サイズは、縦約25センチ、横約20センチ、厚さ約1.5センチ。ようはiPadみたいなイメージで。 いったい、参加者の何に、どのようにして、反応しているのかは不明。以降に任せます。 鍋の蓋@現実 蒼月紫暮に支給された。 原作でも支給された鍋の蓋。 参加者名簿入り携帯端末@出典不明 秋山優(卑怯番長)に支給された。 参加者のデータが入った携帯端末。 写真と特徴、特殊な能力の簡単な説明がなされている。 一部の者には死因の情報も記されている。 ハンディカラオケ@現実 横島忠夫に支給された。 5... -
SSタイトル元ネタ
SS作者本人の確認をとらずに編集していることもあるので(むしろそっちの方が多い)間違ってる可能性もあります 恥ずかしいかもしれないけど、本人が編集しても……いいんだよ? NO. タイトル 元ネタ 000 OP『胎動~インディケイション~』 漫画『ARMS』19巻NO.9サブタイトル『胎動~インディケイション~』 001 物語の始まりはそう、為す術のない彼女が―――― ロックバンド『BUMP OF CHICKEN』の楽曲『ノーヒットノーラン』の一節『物語の始まりはそう為す術の無い僕らが主役』 004 現在位置~You are here~ ロックシンガー『スネオヘアー』の同名楽曲 007 こうしてはいられない ロックシンガー『スネオヘアー』の同名楽曲 010 ぐれんとゆう 藤田和日郎の漫画『うしおととら』 011 宵闇の唄 藤田和日郎の短篇集『夜の歌』『暁の歌』 012 Dash! ... -
宵闇の唄
宵闇の唄 ◆PbH8Onsw.o かの二人は、真っ白なその髪を宵闇に染めて出会う。 漆黒の中で浮かび上がるのは、巨大な鋼鉄製の新円に、果物の実のような部屋をいくつもぶら下げた巨大遊戯装置。 観覧車、遊園地を代表する遊具の一つ。 今はその機能を停止し、朝を待つようにしんと動かない。 寂しげな観覧車を筆頭に、周りに頓挫する様々な遊具――人を楽しませるために生まれた機械たち。 いかにも『楽しそう』な装飾を施されたそれらが、夜の帳に覆われている。 世界が闇にその身をゆだねている今、漂うのは下手なホラー映画さながらの、安っぽい不気味さだけだ。 そんな光景の中、『最古のしろがね』ルシール・ベルヌイユは立ち尽くしていた。 彼女の体を包むドレスはやや古風な作りではあるが、それ故に彼女の威厳、気品を損なうことがない。 ... -
適材適所
適材適所 ◆1eZNmJGbgM 「さて、どうしたもんかね」 そう言って男は誰に向けたわけでもなく呟き、改めて周囲を警戒する。 彼が転送された場所はD-6、モチノキ町立総合病院入口。病院らしく、緊急車両が横付けできるように広々と作られている。 逆に言えば、見晴らしが良く身を隠す場所が決して多いとは言えない立地であるが、彼はさほど気にしているようには見えない。 いや、一見そう見えるだけで実は巧妙に射線を外しているのか、あるいは無意識のうちにそんな立ち位置をとっているのかもしれない。 日々の鍛錬によって作り上げた屈強な肉体に加え、数えきれないほどの戦場を潜り抜け身につけた経験・直感。 口調こそ余裕を感じさせるものの、その視線や仕草には些かの油断も感じられない。 彼は理解しているのだ、現在自分が置かれている環境が今まで経験したどんな修羅場よりも過酷なもので... -
インビジブル
インビジブル ◆d4asqdtPw2 狭い店内に漂う、カビの臭い。 鼻をつくその臭気の発生源は、乱雑に陳列された数々の骨董品たちだ。 用途不明のからくり細工。 作者知らずの掛け軸。 毒々しい色の丸薬。 置き去りにされた商品たちは、消えてしまった店主の帰りをただジッと待っている。 埃にまみれながら、沈黙をたずさえて。 ここ田邉骨董店には、そんな怪しげな静寂が充満していた。 ……さっきまでは。 「うわぁ……!」 きらきらと。 陰気臭さを空の彼方に吹き飛ばしてしまう程のかがやきを引き連れて。 少女は、やってきた。 透き通る長い艶髪を揺らしながら。 「見てくださいよ、このお面!」 朗らかな笑い声だが、そこに不愉快な喧しさはない。 それどころか、その笑顔は見るもの全てを幸せにする魔力... -
悪魔~デモン~
悪魔~デモン~ ◆xrS1C1q/DM 殺し合え、か。下らない。 僕はそんな遊びに付き合っている暇はないんだ。 森光蘭が天堂地獄を完成させてしまうのを阻止する必要がある。 そう、やつの永遠の命などという野望を止めなくては。 柳さんをあんなヤツのために死なせてやる気はない。 天堂地獄に囚われたあの人々の魂も開放してやらなければならない。 だから僕は、僕たちは一刻も早く元の世界に帰る。 思い返してみれば、やるべきことがまだ残っているんだ。 森光蘭の野望を止めるだけではない。 我が師、巡狂座に姉さんの事も聞かなくてはならないし。 戒の事も伝えなくては。 そもそも、こんな事がさせたければ戦いや殺しが好きな連中を集めればいい。 おあつらえ向きの人間は何人も知ってるしな。 キース・ブラックには忠告しといてやろう、『次からは人選を考えることだな』と。 けどヤ... -
ぐれんとゆう
ぐれんとゆう ◆nucQuP5m3Y モチノキデパートには粗悪品やら偽物やらが溢れている。 それでも人が減らないのは偽物と知ってなお安さで買う客がいるからだろうか。 それとも偽物と知らずに安さに喜ぶ無知な客ばかりなのだろうか。 それはともかくとして、そんな客たちも今のこの惨状を見れば二度とこのデパートに来るとは言わないだろう。 そこには破かれ、焼かれた布の数々。壊され、砕かれたマネキンの数々。ひしゃげ、積み重なった什器の数々があった。 落ちている服から辛うじてそこがかつて婦人服売り場であったのだと推測できるが、そんな分析は今そのボロ布を踏みつけて跳んだ者には意味がない。赤いハンチング坊に黒い覆面、妙に短い学ランから見える腹筋は達人のそれである。 彼は名を、秋山優と言った。 「さて、どうしたものかね……」 まだ無事な什器の影に隠れた彼はフロアに吊り下げら... -
100話到達記念企画、首輪の謎に迫る!
100話到達記念企画、首輪の謎に迫る! ◆hqLsjDR84w ◇ ◇ ◇ 一しきり苛立ちを言葉に代えてみて、いい加減喉が少し痛くなってきた。 その辺りで、才賀勝はようやく悟る。 いくら声を張り上げたところで、意図が伝わることはなさそうだ――と。 どんなに叫んでもどこ吹く風で、むしろなんでこの少年はこんなに怒っているんだろうフェイス決め込んでいる二人を前に。 肩で息をしながら、いまさらになって察した。 「…………」 ついに口を閉ざし、勝は眼前の二人にじとりと視線を向ける。 その鋭さは『見る』というよりもはや『睨む』寄りであったのだが、それに気付いてくれる相手はこの場にいない。 艶のある黒い髪を腰まで伸ばした二人は、怪訝そうな表情でお互い顔を見合わせる。 そうしてから、まったく同じことを言うのだった。 「「どうかしまし... -
既知との遭遇
既知との遭遇 ◆hqLsjDR84w ◇ ◇ ◇ 淡く輝いていた満月が西の彼方に沈み、代わりに顔を出した太陽が地上を照らし出したころ。 超天才少年アル・ボーエンくん御一行は、まだエリアE-2の公園に留まっていた。 というのも、アルとレイラが自身の持つ情報を仲間たちに提供したところで、もう放送まで僅かな時間しか残されていなかったのだ。 たとえ移動中であろうと内容を聞き逃すつもりはなかったが、それでも落ち着いて耳を傾けられる状況のほうがよりいいには違いない。 だいたいどうせ放送中は立ち止まることになるので、多少歩いたとしても大した足しにはならない。 これに対し仲間たちの反論はなく、アルは少しばかり拍子抜けするハメになった。 三人ともそれぞれ合流したい相手がいると言っていた割に、随分とあっさり頷いたものだ。 アルはそれだけ相手を信頼しているのかと胸... -
魔王 ~セイタン~
魔王 ~セイタン~ ◆l8wFU63Y6c 手にした剣を上段へと構え、振り下ろす。 普段扱っている竹刀や木刀に比べればやや幅広の刀身を持つ『それ』は、片手で扱うにはやや厳しい重さだった。 ふと気がつき、腕に巻いていた重りを外す。一つにつき人間10人分の重さ。 もう一度武器を手に取る。片手でも苦ではない。 鬼丸猛は、この状況において自身の精神は寸毫ほども乱れていない事を改めて確認した。 『プログラム』――黒スーツの男が仕組んだらしきこの殺し合いを、鬼丸はさほど動揺せず受け入れていた。 そもそも鬼丸は、『織田信長御前試合』などという人死にが当然にあり得る闘いに参加していたのだ。 結局、場所と顔ぶれが変わっただけ。やるべき事は同じ。 無論、鬼丸は殺人嗜好者ではない。別に人を殺して回るという気はなかった。 が、侍として、挑ま... -
ミッドナイト・クラクション・ベイビー
ミッドナイト・クラクション・ベイビー ◆hqLsjDR84w ◇ ◇ ◇ 夜を転がしてるのは――――の声さ。 ◇ ◇ ◇ 「何度も言ってるだろ、兜。そっちには海しかねえってな。 コイツが水上走行できる可能性に賭けるってんなら、まあ勝手にすりゃあいい。止めはしねえさ。どうぞ一人で行ってくれ」 大げさに肩をすくめながら、暁巌は精悍な顔付きを笑みで崩す。 彼が体重を預けているのは、白いワンボックスカー・ハイエースの後部座席である。 路上に停車しているその車は、しばらくまっすぐ走らせれば海へと落下するだろう。 いかに暁が、生きるか死ぬかの瀬戸際におけるスリルを愉しむ人種であろうと、さすがに車ごと落水する気はない。 ましてや同行しているのは、この場で知り合った兜光一という男だ。男同士で心中など絵にもならない。... -
雷人具太陽(ライジングサン) 前編
雷人具太陽(ライジングサン) 前編 ◆AJINORI1nM 武士がゼオンと共に東に飛んで行った後、ジャンは自分と武士の支給品を確認していた。 ゼオンとの戦闘により、自力で歩くにはダメージを負い過ぎていたジャンは、 支給品の中に何か行動の補助になるものはないかと思ったのだ。 リュックの中身を見てみれば、空飛ぶホーキ、戦国時代の忍びが作ったという魔導具、霊力を備えた青紫水晶、 そしてインドラの雷撃『ヴァジュラ』と、アーカムで扱うようなオーパーツが続々と出てくるではないか。 ヴァジュラは聖杯の一件で破壊されたと聞いている。 偽物だろうと試しに使ってみたが、ヴァジュラは伝承の通りに雷を放った。 本物と見て間違いない。が、ヴァジュラが二つ存在するという話は聞いたことがない。 死者の復活といい、この大量のオーパーツといい、敵の強大さを思い知らされた気分だった。... -
モーニングティーを飲みに行こう
モーニングティーを飲みに行こう ◆hqLsjDR84w ◇ ◇ ◇ 「ほおお、ここがあの『でんしゃ』に乗るための施設か。 …………あァ? なんだ、この扉は。この俺の前に立ち塞がろうってのかァ? はん! こんなもんで! 妖(バケモノ)を! それもこの紅煉を! 止められるもんかよォ、バァァァカ!!」 と、チャイム音を鳴らす自動改札機を盛大に罵ると、紅煉は舌を出しながら浮遊した。 生き血より赤い舌を見せつけたまま、堅く閉ざされた扉の上を飛んで行く。 重力に逆らうことのできる妖に、足元を封じる扉などなんの役目も果たせない。 自動改札機を越えて駅内に侵入すると、紅煉は振り返って右掌を自動改札機に向ける。 「ま、この紅煉にかかりゃあこんなもんよ。ハッハッハッハッ!」 高笑いとともに放たれた雷により、ずらりと並んだ十の自動改札機すべてが... -
現在位置~You are here~
現在位置~You are here~ ◆hqLsjDR84w 極秘組織『エグリゴリ』を統率する四人の最高幹部『キースシリーズ』。 同じ遺伝子から作られた彼らは、母たる『アリス』の葛藤を映してそれぞれに異なる意思を与えられている。 四つの選択肢から、たった一つを選び出すために。 だからこそ―――― 彼らは家族であるが、しかしながら決してお互いが同じ線に重なってしまうことはない。 そんなキースシリーズの末弟であるキース・グリーン。 彼に託された意思は――――『希望』。 ◇ ◇ ◇ 真夜中の、山。 湿っぽく、肌寒く、そして暗い。 人工の照明など設置されておらず、地表を照らすのは木々の隙間を通り抜けてくる月光だけだ。 誰もわざわざ近寄ろうとしない、仮に入ってしまったとし... -
最強候補の一角、植木耕介
最強候補の一角、植木耕介 ◆n0WqfobHTU 「耕介君、この先の西の端には何があると思う?」 「んー、崖になって先にいけないよーになってるとか」 「恐らくはだが……この殺し合いを仕掛けた奴等の謎が隠されていると私は思っている」 「そうなの!?」 「ウ・ソ」 肌がつやっつやに見える程活き活きしてるナゾナゾ博士は、植木耕介を伴って地図の西端へと辿り着いた。 『会場外へ近付いています。会場外へ近付いています。これ以上進むのは危険です。今すぐ引き返してください。繰り返します。会場外へ近付いています──』 そんな警告音が首輪より鳴り出すと、ナゾナゾ博士はやはりかと頷きながら足を止める。 しかし、全然何も考えていなさそうで実際あまり物を考えない植木は、何の気無しにすたすたと歩を進める。 「ちょ、耕介く……」 直後、ばっこーん、ともの凄い音を立... -
虹
虹 ◆d4asqdtPw2 気に食わない。 ジャン・ジャックモンドの抱える不満が舌打ちとなって現れた。 彼が怒りの矛先を向けるのは、キース・ブラックと名乗った男。 この悪趣味極まりない殺し合いの主催者だ。 「あの野郎……ただじゃおかねぇ……」 ポケットに突っ込んだ両手を握り締める。 それでも怒りが収まらないので、右足で大地を思いっきり蹴り上げた。 土くれが宙を舞い、数メートル先にべチャリと落下する。 その様は、先ほど繰り広げられた悲劇……少女の死体が落下する光景を思い起こさせた。 本当に、胸糞が悪い。 「しかし、コレ……どうにかなんねぇのか」 首輪を乱暴に引っ張ってみる。 当然ながら、忌々しい銀のリングは外れてくれるわけもなかった。 中に爆発物が詰め込まれているらしいのだが、それにしては彼の扱いは雑である。 それも当然... -
歯車が噛み合わない
歯車が噛み合わない ◆hqLsjDR84w ◇ ◇ ◇ 「これも欲しいかな。ああ、それもあるだけ入れておいて。あとあれもお願いね」 思い上がった声を浴びせられ、紅煉は何度目になるか分からない舌打ちを鳴らす。 同時に、夜の闇より黒く艶のある体毛が僅かに逆立ち、血のように赤い瞳が鈍く輝く。 紅煉の計画では、すでに五人は殺して喰らっているはずであった。 殺し合いの会場が広く他の参加者と出会いづらいものの、それは人間の場合である。 妖(バケモノ)に人間のルールは適用されない。 夜中でも昼間と同じように視界は開けているし、人間の臭いを辿ることも可能だ。また、そもそもの移動速度自体が人間とは比べ物にならない。 だから、いまごろ満腹とまでは行かずとも腹八分目程度までは満たされている――つもりだった。 「ああ、ごめんごめん。二つ下の階にあったチ... -
守りたいもの(後編)
守りたいもの(後編) ◆AJINORI1nM (……考えが……、読まれている………!?) ルシオラは気付いた。 何故、この二人は気取られることなく、あれだけの行動を伝え合うことができたのか。 何故、作戦が見破られ、見えないはずの自分の位置までもがばれたのか。 ルシオラは土の中から身を起こすと、少年に向かって怒りを込めて叫ぶ。 「あなた、テレパシストね!!」 「……少し違うな。説明してやっても良いが、生憎とそんな暇は僕にはない」 レイラが、最後の仕上げと杖を構える。 アルの持つ魔本が、今までにない輝きを放ち始める。 「ちっ!」 心が読まれているならば、一刻も早くここから離れなければならない。 アシュ様に関する、知られてはならない事柄まで知られてしまうではないか。 そんなことになれば大失態では済まされ... - @wiki全体から「あ行の用語集」で調べる